クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-03 No.33-1

2012年03月30日 22時56分49秒 | Weblog
<SUPRAPHON>
SU 4094 2枚組 ¥2980
モノラル
[CD1]
・リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35
 録音:1953年12月7-9日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
・ムソルグスキー( R.=コルサコフ編):交響詩「はげ山の一夜」
 録音:1955年11月23日プラハ、ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
[CD2]
・ハチャトゥリアン:バレエ「ガイーヌ」(ハイライト)
 録音:1953年9月29-30日&10月2日プラハ、
ルドルフィヌム(セッション・モノラル)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・ハラバラ(指揮)
チェコのオペラ演奏史を語る上で欠かせぬ名指揮者ズデニェク・ハラバラ
(1899-1962)が、2012年に歿後60年を迎えるにあたり、チェコ・フィルを指揮
した録音の数々がSUPRAPHONより初CD化となります。長年、劇場を拠点に活動
し、コンサートホールではごくまれにしか指揮をしなかったハラバラが吹き込
んだ内容は、オペラではなくコンサート・レパートリーを取り上げているのが
貴重で、母国チェコとならんで得意としたロシアものというのも注目されます。
1925年より、ブルノ、プラハ、オストラヴァ、ブルノ、ブラチスラヴァ、プラ
ハとオペラ監督を歴任し、ドヴォルザークやノヴァーク、フェルステルのほか、
「イーゴリ公」「ボリス・ゴドゥノフ」「ホヴァンシチナ」「見えざる町キー
テジ」などのオペラでおおきな成功を収めていたハラバラは、プラハに戻った
1953年以降、おもな焦点をチェコとスラヴ系の作品に合わせ、その完成度に磨
きをかけてゆきます。
ハラバラが、さかのぼること1939年に、エリザヴェタ・ニコリスカヤが振付を
担当し、プラハ国民劇場で上演された、ミハイル・フォーキンの台本にもとづ
くバレエ・プロダクションのなかで出会ったリムスキー=コルサコフの「シェ
エラザード」をはじめ、いずれの作品でも、細部の緻密な仕上げと表現力も豊
かな音楽づくりをたしかめることができます。




<新書館>
DD12 0101(DVD-Video) ¥5040
■「水晶宮」 (シンフォニー・イン・C)
指導:ギレーヌ・テスマー
モデル:イザベル・シアラヴォラ&エルヴェ・モロー
■「ナイチンゲールの歌」
指導:アリシア・マルコス、エリザベット・プラテル
モデル:ミリアム・ウルド=ブラーム
■「ソナチネ」
指導:ビオレット・ヴェルディ
モデル:モニク・ルディエール
■「夢遊病の女」
指導:ニナ・ビルボア&ミロラード・ミスコビッチ
モデル:ミュリエル・アレ&ヴァレリー・コラン
■「愛のワルツ」
指導:ビオレット・ヴェルディ
モデル:ルシア・ラカッラ&シリル・ピエール
監督:ドミニク・ドルーシュ
出演:ギレーヌ・テスマー、イザベル・シアラヴォラ&エルヴェ・モロー、
アリシア・マルコス、エリザベット・プラテル、
ミリアム・ウルド=ブラーム、ビオレット・ヴェルディ、
モニク・ルディエール、ニナ・ビルボア&ミロラード・ミスコビッチ、
ミュリエル・アレ&ヴァレリー・コラン 他
=オリジナル・キャストから現代のダンサーへ・・・・=
バランシンの作品が受け継がれていく現場を収めた貴重なドキュメンタリー。
彼の原点ともいえる歴史的な劇場、パリ・オペラ座で行われたリハーサルを
収録。ダンサーから語られる言葉によって振付の解釈や作品の背景まで見えて
きます。クラシック・バレエに大変革をもたらしたバランシンの作品の真髄に
迫ります!




