クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-10 No.18

2011年10月20日 19時59分19秒 | Weblog
<naive>
V 5266 ¥2280
(76ページ豪華ブックレット)
ベルリオーズ:
(1)イタリアのハロルド op.16 (2)夏の夜 op.7
(3)テューレの王のバラード(『ファウストの劫罰』op.24より)
(1)アントワーヌ・タムスティ
(Vla/使用楽器:1672年ストラディヴァリウス「マーラー」(ハビスロイティ
ンガー・ファンデーションより貸与))
(2)(3)アンネ=ゾフィー・フォン・オッター(Ms)
マルク・ミンコフスキ(指揮) 
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル-グルノーブル(ルーヴル宮音楽隊)
録音:2011年4月/ヴェルサイユ宮オペラ・ロワイヤル
ミンコフスキ待望の新譜!ベルリオーズの登場です。当代一の注目ヴィオラ奏
者、ミュンヘン国際コンクール優勝者でもあるタムスティ(1979年生まれ)をソ
リストに迎えた「イタリアのハロルド」、そして2003年レコード・アカデミー
大賞に輝いた「ジュリアス・シーザー」と同じ顔合わせとなるオッターとの
「夏の夜」というカップリング。ミンコフスキ自身、プログラム的にもアー
ティスト的にも「これ以上の組み合わせはない」と語る自身作です。




<EURO ARTS>
20 54424(Blu-ray) ¥4250
字幕:英・独・仏・西
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
ディアナ・ダムラウ(S)
ペトラ・ラング(Ms)
ベルリン国立歌劇場合唱団
シュターツカペレ・ベルリン
ピエール・ブーレーズ(指揮)
収録:2005年3月26-27日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
2011年の作曲者歿後100周年に合わせて、ブーレーズがシュターツカペレ・ベ
ルリンを指揮して、マーラーの「復活」を演奏した映像作品がブルーレイディ
スクとして登場します。
このマーラーの「復活」は、ブーレーズの盟友であるバレンボイムとシュター
ツカペレ・ベルリンが中心となって行う音楽祭「ベルリン・フェストターゲ」
期間中の、2005年3月26、27日の2日間に亘り、ブーレーズが客演指揮者として
登場し、ベルリンのフィルハーモニーでおこなったコンサートの模様をライヴ
収録したものです。
こののち2007年、2009年にも、ブーレーズはバレンボイムとともに、シュター
ツカペレ・ベルリンを指揮して「マーラーの交響曲連続演奏会」に取り組んで
いますが、ここでブーレーズもまたシュターツカペレ・ベルリンとは息の合っ
たところをみせているのが特徴的。濃厚で激情型のバレンボイムとはまるで対
照的ながらも、ブーレーズ持ち前の整然として的確な音楽運びと、ライヴ特有
の高揚感とがうまい具合にブレンドされ、たいへん感銘深い仕上がりとなって
います。
もともとハイビジョン撮影、DTS HD Master Audioによる収録で、画質・音質
ともきわめてすぐれているため、このたびのブルーレイディスクでのリリース
を待たれていた方も少なくないものとおもわれます。




