クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-07 No.7-1

2007年07月07日 19時05分19秒 | Weblog
<Hortus>
HORTUS 050 \2250
バンジャマン・アラール-プレイズ・バッハ ――
J・S・バッハ:
ソナタ イ短調BWV.965/同ハ長調BWV.966/協奏曲第7番ヘ長調BWV.978/
ソナタ ニ短調BWV.964
バンジャマン・アラール(チェンバロ)
フランスが生んだ期待の逸材バンジャマン・アラールのリリース第2弾は大バッ
ハ!リリース第1弾の「アンドレアス・バッハ写本」(HORTUS 045)に続くこの新
譜は「チェンバロのための編曲作品」がテーマとなっており、ラインケンや
ヴィヴァルディ、そしてバッハ自身の作品から編曲された作品4曲を収録して
いる。ちなみにアラールが使用しているチェンバロは、フィリップ・ユモーが
1993年に製作したカール・コンラッド・フライシャー1720のレプリカ。
とてもチェンバロを5年前から始めたとは思えない別次元の演奏を繰り広げて
おり、その才能にはただただ驚嘆させられるばかり。しかもアラールはまだ22
歳。その才能の底は見えそうにない。




<Avie>
AV 2126 \2080
ロング・ロード・ホーム ――
J・S・バッハ(バーネウィッツ編):
マタイ受難曲より 我が心よ、おのれを潔めよ
コンラディン・クロイツァー(1780-1849):水車
R・シュトラウス:
アンダンテ、ソプラノ、ホルンとピアノのための《アルプホルン》
F・シューベルト:川の上でD.943
W・A・モーツァルト:
ピアノと管楽器のための五重奏曲変ロ長調K.452、あなたから遠く離れて
J・ブラームス(バーネウィッツ&オッペンス編):子守歌Op.49-4
ウィリアム・バーネウィッツ(ホルン)、ウルスラ・オッペンス(ピアノ)、
ジョイス・ディドナート(ソプラノ)、キャロル・アンダーソン(ピアノ)、
ジェニファー・ホロウェイ(ソプラノ)、アン=キャロリン・バード(ソプラノ)、
マーガレット・バトラー(オーボエ)、トッド・レヴィ(クラリネット)、
テッド・ソルリ(ファゴット)、エグリス・グティエレス(ソプラノ)
2001年にパーキンソン病と診断されながらも、懸命に病と闘い続けているアメ
リカのホルン奏者ウィリアム・バーネウィッツと彼の仲間たちが創り上げたア
ルバムがアヴィー(Avie)から登場。病を発症してからもアメリカのメジャー・
オーケストラ、ミルウォーキー交響楽団とサンタフェ歌劇場管弦楽団で首席奏
者として活躍を続けるバーネウィッツ。このアルバムにはバーネウィッツのソ
ロだけでなく、ソプラノとのコンビによる演奏やモーツァルトの五重奏曲など
様々な編成の作品が収録されている。バーネウィッツの豊かな中音域、ストレ
スを感じさせない伸びやかなハイトーンは、同じ病と闘う人々に勇気を与える
ことだろう。





<Linn>
CKD 296(SACD-Hybrid) \2580
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで
ピーター・ワーロック(1894-1930):連作歌曲《シャクシギ》
アーサー・ブリス(1891-1975):哀しいソネット
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):ラドローとテム
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、アンナ・ティルブロック(ピアノ)、
マイケル・コックス(フルート)、ガレス・ハルス(コールアングレ)、
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
医者と音楽の道を両立していたギルクリストが音楽家に専念することになった
のは1996年。その後の活躍は目覚しく、BBC交響楽団、スコットランド室内管、
キングズ・コンソート、バッハ・コレギウム・ジャパン、イギリス室内管な
ど数多くの団体と共演を重ねている。
ギルクリストの歌うレパートリーの中では特にイギリス作品が高く評価されて
おり、前作フィンジの歌曲集(CKD 253)での幅のある表現力と歌声が絶賛を博
している。今回もプログラムはイギリス一色!