<OPUS蔵>
OPK 2098 ¥2250
シューベルト:ピアノ・トリオ第1番変ロ長調 D.898<録音:1927年>※
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664<録音:1928年>
シューベルト:ロザムンデ<録音:1928年>
バッハ:ジーグ-フランス組曲第5番より<録音:1928年>
スカルラッティ:ソナタ ト長調 Kk14<録音:1940年>
バッハ-ヘス編:「主よ、人の望みの喜びよ」の2ヴァージョン
<録音:1928年&1940年>
マイラ・ヘス(P)、ジェリー・ダラニー(Vn)※、
フェリックス・サルモンド(Vc)※
原盤:US-Col 78s,Col-LP(Sonata),HMV78s
先の見えない戦局、ナチスドイツの空襲に怯えながらのロンドンにおける彼女
のナショナル・ギャラリー・コンサートは人々に慰めや勇気、明日への希望を
与えたものとして語り継がれておりますが、今の日本にもふさわしいものでも
あり、何とか1枚と思っていました。今回当時(1940)に録音されたヘス自身が
編曲し、演奏した「主よ、人の望みの喜びよ」のSPレコードが手に入りました
ので、彼女のよさを出しきったシューベルトと合わせてまとめました。
(オーパス蔵代表 相原 了)
シューベルトのピアノ・トリオ第1番のはじめ、アレグロ・モデラート、Vnと
Vcのユニゾンで出る第1主題とそれを規則正しく和音で伴奏していくピアノ…
「ああ、これは1927,8年という録音年代にしては分離のいい録音だな」と思っ
ている間に、やがてVnの刻む伴奏形にピチカートのVcがからんで曲頭とは逆に
第1主題をピアノが弾きはじめる。そのピアノが楽譜どおりのppで、つつまし
く響かせるのだが、はやくもマイラ・ヘスのピアノに聴きての耳をしびれさせ
る魅力を覚えるこのトリオ演奏、第2主題を弾くサルモンドのVcもとてもスト
レートで、それを受け継ぐダラニーのVnのキメこまやかな細身の音と技巧もす
ごく感じがいい。ダラニーのVnに惚れ込んだラヴェルが名作「ツィガーヌ」
を作曲献呈したことを思い出す。このトリオは、やはりマイラ・ヘスの室内
楽演奏の適格性が音楽的な支えとなっているのだが、ロマンティシズムに覆
われたカザルス・トリオに対して、このトリオは演奏様式的には明らかに次世
代の新しさが印象的である。第3、第4楽章のテンポとリズム感がことのほか鮮
やかな若々しさにみちている。(小林利之)

OPK 2099 ¥2250
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944‘ザ・グレート’<録音:1947年>
ベルリオーズ:
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」作品17
(第2部より-ロメオひとり-キャプレット家の饗宴-星の出ている夜、愛の情景)
<録音:1947年>
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢―スケルツォ
<録音:1946年>
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
音源:米RCA‐SP
トスカニーニの‘ザ・グレート’はLPとCDを何種か持っていますが、1947年の
演奏が最もトスカニーニらしいと感じていました。SP盤を入手し改めてそのよ
さを実感しましたので、復刻しました。組合せは同じ年に録音されたベルリオ
ーズの‘ロメオとジュリエット’(抜粋)が入手できましたので、組み合わせま
した。(オーパス蔵代表 相原了)
この録音におけるOPUS蔵が用いた音源はすべてSP用のラッカー盤。音質はじつ
に生々しく、響きに伸びがあってメリハリが利き、迫力も豊かだ。SP特有のサ
ーフェース・ノイズが消されずに残っているが、そのぶん、音楽の活力も自然
に残されている。また、SPの盤面に合わせて曲を分割して録音したかどうかわ
からないが、流れはきわめて自然で、変化に富んでいる。演奏も、1953年盤よ
りも旺盛な生命力にみちている。このCDに収録のロミジュリ第2部抜粋は、カ
ーネギー・ホールでセッション録音されたものである。また《真夏の夜の夢》
のスケルツォは1946年11月6日に、カーネギー・ホールではなく、NBC放送のス
タジオ3Aでセッション録音されたもの。SPでは《ザ・グレート》のセットの
最終面に収められていた。軽捷な運動性、弾力とスピード感など、短い時間に、
トスカニーニ芸術のエキスがつまった演奏である。(山崎浩太郎)




