クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-03 No.6

2011年03月08日 19時33分25秒 | Weblog
<Myrios>
MYR006(SACD-Hybrid) ¥2450
1-4.ベートーヴェン(1770-1827):
弦楽四重奏曲 ホ短調「ラズモフスキー」Op.59-2
5-8.モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲 変ホ長調 K428(K421b)
9-13.ヴェーベルン(1883-1945):
弦楽四重奏のための 5つの楽章 Op.5
14-19.ヴェーベルン:弦楽四重奏のための 6つのバガテル Op.9
ハーゲン弦楽四重奏団
(メンバー)
ルーカス・ハーゲン(第1ヴァイオリン)
ライナー・シュミット(第2ヴァイオリン)
ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)
クレメンス・ハーゲン(チェロ)
今や世界一の実力と人気を誇るハーゲン弦楽四重奏団、MYRIOSレーベルに登場
です。1981年にロッケンハウスで審査員賞と観客賞を受賞し、その翌年ポーツ
マス弦楽四重奏コンクールで優勝し、グラモフォン・レーベルと契約し、40枚
以上のCDをリリースしています。このアルバムは、結成 30周年の記念リリー
スで、ベートーヴェンとモーツァルト、ヴェーベルンが収録されています。研
ぎ澄まされた感性と一分の隙もないアンサンブル、そして今回特筆すべきは
SACDハイブリッドの高音質です。まさに至高の音楽がここにあります。
2011年には世界ツアーも予定されており、ウィーンを皮切りに、ロンドン、ア
ムステルダム、バーゼル、ブリュッセル、ハンブルク、マドリッド、イェルサ
レム、北京、そして東京がコンサート会場として予定されています。




<Passacaille>
Passacaille 969 ¥2300
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.2 ――
J.S.バッハ:
カンタータ第177番《われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ》BWV.177、
カンタータ第131番《深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる》BWV.131
グラウプナー:深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわるGWV.1113/23a
カロリーヌ・ヴァイナンツ(ソプラノ)、
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)、マーカス・ウルマン(テノール)、
リーヴェン・テルモント(バリトン)、
マルセル・ポンセール(ディレクター&オーボエ)、
寺神戸亮(ソロ・ヴァイオリン)、
イル・ガルデリーノ
古楽王国ベルギーの名アンサンブル、イル・ガルデリーノのカンタータ・シリ
ーズ第2弾!
「J.S.バッハ+同世代の作曲家」という組み合わせ、それぞれのテーマ(第2集
は「深き淵より」)に沿って選び抜かれたカンタータには、イル・ガルデリーノ
の古楽への敬意とこだわりが込められている。
ドイツ後期バロックの音楽家J.S.バッハとグラウプナー。ヨハン・クリストフ
・グラウプナー(1683-1760)が就任を辞退したため、J.S.バッハの聖トーマス
教会カントール就任が実現したという歴史的な繋がりが"カンタータ"によって
表現されているところも興味深い。
ソリストは"Vol.1"(Passacaille 956)で素晴らしい歌声を聴かせてくれたカロ
リーヌ・ヴェイナンツやマーカス・ウルマン、そしてイル・ガルデリーノには
寺神戸亮、秋葉美佳、ソフィー・ジェント、そしてマルセル・ポンセールの名
前が!
録音:2010年1月、アミューズ(アントワープ)




<Proprio>
PRO 0110 ¥2280
ある芸術家に
子守歌
ある芸術家に
黄昏に
スヴェン・ヘルルフセンの言葉
ワルツ 作品1-3(ピアノソロのための)
アンナの歌(Annas sangor)
-第4曲「ねえ、盗んだのが誰なのか、おまえに言えるかしら
第3曲「少女は草地で野いちごを摘み
露にぬれた花よ
わたしの大きな苦しみから
秘密の花園
わが心 
冬の夕べ
黄昏どきの夢作品1-1(ピアノソロのための) 
ヴェスレモイ
途方に暮れて
冬の嵐
愛の歌(エロティク)作品1-2(ピアノソロのための)

