<ARTHAUS>
101553(DVD-Video) \3480
カルロス・クライバー…無への足跡
エリック・シュルツによるドキュメンタリー・フィルム
出演:
プラシド・ドミンゴ
ブリギッテ・ファスベンダー
オットー・シェンク
ヴェロニカ・クライバー(実姉)
ミヒャエル・ギーレン
マンフレッド・ホーネック 他
収録時間:72分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語・日語
2004年7月11日、世界的名指揮者カルロス・クライバーは彼の愛車でミュンヘン
からスロヴェニア東部の小さな町コンシチャへと向かいました。アルプス山脈
を経由し、別荘まで 6時間の道のり。その間、車中のオーディオにはウィーン
・フィルとのブラームスの4番が入っていたと言います。その前に世界中の友人
たちに「別れを告げるための」手紙を書いた彼。長きに渡る闘病生活、そして
2003年に愛妻を亡くしたことで精神的にも追いつめられていた彼の苦悩は計り
知れないものがあったに違いありません。このフィルムはそんな彼の孤独かつ
天衣無縫な道行を辿りながら、友人や証言者たちの言葉を交え、時には演奏シ
ーンを挿入し、彼が創り上げた音楽そのままの、丁寧な作品として創造されて
います。2010年、クライバー生誕80周年にドイツの Servus TVで制作された
作品です。
101063(DVD-Video) \3480
カルロス・クライバー
リハーサルと本番-魔弾の射手、こうもりを創り上げる若き奇才の姿
ウェーバー(1786-1826):歌劇「魔弾の射手」序曲
1.リハーサル
2.本番
J.シュトラウス 2世(1825-1899):歌劇「こうもり」序曲
3.リハーサル
4.本番
カルロス・クライバー(指揮)・シュトゥットガルト放送交響楽団
収録時間:102分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語
これまで幾度も再発され、その都度深い感銘を与える映像が ARTHAUSに登場し
ました。本番では即興的とも言える自由自在な演奏を繰り広げるクライバーで
すが、リハーサルでは入念でデリケートな指示を与え、何度も何度も執拗なま
でに音を追い続ける姿は、まさに音楽の神が乗り移ったかのようです。本番の
映像では、細部に至るまで、完璧に作り上げた上で、新たな創造を加える彼の
姿を見ることができるでしょう。1970年の闊達な姿をごらんください。
<Chandos>
CHAN 10665 \2180
ルフィナッチャ:管弦楽作品集Vol.1 ――
序曲《メッシーナの花嫁》/交響曲第6番ニ長調(全曲世界初録音)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
灼熱のマエストロ、知られざる秘曲の伝道師ジャナンドレア・ノセダが復活の
魔法をかけるのは、19世紀オーストリアの作曲家ヨハン・ルフィナッチャ(1812
-1893)の音楽!
ウィーン音楽院ではブリュルとエプシュタインを育成するなど"教育者"として
の功績が知られているルフィナッチャ。"作曲家"としてのルフィナッチャは不
遇の時を過ごし続けているが、偉大な友人ブラームスが「交響曲第1番」を作曲
している間に書き上げたその管弦楽作品は、シューベルトとブルックナーの間
にある歴史の空白を埋める貴重な存在なのである。
CHSA 5088(SACD-Hybrid) \2850 ※3月5日までのご注文特価 \2280
ディーリアス:
古い黒人奴隷の歌による変奏曲《アパラチア》(ビーチャム校訂版)
合唱と管弦楽のための《高い丘の歌》(ビーチャム校訂版)*
アンドルー・デイヴィス(指揮)、
BBC交響楽団、BBC交響合唱団、
オリヴィア・ロビンソン(ソプラノ)*、
クリストファー・ボーウェン(テノール)*、
アンドルー・ラップ(バリトン)
今は亡きリチャード・ヒコックスからバトンを託された"英国音楽の達人"アン
ドルー・デイヴィスが遂にディーリアスを振る!