<SUPRAPHON>
SU 4075 6枚組 ¥6480
「ヨゼフ・スーク / アーリー・レコーディングス」
[CD 1]
・ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品Op.75, B 150
 ヨゼフ・ハーラ(P)
 収録時期:1956年3月21日(セッション・モノラル)
・ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ
ト長調Op.100, B 183
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1958年1月29日、2月2日、3月20日(セッション・モノラル)
・ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.57, B 106
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1957年5月2日、3日(セッション・モノラル)
・ヨゼフ・スーク(1874-1935):4つの小品Op.17
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1957年12月9、12 & 21日(セッション・モノラル)
 収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[CD 2]
・ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1958年4月23 & 24日(セッション・モノラル)
・スメタナ:わが故郷より
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1962年6月22日(セッション・ステレオ)
・ヤロスラフ・イェジェク(1906-1942):ヴァイオリン・ソナタ(1933)
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1965年12月31日(セッション・ステレオ)
・マルチヌー:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番H 157
 アンドレ・ナヴァラ(Vc)
 収録時期:1964年9月28-30日(セッション・ステレオ)
・マルチヌー:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第2番H 371
 アンドレ・ナヴァラ(Vc)
 収録時期:1966年6月30日(セッション・ステレオ)
 収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[CD 3]
・グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調Op.45
 ヨゼフ・ハーラ(P)
 収録時期:1956年3月26-29日(セッション・モノラル)
・シューマン:夕べの歌Op.85-12
 ヨゼフ・ハーラ(P)
 収録時期:1956年3月23日(セッション・モノラル)
・レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調(1917)
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1958年1月16-17日(セッション・モノラル)
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
 ヨゼフ・ハーラ(P)
 収録時期:1956年3月22-23日(セッション・モノラル)
・ブラームス:ワルツ イ長調Op.39-15
 ヨゼフ・ハーラ(P)
 収録時期:1956年7月11日(セッション・モノラル)
 収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[CD 4]
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1962年6月18日(セッション・ステレオ)
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1962年6月21日(セッション・ステレオ)
・シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番ニ長調
D 384, Op.137-1
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1962年6月25日(セッション・ステレオ)
・シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲イ長調D 574, Op.162
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1962年6月27日(セッション・ステレオ)
 収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[CD 5]
・ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1958年5月29-30日(セッション・モノラル)
・ドビュッシー:月の光-ヴァイオリンとピアノ用編曲版
 ヨゼフ・ハーラ(P)
 収録時期:1956年5月23日(セッション・モノラル)
・ドビュッシー:レントよりおそく-ヴァイオリンとピアノ用編曲版
 アルフレード・ホレチェク(P)
 収録時期:1966年9月22日(セッション・ステレオ)
・プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1967年1月23 & 25日(セッション・ステレオ)
・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 ヤン・パネンカ(P)
 収録時期:1967年1月25、27、30 & 31日(セッション・ステレオ)
 収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
[CD 6]
・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番変ロ長調
K. 424
 ミラン・シュカンパ(Va)
 収録時期:1961年12月27-28日(セッション・ステレオ)
・オネゲル:ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ
 アンドレ・ナヴァラ(Vc)
 収録時期:1964年9月28-30日(セッション・ステレオ)
・コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7
 アンドレ・ナヴァラ(Vc)
 収録時期:1964年9月28-30日(セッション・ステレオ)
 収録場所:すべてプラハ、ドモヴィナ・スタジオ
ヨゼフ・スーク(Vn)
2011年7月6日に81歳で世を去ったチェコを代表する世界的ヴァイオリニスト、
ヨゼフ・スーク(1929-2011)。その不滅の業績を讃えて、母国チェコの
SUPRAPHONよりスークの追悼盤が登場。曾祖父にドヴォルザーク、祖父に同姓
同名の作曲家ヨゼフ・スークを持つ恵まれた家系に生まれたスークは、ヤロス
ラフ・コチアン(ヤン・クべリーク(クーベリックとも)とともにオタカル・シェ
フチークに学んだ名ヴァイオリニスト)によって幼少より、その才能を見出さ
れ薫陶を授かっています。
プラハ音楽院に進んだのちもスークはコチアンに師事していますが、チェコの
ヴァイオリン楽派の流れを汲むソリストとして、本格的に活動を開始して国際
的な名声を得るのは1950年代中頃からで、ほぼ時を同じくしてレコーディング
活動も開始しています。
このたびの「アーリー・レコーディングス」と題された6枚組のセットには、
まさにそうした時期にスークがSUPRAPHONへおこなった録音のなかから、ソナ
タ作品を中心としたナンバーが集められているのが特徴で、その得も言われぬ
美音が「練り絹のよう」と喩えられ、日本のファンにも愛されたスークの魅力
をストレートに味わえる内容となっています。
収録内容については、権威あるフランスのアカデミー・シャルル・クロ・ディ
スク大賞を受賞したドビュッシーとヤナーチェクをはじめ、パネンカ(1922-
1999)、ホレチェク(1917-1989)、ハーラ(1928-)と組んだソナタの数々から、
フランスの名チェリスト、ナヴァラ(1911-1988)と組んだものまで、いずれも
味わい深いものばかり。
過去に日本コロムビアよりCD化されたものも含まれていますが、こうしてまと
まった形で入手可能となったのはなによりといえるでしょう。また、SUPRAPHON
でのCD化に際して、入念なリマスタリングが施されているとのことですので、
音質面でも期待が持てそうです。




