クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-03 No.22

2008年03月20日 10時57分10秒 | Weblog
★訂正のご案内
先日ご案内いたしましたMARQUISレーベルのうち、下記の3点に内容の訂正が
ございますので、再度ご案内いたします。よろしくお願いいたします。

<MARQUIS>
MAR81179 \1980
「アメリカン・アフェアー」
コープランド:ホー・ダウン
アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
グアルニエリ:カンティガ・デ・ニナール
伝承曲(ミッシャ・エルマン編):深い川
コリリアーノ:ヴァイオリン・ソナタ
アッパー・ヴァレー・デュオ:
【ティム・シュワルツ(Vn)、ダン・ワイザー(P)】

MAR81183 \1980
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲Op.57
シュニトケ:ピアノ五重奏曲
レフ・ナトチェニー(P)
ペンデレツキ弦楽四重奏団

MAR81187 \1980
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調Op.34
レフ・ナトチェニー(P)
ペンデレツキ四重奏団

==================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Hungaroton>
HCD 32466 \2080
フーゴー・ヴォルフ:ピアノ曲集
(1)ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」によるパラフレーズ
(1880)
(2)ワーグナーの「ワルキューレ」によるパラフレーズ(1880)
(3)変奏曲 Op.2(1875)
(4)フモレスケ(1877)
(5)幼年時代より(1878)
エメシェ・ヴィラーク(Pf)
リートの世界に名作を残したフーゴー・ヴォルフ。歌曲伴奏部の念入りかつ雄
弁なピアノ書法を考えれば、おのずとピアノ独奏曲にも興味が行きますが、何
故かほとんど音源が存在していませんでした。その待望のアルバムが登場です。
ヴォルフは多数のピアノ曲を手掛けはしたものの、途中で熱が冷めてしまう気
質ゆえか、大半が未完で、演奏可能なものはここに収められた位しかありませ
ん。しかも音楽の勉強を始めた15歳から20歳までの初期作品のみ。なかでもワ
ーグナーのオペラの主題に基づくパラフレーズは、熱烈なワグネリアンだった
ヴォルフの思いが込められた力作。「ワルキューレ」によるパラフレーズは演
奏時間27分の大作で、おなじみの動機が次々と現れます。ハンガリーの名伴奏
者ヴィラークの説得力に満ちたピアノが魅力です。

HCD 32524 \2080
バルトーク:ピアノ曲全集 Vol.1
(1)4つのピアノ曲 BB27 (2)葬送行進曲 BB31 
(3)狂詩曲 Op.1(ピアノ独奏版) (4)2つの小品 BB38
(5)3つのチーク地方の民謡 BB45b(ピアノ独奏版) (6)2つの悲歌 Op.8b
ゾルターン・コチシュ(Pf)
バルトークのピアノ曲は高度な技巧に加え、激しさとハンガリー的なリズム感
が必要とされます。それらをすべて兼ね備えた理想的演奏家といえば、やはり
ゾルターン・コチシュと申せましょう。当アルバムは、1990年代後半に彼が
フィリップス社で行なった録音をフンガロトン社がライセンス、さらに「2つ
の小品 BB38」を最新録音で加えました。バルトーク演奏の極限が味わえます。

HCD 32525 \2080
バルトーク:ピアノ曲全集 Vol.2
(1)14のバガテル Op.6 (2)10のやさしいピアノ小品 BB51 
(3)7つのスケッチ Op.9b (4)3つのブルレスカ Op.8c 
(5)2つのルーマニア舞曲 Op.8a (6)4つの哀歌 Op.9a
ゾルターン・コチシュ(Pf)
コチシュのバルトーク・ピアノ曲全集の第2巻。いずれも1990年代後半にフィ
リップス社で行なわれた録音をフンガロトン社がライセンス発売。狂的なまで
に研ぎ澄まされた感性が光ります。





<Profil>
PH 08014 \2180
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第15番 Op.141a-デレヴャンコ編によるピアノ三重奏と打楽器版
(2)ピアノ三重奏曲第1番 Op.8
(3)同第2番ホ短調 Op.67
トリオOpus8【ミヒャエル・ハウバー(Pf)、エックハルト・フィッシャー(Vn)、
マリオ・デ・セコンディ(Vc)】
ギドン・クレーメルとクレメラータ・アンサンブルも録音しているショスタコ
ーヴィチの交響曲第15番のピアノ三重奏版がドイツのトリオOpus8の最新録音
で登場。こちらはクレーメルのような強烈さこそないものの、ショスタコー
ヴィチらしい軽妙さと毒を前面に出した美演となっています。2曲のピアノ三
重奏曲も激しさと闇を兼ね備えていて見事です。