両親はドイツ人で、イギリス、ドイツ、アメリカ、フランスなど欧米各国を渡
り歩いたディーリアス。アメリカ、フロリダ時代の思い出を黒人霊歌の変奏曲
として描いた「アパラチア」と、北欧ノルウェーでの自然の印象を音楽で表現
した「高い丘の歌」は、両作品とも作曲背景がイギリスではないというところ
が非常に興味深い。
アンドルー・デイヴィスは「アパラチア」と「高い丘の歌」のレコーディング
に、ディーリアスの最大の理解者であり、その音楽の魅力を伝えるために尽力
したビーチャムの校訂版を使用。
CHAN 10664 \2180
ハルヴォルセン:管弦楽作品集Vol.3 ――
交響曲第3番ハ長調(フォスハイム校訂版)/黒鳥/結婚行進曲Op.32-1**
カラスの森のワタリガラスの結婚/フォッセグリムOp.21*
ベルゲンシアーナ - ベルゲンの古謡によるロココ変奏曲
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ラグンヒル・ヘムシング(ハルダンゲル・フィドル)*
マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)**
グリーグやスヴェンセンによって確立されたノルウェーのナショナル・ロマン
チシズムを継承、発展させたヨハンハルヴォルセン(ハルヴォルシェン)。
存命当時、ハルヴォルセンがコンサートマスター、首席指揮者を歴任したベル
ゲン・フィルは、シャンドスとヤルヴィの「ハルヴォルセンの管弦楽作品集」
にとって理想的なキャスティングなのである。
ハルヴォルセン自身が「抒情交響曲」と呼び、第1楽章にはグリーグのモチーフ
が登場する「交響曲第3番」は、ノルウェーの指揮者、ピアニスト、ヨルン・
フォスハイムによる新校訂版を使用しているところも注目のポイント。
また「黒鳥」と「ラスの森のワタリガラスの結婚」は、このヤルヴィ&ベルゲ
ン・フィル盤が世界初録音となるだけに、北欧音楽ファン&ハルヴォルセン・
ファンは聴き逃せない!
録音:2009年8月24日-9月2日&2010年8月30日-9月1日、
グリーグホール(ベルゲン/ノルウェー)
<TUDOR>
TUDOR 1610 6枚組(SACDハイブリッド4枚+通常CD2枚) \10480
「バンベルク・シューベルト・プロジェクト」
-交響曲全集+エピローグ&ディアローグ
CD1(SACD-Hybrid)
交響曲第1番、第3番、第7(8)番「未完成」(第3楽章冒頭断片も収録)
CD2(SACD-Hybrid)
交響曲第2番、第4番「悲劇的」
CD3(SACD-Hybrid)
交響曲第5番、第6番
CD4(SACD-Hybrid)
交響曲第8(9)番「グレイト」
CD5(通常CD) 「シューベルト・エピローグ」
(1)ベリオ:レンダリング〈翻訳〉(1990)
(2)ライマン:シューベルトのメヌエットによるメタモルフォーゼン
(3)ヘンツェ:「大気の息子」より管弦楽のための幻想曲「魔王」
(4)ツェンダー:シューベルトの合唱曲1-4(挽歌D.836、
詩篇23番D.706-神は私の牧者である、ゴンドラの舟人D.809、晴れた夜D.892)
(5)シュヴェルツィク:ロザムンデへのエピローグ
CD6(通常CD) 「シューベルト・ディアローグ」
(1)イェルク・ヴィトマン(1973-):管弦楽のための歌(2003)
(2)W.リーム:
「現象」-シューベルトについてのスケッチ、9つの弦楽器とピアノのための
(1978)
(3)ブルーノ・マントヴァーニ(1974-):
「表情豊かに」-クラリネットと管弦楽のため(2003)
(4)D.シュネーベル(1930-):シューベルト・ファンタジア(1978/1989)
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団(録音:2002-06年)
ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団のCD第1弾だったシューベルト:未完
成を初めとする、交響曲全集とシューベルトにからむ現代音楽の録音。彼らの
実力を世界に知らしめた出世作シリーズが待望のBOXセット化!