<REFERENCE RECORDINGS>
RR 125 ¥1980
RR 125HRX(DVD-ROM) ¥4750
176.4kHz / 24bit
ドリーブ:バレエ音楽「シルヴィア」組曲
ドリーブ:「コッペリア」組曲
マーティン・ウェスト(指揮)
サン=フランシスコ・バレエ・オーケストラ
数多くの優秀録音で定評のあるリファレンス・レコーディングスからの新譜CD、
HRXが同時リリース!そのリリース・タイトルはドリーブの作品です。ドリー
ブはフランス古典バレエの典型となる作品を生みましたが、このアルバムに
収録された「シルヴィア」(女神デアーヌに仕えるニンフ、シルヴィアが猟人
オリオンにかどわかされるが、最後に愛する羊飼いアマンタと結ばれる作品)、
そして「コッペリア」(コッペリウスの作った自動人形コッペリアに恋した青
年と、彼を恋するスワニルダの嫉妬から生ずる喜劇)はその中でも傑作と言え
ましょう。指揮のマーティン・ウェストは“バレエ振り”として定評があり、
1997年から10年間イングリッシュ・ ナショナル・バレエの指揮者として活躍
しました。その間も名門サン=フランシスコ・バレエ・オーケストラともしば
しば共演し、名声を高めております。
【『HRx』とは】
リファレンス・レコーディングスは、スペクトラルの設計者であり、HDCD の
発明者でもあるキース・ジョンソン博士が30年以上もチーフ・エンジニアを
務めている高音質レーベル。そのRR がまたまた驚異の音質体験を教えてくれ
る全く新しいフォーマットが『HRx』です。『HRx』は、パソコンとオーディ
オインターフェースを使用したPC オーディオやデジタル・ストリーム(DS)機
器に対応するために、176.4kHz/24bit の圧縮しないWAV データを記録した
DVD-R のこと。密度の濃い音質、臨場感、楽器の音の生々しさ、音空間をその
まま美しく再生できる驚異の音質。弦はさらにしなやかに、金管はより煌びや
かに鮮明に聴くことが出来ます。通常のCD、SACD、DVD プレイヤーでは再生で
きませんが、『HRx』のハイサンプリング音源を是非体験してください。




<harmonia mundi>
HMC 902100 4枚組 ¥4800
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集
[CD1] 変ホ長調 op.1-1、 ト長調op.1-2
[CD2] ハ短調 op.1-3、 変ロ長調 op.11-1、 変ホ長調op.44
[CD3] ニ長調op.70-1(「幽霊」)、 変ホ長調 op.70-2
[CD4] 変ロ長調 op.97(「大公トリオ」)、
ト長調 op.121a (「私は仕立て屋カカドゥ」の主題による10の変奏曲とロンド)、
変ホ長調 WoO 38、変ロ長調 WoO 39
トリオ・ヴァンダラー
〔ジャン=マルク・フィリップス=ヴァイジャベディアン
(Vn、ペトルス・グアルネリウス(1748、ヴェネツィア))
ラファエル・ピドゥー(Vc、Goffredo Cappa(1680))
ヴァンサン・コック(ピアノ)〕
録音:2010年12月、2011年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
これ以上の演奏は望めないのでは、と思わされてしまうベートーヴェン。結成
25周年を迎える名トリオ、トリオ・ヴァンダラーによるピアノ三重奏全集の登
場です。まず何と言っても、ヴァンサン・コックのピアノの粒のそろったタッ
チ(特に初期作品)がひときわ輝きを放ちます。ベートーヴェン自身が素晴しい
ピアニストであったことを実感させる、素晴しく充実したピアノ・パートは圧
巻です。魅惑の旋律とかけあいを展開するヴァイオリンとチェロも、全てが完
璧に融合しています。それぞれの奏者の技量の高さが同じくらいにハイレヴェ
ルで、音楽の方向も同じだからこそのこのアンサンブルは、他ではなかなか得
られないものではないでしょうか。
トリオ・ヴァンダラーはパリ国立高等音楽院の卒業生三名によって1987年に
結成されました。1999年にハルモニアムンディで録音をはじめ、これまでに発
売されたCDはどれも極めて高く評価され、特にメンデルスゾーンのトリオ集
(HMC 901961)はニューヨーク・タイムズ紙でも決定盤として紹介されました。
古典派、ロマン派から現代までの幅広いレパートリーを可能にするそれぞれの
メンバーの技量の高さで、テレパシーともいわれるまでに息のあったアンサン
ブルによる極めて上質の演奏で常に我々を魅了しています。




