クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-04 No.8

2008年04月08日 13時47分56秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
VC-5190332 \1980
ロルカの「タマリートのディヴァン」
ヴィセンテ・プラダル(ナレーション)
セルヴァーネ・ソラーナ、アルベルト・ガルシア(ナレーション)
ラファエル・プラダル(ピアノ)、エマヌエル・ジュースメ(チェロ)
エレーヌ・アルンツァン(サクソフォン)、
ルノー・ガルシア・フォンス(ベース)
エドゥアール・コクァール(パーカッション)、
ルイ・リグー(ケーナ、合唱)
パロマ・プラダル(合唱)
ロルカの絶筆の詩に作曲した、プラダルのロルカ・シリーズ最新第3作
「タマリートのディヴァン」はロルカの悲劇的な死の直前に書かれた最後の詩
集。ディヴァンはアラブ/アンダルシアの伝統に基づく詩の形式で、タマリート
は後にグラナダでロルカ公園となった場所の地名。プラダルの音楽は詩と同様
に洗練されエレガントでピュアな作品。パリでの収録に続き2007年10月からフ
ランス各地で上演されています。
20Pブックレット(独、英、仏、スペイン)含歌詞テキスト





<Channel Classics>
CCSSA 26708(SACD-Hybrid) \2850
サックバット-17世紀と18世紀のトロンボーン ――
アルブレヒツベルガー:トロンボーン協奏曲
ベルタリ:3声のソナタ第1番ニ短調、同第3番イ短調
カステッロ:2声のソナタ第4番
L・モーツァルト:トロンボーン協奏曲
シュメルツァー:3声のソナタ
マリーニ:4声のソナタ第4番
ヴァーゲンザイル:トロンボーン協奏曲
ヨルゲン・ファン・ライエン(サックバット)、
ヤン・ウィレム・デ・フリント(指揮)、
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
帝王マリス・ヤンソンスの率いるコンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者を務め
るなど、いま最も注目を集めているオランダのトロンボーン奏者ヨルゲン・
ファン・ライエンが再びチャンネル・クラシックス(Channel Classics)に登
場!コンセルトヘボウ管やニュー・トロンボーン・コレクティヴなどでの活躍
はもちろんのこと、2004年にはオランダ音楽賞、2006年にはボルレッティ=ブ
イトーニ・トラスト賞を授与されるなど、現在のトロンボーン界を代表する若
き盟主としての地位を確立したライエンのセカンド・アルバムはサックバット
(バロック・トロンボーン)の演奏による17世紀-18世紀の作品集。
当時の金管楽器の中で唯一、ヴァイオリンなどの弦楽器と同じように半音階進
行を表現することの出来る構造を持っていたサックバット。このアルバムでは、
現在アルト・トロンボーンの主要レパートリーとして重要な位置を占めるアル
ブレヒツベルガーやL・モーツァルト、ヴァーゲンザイルなどの協奏曲を、作曲
当時の楽器であるサックバットの演奏で作曲者の意図した姿に最も近い作品象
を知ることが出来る。
またサックバットのソロ・アルバムは決して多くはないだけに、現在を輝くラ
イエンのサックバット演奏は重宝されることだろう!トロンボーン関係者はも
ちろんのこと、古楽ファンにも強くお薦めしたいサックバット・アルバムであ
る。

CCSSA 80908(SACD-Hybrid) \2850
中国の歌 ――
My Sentiment to the Yangtze River/Homeland Nostalgia/How Can I Not
Miss Her/The Moon Reflection/Emei Mountain Air/Tristesse at the
Yangguan Pass(Tunes of Guqin)/In the Silvery Moonlight(Tatar folk
song)/The Sorrowful Shepherdess/Mama in the Candlelight/Gaolitai
(Xinjiang folk song)/A Lovely Rose(Kazak folk song)/Swallow(Kazak
folk song)/Mayeela(Kazak folk song)/The Running Stream(Yunnan folk
song)/Mongolian Madrigal/Grassland Serenade/Mama in the Candlelight
/Mayeela(Kazak folk song)/Homeland Nostalgia/Gaolitai(Xinjiang
folk song)
ジンマ・ファン(テノール)、レイニルド・メース(ピアノ)
中国のアーティスト、伝統音楽を紹介する「チャンネル・オヴ・チャイナ」シ
リーズの最新作は、ヨーロッパや北米への進出も果たした15年の演奏家キャリ
アを持つ中国人テノール奏者ジンマ・ファンが歌う中国の歌曲集。
中国以外のリスナーに「中国の歌」を発信するために、中国語ではなく“英
語”で美しい中国の旋律が歌われる。北京オリンピックに向けて中国の音楽を
楽しむのもまた一興?




