クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-08 No.3

2008年08月05日 18時31分23秒 | Weblog
<Calliope>
CAL 9375 \2180
チャイコフスキー:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調、なつかしい土地の思い出op.42、
憂鬱なセレナードop.26、ワルツ・スケルツォop.34
レジス・パスキエ(Vn)
サンクトペテルブルク管弦楽団のソリスト
エマニュエル・ルドゥック=バローム(指)
バルティック・チェンバー・オーケストラ
フランスが世界に誇るヴァイオリンの至宝、パスキエによる待望のチャイコフ
スキー協奏曲。第2楽章の蛇行する旋律は、はらりはらりと舞い落ちる雪、あ
るいはすすり泣く美しい女性のまつげに静かに降る雪を思わせる、軽さと甘さ、
センチメンタルの絶品のバランス。ワルツ・スケルツォも往年の巨匠の芸を思
わせる軽やかな芸が魅力です。

CAL 3720 \1550
特価カタログCD
J.S.バッハ:
(1)シンフォニア ニ長調BWV29 (2)協奏曲ニ短調BWV59a
(3)同ニ長調BWV1053a  (4)同ニ短調BWV1052a
アンドレ・イゾワール(オルガン)
マルティン・ゲスター(指)
ル・パールマン・ドゥ・ミュジク
フランスのオルガン界の至宝、イゾワールによるバッハの名曲の数々がカタロ
グ付でお買い得になって再登場。

CAL 9389 \2180
サン=サーンス:
(1)弦楽四重奏曲第1番op.112
(2)弦楽四重奏曲第2番op.153
ヨアヒム弦楽四重奏団
エレガントな旋律線、色彩感豊かなハーモニー、そして美しい和声進行・・・
ロマン派の真骨頂ともいえる弦楽四重奏曲をまとめて!

CAL 9401 \2180
フランスの美しき合唱曲
ラッスス、グノー、サン=サーンス、プーランク、ラヴェル、
ドビュッシー、フォーレらの作品
フランソワ・ポルガー(指)
ル・プティ・シャントゥール・ドゥ・サン=クロワ・ドゥ・ヌイイ
心洗われる少年合唱によるフランスの珠玉の合唱曲集。

CAL 9386 \2180
シューマン:リーダークライスop.39、女の愛と生涯op.42ほか
オードレー・ミシェル(S)
テオドール・パラスキヴェスコ(Pf)




<Bel Air>
BAC 209(DVD-Video) \4950
パリ・オペラ座バレエ「ル・パルク」
◆1幕◆1.庭師、2.異性間の観察、3.アプローチ・ゲーム、4.出会い
◆2幕◆5.庭師、6.柔らかな色香、7.欲望、8.征服、9.抵抗
◆3幕◆10.夢/庭師、11.嘆き、12.熱情、13.失神、14.開放、エピローグ
/庭師
【振付・演出】アンジュラン・プレルジョカージュ
【出演】イザベル・ゲラン、ローラン・イレール 他
【音楽】W.A.モーツァルト、サウンド・コンポジション、
ゴラン・ヴォイヴォダ
【収録】1999年  パリ・オペラ座 ・バスティーユ
使用音楽:モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調K.546、
6つのドイツ舞曲K.571、ピアノ協奏曲変ホ長調K.449 からアンダンティーノ、
ディヴェルティメント 第11番ニ長調K.251 からアンダンティーノ、
交響曲第36番ハ長調「リンツ」K.425 からアダージョ他
2008年5月に来日公演があり話題になったパリ・オペラ座バレエ団の「ル・パ
ルク」のDVDです(収録は1999年、現地でのもの)。キャストは日本公演のもの
とは異なりますが、ローラン・イレール(1965-)が特筆すべき美しさと完成度。
内容は、基本的には男女の恋物語。モーツァルトの時代を髣髴とさせる衣装に
身を包んで奥ゆかしくデュエットをする男女など、ほれぼれする美しさです。
途中にはさまれる水中メガネを装着した庭師という設定の男性陣による群舞
は対象的に、映画「マトリックス」のような感じで楽しめます。舞台はシン
プルなセットで近代的。それにしてもモーツァルトの音楽の力は偉大で、バレ
エの音楽としてもこれだけ美しさを発揮するものか、と驚かされます。バレ
エ好きの方のみならず、音楽好きの方にも自信をもってお勧めできる1枚です。