TUDOR 7154 \2080
メンデルスゾーン:
(1)ヴィオラ・ソナタ ハ短調
(2)クラリネット・ソナタ 変ホ長調
(3)ピアノ三重奏曲 ハ短調(1820)
アナ・チュマチェンコ(Vn)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va)
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)
アドリアン・オーティカー(Pf)
録音:2008年10月,2009年1月,ミュンヘン、62'09
メンデルスゾーンの比較的珍しい作品を収録。ヴィオラ・ソナタは1823年、ク
ラリネット・ソナタは1824年の作品。三重奏曲は、はっきりとした年代は分か
らないものの、1820年代の作曲と思われる。いずれもメンデルスゾーンが十代
の頃の作品である。アナ・チュマチェンコ(クマケンコ)は、1945年、イタリア
のパドヴァ生まれのロシア系ヴァイオリニスト。アルゼンチンで育ち、晩年の
ヨゼフ・シゲティに学んでいるベテランの名手である。
<MEMORIES>
MR2160/2164 5枚組 \2080
マーラー:
交響曲第1番「巨人」(NBC交響楽団、1939年4月8日ライヴ)
交響曲第2番「復活」
(ウィーンフィル、チェボターリ、アンダイ独唱、1948年5月15日ライヴ録音)
交響曲第4番(ウィーンフィル、ヒルデ・ギューデン、1955年11月6日ライヴ)
交響曲第5番よりアダージェット(ウィーンフィル、1938年1月15日ライヴ)
交響曲第9番(ウィーンフィル、ヒルデ・ギューデン、1938年1月16日ライヴ)
交響曲「大地の歌」
(ニューヨークフィル、ルイス、フォレスター、1960年4月16日ライヴ)
全てブルーノ・ワルター指揮、モノラル録音
マーラーの使徒、ワルターによるライヴ録音集。元来ワルターは熱しやすく、
自分をコントロールすらできなくなるほどの激情的な性格の持ち主でした。
その心情は1939年新天地アメリカでのライヴである「巨人」によく表れており
ます。荒れ狂うテンポと豪快なオーケストラ・ドライヴは名盤の誉れ高い晩年
のコロンビア響との静謐な美しさとまた別の魅力があります。ワルターがほぼ
10年振りにウィーンフィルと再会してまもない時期の「復活」。これなども大
指揮者ワルターともあろうものが意外や神経質になっていることが手に取るよ
うにわかります、しかしよよと泣き崩れんばかりの官能的な音色には抗し難い
魅力があります。名歌手チェボターリは翌年夭折しております。第5番アダー
ジェット、第9番は命の危険すら迫っていたワルターがウィーンで成し遂げた
奇跡の名演。緊張感みなぎるのは音楽家だけではなく客席からの息吹も同じで
す。そして「大地の歌」はマーラー生誕100年祭のライヴで、マーラーとも縁
の深いニューヨークフィルを指揮しての枯淡の境地です。独唱歌手はRCAにラ
イナーとも録音しており、アメリカでの代表的なマーラー歌手でした。いずれ
も聴きやすい音質で、至高の名演を楽しめます。最近、好評が続くMEMORIES入
魂の新マスタリングです。
ME1031/1036 6枚組 \2080
マーラー:
第3番(ロンドンフィル・1986年10月)
第4番(ボストン響・1977年1月)
第5番(コンセルトヘボウ管・1990年12月)
第6番(ニューヨークフィル・1986年10月)
第7番(クリーヴランド管・1978年3月)
クラウス・テンシュテット:指揮
全ステレオ録音
ほぼ5年ぶりの再入荷で最終入荷とのことです。
第3番は、極めて遅いテンポを採用した気の遠くなるような演奏です。第4番は
ボストン響の清涼飲料水のような爽やかな音色を存分に生かした美演。そして
第5番は、病を克服してからの演奏で、強烈な個性はますます過激度を増して
おります。コンセルトヘボウという名技集団を得ての凄まじいライヴです。
第6番はマーラー縁のニューヨークフィルとの共演、これも重戦車のような重苦
しい進撃を見せます。第7番はテンシュテットのマーラー演奏歴の中でも比較的
初期のライヴですが、クリーヴランド管を駆使して極めてクリアで見通しの良
い演奏を聴かせてくれます。ライヴならではの強烈で刺激的な演奏ばかり。正
に錯乱したコウモリと異名をとった鬼才の在りし日の姿を偲ばせる名演ばかり
です。
●特別価格のご案内
先日ご案内いたしました下記商品は、期間限定特別価格となります。
よろしくご検討ください。
<Hyperion>
CDA 67760 \2180 ※5月31日入荷分までの特価 \1880
リスト:
ピアノ・ソナタ ロ短調S.178/B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガS.529ii
孤独な中の神の祝福S.173/3/巡礼の年第2年補遺《ヴェネツィアとナポリ》
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
2002年にレコーディングされた大名演「パガニーニ大練習曲S.141」から約10年。
難曲中の難曲「パガニーニ大練習曲」を易々と弾いてしまったアムランの"超人
技"が、さらなる進化を遂げてアムランだけのリストの「ピアノ・ソナタ」を繰
り広げる!