<Timpani>
1C 1113 \2300
ヤニス・クセナキス(1922-2001):管弦楽作品全集Vol.5 ――
メタスタシス/ピトプラクタ/ST/48/アホリプシス/シルモス/ヒケティデス
アルトゥール・タマヨ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
「シナファイ」に匹敵する空前の難易度を持ったピアノ協奏曲「エリフソン」
を収録した第4集の発売から早や数年。タマヨ&ルクセンブルク・フィルの超高
性能コンビの演奏で遂に登場するクセナキスの管弦楽作品集第5巻!
1958年のブリュッセル万博フィリップス館の建設にも携わるなど建築家として
も高い名声を誇ったクセナキスが、1954年から1964年にかけて生み出した初期
の管弦楽作品を収めたこの第5巻。
フランスの建築家コルビュジエが提唱した建築物の基準数法の数列である「モ
デュロール」に基づいて作曲され、ロスバウトの指揮により初演が行われたク
セナキスのデビュー作「メタスタシス」。
確率論を作曲に取り入れた「ピトプラクタ」や「ST/48」など文字通り計算し尽
くされたクセナキスの野心作が所狭しとひしめいており、第1集から第4集に勝
るとも劣らない強烈な音圧と衝撃が次々と押し寄せる。
大井浩明の壮絶な演奏が作品の代名詞ともなった「シナファイ」、「エリフソ
ン」の2大ピアノ協奏曲へと続くクセナキスの世界が、タマヨとルクセンブルク
・フィルという最良の理解者たちによって繰り広げられていく。2006年の録音。

1C 1121 \2300
ジョセフ・ギイ・ロパルツ(1864-1955):弦楽四重奏曲全集Vol.3 ――
弦楽四重奏曲第1番ト短調/アルベリク・マニャールの名による小幻想曲
スタニスラス弦楽四重奏団
クセナキスの管弦楽作品集と並ぶティンパニ(Timpani)・レーベルの支柱として
定着したロパルツのシリーズ。このロパルツ・シリーズの1つとして2006年に始
動した「弦楽四重奏曲全集」も今回の第3集で完結!
最終巻となる第3巻には、師であるフランクからの影響を色濃く受けた最初の弦
楽四重奏曲である「第1番」。第1次世界大戦の影響によって非業の死を遂げた
親友、アルベリク・マニャールに対するトリビュートとして書かれた「小幻想
曲」の2作品をカップリング。
ロパルツに縁の深いフランスの都市ナンシーを拠点とするアンサンブル、スタ
ニスラス弦楽四重奏団は第1巻、第2巻に引き続きここでも健在。ティンパニ・
レーベルとスタニスラス弦楽四重奏団によるロパルツの弦楽四重奏曲全曲録音
という記念碑がここに完成する。





<STEINWAY JAPAN>
SJLNH 001 \2500
モーツァルト:
(1)ロンド ニ長調 K.485 (2)ソナタ ニ長調 K.311 (3)幻想曲 ニ短調 K.397
スカルラッティ:
(4)ソナタ K.380(L.23) ホ長調 (5)ソナタ K.33(L.424) ニ長調
スクリャービン:(6)24の前奏曲 Op.11
林 直美(Pf)
録音:2007年9月11-12日 Hakuju Hall
林直美は東京生まれ。桐朋学園大学、ハノーファー音楽大学、ベルリン・ハン
ス・アイスラー音楽大学院、ライプツィヒ音楽大学院卒、2003年ドイツ国家演
奏家資格を審査員満場一致の最優秀で取得。
毎日新聞主催学生コンクール、ピティナコンクール入選、イタリア・イブラコ
ンクール入賞、モーツァルト賞をはじめ数々の賞を受賞。
カーネギーホールリサイタルをはじめ、アメリカ、ドイツを中心としたヨーロ
ッパ各国、アフリカ(ナミビア)、および日本にて、ソリスト、室内楽奏者とし
て演奏活動を行う。またコレペティトアとして、歌手の伴奏、オペラ公演にも
携わり、歌曲伴奏の分野でも高く評価されている。現代曲の分野においても、
ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの共同企画の現代オペラ初演、ベルリン
の現代音楽シリーズへのソロ及び室内楽での出演など、様々な初演を手掛け積
極的に活動している。





