クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-07 No.30-1

2009年07月28日 17時00分45秒 | Weblog
<Channel Classics>
CCSSA 29309(SACD-Hybrid) \2850
モーツァルト:
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364*
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ハ長調、ヴァイオリン協奏曲イ長調
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス)
パヴロ・ベズノシウク(ヴィオラ/ストラディヴァリウス)*、
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
モーツァルトの名作「協奏交響曲」でポッジャーとコンビを組むのは、ビーバー
の「ロザリオのソナタ」(AV 0038)で旋風を巻き起こした鬼才パヴロ・ベズノシ
ウク。しかも2人のバロック・ヴァイオリンの世界的名手が使用する楽器は、
ポッジャーが名誉会員に名を連ねているロンドンの王立音楽院から特別に貸与
されたピリオドの"ストラディヴァリウス"なのである!




<Glossa>
GCD 921509 \2300
リュリ:バレエとイタリア語のレチタティーヴォ ――
揶揄のバレエLWV.11/プシシェLWV.45/アルシディアーヌのバレエLWV.9/
諸国のバレエLWV.43/病のアモルのバレエLWV.8/フローラのバレエLWV.40/
偽装したアモルたちのバレエLWV.21
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、
ステファニー・トゥルー(ソプラノ)、
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&ディレクター)、ラ・リゾナンサ
ルイ14世の寵臣であり、フランスで音楽悲劇(トラジェディ・リリック)を確立
した"フランス・バロックの作曲家"リュリだが、その出生地はイタリアのフィ
レンツェ。
そこでボニッツォーニとラ・リゾナンサが注目したのは、リュリが1661年12月
にフランスへ帰化する前後に作曲を行った音楽、すなわちイタリア時代の影響
を残すフランス時代初期の作品。
イタリア語のレチタティーヴォやイタリアの音楽様式が随所に見られるこの"バ
レエ集"では、フランス人の"ジャン=バティスト・リュリ"へと生まれ変わろう
としていた"ジョヴァンニ・バッティスタ・ルッリ"の成長と変遷も表現している。
リュリの歴史の隙間を埋めることになるであろう興味深く重要な録音の登場で
ある。2008年10月、サンタ・マリア・アンヌンツィアータ教会(イタリア)での
録音。




<Linn>
CKD 339(SACD-Hybrid) \2580
ウォード:5声&6声のコンソート・ミュージック ――
6声のファンタジア第1番/6声のファンタジア第3番/6声のファンタジア第6番
6声のファンタジア第2番/6声のファンタジア第4番/6声のファンタジア第5番
6声のファンタジア第7番/6声のイン・ノミネ第1番/5声のファンタジア第1番
5声のファンタジア第2番/5声のファンタジア第3番/5声のファンタジア第4番
5声のファンタジア第5番/5声のファンタジア第6番/5声のファンタジア第7番
5声のファンタジア第8番/5声のファンタジア第9番/5声のファンタジア第10番
5声のファンタジア第11番/5声のファンタジア第13番
5声のファンタジア第12番/5声のイン・ノミネ/6声のイン・ノミネ第2番
ファンタズム〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレクタ
ー)、ウェンディ・ギレスピー(トレブル・ヴィオール)、ジョナサン・マンソン
(テノール・ヴィオール)、マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バス・ヴィオー
ル)〕、エミリア・ベンジャミン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ
(バス・ヴィオール)
1997年と2004年には英グラモフォン賞の古楽器楽部門最優秀賞に選出されるな
ど、1994年の結成から現在に至るまで世界有数のヴィオール四重奏団として地
位を不動のものとしてきたイギリスのアンサンブル、ファンタズム。
イギリスの"リン・レコーズ"移籍第1弾となる新録音は、ギボンズの同世代のイ
ギリス人作曲家ジョン・ウォード(ca.1589-1638)のコンソート・ミュージック
集。
当時のイギリスを代表するマドリガリストの1人だったウォード。そのマドリガ
ルに匹敵する完成度を誇ったヴィオールのための音楽の中でも、円熟の作風と
劇的な効果が見られる"5声"と"6声"の作品は特に評価が高い。
ドレイフュス、ギレスピー、マンソン、ルオラヤン=ミッコラ・・・ヴィオー
ル弾きのオールスター"ファンタズム"の新録音は、古楽愛好家要注目盤です。