録音:2010年8月25日-27日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
101553(DVD-Video) \3480
カルロス・クライバー…無への足跡
エリック・シュルツによるドキュメンタリー・フィルム
出演:
プラシド・ドミンゴ
ブリギッテ・ファスベンダー
オットー・シェンク
ヴェロニカ・クライバー(実姉)
ミヒャエル・ギーレン
マンフレッド・ホーネック 他
収録時間:72分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語・日語
2004年7月11日、世界的名指揮者カルロス・クライバーは彼の愛車でミュンヘン
からスロヴェニア東部の小さな町コンシチャへと向かいました。アルプス山脈
を経由し、別荘まで 6時間の道のり。その間、車中のオーディオにはウィーン
・フィルとのブラームスの4番が入っていたと言います。その前に世界中の友人
たちに「別れを告げるための」手紙を書いた彼。長きに渡る闘病生活、そして
2003年に愛妻を亡くしたことで精神的にも追いつめられていた彼の苦悩は計り
知れないものがあったに違いありません。このフィルムはそんな彼の孤独かつ
天衣無縫な道行を辿りながら、友人や証言者たちの言葉を交え、時には演奏シ
ーンを挿入し、彼が創り上げた音楽そのままの、丁寧な作品として創造されて
います。2010年、クライバー生誕80周年にドイツの Servus TVで制作された
作品です。
101063(DVD-Video) \3480
カルロス・クライバー
リハーサルと本番-魔弾の射手、こうもりを創り上げる若き奇才の姿
ウェーバー(1786-1826):歌劇「魔弾の射手」序曲
1.リハーサル
2.本番
J.シュトラウス 2世(1825-1899):歌劇「こうもり」序曲
3.リハーサル
4.本番
カルロス・クライバー(指揮)・シュトゥットガルト放送交響楽団
収録時間:102分
字幕:英語・独語・仏語・西語・伊語
これまで幾度も再発され、その都度深い感銘を与える映像が ARTHAUSに登場し
ました。本番では即興的とも言える自由自在な演奏を繰り広げるクライバーで
すが、リハーサルでは入念でデリケートな指示を与え、何度も何度も執拗なま
でに音を追い続ける姿は、まさに音楽の神が乗り移ったかのようです。本番の
映像では、細部に至るまで、完璧に作り上げた上で、新たな創造を加える彼の
姿を見ることができるでしょう。1970年の闊達な姿をごらんください。
<Chandos>
CHAN 10665 \2180
ルフィナッチャ:管弦楽作品集Vol.1 ――
序曲《メッシーナの花嫁》/交響曲第6番ニ長調(全曲世界初録音)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、BBCフィルハーモニック
灼熱のマエストロ、知られざる秘曲の伝道師ジャナンドレア・ノセダが復活の
魔法をかけるのは、19世紀オーストリアの作曲家ヨハン・ルフィナッチャ(1812
-1893)の音楽!
ウィーン音楽院ではブリュルとエプシュタインを育成するなど"教育者"として
の功績が知られているルフィナッチャ。"作曲家"としてのルフィナッチャは不
遇の時を過ごし続けているが、偉大な友人ブラームスが「交響曲第1番」を作曲
している間に書き上げたその管弦楽作品は、シューベルトとブルックナーの間
にある歴史の空白を埋める貴重な存在なのである。
CHSA 5088(SACD-Hybrid) \2850 ※3月5日までのご注文特価 \2280
ディーリアス:
古い黒人奴隷の歌による変奏曲《アパラチア》(ビーチャム校訂版)
合唱と管弦楽のための《高い丘の歌》(ビーチャム校訂版)*
アンドルー・デイヴィス(指揮)、
BBC交響楽団、BBC交響合唱団、
オリヴィア・ロビンソン(ソプラノ)*、
クリストファー・ボーウェン(テノール)*、
アンドルー・ラップ(バリトン)
今は亡きリチャード・ヒコックスからバトンを託された"英国音楽の達人"アン
ドルー・デイヴィスが遂にディーリアスを振る!
