クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-10 No.23-1

2011年10月26日 15時49分35秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon(US版)>
B001606802 ¥1850
アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ集(第1番-第4番)
ヒラリー・ハーン(Vn)
ヴァレンティーナ・リシッツァ(P)
録音:2009年4月ニューヨーク、ラインベック、クラブハウス
人気&実力No.1のアメリカ人ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンの最新作は、
アメリカ現代音楽のパイオニアとして評価されているチャールズ・アイヴズの
ヴァイオリン・ソナタ集。アイヴスの音楽語法はヒラリー・ハーンが生まれ持
つ血に脈々と流れているもの。キエフ出身で現在アメリカ在住のピアニスト、
リシッツァとの共演で、伝統とフロンティア精神を併せ持つアイヴスの作品の
独創的な響きを余すところ無く伝えるアルバムです。
「ヴァレンティーナと私は、このアルバムをリリースすることによって、アイ
ヴズのソナタたちがもつ多くの美質や価値が明らかになり、心から感じられ、
聴きての方々がヴァイオリンとピアノのためのゆたかで独創的なこれらの作品
に対して、私たちと同じように愛を感じてくださることを願っています」
(ヒラリー・ハーン―ライナーノーツより)




<VIRGIN CLASSICS>
VCSW-9076652 2枚組 ¥1880
JSバッハ:6つの無伴奏ヴィオラ組曲(原曲チェロ)
CD1
1.Pour ecrire un seul vers (リルケ作の詩)
2-7.組曲第1番ト長調BWV1007
8.Chevaucher, chevaucher 
9-14.組曲第3番ハ長調BWV1009
15.Je voudrais devenier un de ceux-la(リルケ作の詩)
16.Avec un toit que suit son ombre(リルケ作の詩)
17-22.組曲第6番ニ長調BWV1012
CD2
1.Quiconque pleure a present quelque part dans le monde(リルケ作の詩)
2-7.組曲第2番二短調BWV1008
8.Seigneurr, donne a chacun sa propre mort(リルケ作の詩)
9-14.組曲第4番変ホ長調BWV1010
15.Terre, n'est-ce pas ce que tu veux(リルケ作の詩)
16-21.組曲第5番ハ短調BWV1011
演奏:ジェラール・コーセ(ヴィオラ) 
使用楽器:1560年製Gaspard Da Salo
朗読:ローラン・テルツィエフ(俳優・監督) 
CD1 1、8、15、16 CD2 1、8、15
録音:2010年6月&11月 Auditorium de Pigna, Corse,France
このCDは、ヴィオラのコーセが無伴奏チェロ組曲にヴィオラで挑戦しているだ
けでも意欲的な企画ですが、更に曲の合間にフランス人俳優・監督のローラン
・テルツィエフがリルケの詩を朗読したものが収録されています。テルツィエ
フはフランスの演劇賞「モリエール賞」を受賞し、この録音の後に亡くなって
います。リルケは、コーセがバッハを弾く際に思い浮かべたというボヘミアン
詩人ですが、フランス文化に多大な影響を受けたと言われています。




<MSR>
MS1373 ¥1980
(1)マーラー:交響曲第4番
(室内アンサンブル版・1921年エルヴィン・シュタインによる/アレクサンダー
・プラット再構成)
(2)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(ベンノ・ザックスによる室内アンサンブル1920年編曲版)
(1)(2)ケン・セルデン指揮マーティンゲール・アンサンブル
(2)ディアンナ・ブレイウィック(Sop)
録音:2011年1月ライヴ
私的音楽協会は同時代の音楽を広く紹介するためにシェーンベルクが1918年に
立ち上げた団体でプログラムはひとつの傾向や国に限定せず様々な作品が取り
上げられ、3年の活動期間に117の演奏会が行われた。オーケストラ作品は予算
の都合もあり室内アンサンブルに編曲して演奏された。マーラーとドビュッシ
ーは特にシェーンベルクのお気に入りの作曲家であったと言われる。室内アン
サンブルに編曲されることで対位法がよりくっきりすると同時に最高級のサロ
ン音楽としても楽しめる。

MS1138 ¥1980
「四旬節と聖週間のための音楽」
パレストリーナ:谷川を慕いて/グレゴリア聖歌《パンジェ・リングァ》
バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
ヴィクトリア:おお、すべての道行くものよ/
14世紀イギリス作者不詳:
O homo considera/O homo de pulvere/Filiae Jerusalem
アレグリ:ミゼレーレ・メイ・デウス
タリス:エレミアの哀歌、おお聖なる宴
ケント・トリトル指揮
聖イグナチウス・ロヨラ合唱団
録音:1998年1月ニューヨーク
四旬節と聖週間に関わるルネサンスの宗教音楽集。聖イグナチウス・ロヨラ合
唱団はニューヨークに拠点を置く合唱団で宗教曲を専門とするが、ヒナステラ、
シュニトケの宗教曲を歌ったり、ジョン・ゾーンやウテ・レンパーとも共演す
るなど、野心的な活動を行っている。アレグリのミゼレーレ・メイ・デウスや
タリスのエレミアの哀歌など、ルネサンス宗教楽の名曲が集められている。