<Opus蔵>
OPK 2077 \2250
(1)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(2)ショーソン:
ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のためのコンセール作品21
(1)ジャック ティボー(Vn) アルフレッド コルトー(P)
(2)ジャック ティボー(Vn) アルフレッド コルトー(P) 
イスナール、ヴルフマン(Vn) ブランパン(Va) アイゼンベルグ(Vc)
録音:(1)1929年(2)1931年
(ソナタ)第2楽章、躍動するコルトーのピアノにズシリとした手応えを聴き、
やがて優美な3連音の伴奏に乗ってうたうティボーの可憐なメロディ(第2主題
の後半)を確かめた後、全曲の核心たる第3楽章になると、一瞬、別録音かと思
うほど音質がリアルさを増す。・・
おりしも今年(2008年)はティボー(1880.9.27-1953.9.1)が、来日のため搭乗し
た航空機の事故で死亡してから55年という記念の年にあたる。と同時に、この
2曲、フランクが1886年、ショーソンが1891年に作曲して共に献呈したベルギ
ーの巨匠ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)にとっても生誕150年ということで、
1枚のCDにカップリングされるにふさわしい2作品でもある。 (小林利之)

OPK 2078 \2250
(1)モーツァルト:ディヴェルティメント第17番ニ長調K334
(2)ベートーヴェン:七重奏曲作品20
(1)レナー四重奏団/ オーブリー・ブレイン、デニス・ブレイン(Hr)
(2)レナー四重奏団/ オーブリー・ブレイン(Hr) 
チャールズ・ドレイパー(Cl)
アーネスト・ヒンチクリフ(Bsn) クロード・ホブデイ(Db)
録音:(1)1939年 (2)1930年
レナー四重奏団のベートーヴェンはリズムの冴え、非の打ちどころのないアン
サンブル、音色の暖かさという点で出色の出来を示している。今回はじめて
復刻された七重奏曲は、クロード・ホブデイ、チャールズ・ドレイパー、オー
ブリー・ブレイン、アーネスト・ヒンチクリフが加わって1930年3月4日に録音
された。一般にはBBC交響楽団の主席奏者たちによるHMVのライバル盤よりも人
気があった。
一方1939年2月16日に収録されたレナー最後の録音にあたるニ長調のディヴェ
ルティメントは、演奏のスマートさのみならず、ブレイン親子が共演した数少
ない録音という点でも注目に値する。これはデニス・ブレインがはじめて独奏
を担当した録音である。原典通りチェロなしで、代わりにホブデイのコントラ
バスが加わっていたら音楽学的により満足すべき録音になっていただろうが、
既にこれほど楽しい演奏なのだから文句など口にすべきではないのかもしれな
い。(Tully Potter)

OPK 2079 \2250
(1)ホルスト:組曲「惑星」
(2)エルガー:エニグマ変奏曲  
(1)サー・エイドリアン・ボールト(指)BBC交響楽団 女性合唱
(2)サー・ジョン・バルビローリ(指)ハレ管弦楽団
録音:(1)1945年(2)1947年
(エニグマを)聴いてみて驚かされたのは、進行に遅滞がなく、風が吹きすぎる
ように終ることである。リズムには活力と推進力があるが、その表情はあくま
ですっきりと明快で、大仰な悲劇性などはない。古典的な格調を重視しつつ、
しかしよどみなく流れる。つまりはセンスがいい。ボールトの《惑星》とバル
ビローリの《エニグマ》、それぞれの初録音におけるこうした爽やかなテンポ
感は、その後一九六〇年代から二十世紀の終りまで、忘れられていたものだっ
た。(山崎浩太郎)