<Resonance>
CDRSB 404 5枚組 \3950
リンゼイズの芸術 ――
W・A・モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465《不協和音》
F・シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調D.804,Op.29《ロザムンデ》
M・ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
F・J・ハイドン:弦楽四重奏曲第68番変ホ長調Op.64-6
F・メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番へ短調Op.80
A・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調Op.96《アメリカ》
L・V・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95《セリオーソ》
A・ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調
L・ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
M・ティペット:弦楽四重奏曲第5番
B・バルトーク:弦楽四重奏曲第6番ニ長調Sz.114
リンゼイズ・ファイナル・コンサートのライヴ録音(ボーナス・ディスク)
F・シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667《ます》、
J・ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
リンゼイズ、
キャスリン・ストット(ピアノ)、
レオン・ボッシュ(コントラバス)、ジャネット・ヒルトン(クラリネット)
イギリスの弦楽四重奏を代表する存在として多大な足跡を残し、惜しまれつつ
も2005年7月にその活動に終止符を打ったリンゼイズ。引退までにASVレーベル
へ行ってきた膨大な録音の中から選りすぐった11曲を1つにまとめたリンゼイ
ズの集大成とも言えるボックスが登場!
またボーナス・ディスクとして封入されている注目の5枚目は、なんとラスト
・コンサートのライヴ録音。ピアノのストットやクラリネットのヒルトンと
いったイギリスのトップ・アーティストの参加がリンゼイズの存在の大きさ
を物語っている。





<Pavane>
ADW 7515 \2250
G・ビゼー:ピアノ作品集 ――
夜想曲第1番ヘ長調/ラインの歌/夜想曲第2番ニ長調/3つの音楽スケッチ-
第2曲《セレナード》/無言歌ハ長調/前奏曲第2番/4月の歌/恍惚/瞑想曲
/Venise Romance sans Paroles/奇想曲第1番嬰ハ短調
ピーテル・ファンホーフ(ピアノ)
ベルギーのレーベル「パヴァーヌ」から、ブリュッセル王立音楽院コンサート
・ホールで2006年7月に録音されたビゼーのピアノ作品集が登場!オペラや管
弦楽作品とは一味違うビゼーのピアノ作品集は珍しく、ベルギーの若き俊英が
スタインウェイを駆使した新録音は貴重な音源として重宝されるだろう。
ピーテル・ファンホーフは、ブリュッセル王立音楽院とマーストリヒト音楽院
で学び、ベルギーのデクシア銀行が主催するアクシオン・クラシック・コンテ
ストを制覇。その他にもイタリアやスイスで行われたコンクールで多くの賞を
獲得するなど、今後のさらなる飛躍が期待されているベルギーのホープである。

ADW 7513 \2250
D・カバレフスキー:24の前奏曲Op.38/4つの前奏曲Op.5
クリストフ・デルツ(ピアノ)
ヌシャテル音楽院で名匠ディヌ・リパッティにピアノを学び、現在はロシア音
楽のエキスパートとしてヨーロッパを中心に活躍中のピアニスト、クリストフ
・デルツ。レアな作品を集めて話題を呼んだキュイの作品集(ADW 7494)に続い
て新たに繰り出してきたのはカバレフスキーの前奏曲集!
まとまった形での音源はほんとんど存在していない前奏曲集Op.38&Op.5の全
曲を収録するなど、デルツのロシア音楽への情熱は尽きることを知らない。
ショスタコーヴィチ、スクリャービン、ラフマニノフ、ショパンなどの「24の
前奏曲」とカバレフスキーの聴き比べも面白そうだ。

