クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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12-03 No.19-1

2012年03月16日 17時02分16秒 | Weblog
<Paladino>
PM-R0023 ¥1750
ヴェルフル:弦楽四重奏曲集
1-4.弦楽四重奏曲 ハ短調 Op.4 No.3/5-8.弦楽四重奏曲 ト長調 Op.10 No.4
9-12.弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.10 No.1
モザイク弦楽四重奏団
ウィーン美術史美術館とのコラボレーションから生まれた、歴史的にも価値ある
アルバムです。ヴェルフル(1773-1812)はザルツブルクに生まれ、ミヒャエル・
ハイドンとレオポルド・モーツァルトに音楽を学び、ピアニストとしても名声を
馳せました。「ベートーヴェンのライバル」としても知られ、ピアノで決闘を挑
み、引き分けたという逸話もあったりします。作品は、古典派の様式を守った整
然としたものですが、時として突如迸る楽想がとても魅力的です。ここで使われ
ているのは、「ウィーンのストラディヴァリ」の異名を持つ1753年生まれのフラ
ンツ・ガイセンホーフが制作した楽器で、塗料や楽器の形などに特徴があること
で知られる銘器です。この楽器を演奏するのはコンンチェントゥス・ムジクスの
メンバーからなるモザイク弦楽四重奏団。200年以上の時を経て奏でられる美し
い音色をお楽しみください。詳細なブックレットも興味深いところです。

PM-R0008 ¥1750
ブルサッティ:詩「メデア」
〈使用楽曲〉
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012よりアルマンド
無伴奏チェロ組曲 第5番 BWV1011よりサラバンド
無伴奏チェロ組曲 第2番 BWV1008よりクーラント
無伴奏チェロ組曲 第5番 BWV1011よりジーグ
詩の朗読: ヤソン…オットー・ブルサッティ(ナレーター)
メデア…エステル・ホロジ(ナレーター)
演奏: マルティン・ルンメル(チェロ)
オットー・ブルサッティはウィーン生まれの作家&ディレクターです。ウィーン
大学で歴史、哲学、音楽学を学び、ウィーンのラジオ番組でクラシック音楽の普
及に長らく尽力しています。このアルバムは彼の自作の詩を朗読したものです。
男と女が語り合い、そこにバッハの音楽が絡み合い、言葉と音は大気に溶けて行
く・・・。言葉がわからなくとも、ひたすらドイツ語の美しい響きを味わうだけ
でも良いのかもしれません。

PM-R0001 ¥1750
フローリアン・ファイルマイア:ピアノ・リサイタル
1-6.ラフマニノフ(1873-1943):楽興の時 Op.16
7-14.ヴィラ=ロボス(1887-1959):赤ちゃんの一族-第1組曲「道化人形」
15.リスト(1811-1886):巡礼の年第2年イタリア-第7番「ダンテを読んで」
16.ベートーヴェン(1770-1827):6つのバガテル Op.126-第3番 変ホ長調
17.ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op.33-第7番 変ホ長調
18.ファイルマイア(1989-):ノットゥルノ
フローリアン・ファイルマイア(ピアノ)
録音 2008年11月13日オーストリア スタジオ・ヴァインベルク
1989年生まれの若きピアニスト、フローリアン・ファイルマイアのデビュー・
アルバムです。2011年にドイツ、ヴェルニゲローデにて行われたコンクールで
「Neue Sterne(新星)賞」を受賞、一躍注目を浴びています。すでにモーツァル
テウム管弦楽団を始めとした数々のオーケストラと共演し、また室内楽の分野
でも目覚ましい活躍をしている彼。このデビュー・アルバムでも、その才能の
片鱗を伺うことができるでしょう。目覚ましい技巧を誇示するよりは、じっく
り音楽を練り上げるタイプのようで、ヴィラ=ロボスなどでは、とても面白い
表現を聴くことができます。最後に置かれた自作の「ノットゥルノ」は、少し
だけスクリャビンを思わせる神秘的な音楽。いろいろな意味で楽しみな逸材登
場です。

PM-R0017 ¥1750
リュエグ:室内楽作品集
1.路面電車 ウィーンからブラティスラヴァ
2.私たちにとって、2つ、3つ、4つ…/3.農民と妻/4.冷却運動
5.ピアノ三重奏曲 第1番/6.無題、しかし愛らしく/7.カデンツラウブ
8.ヴェニ、ヴィディ、ヴィチ/9.イヴについていくつかのこと
10.ジャスト・アナザー・ラブリーソング
11.リストの愛の夢(リュエグによるクラリネットとピアノ編)
ユライ・バルトシュ(トランペット)…1
ラディスラフ・ファンゾヴィツ(ピアノ)…1
エルンスト・ヴァイセンシュタイナー(コントラバス)…2
フィリプ・フィリップ(ヴィブラフォン)…2.4.7
マティアス・クロンシュタイナー(ファゴット)…3
イヴァナ・プロスタソヴァ(ヴァイオリン)…5
ミヒャエル・ウィリアムス(チェロ)…5.10
ヴァシレ・マリアン(オーボエ)
ドミニク・シュトガー(トロンボーン)…7
アンドリュー・イェゼク(ヴィオラ)…8
トーマス・フレイ(フルート)…9
ヨリス・レロフス(クラリネット)…4.11
ヨハンナ・グロブナー(ピアノ)…3-11
1952年、スイス生まれのマティアス・リュエグ(1952-)は現在アメリカで活躍し
ているミュージシャンです。若い頃にクラシックとジャズ・ピアノを学び、様々
な場面で演奏してきました。そんな彼の音楽は、クラシックの影響を受けながら
も、極めてユーモラスな表情を持つもので、それはアメリカのビッグバンドの伝
統も受け継ぎながら、新しい技法を追求しているのです。このアルバムでもわか
る通り、彼は数多くの楽器を駆使して多彩な音を生み出すことが得意で、この夢
幻的な音は一度聴くと忘れられません。

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