MS1340 ¥1980
「ドリーミング・イン・カラー」-ファゴットと作品集
ピーター・シックリー(b.1985):夏のセレナード
ジョン・スタインメッツ(b.1951):想像上のオペラからの組曲
ドレイク・メイブリー(b.1950):二重奏曲
パウル・ジェレスク(1901-89):ドブロゲアナ狂詩曲
ホセ・シクィエラ(1907-85):3つのエチュード
イ・ヒェキョン(b.1959):ドリーミング・イン・カラー
ベンジャミン・コエーリョ(Fg)、
アラン・ハックルベリー(Pf)
録音:2009年8-9月
アメリカ、ルーマニア、ブラジル、韓国出身の作曲家による現代ファゴット作
品集。PDQバッハことピーター・シックリー等、ジャズ、民族音楽の影響を受
けた親しみやすい作品が中心。ファゴットのベンジャミン・コエーリョはブラ
ジル系アメリカ人でソロ奏者として活動しAlbany、Crystal、MSRなどに多く録
音している。

MS1367 ¥1980
「ファゴットと友達」-2010年ファゴット室内楽作曲コンクール入賞作品
(1)ジョナサン・バーツ(b.1986):コンチェルティーノ
(2)ルイス・ニールソン(b.1950):あなたはどう?
(3)アーサー・ゴットショーク(b.1952):アメリカの夜
(4)ステファン・クウィック(b.1987):
「8つのミニチュア」-ストラヴィンスキーへのオマージュ
ポーラ・ブルスキー(Fg)、
(1)(3)(4)ウェンレイ・グ(Vn)、ケイ・キム(Pf)、
(1)エリザ・トムソン(Va)、デシリー・ミラー(Vc)
(2)クリストファー・オットー(Vn)、(2)エミリー・デユフォー(Vc)
(4)マイケル・ウィリアムズ(Fl)
録音:2010-2011年
ファゴットのレパートリーを増やすためファゴット奏者ポーラ・ブルスキーが
2009年に創設したファゴット室内楽作曲コンクールの2010年度入賞作を収録。
特殊奏法満載の前衛的なニールソンの「あなたはどう?」、ストラヴィンスキ
ー作品と同名のクウィックの楽しげな「8つのミニチュア」が聴きもの。

MS1388 ¥1980
「シャドウ・キャッチャー」-アメリカの吹奏楽作品集
ノーマン・デロ・ジョイオ(1913-2008):ルーヴルからの情景
アンソニー・プロッグ(b.1947):
二重協奏曲-2つのトランペットとウィンド・アンサンブルのための
ジョセフ・ターリン(b.1947):
コンチェルティーノ-11楽器とウィンド・アンサンブルのための
エリック・エワゼン(b.1954):
協奏曲《シャドウ・キャッチャー》
-金管五重奏とウィンド・アンサンブルのための
アンドリュー・ヨーズヴィアーク指揮
ウェスト・チェスター大学ウィンド・アンサンブル
録音:2011年3月
ウェスト・チェスター大学はペンシルヴァニア州にあり今年創立140年になる
音楽大学で吹奏楽では定評がある。いずれもウィンド・アンサンブルの機能と
効果をよく考え抜いた秀作ぞろい。

MS1389 ¥1980
ハンプソン・シスラー(b.1932):
(1)不死鳥よ永遠に(2009)
(2)嵐の湧き起こる中で(2005)
(3)魂の中の音楽(2005/2009)
(4)聖フランシスコの祈り人(1970/2009)
マーロン・ダニエル指揮プラハ・シンフォニエッタ
(3)ロリ=カイエ・K.ミラー(MS)&ダーネル・イシュメル(Br)、
(4)メリッサ・シントロン(Sop)
録音:2007,2009年チェコ
ハンプソン・シスラーはニューヨーク出身の作曲家でオルガニストとしても活
動している。いずれの作品も宗教色が濃く、新ロマン主義とでも言うべき抒情
的な作品。

MS1390 ¥1980
「モーツァルト:2台ピアノのための作品全集」
モーツァルト:
(1)2台ピアノと管弦楽のための協奏曲K.365
(2)2台ピアノのためのソナタK.448
(3)アダージョとフーガK.546/K.426
(4)ラルゲットとアレグロ 変ホ長調
ピアース&ジョナス(Pfデュオ):
【ジョシュア・ピアース&ドロシー・ジョナス】
(1)ポール・フリーマン指揮スロヴァキア・フィル
録音:(1)1993年1月26日、ブラティスラヴァ,ライヴ,(2)-(4)SUNY
ピアース&ジョナスのコンビは1980年代中ごろに2台ピアノの作品を演奏するた
めに結成。レパートリーは18世紀から20世紀までと幅広い。1984年に映画「ベ
ン・ハー」の音楽でも知られるミクロス・ローザに2台ピアノと管弦楽のため
の協奏曲の作曲を委嘱、初演している。当MSRからはメンデルスゾーンの2曲の
2台ピアノのための協奏曲、ラフマニノフの交響的舞曲ほかをリリースしている。

