クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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07-01 No.10-2

2007年01月18日 20時17分36秒 | Weblog
<GENUIN>
GEN86057 \1980
シューベルト:「3つのピアノ・ソナタ」
ピアノ・ソナタイ長調op. 120, D664/へ短調D625/ハ短調D958
パウル・バドゥラ=スコダ(P)
録音:1972年ウィーン・モーツァルト・ザール
ウィーンの名ピアニスト、バドゥラ=スコダは1966年から1971年までウィス
コンシン大学付きの演奏家として指導しました。この録音はその後に行われ
ました。演奏者自身、この録音は、そこでの仕事と長いシューベルト研究の
成果で、自分の芸術のピークに達し、記録しておくべきだと思い、32年後の
今でも、その時シューベルトの意図に近づくことができたと感じていると述
べています。

GEN86067 \1980
「ピアノによるフィガロの結婚のロマンス」
モーツァルト(フンメル編曲):「フィガロの結婚」序曲/
カルクブレンナー(1785-1849):序奏とロンド/
ベートーヴェン:「伯爵様が踊るなら」のによる12の変奏曲WoO40/
フンメル:「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」による幻想曲/
モーツァルト(マルクス・ライデスドルフ編曲):愛の神よ照覧あれ/
モーツァルト(タールベルク編曲):恋とはどんなものかしらop. 70-20/
フェルディナント・リース(1784-1838):
「貞節な恋人たち」の主題による7つの変奏曲op. 66-1/
モーツァルト(マルクス・ライデスドルフ編曲):
なくしてしまったわ、私は不幸ね/
チェルニー:華麗な変奏曲op. 493
バベッテ・ドルン(P)
2005年8月録音
「フィガロの結婚」中の曲の編曲や、それを主題とした作品が集められてい
ます。カルクブレンナーは一時ショパンも師事した大ピアニストで、ピアノ
技巧の開発に貢献し、このロンドでも華やかな技巧が用いられています。ベ
ートーヴェンの変奏曲はヴァイオリンのオブリガート付きの作品です。リー
スはベートーヴェンにピアノを学んだピアニストで、様々なジャンルの多数
の作品を作曲しました。
ドルンはドイツのブラウンシュヴァイクで生まれ、1991年国際シューベルト
・ピアノ・コンクールに入賞しました。室内楽にも熱心で、また、知られて
いない作品を研究し、「ドン・ジョヴァンニ」中の曲による作品も録音して
います(GEN86052)。

GEN86078 \1980
「リミックスされた『魔笛』」
ディーター・シュネーベル(1930-):「娘か…」-魔笛の濃縮/
デーヴィッド・ラング(1957-):おおイシスとオシリスの神よ/
ロルフ・リーム(1937-):ああ女王様/
カローラ・バウクホルト(1959-):追伸/
ゴードン・カンペ(1976-):3つに切られた/
ヴァルター・ツィンマーマン(1949-):踊りと痛み/
ペーター・アプリンガー(1959-):白は美しい/
トーマス・ヴィッツマン(1958-):
パミーナの映像(コンピュータによるヴィデオ・トラック付き)
フィリップ・アルムブルスター指揮
マンハイム国立劇場の楽団員たち
2006年7月録音
ここに収録された作品はマンハイム国立劇場が委嘱したものです。モーツァ
ルト生誕200年に当たる1956年に、ドナウエッシンゲン音楽祭のために「魔笛」
に関連した作品を作曲することを、国際現代音楽協会会長シュトローベルが
作曲家たちに頼みましたが、何人かに断られました。それから50年たち、作
曲家たちのモーツァルトとの関係は変わっただろうかと考えて、マンハイム
国立劇場は同じ依頼をしました。応じなかったのはバウクホルトだけでした
が、最後になって送られて来ました。同劇場のクヴィット氏は、反応の数だ
けでも、モーツァルトは現代作曲家たちから50年前ほど隔たっていないこと
を示しているのではないかと述べています。しかし、作品自体はあまりモー
ツァルトの原型をとどめず、前衛的傾向のものが多くなっています。

GEN85518 \1980
「甘き喜びのうちに-トランペットとオルガンのためのクリスマス音楽」
クレープス(1713-1780):コラール編曲「目を覚ませ、と呼ぶ声あり」/
ベルンハルト・クロル(1920-):キリスト生誕協奏曲op. 158から/
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1822-1890):
ノエル「真夜中に目を覚ました」「我は神の大天使なり」/
フランク:
「オルガニスト」からの3つのノエルの編曲「来たれ、崇高な救世主」
「我らは町の中のここにいる」「それは小さい天使だった」/
イヴォン・ブレル(1932-):古いノエルによる変奏曲op. 89/
レーガー:マリアの子守歌/
ハンス・ウヴェ・ヒールシャー(1945-):
クリスマスのカンタータ「甘き喜びのうちに」op. 56
コンチェルティーノ・ア・トレ(カール=ハインツ・ハルダー(Tp)、
ミヒャエル・エッケルレ(Org)、モーリッツ・コーン(Tp))、
アレクサンドラ・ルスティフ(S)
2005年7月録音
カンタータ以外はトランペットとオルガンのニ重奏のための作品です。クロ
ルはベルリンで生まれ、1945年から1979年までオーケストラのホルン奏者と
して活動しました。広範囲に渡る作品はヒンデミットやレーガーの伝統を受
け継いでいます。フランスの作曲家ブレルの作品は後期ロマン派的な様式で
書かれています。ヒールシャーはオルガン・カリヨン奏者としても活動して
います。このカンタータはこのCDのために作曲され、5つの部分がそれぞれ
クリスマス・キャロルに基づいています。コンチェルティーノ・ア・トレは
2001年に結成され、あまり聴かれない作品や穏健な現代作品に力を入れてい
ます。