OPK 2080 \2250
ドヴォルザーク:
(1)交響曲第7番ニ短調作品70
(2)スラヴ舞曲第1集作品46 より、第1、2、4、5、6、7、8番
ターリヒ(指)チェコ・フィル
録音:1935年
さて、ターリヒは第七番に関しては再録音の機会がなかったようだから、この
ロンドン録音は貴重な記録である。後年のチェコ録音では粘着質で生気のない
演奏をきかせることもあったターリヒだが、ここでは師のニキシュ譲りとおぼ
しき、颯爽として力感豊かな音楽を味あわせてくれる。スラヴ舞曲の軽快でキ
レのいいリズム感は、二十世紀前半のオーケストラならではのものだ。
(山崎浩太郎)





<DYNAMIC>
KDC 5057 \2450
日本語解説,帯付
“愛の喜び -中嶋彰子 歌曲集”
マルティーニ:愛の喜び
スカルラッティ:菫
スカルラッティ:心に感じる
モーツァルト:静けさはほほえみながら K152
ベッリーニ:追憶
オーベール:歓喜
カニョーニ:愛の思い
メルカダンテ:棄てられた女
リッチ:嘆き
トーマ:一人!
ヴェルディ:ストルネッロ
メルカダンテ:孤児の祈り
メルカダンテ:蝶
トスティ:四月
トスティ:苦しみ
トスティ:理想の女
トスティ:別れの歌
トスティ:さようなら
中嶋彰子(S)
ニルス・ムース(P)
録音:2007年,ジェノヴァ
世界のアキコ、待望の新録音が登場です。ウィーンを中心に世界で活躍する中
嶋彰子が、18世紀から19世紀にかけての様々な歌曲を歌っています。表題にも
使われている名曲、マルティーニの「愛の喜び」、スカルラッティの古典歌曲、
モーツァルトの可愛らしいカンツォネッタ、ベッリーニ、ヴェルディらイタリ
アオペラの作曲家の歌曲、そしてトスティの名作歌曲、などなど、実に多彩な
内容。しかも、これが世界初録音となるオーベール、カニョーニ、メルカダン
テ、リッチ、トーマらの歌曲と、中嶋のこだわりが隅々まで行き渡ったアルバ
ムです。近年の中嶋は一段と表現の幅が広がり、しっとりとした歌、軽快な歌、
ドラマティックな歌、いずれにおいても申し分のない円熟を感じさせてくれま
す。ニルス・ムースの完璧なバックアップも加わり、中嶋の魅力が結集した
1枚になっています。




<harmonia mund>
HMC 901976 \2450
ブルックナー:ミサ曲第3番ヘ短調
インゲラ・ボーリン(S)
インゲボルク・ダンツ(A)
ハンス=イェルク・マンメル(T)
アルフレート・ライター(Br)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
RIAS室内合唱団
シャンゼリゼ管弦楽団
ホ短調ミサにモテット集、交響曲第4番と第7番につづいておくる、ヘレヴェッ
ヘのブルックナー。最新作はことし3月にベルリンのフィルハーモニーでも、
テノール(このときはスティーヴ・ダヴィスリム)をのぞいて同じ顔ぶれで演奏
され、高い評価を得たミサ曲第3番。
とりわけ交響曲が不動の人気を誇るブルックナーにあって、総じて声楽作品は
交響曲に通じる動機や音型が随所に散りばめられていることもあり、ブルック
ナー好きのあいだではその魅力が語られてきました。じっさい、このジャンル
の最高峰とも云われる第3番も、たとえば、まさに天国的という形容がぴった
りのベネディクトゥス動機が第2交響曲第2楽章のコーダや第4楽章に引用され
るなど、聴きどころの宝庫。思えばチェリビダッケが傾倒して、息の長いフレ
ージングによる特異で巨大な演奏を聴かせていたのもこの作品でした。
ヘレヴェッヘの新録の特徴は、どこか素朴なひびき味わいが内容に好ましい
ピリオド楽器による手兵シャンゼリゼ管と、なにより、もっとも重要な役割
を担うコーラスにRIAS室内合唱団を起用したことでしょう。ふわりとやわらか
く包み込むようなサンクトゥス。グローリア、そして最大の山場クレドにおけ
る、強じんでありながらもあたたかみのあるハーモニー。さすがは合唱指揮者
としてまず名を成したヘレヴェッヘと、現代最高水準のアンサンブルとの顔合
わせ。いま、あらためて名作の魅力に目を開かせてくれる演奏の登場です。

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