両親はドイツ人で、イギリス、ドイツ、アメリカ、フランスなど欧米各国を渡
り歩いたディーリアス。アメリカ、フロリダ時代の思い出を黒人霊歌の変奏曲
として描いた「アパラチア」と、北欧ノルウェーでの自然の印象を音楽で表現
した「高い丘の歌」は、両作品とも作曲背景がイギリスではないというところ
が非常に興味深い。
アンドルー・デイヴィスは「アパラチア」と「高い丘の歌」のレコーディング
に、ディーリアスの最大の理解者であり、その音楽の魅力を伝えるために尽力
したビーチャムの校訂版を使用。
CHAN 10664 \2180
ハルヴォルセン:管弦楽作品集Vol.3 ――
交響曲第3番ハ長調(フォスハイム校訂版)/黒鳥/結婚行進曲Op.32-1**
カラスの森のワタリガラスの結婚/フォッセグリムOp.21*
ベルゲンシアーナ - ベルゲンの古謡によるロココ変奏曲
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ラグンヒル・ヘムシング(ハルダンゲル・フィドル)*
マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)**
グリーグやスヴェンセンによって確立されたノルウェーのナショナル・ロマン
チシズムを継承、発展させたヨハンハルヴォルセン(ハルヴォルシェン)。
存命当時、ハルヴォルセンがコンサートマスター、首席指揮者を歴任したベル
ゲン・フィルは、シャンドスとヤルヴィの「ハルヴォルセンの管弦楽作品集」
にとって理想的なキャスティングなのである。
ハルヴォルセン自身が「抒情交響曲」と呼び、第1楽章にはグリーグのモチーフ
が登場する「交響曲第3番」は、ノルウェーの指揮者、ピアニスト、ヨルン・
フォスハイムによる新校訂版を使用しているところも注目のポイント。
また「黒鳥」と「ラスの森のワタリガラスの結婚」は、このヤルヴィ&ベルゲ
ン・フィル盤が世界初録音となるだけに、北欧音楽ファン&ハルヴォルセン・
ファンは聴き逃せない!
録音:2009年8月24日-9月2日&2010年8月30日-9月1日、
グリーグホール(ベルゲン/ノルウェー)
<TUDOR>
TUDOR 1610 6枚組(SACDハイブリッド4枚+通常CD2枚) \10480
「バンベルク・シューベルト・プロジェクト」
-交響曲全集+エピローグ&ディアローグ
CD1(SACD-Hybrid)
交響曲第1番、第3番、第7(8)番「未完成」(第3楽章冒頭断片も収録)
CD2(SACD-Hybrid)
交響曲第2番、第4番「悲劇的」
CD3(SACD-Hybrid)
交響曲第5番、第6番
CD4(SACD-Hybrid)
交響曲第8(9)番「グレイト」
CD5(通常CD) 「シューベルト・エピローグ」
(1)ベリオ:レンダリング〈翻訳〉(1990)
(2)ライマン:シューベルトのメヌエットによるメタモルフォーゼン
(3)ヘンツェ:「大気の息子」より管弦楽のための幻想曲「魔王」
(4)ツェンダー:シューベルトの合唱曲1-4(挽歌D.836、
詩篇23番D.706-神は私の牧者である、ゴンドラの舟人D.809、晴れた夜D.892)
(5)シュヴェルツィク:ロザムンデへのエピローグ
CD6(通常CD) 「シューベルト・ディアローグ」
(1)イェルク・ヴィトマン(1973-):管弦楽のための歌(2003)
(2)W.リーム:
「現象」-シューベルトについてのスケッチ、9つの弦楽器とピアノのための
(1978)
(3)ブルーノ・マントヴァーニ(1974-):
「表情豊かに」-クラリネットと管弦楽のため(2003)
(4)D.シュネーベル(1930-):シューベルト・ファンタジア(1978/1989)
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団(録音:2002-06年)
ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団のCD第1弾だったシューベルト:未完
成を初めとする、交響曲全集とシューベルトにからむ現代音楽の録音。彼らの
実力を世界に知らしめた出世作シリーズが待望のBOXセット化!