ADW 7420 \2250
セルジュ・カウフマン(1930-):
チェロと弦楽オーケストラのための《協奏的聖歌》/チェロとピアノのための
《イディッシュ組曲》/弦楽四重奏のための狂詩曲《セラ》/ヴァイオリンと
弦楽オーケストラのためのメロディ《アダマ》/2本のヴァイオリンのための
二重奏曲/バリトン、合唱、クラリネットと弦楽オーケストラのためのカンタ
ータ《見つけられた聖水》
ジャン=パスカル・イントロヴィーニュ(バリトン)、
ベルナール・カルメル(指揮)、
オーケストラ・ベルナール・カルメル、
アンサンブル・ヴォーカル・メロディア、
ユベール・シャシェロー(ヴァイオリン)、
セシール・モロー(ヴァイオリン)、フィリップ・ペナンゲール(チェロ)、
マリー=ジョセフ・トルイス(ピアノ)
フランスのベテラン作曲家カウフマンの作品集は全曲世界初録音。「イディッ
シュ組曲」や「セラ」、「アダマ」などユダヤの伝説や旋律を採り入れた作風
が1つの大きな特徴となっている。民族色の濃さを感じさせてくれる「二重奏
曲」は、バルトークに捧げられている。1998年12月20日-24日の録音。

ADW 7418 \2250
A・ドヴォルザーク:
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.57/4つのロマンティックな小品Op.75/マ
ズレック ホ短調Op.49/バラード ニ短調Op.15-1/ノットゥルノ ロ長調Op.40
/スラヴ舞曲第2番ホ短調《ドゥムカ》Op.46-2/ユーモレスクOp.101-7(ウィ
ルヘミィ編曲)
タンヤ・ベッカー=ベンダー(ヴァイオリン)、
センカ・ブランコヴィチ(ピアノ)
グァダニーニ1761を弾きこなす1978年ドイツ生まれの女流ヴァイオリン奏者
ベッカー=ベンダーは、ハンガリー国立フィル、ベルギー国立管、ベルリン
響、ポーランド室内フィルなどと共演を行うなど国内外から期待を寄せられ
ている。1998年4月28日-30日の録音。

ADW 7416 \2250
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803):
ファゴットのため6つのソナタ (1802)
田中雅仁(ファゴット)、中野振一郎(チェンバロ)、上塚憲一(チェロ)
日本を代表するファゴット奏者の1人として世界中から常に高い評価を受け続
けながらも、2002年に客演先のカナダで急逝してしまった田中雅仁が1998年に
録音を行っていたドヴィエンヌ。ファゴットのストラディヴァリと称される
1820年製の「サヴァリ」からは、ダブルリード特有の艶やかで優美な音色が流
れてくる。1998年10月13日-15日の録音。

ADW 7421 \2250
18世紀の祭典でのオルガン ――
J-P・ラモー:オペラからの舞踏組曲
C・B・バルバストレ:二重奏曲、ロマンス、前奏曲とフーガ
G・F・ヘンデル:シチリアーノ風に、水上の音楽より
N・カサノヴァ:パソ ハ長調、同ニ短調
P・J・ララニャガ:第5旋法によるソナタ
M・コレット:4つの小品
フランク・バシングラン(オルガン)
1956年ボルドー出身のフランス人オルガニストによる18世紀のオルガン作品集。
演奏にはサンタガベル教区教会のヒストリカル・オルガンを使用している。
1998年の録音。

ADW 7419 \2250
オルガン・デュオ ――
A・F・ハッセ:幻想曲ハ短調Op.35、同Op.36、同ニ短調Op.87
G・ピアッツァ:2台のオルガンのためのソナタより
G・B・ルッキネッティ:2台のオルガンのための協奏曲
W・A・モーツァルト:幻想曲K.594
L・V・ベートーヴェン:アダージョ
G・F・ヘンデル:ハレルヤ
カロル・ゴウェンビオフスキ(オルガン)、
ジーグムント・ストルツェプ(オルガン)
ハンブルクの聖ベルナルド教会のベッケラート・オルガンと、同じくベッケラ
ートのポータブル・オルガンによる二重奏。1998年5月の録音。