巷に雨が降るごとく
暗く果てない眠り
スケルツィーノ作品1-4 
牧場で

憂鬱の小鳥
死んでしまった感覚
この世に
トーヴェ・トレスダール(メッツォソプラノ) 
ペール・アルネ・フランセン(ピアノ) イングリ・アンスネス(ピアノ)
録音:2010年8月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
制作 モッテン・リンドベルグ(2L)  録音 ベアトリス・ユハンネセン
アガーテ・バッケル・グロンダールとともに第二次世界大戦前の世代を代表
するノルウェーの女性作曲家、パウリーネ・ハル Pauline Hall(1890-1969)。
音楽批評家、作家、音楽書翻訳家としても活動。国際現代音楽協会(ISCM)の
ノルウェー支部会長を23年に渡って務め、歌曲、ピアノ曲、室内楽曲、管弦
楽曲、劇音楽のジャンルに作品を残しました。代表作に挙げられる管弦楽の
ための《ヴェルレーヌ組曲》と劇音楽《ユリウス・カエサル》組曲が Simax
の "Norway in Music" の1枚としてリリースされています(PSC 3105)。ハル
の書いた歌曲は約50曲。『ある芸術家に』には、ガルボルグ Arne Garborg
(1851-1924)、ブー・ベリマン Bo Bergman(1869-1967)、ヤコブセン Jens
Peter Jacobsen(1847-1885)、ハイネ Heinrich Heine(1797-1856)、モルゲ
ンシュテルン Christian Morgenstern(1871-1914)、ヴェルレーヌ Paul
Verlaine(1844-1896)をはじめとするノルウェー、スウェーデン、デンマー
ク、ドイツ、フランスの詩をテクストとする抒情と内省の歌が22曲収録され
ました。1920年代に初演され好評だったもの、出版されなかったせいで忘れ
られてしまっていた作品です。ノルウェー国立図書館所蔵の手稿譜がこの演
奏のために使われました。メッツォソプラノのトーヴェ・トレスダール
Tove Tr?sdal とピアノで共演するペール・アルネ・フランセン Per Arne
Frantzen、作品1のピアノ曲を弾くイングリ・アンスネス Ingri Andsnes
(1978-)。歌心のある素晴らしい音楽家たちです。アルバムの制作は 2L
(Lindberg Lyd)のモッテン・リンドベルグ Morten Lindberg が担当。優れ
た録音で知られる 2L レーベルと同じクオリティの録音が、ソフィエンベル
グ教会で行われたセッションの "楽興の時" を伝えてくれます。




<Telos>
TLS 062 2枚組 ¥3960
エネスコ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調
ヴァイオリン・ソナタ第2番へ短調
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調「ルーマニアの民俗風に」
幼年時代の印象Op.28
ヴァイオリン・ソナタ断章「トルソ」 イ短調(1911)
ヴィオラとピアノのための演奏会用小品
ローラン・アルブレヒト・ボロイニンガー(ヴァイオリン/ヴィオラ)
トーマス・デュース(ピアノ)
録音:2003年2月、2005年1月
クライスラー、ティボーなどとともに20世紀を代表するルーマニア生まれの
ヴァイオリニスト、ジョルジュ・エネスコが作曲したヴァイオリンそしてヴィ
オラのための作品集です。エネスコの作品はルーマニアの民俗音楽に影響さ
れ、民俗的要素を取り入れ、特にヴァイオリン・ソナタ第3番「ルーマニアの
民俗風に」などでは微分音を多用しエネスコ独特の世界に引き込まれます。
演奏のアルブレヒト・ブロイニンガーは1997年のエリザベート王妃国際音楽
コンクールで第2位を受賞した経歴をもつヴァイオリニストで、ヨーロッパー
を中心に演奏活動を積極的におこなっております。




<MIRARE>
MIR 131 ¥2500
ブラームス:ピアノ作品集
創作主題による変奏曲Op.21-1、8つのピアノ小品 Op. 76、
2つのラプソディー Op.79、3つのインテルメッツォ Op.117
アダム・ラルーム(P)
録音:2010年11月2-5日
2009年9月に行われたクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝者として
注目を集めている期待の若手ピアニスト、アダム・ラルーム。ラ・ロック・
ダンテロン国際ピアノ、ピアノ・オ・ジャコバン、ヴェルビエ音楽祭、ルー
ル・ピアノ・フェスティヴァルなど世界の名高い音楽祭で演奏し、昨年の
日本のラ・フォル・ジュルネ音楽祭にも出演、もちろん2011年のラ・フォル
・ジュルネにもこのブラームスのプログラムを携えて来日します。
アダム・ラルームは、ブラームスの秘められた情念や葛藤を包み込むような
優しい情感溢れる演奏。特に2つのラプソディーでは、音の強弱、濃淡をはっ
きりとさせ、微細で美しい旋律線を奏でています。