<EMI CLASSICS>
CDCW-9529692 ¥1750
ブルックナー:交響曲第9番(4楽章付)<輔筆完成版>
第1楽章:Feierlich:Misterioso
第2楽章:Scherzo:Bewegt,lebhaft
第3楽章:Adagio:Langsam
第4楽章:フィナーレ:Misterioso, nicht schnell
(Completed performing version by Samale-Mazzucca-Phillips-Chors)
サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2012年2月
ジュエルケース、24ページ・ブックレット
ブルックナーが死の直前まで書いていたこの作品は、未完の大作として知られ
る。死去した際には第4楽章を作曲している最中だったが、死の知らせを聞い
た多くの人が彼の家を訪れ、自室譜を「記念に」、「想い出に」、持ち去って
しまった。そこで、残されたスケッチを元に4人の音楽学者、作曲家が25年以上
かけて復元し、2010年さらに改定が行われたのが数ある完成版でも最も評価が
高い、今回使用されているクリティカル・エディション、「サマーレ、フィ
リップス、コールス、マッズーカ版」。録音は2012年2月。
2011年来日時に記者会見でラトルは、この録音を、ブルックナーの音楽を血と
肉としているベルリン・フィルと録音できたことの価値を熱く語っていた。
(世界初録音)

CMS-6447012 3枚組 ¥2080
マルタ・アルゲリッチ&フレンズ:
ライヴ・アット・ザ・ルガーノ・フェスティヴァル2011
CD1
1-3.ベートーヴェン:ソナタ 第8番 ト長調 作品30-3
演奏:ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
4-6.モーツァルト:ソナタ ヘ長調 KV497(4手のための)
演奏:クリスティーナ・マルトン(ピアノ)、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
7-9.ハイドン:三重奏曲 ハ長調 HobXV:27
演奏:ポリーナ・レシェンコ(ピアノ)、アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)
ジュリアン・ステケル(チェロ)
10-12.シューマン:幻想小曲集 作品73
演奏:ゴーティエ・カピュソン(チェロ)、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
CD2
1-3.リスト:悲愴協奏曲 ホ短調 R.356
演奏:マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、リーリャ・ジスベシュテイン(ピアノ)
4-6.ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第2番二短調作品9
演奏:デニス・コジュヒン(ピアノ)、ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、
ヤン・ルヴィノワ(チェロ)
7-10.ショスタコーヴィチ:モスクワのチェリョムーシカ作品105
(Arranged by Andrew Cornall, transcribed by C.M.Griuoli for 3 pianos)
演奏:ジョルジア・トマッシ(ピアノ)、カルロ・マリア・グリグオーリ(ピアノ)
アレサッサンドロ・ステッラ(ピアノ)
CD3
1.ラヴェル:ラ・ヴァルス
演奏:マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、セルジオ・ティエンポ(ピアノ)
2-4.ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
演奏:マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ヤチェク・カウプシク指揮・スイスーイタリアーナ管弦楽団
5-8 .ザレブスキ:五重奏曲 ト短調 作品34
演奏:マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、
ドーラ・シュワルツベルク(ヴァイオリン)、
ルチア・ホール(ヴァイオリン)、リダ・チェン(ヴィオラ)、
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
録音:2011年6月ライヴ録音
クラムシェル・ボックス 20ページ・ブックレット。
若手ソリストたちが、アルゲリッチをはじめ、世界的に有名なアーティストと
組んで、クラシック及び現代音楽の幅広いレパートリーを探求する、スイスの
ルガーノで行われる音楽祭シリーズ最新作。音楽祭は2011年、10周年を迎え、
ますます充実した内容で話題を呼んでいる。今作のラインナップは、アルゲリ
ッチが弾くラヴェルの協奏曲ト長調やカピュソンとのベートーヴェンのソナタ、
リストの悲愴協奏曲など魅惑のプログラム。

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