<Phaedra>
DDD 92010 \2250
In Flanders' Fields Vol.10-ベルギー・ロマン派のフルート・ソナタ集
J・ヨンゲン:フルート・ソナタOp.77
C・フランク:フルート・ソナタ(ランパル編曲)
アンリ・ジョルジュ・ドエ(1885-1936):ロマンス、ディアローグ
カルロス・ブリュネール(フルート)、レヴェンテ・ケンデ(ピアノ)
近現代のベルギー音楽を再評価へと導いたヨンゲンによるフルート・ソナタ、
ランパルがヴァイオリン・ソナタから編曲を行ったフランクのフルート・ソナ
タなど重要作を収録。フルートのカルロス・ブリュネールは、大野和士が音楽
監督を務めているベルギー王立モネ歌劇場管弦楽団首席フルート奏者として第
一線で活躍中の名手。収録作品、演奏者とも非常に充実しており、フルート関
係者やベルギー音楽ファンは外せない1枚だ。1996年2月アントワープでの録音。

DDD 92002 \2250
In Flanders' Fields Vol.2-フランダースの弦楽四重奏曲 ――
ゴットフリート・デヴレース(1893-1972):弦楽四重奏曲へ長調
プロスペル・ファン・エーショウテ(1904-1964):
弦楽四重奏曲第1番ト短調Op.8(ラヴェルへの追憶)
アリアーガ弦楽四重奏団
20世紀ベルギーの作曲家デヴレースとエーショウテの作品をカップリング。デ
ヴレース約14分、エーショウテ約34分といった演奏時間だけでなく作風もどこ
となく対照的。1993年2月ブリュッセルでの録音。

DDD 92004 \2250
In Flanders' Fields Vol.4-フランダースのヴィオラとピアノのための音楽
ジョゼフ・リエランド(1870-1965):ヴィオラ・ソナタOp.73
ヴィクトール・レグレイ(1915-1994):ヴィオラ・ソナタOp.13
アウグスト・デ・ブック(1865-1937):アルバムのページ、幻想曲
ノルベール・ロソー(1907-1975):ソナチネOp.41
ロデウィーク・モルテルマンス(1868-1952)ロマンツァ
ディデリック・スイス(ヴィオラ)、フィリップ・マルテンス(ピアノ)
19世紀末から20世紀中期にかけて作曲された作品6曲を収めたヴィオラ・アル
バム。ヴィオラのディデリック・スイスは1994年6月からパリ・オペラ座の第1
ヴィオラ奏者を務めており、ソリスト、室内楽奏者、教育者としても高く評価
されている。1994年5月16日-18日ブリュッセルでの録音。

DDD 292 003 \2250
C・ドビュッシー:
シャルル・ブージェの5つの詩/忘れられたアリエッタ/シャルル・ボードレ
ールの5つの詩/ステファヌ・マラルメの3つの詩
ヴェルナー・ファン・メヘレン(バスバリトン)、
マルク・デッケルス(ピアノ)
ヴェルナー・ファン・メヘレンは、白井光子とハルトムート・ヘルからも声楽
の指導を受けたベルギーのバスバリトン奏者。定評のある歌唱力で、バロック
からモダンまでの様々なオペラの舞台で歌声を響かせている。1993年6月ブリュ
ッセルでの録音。

DDD 292 002 \2250
F・シューベルト:歌曲集《美しき水車屋の娘》D.795,Op.25
ドナルド・ジョージ(テノール)、ヤン・フェルミューレン(ピアノ)
ベルギー音楽へ深い造詣を持つサンフランシスコ生まれのアメリカ人テノール
奏者ドナルド・ジョージのソロ・アルバム。1992年にはドホナーニの指揮する
クリーヴランド管のツアーに同行するなど名匠からの信頼も厚い。1993年6月
ブリュッセルでの録音。

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