<Coviello>
COV 51101 2枚組 ¥4600
ブラームス:三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8、ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op.87、
ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101、
ホルン三重奏曲 変ホ長調Op.40、クラリネット三重奏曲 Op.114
ヴィラ・ムジカのソリストたち
【ニコラス・チュマチェンコ(Vn)マーティン・オステルターグ(Vc)
カッレ・ランダル(P)
ウルフ・ローデンホイザー(Cl)フランク・ロイド(Hrn)】
録音:2010年3月、4月バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
ブラームスの三重奏全曲集。名作揃いのブラームスの室内楽のなかでも特に
三重奏曲は特別な音の魅力が詰まっています。ピアノ三重奏曲はブラームス
の若々しい情熱迸る瑞々しい第1番、ブラームスらしい重厚さと円熟期の匠
の技光る第2、3番の傑作。ホルンとクラリネットの三重奏曲は個々の楽器の
響きがうまく溶け合い、渋味のある格別の雰囲気を出しています。
ヴィラ・ムジカは1986年にドイツ西部のラインラント・プファルツ州が設立
した室内楽のための特殊教育財団で、ヨーロッパ中から才能ある若い演奏家
が集まり、年間150のコンサートを組織しています。このアルバムでは、ヴァ
イオリンのニコラス・チュマチェンコをはじめ、ベルリン・フィル、バイエ
ルン放響のクラリネット奏者でもあったウルフ・ローデンホイザー、ホルン
はロイヤル・スコティッシュ管の首席奏者、ロイヤル・フィルの奏者として
活躍していたイギリスの名手フランク・ロイドなど財団から厚い信頼を得て
若手を育成している演奏家が集まり録音しています。




<naive>
V 5209 ¥2280
ドビュッシー:
3つの歌曲(海はさらに美しく、角笛の音は悲しく、垣根のつらなり)
デュパルク:ギャロップ、ラメント、悲歌、前世
サン=サーンス:墓地で、渦巻き(ペルシアの歌より)
シャブリエ:幸福の島、ジャンヌのための歌、ジャンヌのための歌、蝉
アーン:ぶどう収穫期の3日、郊外の墓地
ラヴェル:博物誌(くじゃく、こおろぎ、白鳥、かわせみ、ほろほろ鳥)
ドビュッシー:フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード
ステファン・ドゥグー(バリトン)、エレーヌ・リュカ(ピアノ)
録音:2010年7月
ラトル指揮の「ペレアスとメリザンド」(メトロポリタン・オペラ)でも絶賛
された、今世界が注目するバリトン、ステファン・ドゥグーによるフランス
歌曲集。非常に端正で言葉がくっきりとした彼の歌唱スタイルは、ネイティ
ヴということもあってまさにフランス歌曲むきといえるでしょう。サン=サ
ーンスの「渦巻き」などはピアノも無窮動的な難曲ですが、音楽院時代から
共演を重ねるお互いを知りつくしたピアニスト、エレーヌ・リュカのピアノ
とともに、動き回る風を見事に表現しています。ドビュッシーのフランソワ
・ヴィヨンの3つのバラードでも、エスプリに満ちた世界を展開しています。
フランス歌曲の粋が詰まった魅力的な1枚です。

V 5257 ¥2280
VITA-モンテヴェルディ_シェルシ
モンテヴェルディ:
麗しいアンジョレッタが、セネカよ死ぬなかれ、
他の者は愛の神について歌えばよい、天と地と風が沈黙し、
タンクレディとクロリンダの戦い(抜粋)
シェルシ:TriphonII、TriphonIII、Dithome、YgghurI
ソニア・ヴィーダー=アサートン(Vc)
サラ・イアンク、マチュー・ルジュンヌ(Vc)
録音:2010年9、10月
モンテヴェルディより以前の時代、声楽曲は、ポリフォニーの技法を追求す
ることが重視され、歌詞はその下のレベルのもの、とされていました。モン
テヴェルディは、それとは逆に、歌詞の内容や表現に沿って音楽をつくるこ
とを重要視しました。歌詞の内容に即して作曲されたマドリガル集の楽曲は、
しかし、歌詞無しのチェロで聴いても説得力満点、劇的な熱さに満ちてい
ます。アサートンの巧みな語り口によって、モンテヴェルディのマドリガル
が新しい魅力をもって甦りました。組み合わされたシェルシ作品でもアサー
トンは実に雄弁です。



