クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-11 No.6-1

2010年11月06日 00時29分45秒 | Weblog
<STUDIO FROHLA>
BB 2105 \2800
「Happy- Go- Lucky!」
(1)E.クック:Bolivar
(2)J.G.ロパルツ:小品 変ホ短調
(3)中村典子:ガンジン・ウェイ
(4)スッペ:君にバラを-オペレッタ『ボッカチオ』より
(5)ミレッカー:深紅のバラ-オペレッタ『ガスパローネ』より
(6)ドゥメルスマン:序奏とポロネーズ op.30
(7)ブルーメ:‘ハイク’パーミュテーションズ
(8)ヨルゲンセン:組曲 作品22
(9)シューベルト:鳩の使い-歌曲集『白鳥の歌』より
〔ボーナス・トラック〕
(10)クラーク:いとこたち
(11)バグダサリアン:シマリスの歌
田中宏史(トロンボーン)
近藤麻由(ピアノ)、田中紫織(マリンバ、パーカッション(1)(3)(4)(5))、
平田慎(バストロンボーン(7))、
藤島謙冶(トランペット(10))、野々山未帆(ピアノ(11))
録音:2009年11月5,6日/2007年5月3日((11))、
2010年4月4日((7)、(10)、(11))
名古屋フィルハーモニー交響楽団の首席トロンボーン奏者、田中宏史のアルバ
ム。濃厚な旋律美に溢れたロパルツ作品や、ドゥメルスマンの超絶技巧作品な
ど、田中の実力が遺憾なく発揮された演奏には圧倒されます。また、委嘱作品
も多数含んでいるのも興味深いところ。中村典子の「ガンジン・ウェイ」は、
鑑真にまつわる作品。鑑真が6度目の渡航で日本に渡ったことに因み、「6」と
いう数字をキーに中国的な雰囲気の響きの中曲が進みます。ブルーメの‘ハイ
ク’・パーミュテーションズでは、ジャズを思わせる軽快なパッセージを響か
せます。トロンボーンとは思えないような甘やかな音色、揺るぎないテクニッ
クと抜群の音程感覚など、田中の魅力のすべてがあますところなくおさめられ
ています。
元フィラデルフィア管弦楽団のトロンボーン奏者で、現インディアナ大学教授
のM.D.ステュワート氏は「HIROSHIが素晴らしいCDを創りあげた。非常に音楽
性の高いトロンボーンの演奏に加え、素晴しい音色と躍動的な演奏スタイルが
聴かれる。よく知られた作品から今回のプロジェクトの為に委嘱されたものが
加えられ、多様性と創造性がうかがえる。更に、様々な手法によるアンサンブ
ルが色彩感を高め、心から楽しめるCDに仕上がっている。」という賛辞を寄せ
ています。



<KII>
KKC-5116(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
[LSO] LSO 0660
輸入盤・日本語解説書・訳詞付
マーラー:交響曲第3番ニ短調
アンナ・ラーション(アルト)、
ロンドン響合唱団女声合唱、ティフィン少年合唱団、
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロンドン交響楽団
世界の音楽界に旋風を巻き起こしているゲルギエフのマーラー・シリーズ、
その始まりは当アルバムでした。マーラーの交響曲中最長を誇る第3番ながら、
早いテンポときびきした解釈で息もつかせずに進みます。ゲルギエフならで
はの輝かしいフォルテッシモはもちろんながら、不気味に囁く弦、木管の病的
な明滅など、弱音もショッキング。全体にゲルギエフらしさ全開です。

KKC-5115 \2800
[SUPRAPHON] SU 4032
輸入盤・日本語解説書付
スメタナ:交響詩「わが祖国」(全曲)
ヤクブ・フルシャ(指揮)
プラハ・フィルハーモニア
[2010年5月13,4日 プラハの春国際音楽祭でのライヴ]
今年から東京都交響楽団のプリンシパル・ゲスト・コンダクターに任命された
1981年生まれの新鋭ヤクブ・フルシャ。日本でもファンを増やしている彼が母
国の名作「わが祖国」全曲に挑戦。今年5月13日のオープニングで圧倒的な成
功を収めた演奏が早くもCD発売。目が離せません。

