クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-03 No.7-2

2012年03月06日 13時56分54秒 | Weblog
<Aparte>
AP 027 ¥2300
パーセル:ハルモニア・サクラ
憐れみ深い天使よ、私に言っておくれ
暗く侘しい絶望の地下牢で
かの方に向かって歌おう、その知恵でこの耳を形作った方に
エア ト短調
偉大な、そして正義の神よ
われ主の憐れみを永遠に歌わん
私の歌が常に
グラウンド ニ短調
主よ、人とは何ですか
夜よ去れ(ヨブの呪い)
シャコンヌ ト短調
夜が来た
病み、疲れた目で
どうやって私は迷ったのか
組曲 ト短調
私の開いた目は清められ
偉大な神よ、どれほど長く
グラウンド ハ短調
眠れ、アダムよ
眠れぬ羊飼いであるあなたよ
大地が震え
今や太陽の光も薄れ
ローズマリー・ジョシュア(S)
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
録音:2010年11月28日-12月1日、パリ
17世紀後半の英国で短い生涯に優れた作品を多数書き残したヘンリー・パー
セル(1659-1695)。その多くは筆写譜として今日伝えられていますが、いくつ
かはパーセルの生前に出版されました。その代表的なものが、英国の音楽出
版業者、ヘンリー・プレイフォードによって出版された「ハルモニア・サク
ラ(聖なる調和)」。著名な作曲家の様々な種類の聖歌、讃歌を集めた曲集で、
1688年に出版、好評を博したため1693年に続編も出版されました。このCDに
は、「ハルモニア・サクラ」から、パーセルが高声独唱用に作曲したものが
選ばれています。
ローズマリー・ジョシュアは、ウェールズのカーディフ出身のソプラノ。今
日の英国を代表するバロック音楽のソプラノで、ことにヘンデルのヒロイン
として絶大な人気を誇っています。清潔感のある美声と、品の良さを保ちつ
つ情熱の篭った表現にも優れた歌は、パーセルには打ってつけです。しかも
バックはクリストフ・ルセ率いるレ・タラン・リリク!これは豪華。ところ
どころに挟まれているルセのチェンバロ独奏がまた絶品、チェンバロマニア
も要注目です。




<Australian Eloquence>
4806039 2枚組 ¥1400
ヴェルディ:歌劇『椿姫』(全曲)
ジョーン・サザーランド(Sp:ヴィオレッタ)
カルロ・ベルゴンツィ(T: アルフレード),
ロバート・メリル(Br:ジェルモン)
ドーラ・カラル(Sp), ミティ・トゥルッカート・パーチェ(Ms),
ピエロ・デ・パルマ(T), アンジェロ・メルクリアーソ(T),
シルヴィオ・マイオニカ(Br), ジョヴァンニ・フォイアーニ(Bs),
マリオ・フロシーニ(Bs), テレーノ・メリディオナーレ(Bs)
ジョン・プリッチャード(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
[録音]1962年11月, ベルゴラ劇場(ステレオ)
若やいだ艶やかな声の魅力が絶品の、サザーランド全盛期のヴィオレッタ。
正統派ベル・カント唱法に基づいた魅力的なヴェルディ・テノールのベルゴ
ンツィ。ジェルモン役のメリルのリアリティたっぷりな歌いっぷり。「椿姫」
の名盤の1枚です。