<DYNAMIC>
CDS 628 2枚組 ¥3780
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
ミカエラ・カロージ(S アドリアーナ・ルクヴルール)
マルセロ・アルヴァレス(T マウリツィオ)
マリアンネ・コルネッティ(Ms ブイヨン公爵夫人)
アルフォンソ・アントニオッツィ(Br ミショネ)
シモーネ・デル・サヴィオ(Bs-Br ブイヨン公爵)
ほか
レナート・パルンボ(指)トリノ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
録音:2009年7月、トリノ
チレーアの名作「アドリアーナ・ルクヴルール」は、タイトルロールはもち
ろん、テノール、メッゾソプラノ、バリトンと四役が揃わないと盛り上がり
ません。この2009年の上演では、近年プリマドンナとして台頭著しいミカエ
ラ・カロージのアドリアーナ、2010年のレージョ劇場来日公演でも素晴らし
いロドルフォを聞かせてくれたマルセロ・アルヴァレスのマウリツィオ、米
国生まれでヴェルディ・メッゾとして活躍するマリアンネ・コルネッティ、
喜劇役からシリアスな役まで幅広く活躍するアルフォンソ・アントニオッツィ
のミショネと、かなり充実したキャストが揃えられています。指揮は前ベル
リン・ドイツオペラの音楽監督、レナート・パルンボ。既にDynamicからの
ライセンスで他社による映像が出ていますが、音質重視、音楽だけに浸りた
いという方はこちらがお勧めです。

CDS 673 ¥1980
パガニーニ:
ソナティーナ第1番 M.S.85-1
ソナティーナ第2番 M.S.85-2
ソナティーナ第3番 M.S.85-3
ソナティーナ第4番 M.S.85-4
ソナティーナ第5番 M.S.85-5
ソナタ M.S.87
アンダンティーノ M.S.88
アンダンティーノ M.S.89
アレグレット M.S.90
アレグレット M.S.91
ワルツ M.S.92
ロンドンチーノ M.S.93
ワルツ M.S.96
アンダンティーノ M.S.97
アンダンティーノ M.S.99
ワルツとトリオ M.S.100/101
アンダンティーノ M.S.102
行進曲 M.S.103
ミヌエットとペリゴルディーノ M.S.104
行進曲 M.S.105
ロドヴィスカのシンフォニア M.S.98
グィド・フィヒトナー(G)
録音:2009年5月、ヒッツェンドルフ
ヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニには、ギターを好んでいたことで
も知られており、室内楽作品、ギター伴奏のヴァイオリン曲を多数残してい
ます。もちろんギター単独の曲も素晴らしいもの。このCDにはソナティーナ
や小品が収録されています。あまり録音が多くない曲ばかりですので、ギタ
ー・ファンからは歓迎されることでしょう。いずれもゆったりと聞いて和む
ことのできるものばかりです。
グィド・フィヒトナーは、既にDYNAMIC社にパガニーニの37のギター・ソナタ
を録音(CDS 550)、ここでもパガニーニの音楽に適した古いタイプのギター
を用いて、万全の演奏を聞かせてくれます。

●デリーツィエ・ムジカーリ
DM 8014 ¥880
ヴィヴァルディ:二つのヴァイオリンのための協奏曲集
協奏曲 イ短調 RV523
協奏曲 ニ長調 RV513
協奏曲 ト長調 RV516
協奏曲 ハ長調 RV506
協奏曲 ハ短調 RV509
協奏曲 ニ短調 RV514
ラルテ・デラルコ
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn)
フェデリーコ・グリエルモ(Vn)
カルロ・ラッザーリ(Vn)
録音:1996年1月、アルタヴィッラ・ヴィチェンティーナ
旧CDS 167。ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をピリオド楽器で続々と
録音したラルテ・デラルコによる演奏です。独奏ヴァイオリンが二つという
ことで、華やかさが増しています。