MS1391 3枚組 ¥3960
「インタープレイ」
-ロバート・アッカーマンの世界BOX1
CD1) より遅い速度で、2つの断章、チェンジ、インタープレイ、2つの俳句、
エニシング・バットほか全10曲
CD2) ウォーター、オーロラ、ハヴァナ・スペシャル、ショート・ストーリー、
冬の死、サウス・カロライナ・スケッチほか全15曲
CD3) ビル・エヴァンスのためのシエナ、リフレクションズ、サークリング、
ジェントル・ムードほか全14曲
トリスタン・ウィレムズ(指揮)
アテナ弦楽オーケストラ、
スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団(コシツェ)、
スロヴァキア国立フィル弦楽四重奏団
ほかソリスト達
録音:2003-2010年、アイスランド、コシツェ、ニュージャージー
ジャズのサクソフォン奏者でもあるロバート・アッカーマンの作品集。弦楽四
重奏、室内楽アンサンブルなど多様な編成の曲が並び、時に新ウィーン楽派、
時にアヴァンギャルド・ジャズと様々な様式が折衷されている。

MS1397 ¥1980
「ゴーイング・ソロ」-無伴奏ヴァイオリン&ヴィオラ作品
(1)G.P.テレマン:幻想曲第7番 変ホ長調
(2)H.ヴュータン:奇想曲Op.Posth-9
(3)E.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27-4
(4)F.クライスラー:レチタティーヴォと奇想的スケルツォOp.6
(5)A.R.トーマス:呪文
(6)J.ウィン:ピーブロック(2008)
(7)E.シュールホフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1927)
(7)Q.ポーター:無伴奏ヴィオラ組曲(1930)
(8)A.ピアソラ:3つのタンゴ・エチュード
ステファニー・サンタンブロジオ(Vn,Va(2)(5)(7)のみ)
録音:2010年ソノマ州立大学グリーン・ミュージック・センター
ステファニー・サンタンブロジオはイーストマン音楽院を卒業後、クリーヴラ
ンド管弦楽団に永らく勤めた後、サン・アントニオ交響楽団のコンサート・ミ
ストレスに抜擢。その後、室内楽とソロ活動に力を注ぐようになった。アー
ジェンタ・ピアノ三重奏団のリーダーとして活躍、メンデルスゾーン作品集も
発売になっている(BRIDGE,BCD9338)。このアルバムは古今の無伴奏ヴァイオ
リン、ヴィオラ作品を集めた珍しいCDでシュールホフ、ピアソラ作品は普段聴
く機会がないため大変貴重。

MS1398 ¥1980
「星座」-ジャスティン・ヘンリー・ルービン作品集
ジャスティン・ヘンリー・ルービン(b.1971):
エグロガ-ヴァイオリンとピアノのための
《明けの明星が輝く》による変奏曲-ヴァイオリンとピアノのための
エコセーズ-ヴァイオリンとマリンバのための
5声のためのセレナーデ
2つのヴァイオリンのための3つのコラール
3楽器のための小さなスケルツォ
2人の音楽家のための「間に合わせ」
2つのヴァイオリンのためのサミュエル・グリーンバーグ星座
パミーナのアリア「ああ私にはわかる」による幻想曲
-ファゴットとピアノのための
別の最後の日に・・・-ヴァイオリンとピアノのための
E.オルドリッジ(Vn)、
J.キャンベル(Fg)、
デュオ・ゲランド(Vnデュオ)、
G.コシンスキ(Perc)、
ジャスティン・ルビン(Pf)
シャンノン・ウェットスタイン(Pf)
ミネソタ大学ダルース・ファカルティ木管五重奏団
録音:2009-2010年
ジャスティン・ヘンリー・ルービンは1971年ニューヨーク出身の作曲家。マン
ハッタン音楽院、ニューヨーク州立大で学び、ピアニストとしても活動。無調
から調性音楽まで堅実な作風の作曲家。収録作品のほとんどは12音技法もしく
は無調で書かれている。

MS1405 ¥1980
「シモーネ・レイタン・ピアノ・リサイタル」
J.S.バッハ(1685-1770):イギリス組曲第3番ト短調
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ピアノ・ソナタ第1番Op.22
アンドレ・メーマリ(b.1977):グランデ・バイアン・デ・コンチェルト
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ・ソナタ第2番Op.36
シモーネ・レイタン(Pf)
録音:2011年5月,7月
シモーネ・レイタンはブラジル出身で現在、アメリカで熱い注目を集めている
女流ピアニスト。マイアミ大学で博士号を取得、ノルウェー音楽院でも学んだ。
バッハにおける対位法のカンタービレ、ヒナステラと現代作曲家メーマリの強
烈なリズム、ラフマニノフの華麗なピアニズムなど、あらゆるスタイルをブラ
ジルの強烈な陽射しのように熱く明快に弾ききる。

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