4803775 4枚組 ¥3150
アンセルメ/ストラヴィンスキー:デッカ初録音集
【Disc1】
『バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)』(録音:1949年11月, モノラル)
『バレエ「春の祭典」』(録音:1950年10月, モノラル)
『サーカス・ポルカ』(録音:1951年3月, モノラル)
【Disc2】
『バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)』(録音:1950年10月, モノラル)
『ディヴェルティメント-「妖精のくちづけ」による』
(録音:1951年3月, モノラル)
『ブルレスク「きつね」(フランス語版)*』(録音:1955年10月)
【Disc3】
『オペラ=オラトリオ「エディプス王」*』(録音:1955年5月, モノラル)
『ディヴェルティメント-「妖精のくちづけ」による』
(録音:1962年5月, ステレオ)
【Disc4】
『バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)』(録音:1946年2月, モノラル)
『バレエ「火の鳥」組曲(1910/1919年版)』(録音:1946年12月, モノラル)
『詩篇交響曲』(録音:1947年10月, モノラル)"
エルネスト・アンセルメ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団 [Disc1-3],
ミシェル・セネシャル(T), ユーグ・キュエノー(T),
ハインツ・レーフス(Br), クサヴィエ・ドプラ(Bs)[Disc2*]
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と合唱団[Disc4]
エレーヌ・ブヴィエ(Ms), エルンスト・ヘフリガー(T),
ユーグ・キュエノー(T), ジェイムズ・ルーミス(Br),
アンドレ・ヴェンシエール(Bs), ブラッシュ合唱団[Disc3*]
[録音場所] 
ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール[Disc1-3]
ロンドン、キングズウェイ・ホール[Disc4]
作曲者と親交の深かったアンセルメ。Disc1-3は、スイス・ロマンドとDecca
に録音したもの。Disc4は、それ以前にロンドン・フィルと録音した歴史的名
演が収録されています。

4805019 ¥900
(1) ドヴォルザーク:『交響曲第7番ニ短調Op.70,B.141』
(2) エルガー:『エニグマ変奏曲Op.36』
ピエール・モントゥー(指揮)
ロンドン交響楽団
[録音]1959年10月(1), 1958年6月(2)
ロンドン・キングズウェイ・ホール (ステレオ:セッション)
モントゥーが80歳代半ばに録音したもの。その歳とは思えない自然体な流れ。
味わいも深く、イギリスらしい紳士的で格調の高い演奏です。

4805952 ¥900
ベートーヴェン:
(1)『交響曲第7番イ長調Op.92』
(2)『交響曲第8番ヘ長調Op.93』
(3)『「プロメテウスの創造物」Op.43序曲』
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1966年4月(1),1968年11月(2),1966年5月(3),
ウィーン・ゾフィエン・ザール (ステレオ:セッション)
アバドは、1960年代から1970年代にデッカにいくつかの録音を残しました。
この録音は、アバドがデッカに録音した最初のものです。7番の熱気あるフィ
ナーレ、8番のフィナーレの颯爽としたユーモア、プロメテウスの出だしの気
高さ。若かりしアバドの知的センスが感じられる演奏です。

4804864 ¥900
フランク:
(1) 『交響曲ニ短調』
(2) 『交響的変奏曲』
バルトーク:
(3) 『ラプソディ Op.1,Sz.27』
パスカル・ロジェ[(2)(3)],
ロリン・マゼール(指揮) クリーヴランド管弦楽団 [(1)(2)]
ワルター・ウェラー(指揮)ロンドン交響楽団 [(3)]
[録音]1976年5月, クリーヴランド [(1)(2)]
1976年6月, ロンドン・キングズウェイ・ホール [(3)]
(ステレオ:セッション)
マゼール、クリーヴランド管弦楽団音楽監督時代の代表作とも言える録音で
す。交響曲ニ短調は、ドイツ的な厳格さの中に官能的かつ宗教的な響きを携
える音楽。交響的変奏曲は交響協奏曲風変奏曲で、交響曲と同じく巧みに循
環形式を使用したフランクの最も優れた作品であり、音楽史上特異な作品の
ひとつです。細部まで神経の行き届いた指揮が、複雑な作品の構造の綾を見
事に解きほぐしていきます。

4805048 ¥900
チャイコフスキー:
(1)『序曲「1812年」Op.49』
(2)『イタリア奇想曲Op.45』
(3)『スラヴ行進曲Op.31』
(4)『バレエ「白鳥の湖」より』
ケネス・オールウィン(指揮)
ロンドン交響楽団 [(1)-(3)]
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [(4)]
グレナディア・ガーズ軍楽隊[(1)]
[録音] 1958年5月[(1)-(3)],1959年3月[(4)],
ロンドン・キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
ケネス・オールウィンは、ロイヤル・バレエの首席指揮者を務めた職人的指
揮者でした。デッカは、アンセルメ、ブリテン、サージェントらと同格の指
揮者として契約したのです。この最初の録音「1812年」は、デッカとしてス
テレオ録音第1号としてLPで発売された音源です。