<Chandos Classics>
CHAN 10536X \1780
プロコフィエフ:イワン雷帝(コンサート・シナリオ版)
リンダ・フィニー(コントラルト)、ニキータ・ストロエフ(バス)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
スタセヴィチ編曲の"オラトリオ版"ではなく、名アレンジャー、クリストファ
ー・パルマーがアレンジを施した"コンサート・シナリオ版"という珍しい「イ
ワン雷帝」のレコーディング。
パルマー版のスコアを細部まで研究し尽くした御大ヤルヴィのタクトが、雷帝
イワン4世を召喚する!
1991年3月2日-3日の録音。デジタル・リマスターによる移行新装再発売。

CHAN 10537X \1780
プロコフィエフ:
十月革命20周年のためのカンタータOp.74/バレエ音楽《石の花》Op.118より
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(ナレーター)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
ヤルヴィが指揮、ロジェストヴェンスキーがナレーションを担当するなど、2人
の巨匠の共演が実現した「十月革命20周年のためのカンタータ」全曲録音。
ソヴィエト政府が樹立するきっかけとなった「十月革命」を祝うための壮大な
カンタータと、ヤルヴィとロジェストヴェンスキーの強力タッグという濃厚す
ぎる組み合わせが凄い。
1992年6月8日-9日の録音。デジタル・リマスターによる移行新装再発売。

CHAN 10538X \1780
プロコフィエフ:
歌劇《戦争と平和》Op.91からの交響組曲/交響組曲《夏の夜》Op.123
ロシア序曲Op.72
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
初リリース時には英グラモフォン誌のレコーディング・オヴ・ザ・マンス(月間
最優秀録音)にも選出されたヤルヴィ&フィルハーモニアの名盤の1つ。
ウォルトンの映画音楽のアレンジでもお馴染みのクリストファー・パルマーに
よる「戦争と平和」からの交響組曲の録音は貴重。
1991年3月2日&11月15日の録音。デジタル・リマスターによる移行新装再発売。

CHAN 10539X \1780
プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》組曲第1番/同第2番/同第3番
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
プロコフィエフ最大の代表作にして不朽の名作「ロメオとジュリエット」の組
曲集。
エストニアの音楽一族ヤルヴィ家の長、ネーメ・ヤルヴィの情熱とプライドに
ロイヤル・スコティッシュ管が見事なまでに応えた凄演である。
1984年-1986年の録音。デジタル・リマスターによる移行新装再発売。

CHAN 10540X \1780
プロコフィエフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19/同第2番ト短調Op.63
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80*
リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)*
タネーエフ&リムスキー=コルサコフ(CHAN 10491)で復活を果たしたヤルヴィ
&モルドコヴィチの百戦錬磨コンビによるプロコフィエフの協奏曲集。
ゲルハルト・オピッツが伴奏を弾いたヴァイオリン・ソナタ第1番もかなり魅力
的。1988年9月27日-30日&1984年10月9日-10日*の録音。
デジタル・リマスターによる移行新装再発売。

CHAN 10541X 2枚組 \3560
プロコフィエフ:劇音楽《エフゲニー・オネーギン》(英語歌唱版)
ティモシー・ウェスト(語り)、サミュエル・ウェスト(語り)、
ニアマ・キューザック(語り)、ドミニク・マフハム(語り)、
ヘレナ・マッカーシー(語り)、テレンス・ハーディマン(語り)、
キャサリン・フーグ(ソプラノ)、アンドルー・ラット(バス)、
ジュリアン・ウォーカー(バス)、エドワード・ダウンズ(指揮)、
シンフォニア21、ニュー・カンパニー・コーラス
奇しくもサー・エドワード・ダウンズ(1924-2009)の追悼リリースとなってしま
った「エフゲニー・オネーギン」の英語歌唱による全曲盤。
アメラダ・ヘス社、プロコフィエフ財団をサポート受けて実現した全曲録音で
は、ティモシー・ウェストやニアマ・キューザックなどの人気俳優による語り
もポイント。1994年3月22日-23日&7月25日の録音。
デジタル・リマスターによる移行新装再発売。