<Coviello Classic>
COV 20708(SACD-Hybrid) 2枚組 \4600
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
マーティン・オステルターグ(Vc)
録音:2006年7月14-20日
J.S.バッハの最高傑作またチェロ奏者のバイブルとして君臨する無伴奏チェロ
組曲。ドイツを中心に活躍するチェロ奏者マーティン・オステルターグが
Coviello ClassicからSACD Hybrid盤でリリース。様々な楽器を試したどり着い
たというエルセン・エイケン制作(2005)のモダン楽器を用い、簡潔ながらも高
度な音楽性を追求した演奏です。マーティン・オステルターグは、カールスル
ーエ音楽大学でレオ・コスチェルニー氏に学び、同様にパリ音楽院とデトモル
ト音楽院でアンドレ・ナヴァラ女史に師事。イラク国立交響楽団、デュッセル
ドルフ・シンフォニカのソロ・チェロ奏者を経て現在はバーデン・バーデン・
フライブルク南西ドイツ響の第1ソロ奏者です。

COV 40801(SACD-Hybrid) \2350
エルンスト・ペッピング(1901-1981):マタイ受難曲
ステファン・パークマン(指)ベルリン放送合唱団
録音:2007年11月20-23日
エルンスト・ペッピングは主にプロテスタント教会音楽の分野で活躍したドイ
ツの作曲家。ベーム&フルトヴェングラーが交響曲を初演するなど当時は評価
されていましたが、現在は忘れられた作曲家となってしまっています。ペッピ
ングの音楽は厳格なポリフォニー、テクストによって音楽が規定される手法を
用いて、厳密に設計された大規模な形式を作り上げました。このア・カペラに
よるマタイ受難曲もポリフォニー音楽における彼の類稀なる才能とイメージ豊
かなマドレガーレ様式とが結びついた作品。




<Haenssler>
98 284 \2080
お星様いくつ/二人のこども/バレエ/小鳥は来たよ/インスブルックよさらば/
フランス風アリア/愛は大きな喜びをもたらす/泉のほとりに/、月は昇りぬ/
さすらいは水車職人の楽しみ/おねえちゃん、ぼくたちはいつおうちへ帰るの/
最も美しき高原で/思いは自由/何がそうさせるのかはわからないが(ローレラ
イ)/冬は終わりぬ 他全25曲
ヨアヒム・ヘルト(Lute)ベッティナ・パーン(S)
何世紀もの間大切に歌い継がれてきたドイツ民謡。ドイツ人の心に深く刻み込
まれた美しいメロディーの数々を、Hansslerが誇るリュート奏者ヨアヒム・ヘ
ルトとバロック歌手ベッティナ・パーンによる演奏で世界中の人々を魅了する
素晴らしいアルバムとなって登場しました。

98 233 \2080
べヒト&カーン=ニクラス:私は生きたい,宙に浮かぶことができたら
トレネ:海
ロウ:「マイ・フェア・レディ」-一晩中でも踊れたのに
グローテ:「皇帝と踊れば」-ウィーンの春
シュトルツ:「プラター公園の春」-プラター公園は花ざかり
モーツァルト:証聖者の盛儀晩課 K.339-主を称えよ
シューベルト:アヴェ・マリア Op. 56-6 D. 839
レハール:「メリー・ウィドウ」-唇は語らずとも
シュトルツ:「白馬亭にて」-私の愛の歌はワルツでなければ
カールマン:「チャールダーシュの女王」-踊りたい
ショパン:別れの曲
ツェラー:「小鳥売り」-僕のおじいちゃんが二十歳の時
メンデルスゾーン:おお遙かな谷間よ丘よ
ブラームス:子守歌 Op.49-4
エヴァ・リント(S)
ヨハネス・カルパース(T) フォルカー・ベングル(T)
ほか
インスブルック生まれのオーストリアの名花、エヴァ・リントは、オペラ、オ
ペレッタだけでなく、テレビ番組でも人気の高い国民的スターです。これは彼
女が歌った名曲を様々な音源から集めたCD。モーツァルト、メンデルスゾーン、
ブラームスはもちろん、さすがはウィーンで大人気のソプラノ、ツェラー、レ
ハール、カールマン、シュトルツといったオペレッタものはお手の物。また
ミュージカルナンバーもお見事。