GEN86070 \1980
「サンスーシ宮殿とヴェルサイユ宮殿-フルートとチェンバロのためのヴィ
ルトゥオーソ音楽」
C.H. グラウン(1704-1759):フルート・ソナタト長調/
J.G. ミューテル(1728-1788):
フルート・ソナタニ長調/メヌエットと変奏曲(チェンバロ曲)/
C.P.E. バッハ(1714-1788):ハンブルク・ソナタト長調Wq. 133/
ボワモルティエ(1689-1755):組曲op. 35-6/
クープラン(1668-1733):
クラヴサン曲集から「恋のナイチンゲール」/王宮のコンセール第3番/
ドンジョン (1839-1912):ナイチンゲール/
ラモー(1683-1764):クラヴサン曲集から「鳥のさえずり」/
ドビュッシー(1862-1918):パンの笛
オブリガート合奏団
【インメ=ヤンネ・クレット(Fl)、アンケ・デネルト(Chem)】
2006年4月録音
豪華なヴェルサイユ宮殿は18世紀の音楽、舞踊、演劇の背景をなし、壮麗で
堂々とした作品は絶対権力の象徴で、宮廷の客をもてなすためにバレエや歌
劇が上演されました。プロシアのフリードリヒ大王のサンスーシ宮殿でもフ
ランスの趣味と室内楽は高く評価されました。グラウン、C.P.E. バッハ、
ミューテルらの宮廷作曲家たちは音楽の夕べを催し、フルート愛好家の大王
がそこで演奏するための作品も作曲しました。J.S. バッハの生徒ミューテル
と次男C.P.E. バッハはギャラント様式を発展させ、個性的で表現力豊かな
新しい音楽を創造することになります。

GEN86071 \1980
「サルスエラ-スペインのアリア集」
チャピ:
「セベデオの娘たち」から「とらわれ人の歌」/「ふるさと」から「羊飼い
の歌」「前奏曲」/
ルーナ:「ユダヤの子」から「スペインの歌」/
ヒメネス:
「テンプラニカ」からテンプラニカのロマンス「グラナダ山脈」/「金の塔」
から前奏曲/
バルビエーリ:「ラバピエスの理髪師」から「いとしい人の歌」/
フェルディナンデス・カバリェーロ:
「ホアキン氏」からバラードと朝の歌「澄んだ穏やかな夜」他
ノエミ・ナデルマン(S)、
トーマス・ヘルツォーグ指揮
ヴュルテンブルク・フィル・ロイトリンゲン
2006年5月録音
サルスエラはスペインの歌劇で、17世紀にマドリード郊外の離宮サルスエラ
で演じられた歌入り劇がサルスエラと呼ばれるようになりました。18世紀末
にはイタリア・オペラが全盛となりましたが、1850年頃にマドリードにスペ
インの国民的歌劇を作ろうとする作曲家たちが現れました。1874年に初演さ
れたバルビエーリの「ラバピエスの理髪師」はその先駆で、ロッシーニの
「セビーリャの理髪師」を皮肉った題名が示すように、イタリア・オペラの
技巧的なアリアを退け、もっと単純で地方色の濃い音楽から成っています。
ここにはこの作品以降、20世紀初めまでのサルスエラが収録されています。




<ARTS>
47715-8(SACD-Hybrid) \2080
バッハ:
ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV.1046
ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV.1047
ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV.1048
ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV.1049
ディエゴ・ファソリス(指揮)
イ・バロッキスティ
ドゥイリオ・ガルフェッティ(リーダー、ヴァイオリン・ソロ)
録音:2004年12月スイス ルガーノ、
バッハの管弦楽組曲全曲(47649-8)に続く、ファソリスとイ・バロッキス
ティのバッハのオーケストラ作品は、ブランデンブルク協奏曲。ファソリス
は活気あるキビキビとしたテンポで演奏している。明るい美しさはもちろん、
ピリリとしていながら過激さに走ることのない、極めてすぐた演奏である。
SACD hybridでの発売。録音の優秀さも特筆すべき。

47716-8(SACD-Hybrid) \2080
バッハ:
ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050
ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV.1051
フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV.1044
ディエゴ・ファソリス(指揮)
イ・バロッキスティ
録音:2004年12月、2005年7月 スイス ルガーノ、
ファソリスのバッハは、スイスの清流のように流れが美しい。派手な見得を
切るわけではないのに、音楽には飛沫が立ち上がるような新鮮さがある。有
名な第5番はもちろん、一般的には渋い曲とされる第6番ですら、清々しさを
感じるほどだ。三重協奏曲も緻密な演奏である。

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