<Signum Vision>
SIGDVD 003(DVD-Video) \3380
21世紀のバッハ - J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.1 ――
前奏曲とフーガ ロ短調BWV.544/トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV.526/
前奏曲とフーガ イ短調BWV.543/コラール《天にましますわれらの父よ》
BWV.682/コラール《われいずこにか逃れゆくべき》BWV.646/コラール
《目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ》BWV.645/コラール《ただ神の御旨に従う者は》
BWV.642/コラール《人はみな死すべきさだめ》BWV.643/コラール
《ああ、いかにはかなき、いかに空しき》BWV.644/コラール《主よ、われ汝に
望みを抱けり》BWV.640/コラール《われ神より離れじ》BWV.658/前奏曲と
フーガ ハ長調BWV.545/トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525/コラール
《喜び迎えん、慈しみ深きイエス》BW.768/コラール《いと高きところにまし
ます神にのみ栄光あれ》BWV.662/コラール《キリストは死のとりことなられ
ても》BWV.625/コラール《われらの救い主なるイエス・キリスト》BWV.626/
コラール《聖なるキリストは蘇り》BWV.628/コラール《栄光の日は現われた
り》BWV.629
ジョン・スコット・ホワイトリー(オルガン)
イギリスのBBC2で放映され、シグナム・クラシックスからDVDとしてリリースさ
れる「21世紀のバッハ」シリーズとは、偉大なる大バッハのオルガン作品をCD
ではなく映像(DVD)で網羅するという画期的で壮大な企画。
イギリスにおけるバッハ演奏の権威ホワイトリーの演奏風景では、普段では目
にする機会の少ないペダルの部分も収められており、バッハのオルガン作品が
演奏されていく過程を視覚でも捉えることができる。
また、会場となったドイツのバイエルン州アモルバッハ寺院、チューリンゲン
州ワルターシャウゼン市教会の雄大なオルガンの姿や、教会内部の光景が映像
による大バッハのオルガン作品全集「21世紀のバッハ」の存在価値をさらに高
めている。
DVDフォーマット:DVD9/収録時間:162分/音声:AC3 5.1、Dolby Stereo




<Signum Classics>
SIGCD 155 \2180
海外のリスト ――
リスト:
おお、私が眠る時/かわいい子よ、もし私が王なら/ガスティベルザ/彼らは
何と言った/ライン河、その美しい流れ/ローレライ/祖先の墓/ペトラルカ
のソネット第104番/ペトラルカのソネット第47番/ペトラルカのソネット
第123番/幸福な日よ、行かないで/誓い/さらば/毎朝私は起き、そして問う
/唐桧の木はひとり立つ/君は花のごとく/なぜかくも美しくひばりは歌う/
花と香り/そしてわれわれは死者を思い起こした/すべての峰に安らぎがある
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)、アンドルー・ケネディ(テノール)、
マシュー・ローズ(バリトン)、イアン・バーンサイド(ピアノ)
19世紀のヴィルトゥオーソ・ピアニスト、フランツ・リストの歌曲集は、生地
ハンガリーを皮切りにドイツ、オーストリア、パリなどヨーロッパ各国を駆け
巡った人生を反映したユニークな内容。
収録されている20曲の歌詞は、フランス語、ドイツ語、イタリア語、英語、ロ
シア語、そしてハンガリー語など多種多様。様々な言語の魅力を引き出す作曲
家リストが、音楽が世界共通語ということを教えてくれる。

SIGCD 167 \2180
サン・シュルピス教会のオルガン ――
ボエルマン:ゴシック組曲
エルガー(アトキンス編):ソナタ第2番
タルベン=バル:ポエマ&トッカータ・ベオルマ
リスト:
コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガ
ジョセフ・ノーラン(オルガン)
「ダヴィンチ・コード」に登場するなど、日本でも一躍その名を知られること
になったパリのサン・シュルピス教会のグランド・オルガンを弾くのは、セン
ト・ジェームズ宮殿チャペル・ロイヤル、パースのセント・ジョージ大聖堂の
オルガニスト兼音楽監督、UCL室内合唱団の指揮者など、多方面で活躍するジョ
セフ・ノーラン。
バッキンガム宮殿のオルガン(SIGCD 114)を弾きこなしたノーランが、7000もの
パイプと長い歴史を持つサン・シュルピス教会のオルガンとも対話する。

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