TUDOR 7154 \2080
メンデルスゾーン:
(1)ヴィオラ・ソナタ ハ短調
(2)クラリネット・ソナタ 変ホ長調
(3)ピアノ三重奏曲 ハ短調(1820)
アナ・チュマチェンコ(Vn)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va)
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)
アドリアン・オーティカー(Pf)
録音:2008年10月,2009年1月,ミュンヘン、62'09
メンデルスゾーンの比較的珍しい作品を収録。ヴィオラ・ソナタは1823年、ク
ラリネット・ソナタは1824年の作品。三重奏曲は、はっきりとした年代は分か
らないものの、1820年代の作曲と思われる。いずれもメンデルスゾーンが十代
の頃の作品である。アナ・チュマチェンコ(クマケンコ)は、1945年、イタリア
のパドヴァ生まれのロシア系ヴァイオリニスト。アルゼンチンで育ち、晩年の
ヨゼフ・シゲティに学んでいるベテランの名手である。
<MEMORIES>
MR2160/2164 5枚組 \2080
マーラー:
交響曲第1番「巨人」(NBC交響楽団、1939年4月8日ライヴ)
交響曲第2番「復活」
(ウィーンフィル、チェボターリ、アンダイ独唱、1948年5月15日ライヴ録音)
交響曲第4番(ウィーンフィル、ヒルデ・ギューデン、1955年11月6日ライヴ)
交響曲第5番よりアダージェット(ウィーンフィル、1938年1月15日ライヴ)
交響曲第9番(ウィーンフィル、ヒルデ・ギューデン、1938年1月16日ライヴ)
交響曲「大地の歌」
(ニューヨークフィル、ルイス、フォレスター、1960年4月16日ライヴ)
全てブルーノ・ワルター指揮、モノラル録音
マーラーの使徒、ワルターによるライヴ録音集。元来ワルターは熱しやすく、
自分をコントロールすらできなくなるほどの激情的な性格の持ち主でした。
その心情は1939年新天地アメリカでのライヴである「巨人」によく表れており
ます。荒れ狂うテンポと豪快なオーケストラ・ドライヴは名盤の誉れ高い晩年
のコロンビア響との静謐な美しさとまた別の魅力があります。ワルターがほぼ
10年振りにウィーンフィルと再会してまもない時期の「復活」。これなども大
指揮者ワルターともあろうものが意外や神経質になっていることが手に取るよ
うにわかります、しかしよよと泣き崩れんばかりの官能的な音色には抗し難い
魅力があります。名歌手チェボターリは翌年夭折しております。第5番アダー
ジェット、第9番は命の危険すら迫っていたワルターがウィーンで成し遂げた
奇跡の名演。緊張感みなぎるのは音楽家だけではなく客席からの息吹も同じで
す。そして「大地の歌」はマーラー生誕100年祭のライヴで、マーラーとも縁
の深いニューヨークフィルを指揮しての枯淡の境地です。独唱歌手はRCAにラ
イナーとも録音しており、アメリカでの代表的なマーラー歌手でした。いずれ
も聴きやすい音質で、至高の名演を楽しめます。最近、好評が続くMEMORIES入
魂の新マスタリングです。
ME1031/1036 6枚組 \2080
マーラー:
第3番(ロンドンフィル・1986年10月)
第4番(ボストン響・1977年1月)
第5番(コンセルトヘボウ管・1990年12月)
第6番(ニューヨークフィル・1986年10月)
第7番(クリーヴランド管・1978年3月)
クラウス・テンシュテット:指揮
全ステレオ録音
ほぼ5年ぶりの再入荷で最終入荷とのことです。
第3番は、極めて遅いテンポを採用した気の遠くなるような演奏です。第4番は
ボストン響の清涼飲料水のような爽やかな音色を存分に生かした美演。そして
第5番は、病を克服してからの演奏で、強烈な個性はますます過激度を増して
おります。コンセルトヘボウという名技集団を得ての凄まじいライヴです。
第6番はマーラー縁のニューヨークフィルとの共演、これも重戦車のような重苦
しい進撃を見せます。第7番はテンシュテットのマーラー演奏歴の中でも比較的
初期のライヴですが、クリーヴランド管を駆使して極めてクリアで見通しの良
い演奏を聴かせてくれます。ライヴならではの強烈で刺激的な演奏ばかり。正
に錯乱したコウモリと異名をとった鬼才の在りし日の姿を偲ばせる名演ばかり
です。
●特別価格のご案内
先日ご案内いたしました下記商品は、期間限定特別価格となります。
よろしくご検討ください。
<Hyperion>
CDA 67760 \2180 ※5月31日入荷分までの特価 \1880
リスト:
ピアノ・ソナタ ロ短調S.178/B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガS.529ii
孤独な中の神の祝福S.173/3/巡礼の年第2年補遺《ヴェネツィアとナポリ》
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
2002年にレコーディングされた大名演「パガニーニ大練習曲S.141」から約10年。
難曲中の難曲「パガニーニ大練習曲」を易々と弾いてしまったアムランの"超人
技"が、さらなる進化を遂げてアムランだけのリストの「ピアノ・ソナタ」を繰
り広げる!
録音:2010年8月25日-27日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)