DM 8015 ¥880
J.G.グラウン:協奏曲 ハ長調(リコーダー、ヴァイオリンと弦楽)
ファッシュ:ソナタ ト長調(フラウト・トラヴェルソ、二つのリコーダー)
グラウプナー:偉大な世界救世主よ、あなたは来るのか,
リコーダー協奏曲 ヘ長調
ファッシュ:もはや罪ある僕でなく,ソナタ 変ロ長調
ほか
ステーファノ・バリアーノ(リコーダー)
ズザンネ・ケリング(Ms)
ファブリツィオ・チプリアーニ(Vn)
コレギウム・プロ・ムジカ
録音:1997年、ジェノヴァ
旧CDS 186。ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758)、ヨハン・クリ
ストフ・グラウプナー(1683-1760)、ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-
1771)の器楽、声楽作品を収録。

DM 8013 ¥880
ブレシャネッロ:ガリコーネのためのソナタ集
ソナタ第1番 ハ長調
ソナタ第2番 ト長調
ソナタ第3番 変ロ長調
ソナタ第4番 ヘ長調
ソナタ第5番 ロ長調
ソナタ第6番 ト長調
ソナタ第7番 ハ長調
ソナタ第8番 ト長調
ソナタ第9番 ロ長調
ターレル・ストーン(ガリコーネ)
録音:1995年8-9月、パドヴァ
旧CDS 151。ジュゼッペ・アントーニオ・ブレシェネッロ(1960-1758)のガリ
コーネのためのソナタ集を収録。ガリコーネとは、リュート属楽器の一種。
ブレシャネッロは早くからドイツに渡り活躍していたが、これらの作品もド
レスデンの図書館に保管されていたという。ターレル・ストーンは米国出身
のリュート奏者。




<C major>
70 5504(Blu-ray) ¥5180
70 5408(DVD-Video) ¥3500
字幕:独・英・仏・西・日
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ短調Op.123
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)
エリーナ・ガランチャ(Ms)
ミヒャエル・シャーデ(T)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Br)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
パブロ・アサンテ(合唱指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
収録時期:2010年2月13日、14日(ライヴ)
収録場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー
映像監督:ミヒャエル・バイヤー(映像制作:ユニテル・クラシカ)
クリスティアン・ティーレマンが、2012年のシーズンより首席指揮者に就任
予定のシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して、ベートーヴェンの「荘厳
ミサ曲」を演奏したライヴ映像作品は、2010年2月13日と14日の2日間に亘り、
ゼンパーオーパーで行われたコンサートの模様を収録したものです。
第2次世界大戦が最終局面を迎えていた時期、1945年2月13日から15日にかけ
て英米の連合国軍による爆撃を受けたドレスデンは、街の大半を破壊し尽く
され、一般市民を含む3万とも15万ともいわれる夥しい数の犠牲者を出しまし
た。戦後、当地ドレスデンでは、いわゆる「ドレスデン爆撃」として名高い、
この未曾有の戦禍を被ったのと同じ2月13、14の両日に、シュターツカペレ・
ドレスデンによってレクィエムやミサ曲といったプログラムが組まれ、「ド
レスデン爆撃戦没者追悼演奏会」が開かれるのが毎年の恒例となっています。
ちなみに、過去、1994年の1994年2月13、14日には、コリン・デイヴィスの
指揮でベルリオーズの「レクィエム」が演奏され、その迫真かつ感銘深いド
キュメント(PH07014)も残されています。
こうした背景のもと、ティーレマンが2012年のシーズンより首席指揮者に就
任予定のシュターツカペレ・ドレスデンと臨んだ「ミサ・ソレムニス」は、
近年、とみにおおきな構えでの音楽運びを持ち味とするこの指揮者にあって、
いつにもましてその傾向が顕著な内容となっています。
ここに至るティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンの関係についてい
えば、首席指揮者就任の直接的な契機を導き出した2009年9月の定期演奏会
におけるブルックナーの交響曲第8番(PH10031)といい、当ライヴののちに行
われた2010年のジルヴェスター・コンサートでの大盛況ぶりといい、その評
価は鰻登り。
1959年、ベルリンに生まれたティーレマンにしても、このたびのモニュメン
タルなイベントに期するところにはかなりのものがあったはずですが、そも
そも首席指揮者就任を前倒しで起用されていること自体が異例ともいえ、
ティーレマンのドイツでの高い人気と楽団からの信頼の厚さを端的に裏付け
るものといえるでしょう。
最後に、声楽陣では「4人の輝かしいソリストたち」(Die Welt)のなかに、
いまをときめくエリーナ・ガランチャの名もあり、演奏に華を添えています。

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