4805617 ¥900
(1) グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲
(2) ロッシーニ:
『セヴィリャの理髪師』序曲
『ウィリアム・テル』序曲
『絹のはしご』序曲
『セミラーミデ』序曲
ケネス・オールウィン(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [(1)]
新ロンドン交響楽団[(2)]
[録音] 1959年3&5月, ロンドン・キングズウェイ・ホール
(ステレオ:セッション)
デッカでの最初のステレオ録音に挑んだオールウィン。「1812年」のアルバ
ムはベストセラーとなり、デッカはすぐに次々と録音の契約を彼と結びまし
た。1959年のこの録音は、各曲の短い時間の中に、スケールの大きい物語を
カラフルな色彩によって描き出すことに成功しています。

4803150 2枚組 ¥1400
リスト:ピアノ作品集
【Disc1】
『ピアノ・ソナタ ロ短調』『超絶技巧練習曲第4番ニ短調「マゼッパ」』
『オーベルマンの谷』『愛の夢第3番変イ長調』
『巡礼の年第2年「イタリア」*』
【Disc2】
『ピアノのための5つの小品第2番』『灰色の雲』『悲しみのゴンドラ第1番』
『波の上を歩くパウラの聖フランシス』
『超絶技巧練習曲第8番ハ短調「狩り」』
パスカル・ロジェ(P:Disc1)
ジャン=ロドルフォ・カールス(P:Disc2)
[録音] 1969年12月(Disc1),1980年3月(Disc1*),1968年7月(Disc2) ロンドン
(ステレオ:セッション)
カッチェンの2人の弟子による、リストのピアノ作品集です。この録音を行っ
た1969年、ロジェはまだ18歳でジョルジュ・エネスコ国際コンクールで優勝
し、デッカと契約を結んだ直後でした。ジャン=ロドルフォ・カールスは、
カルカッタで生まれ後ウィーン市民となったピアニスト。リスト、メシアン、
ストラヴィンスキーなどを得意とし、ここでも見事なテクニックと味のある
深い音の語りを聞くことができます。




<MEMORIES>
MR2206/2210 5枚組 ¥2080
(MONO)
クレンペラー指揮
フィルハーモニア管、
ウィーン楽友協会合唱団、
ヴィルマ・リップ(ソプラノ)、ウルズラ・ベーゼ(アルト)、
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、フランツ・クラス(バス)
交響曲第1番ハ長調 op.21(1960年6月7日)
交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』(1960年5月29日)
交響曲第2番ニ長調 op.36(1960年5月29日)
交響曲第7番イ長調 op.92(1960年6月2日)
交響曲第4番変ロ長調 op.60(1960年5月31日)
交響曲第8番ヘ長調 op.93(1960年6月4日)
『エグモント』序曲 op.84(1960年5月31日)
バレエ音楽『プロメテウスの創造物』序曲 op.43(1960年6月2日)
交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』(1960年5月31日)
交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』(1960年6月2日)
交響曲第9番二短調 op.125『合唱』(1960年6月7日)
序曲『コリオラン』 op.62(1960年6月4日)
まさに聳え立つ巨峰!クレンペラー+フィルハーモニア管による、1960年ウィ
ーン楽友協会に於けるベートーヴェン・ツィクルス。有名なライヴ録音です。
様々なレーベルから出ているとはいえ、M&AからのCDはこのレーベルらしい拍
手の合成や編集の甘さ、ステレオ感付加があり、かつてのチェトラ版が最も
高音質と言われております。当版は最もチェトラに近い音質で例えるならば、
コンサートホール最前列で聴くかのような臨場感。故に残響は抑え目で、強
烈な音響でヘビーなベートーヴェンを体現できます。厳しいリズム感、木管
に対しての自由な飛翔は聴いていて姿勢を正したくなるほどです。短期間で
一気に演奏されたこのツィクルスは巨匠も余程体調が良かったのか、怒鳴り
声も至る所ではっきり聴かれます。ウィーン芸術週間の聴衆も納得の名演と
して語り継がれている超名演です。

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