KKC-5117 \3000
[MIRARE] MIR 096
輸入盤・日本語解説書付
ショパン:
ポロネーズ第12番変ロ長調/同第11番ト短調/同第13番変イ長調/同第10番
ヘ短調 Op.71の3/マズルカ第8番変イ長調 Op.7の4/同第32番嬰ハ短調
Op.50の3/同第45番イ短調Op.67の4/ワルツ 変ホ長調「ソステヌート」/
同第12番ヘ短調 Op.70の2/同第19番イ短調/カンタービレ変ロ長調/
夜想曲第20番嬰ハ短調/幻想即興曲 Op.66/子守歌 Op.57/舟歌 Op.60/
スケルツォ第4番ホ長調 Op.54/バラード第4番ヘ短調 Op.52
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
フランスを代表する女性ピアニスト、ケフェレックによるショパン、待望の
登場です。ケフェレックならではの知的で洗練された演奏により、ショパン
のフランス的な面が強調され魅力的。ショパン7歳の作のポロネーズから、最
後の作のマズルカまでショパンの一生を俯瞰できます。

KKC-5118 \2800
[ARTACT] AR 001
輸入盤・日本語解説書付
悪魔のトリル-ラドゥロヴィチと仲間たち
(1)クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
(2)ヴィエニャフスキ:伝説曲 Op.17/(3)ヴィターリ:シャコンヌ
(4)シューベルト:ロンド イ短調 D438
(5)チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 Op.42
(6)タルティーニ:悪魔のトリル
(7)サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22
(8)クライスラー:愛の悲しみ/(9)同:美しきロスマリン
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(Vn)、レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル
ラ・フォル・ジュルネでも注目され、日本でも人気急上昇中のヴァイオリニス
ト、ネタニャ・ラドゥロヴィチ。線が太くで甘い独特の音色で聴き手を魅了し
ます。ここでは彼の得意とする美しい小品ばかりを集めました。ネマニャの親
しい友人を集めた室内アンサンブル「レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル」(悪
魔のトリル)も華やかさを倍増させてくれます。




<STUDIO FROHLA>
B 2922 \2500
「真夜中のコンガ」
(1)レクオーナ:真夜中のコンガ
(2)ルイス・ヘラルド・ヴィテリ:かかし
(3)イグナシオ・セルバンデス:Los Tres Golpes(3つのノック)
(4)グアスタヴィーノ:10の民謡より
(5)レクオーナ:Ahi viene el Chino 中国人がここに来る
(6)セルバンテス:L Velorio(お通夜)
(7)ヒナステラ:美しい娘のダンス
(8)マヌエル・サウメル・ロブレド:Tu Sonrisa(あなたの笑顔)
(9)グアスタヴィーノ:カンタレーナ第1番
(10)セルバンテス:No Bailes Mas(もう踊ってはいけない)
(11)フアン・ホセラモス:南のミロンガ
(12)ヒアナヴァロ:Pasillo
(13)レクオーナ:ダンツァ・ネグラ
(14)サウメル:ラメントス・デ・アモール
(15)ホアン・モレル・カンポス:No me toques(さわらないで)
(16)マヌエル・ポンセ:インテルメッツォ
(17)セルバンテス:
4手連弾のための3つのキューバのダンス「カマグエイ」、「ロシータ」、
「操り人形」
(18)セルバンテス:さようならキューバ
(19)モレイロ:ホロッポ
森川実千代(ピアノ)
伊藤正美(ピアノ(17))
南米ピアノ作品集。賑やかなリズムの連弾から、ノスタルジックでロマンティ
クな旋律美の「さようならキューバ」など、色とりどりの作品が並びます。ヒ
ナステラの「美しい娘」は複雑なハーモニーと美しい旋律、そして南米の大地
を思わせる雄大な音楽。メキシコの空気を知るピアニスト、森川実千代が瑞々
しい感性で多彩な世界を紡ぎます。
=森川実千代(ピアノ/プロフィール)=
長野県出身。桐朋学園高校、同大学卒業後、メシキコへ渡り孤児院で音楽教師
としてボランティア活動をする。その間、黒沼ユリ子アカデミーでの伴奏、グ
アダラハラ日本人補習校で合唱指導を行う。マンハッタン音楽院修士課程修了。
マネス音楽院プロフェッショナルスタディーズ修了。日本、ヨーロッパ、アメ
リカ、中南米で演奏活動を行う。日本―ハリスコ州政府友好記念コンサートに
て、ゲストソリストとしてハリスコフィルハーモニックオーケストラと共演。
イグナシオ・セルバンテス国際ピアノコンクール(キューバ)にて特別賞を受賞。
ヘルマン・ディエス、ジェローム・ローズ、カール・U・シュナーベル、ヒュ
ーゴ・ゴールデンツバーグ、高橋従子各氏に師事。現在、グリニッジハウス音
楽学校、サードストリート音楽学校でピアノ教師として、また伴奏者としても
活躍している。