<WAON RECORDS>
WAONXA 206(DVD-ROM) ¥4050
96kHz 24bit
STEREO/WAVE
PC-AUDIO
甘き喜びのうちに-In dulci jubilo 富山鹿島町教会 礼拝奏楽より 
-アドヴェントからクリスマス- 〈礼拝の開始と御言葉に耳を傾けられるよう
にとの祈り〉
1. 中世のキャロル:「甘き喜びのうちに」,
2. J.M.バッハ:「甘き喜びのうちに」,
3. J.C.H.リンク:「いとも尊いイエスよ、われらはここにて」 〈待望(I)〉
4. J.S.バッハ:「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」,
5. コラール:「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」(和声:J.S.バッハ),
6. G.M.トラバーチ:第3旋法による3つの主題によるリチェルカータ 〈預言〉
7.コラール:「一輪のバラの花が萌え出で(エッサイの根より)」,
8. J.ブラームス:「一輪のバラの花が萌え出で」 〈天使による良い知らせ〉
9. J.S.バッハ:「高き天よりわれは来たれり」 〈天使、羊飼いの讃美〉
10. C.ウェスレー:パストラーレ,
11. 『讃美歌21』278番 「暗き闇に星光り」(松原葉子 編曲),
12. J.S.バッハ:「ほめ讃えられよ、汝イエス・キリストよ」,
13. 『讃美歌21』259番「いそぎ来たれ、主にある民(神の御子は今宵しも)」
(松原葉子 編曲),
14. O.ギボンズ:ヴォランタリー〈マリアの讃歌、すべてのものらの礼拝と讃美〉
15. D.ブクステフーデ:「マニフィカト(わが魂は主をあがめ)第9旋法」,
16. 『讃美歌21』255番 「生けるものすべて」(松原葉子 編曲),
17. J.S.バッハ:「全能なる神に讃美あれ」,
18. E.クレンケル:「いざ歌い、喜べ」,
19. B.カー:シチリアの歌に基づく変奏曲より,
20. O.アーベル:「われは汝の馬槽の前に立ち」〈待望(II)と成就〉
21. J.ボワヴァン:第4旋法による容易なプレリュード,
22. 松原葉子:「久しく待ちにし」による前奏曲,
23. 『讃美歌21』231番 「久しく待ちにし」 〈讃美と安らぎ、平和〉
24. G.P.チーマ:カンツォーン第4番「安らぎ」,
25. 『讃美歌21』
26. 4番「きよしこの夜」(松原葉子 編曲)
松原葉子-リードオルガン
録音:2009年9月28日、12月7日、2010年5月6日、6月21日 
日本基督教団富山鹿島町教会礼拝堂(富山市)
WAONCD 200のハイレゾ音源。96kHz 24bit。2010年のクリスマス期に発売され、
静かなブームとなった、松原葉子の奏でる心にしみるリードオルガンを超高音
質で。

WAONXA 106(DVD-ROM) ¥4050
96kHz 24bit
STEREO/WAVE
PC-AUDIO
「光のしずく」
上畑正和作品集2 「光のしずく」
(1)光のしずく (2)白壁の町 (3)こもれび (4)かざぐるま (5)Galle 
(6)春の光 (7)夕暮れに (8)冬の海 (9)組曲:赤い月 (10)家路 (11)落葉
上畑正和(リードオルガン)、崎川晶子(チェンバロ)、
橋本薫明(鳳笙)、亀井真知子(ハンドベル)
WAONCD 100のハイレゾ音源。94kHz 24bit。




<ORFEO>
ORFEO 860111 ¥2450
チャイコフスキー:
・幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32
・交響曲第4番ヘ短調Op.36
バーミンガム市交響楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
録音:2011年6月1-4日バーミンガム、シンフォニー・ホール(デジタル・ライヴ)
アンドリス・ネルソンスは、2010年秋、ベルリン・フィルへのデビューを果た
したのに続いて、2011年9月にもベルリン・フィルに再登場して注目を集める
いっぽう、オペラでもMETやロイヤル・コヴェント・ガーデンなどにおける華々
しい成功のニュースでも知られる、いま話題沸騰の若きマエストロ。
手兵バーミンガム市響を指揮した最新アルバムは、ネルソンスの得意とする
チャイコフスキー。交響曲第4番と幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』は、
ともに2011年6月に本拠バーミンガムのシンフォニー・ホールにおいて行われ
た定期公演の模様をライヴ収録したものです。
「チャイコフスキーの音楽とはすべて人生における感情的な瞬間から出来てい
る」との持論を熱っぽく展開するネルソンスは、その言葉どおりにバーミンガ
ム市響を指揮した第5交響曲(ORFEO780091)、『悲愴』(ORFEO832101)でもたいへ
ん情熱的で、心を揺さぶるスケールのゆたかな音楽づくりには印象深いものが
ありました。
このたびのアルバムでも、思いきりのよいアプローチとあふれ出る歌心が際立
って印象的な仕上がりとなっており、加えて、メインの第4交響曲ではフィナ
ーレのエネルギーの爆発的な開放など、実演ならではのホットな内容が期待以
上の手ごたえで驚かされます。
しかも、ライヴながら録音がきわめてすぐれているのもうれしいところで、各
楽器、みごとなアンサンブルも精妙に聞き取ることが可能。首席指揮者就任3年
目を迎えたバーミンガム市響との変わらぬ好調な関係も窺えます。
なお、第4交響曲のみ終演後に拍手が入ります。

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