<Altus>
ALT 153 \2450
日本語解説 許 光俊 氏
(1)エルガー:弦楽のためのエレジー
(2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(3)ショパン(ムラヴィンスキー編曲):練習曲ホ長調、Op.10-3「別れの曲」
井上喜惟(指)ジャパン・シンフォニア
録音:(1)(2)2007年11月10日(3)2005年11月12日
晴海トリトンスクエア・第一生命ホール
井上が指揮するジャパン・シンフォニアを聴いた誰もが、特に弦楽合奏の美し
さに驚く。彼らの非常に丁寧な音楽作りは、すでに衆目の一致するところだ。
音楽評論家 許 光俊(慶応大学教授)





<claves>
50 2719 \2180
「フランスのフォリア-クープラン、ドビュッシー&メシアン」
(1)F.クープラン:クラヴサン第13組曲よりフランスのフォリア、またはドミノ
純潔(見えざる色のドミノ)/ 羞恥(薔薇色のドミノ)/ 熱情(とき色のドミノ)/
希望(緑色のドミノ)/ 貞節(青色のドミノ)/ 忍耐(亜麻色のドミノ)/ 倦怠(紫
のドミノ) / 嬌艶(色とりどりのドミノ)/ 老いた伊達男たちと色あせた金持ち
のご婦人たち(緋色と枯葉色のドミノ)/ お人好しのかっこうたち(黄色のドミ
ノ)/ 物言わぬ嫉妬(鳶色のドミノ)/ 狂乱、または絶望(黒のドミノ)
(2)ドビュッシー:前奏曲集第2巻(全曲)
(3)F.クープラン:クラヴサン第25組曲
空想にふける人 / 神秘的な人 / モンフランベール夫人 / 勝ち誇るミューズ /
さまよう亡霊たち
(4)メシアン:「鳥のカタログ」第7巻よりダイシャクシギ
セドリク・ペシャ(P)
録音:2007年11月22-25日ベルリン、テルデックス・スタジオ
ゴルトベルク変奏曲(50.2407)で注目を浴びたペシャの最新アルバムは、フラン
スの鍵盤作品集。繊細なタッチが印象に残るドビュッシーは、デビュー盤でも
印象的だったように力み返るところのない自然な音楽とすでに大家の風格。ピ
アノによるクープランでは先頃タローが新境地を開いたように、表現の幅が格
段に拡がり瞑想にも似た沈潜するひびきが魅力。ちなみに、おなじスタイン
ウェイでもクープランでは現代の等分平均律ではなく、作曲者が使っていた音
律に調音された楽器を使用しています。

50 2808 \2180
(1)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
(2)パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6
アレクサンドラ・スム(Vn)
ゲオルク・マルク(指)ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー
録音:2007年10月5-9日ルートヴィヒスハーフェン、フィルハーモニー
2002年より「プロジェクト・マルタ・アルゲリッチ」が、室内楽と若手の育成
を目的として毎年6月に開催しているルガーノ・フェスティヴァル。2006年この
音楽祭に登場したアレクサンドラ・ソムは、1989年ウクライナに生まれたヴァ
イオリニスト。
アルゲリッチが見出した若き美女の演奏スタイルには、情熱の迸りに自分と似
たものを感じたのか、どこか相通じるものがあります。アルバム・デビューに
あたっては世界的な大財閥ロスチャイルド・グループも全面的にバックアップ
しています。使用楽器は1735年ストラディヴァリウス・オモボノ。




<クリエイティヴ・コア(旧TDKコア)>-アルテ・デラルコ
CCAD 028 \2450
ハイドン:交響曲第5番イ長調Hob.I-5
モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K. 551「ジュピター」
ハイドン:交響曲第47番ト長調Hob.I-47第2楽章(アンコール)
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2008年2月21日 東京・浜離宮朝日ホールでのライヴ収録
音声収録編集:櫻井卓  ライナーノーツ:鈴木秀美
記念すべき第20回OLC定期演奏会で演奏されたのは、待望のモーツァルト交響曲
第41番「ジュピター」。絶妙なテンポ設定と素晴らしきアンサンブル、自由で
しなやかな音楽は心に残る名演といえるでしょう。また久々に取り上げられた
ハイドン初期の交響曲、第5番も聴く人に「春風のような心地よさ」を運んでく
れる、すがすがしい秀演。満員の会場を熱狂させたOLC渾身のライヴ収録です。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 08-04 No.7 | トップ | 08-04 No.9-2 »

Weblog」カテゴリの最新記事