<Arte dell'arco Japan>
ADJ 029 \2450
ラ・フォンテヴェルデ / 「文学の響き」イタリアン・マドリガル集
1.ジャッケス・アルカデルト(c.1505-1568):
「白く優しい白鳥」Il bianco e dolce cigno
2.クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
「星に向かって打ち明けた」Sfogava con le stelle
3.モンテヴェルディ:「誰も私に忠告するな」Alcun non mi consigli
4.ジュゼッペ・カイモ(c.1540-1584):「嘆け、谷よ」Piangete valli
5.モンテヴェルディ:「死んでしまいたい」Si, ch'io vorrei morire
6.アドリアン・ヴィラールト(c.1490-1562):
「愛は私を死なせる」Amor mi fa morire
7.シジスモンド・ディンディア(c.1582-1629):
「無慈悲な慰め」Dispietata pietate
8.モンテヴェルディ:
「さあ、さあ、可愛い羊飼いたちよ」Su, su, su pastorelli vezzosi
9.ディンディア:
「“ああ”、とフィレーノは言った」"Lasso", dicea Fileno
10.フィリップ・ヴェルドロ(1480-1532):「わがイタリアよ」Italia mia
11.チプリアーノ・デ・ローレ(c.1516-1565):
「別れのとき」Ancor che col partire
12.シジスモンド・ディンディア(c.1582-1629):
「“情けを”、と泣きながら叫んでも」"Merce!", grido piangendo
13.モンテヴェルディ:
「ああ私の愛しい人はどこに」Ohime dov'e il mio ben
14.カイモ:「カッコーが鳴く間に」Mentre il cuculo
15.モンテヴェルディ:「私は若い娘」Io mi son giovinetta
16.マルコ・ダ・ガリアーノ(1582-1643):
「あのころ私は燃えていた」Arsi un tempo e l'ardoro
17.オラツィオ・ヴェッキ(1550-1625):
「知っているよ、誰が楽しい思いをしているか」So ben mi c'ha bon tempo
18.ルカ・マレンツィオ(1553-1599):
「千回の口づけを」Basciami mille volte
19.マレンツィオ:
「輝く愛しい星に告げた」Dissi a l'amata mia lucida stella
20.ジョバンニ・ジャコモ・ガストルディ(c.1550-1622):
「勝ち誇る愛の神」Amor vittorioso
ラ・フォンテヴェルデ【星川美保子、鈴木美登里、山村奈緒子(ソプラノ) 
上杉清仁(カウンター・テナー)、谷口洋介(テノール) 浦野智行、
小笠原美敬(バス) 上尾直毅(チェンバロ、オルガン) 金子浩(リュート)】
録音:2010年6月10-13日、秩父ミューズパーク音楽堂
鈴木美登里を中心に結成された実力派声楽アンサンブル“ラ・フォンテヴェル
デ”の初アルバムが遂に登場!モンテヴェルディ他マドリガーレ作曲家達に
よる珠玉の作品を集め、「声による言葉の表現」に焦点を当てて精緻なアン
サンブルを聴かせてくれます。
「日本人によるマドリガーレのグループを作りたい」という想いを10年程も
持ち続けた後、2002年に《ラ・フォンテヴェルデ》は誕生した。メンバーの
殆どは古楽の分野で活躍している歌手であったがマドリガーレに関しては初
体験に近く、試行錯誤の日々が続いた。更に8年の年月を経た今、ようやく録
音に至ったことはこの上ない喜びである。
(プログラムノート鈴木美登里 より)




<Supraphon>
SU 4040 \1780
アルビノーニ:アダージョ ト短調
ハイドン:ロンド
リーグラー:ジプシー・ダンス
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
パガニーニ:カプリース第24番
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番,第12番
リスト:ハンガリー・ラプソディ第2番
カルマン:コム・テガーヌ
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番,「わが母に教え給いし歌」
スロヴァキア・ツィンバロン・バンド
録音:2009年10月、2010年3月、ブラチスラヴァ、ARSスタジオ
おとぎ話においてジプシー音楽は「悪魔」と称されますが、この音楽は誰もが
心躍るであろう魅力的なものです。演奏のスロヴァキア・ツィンバロン・バン
ドは国内を問わず、ドイツ、イギリス、フランス、カナダと海外公演を成功さ
せ、伝統的な奏法を基盤にクラシックからジャズ、ポップスと幅広いジャンル
を演奏しております。その中で彼らのレパートリーで最も重要であるクラシッ
クのサラサーテをはじめ、ジプシー音楽にインスパイアされ作曲されたブラー
ムス、リスト、ドヴォルザークの作品が本アルバムに収録されております。
明るいアプローチの演奏は名曲の新たな一面を垣間見ることができるでしょう。

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