<Anima Records>
新規取り扱いを始めます。ピアニストのベルトラン・ジロー氏が主催するフラ
ンスのレーベル。ベルトラン・ジロー氏自身の録音やフランスの若手音楽家の
演奏などを積極的に録音、リリースしています。ベルトラン・ジロー氏はアン
ドラーシュ・シフ、ブルーノ・カニーノらに師事、その後数々の音楽祭に出演、
近年はジャン・フランセ国際音楽コンクールの芸術監督を勤めるなど後進の才
能の発掘にも尽力しています。

ANM 71200001 \2350
アルフレート・トカイヤー(1900-1943):作品全集
(1)交響組曲「我が子の一日」
(2)晩夏-Sopとorch版
(3)過去の女-Sopとorch版
(4)チェンバロと弦楽オーケストラのための小音楽
(5)弦楽三重奏曲「黙祷」
(6)同「サトネー聖歌」
(7)ピアノ連弾のための2つの行進曲
(8)ピアノ伴奏歌曲【酒の栄光の歌/夕べ/晩夏/過去の女/だからお前は行
くのか、いとしい人/憑依/放浪者/世界は荒れている】
(9)黙祷-vnとpf版
(10)交響組曲「我が子の一日」-Sopとpf版
アモリ・ドゥ・クロゼル(指)
ルーマニア室内管(1)-(4)、エルザ・レヴィ(Sop)(1)-(3)(8)(10)、
ベルトラン・ジロー(Pf, Cem)(4)(7)-(10)、ソフィ・リヴ(Pf)(7)、
セシル・プイロル(Vn)(5)(6)(9)、
ダニエル・ヴァグネル(Va)(5)(6)、アニエス・ヴェステルマン(Vc)(5)(6)
アルフレート・トカイヤーは豊かな才能に恵まれながらも、ナチスに命を奪わ
れた作曲家。1900年ドイツのケーテン生まれ。母がブルーノ・ワルターの従妹
という血筋で、エルンスト・トッホに師事した後、1930年までブレーメンの歌
劇場で指揮者として活躍。日本の音楽界に貢献したマンフレッド・グルリット
と同僚でもありました。その後ベルリン・フォルクスオパーのヴォイス・トレ
ーナーを務めますが、ナチスの台頭でパリに逃れ、レイナルド・アーンやロラ
ン・マニュエルと親交を結びます。1936年には初期トーキー映画の名作「盗賊
交響曲」(フェーエル監督)の音楽も担当しますが、ナチスに追われ、43年にア
ウシュヴィッツかマイダネクの強制収容所で亡くなったとされます。
残念ながらトカイヤー作品は当アルバムに収められたものしか現存していませ
ん。第三帝国時代の作曲家らしい退廃的な華やかさに加え、ラヴェルやプーラ
ンクを思わすフランス的な繊細さも感じられます。確かな才能が存在していた
ことを伝えてくれます。





<EUROARTS>
20 72158(DVD-Video) \2900
音声:独・英・仏・西
(1)バーンスタインによるショスタコーヴィチの交響曲第1番リハーサル
(2)ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10
レナード・バーンスタイン(指)
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭管弦楽団
[(1)1988年7月ザルツァウ(2)1988年7月16日ノイミュンスター、ホルステン
ハレ(ライヴ)、
以上シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭における収録]
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
「ますます老いを迎えようという時期に...私は、音楽に仕える最善の方法の
選択をしなければなりません...私の決断は、あまりに多くを考えすぎず、主
によって私に授けられ、残されたエネルギーと時間の大半を、できるだけ若い
人たちと分かち合う、つまり教育に費やすことでした。」-レナード・バーン
スタイン,1990年不世出の音楽家バーンスタインが遺した貴重なライヴ演奏が
またひとつリリースされます。初商品化となるショスタコーヴィチは、シュレ
スヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でのライヴ。いまではドイツ有数の音楽祭の
ひとつとして知られるこの音楽祭は1986年の開始以来、毎夏に行われているも
ので、上記のコメントを裏付けるように、翌1987年にはバーンスタインの肝い
りで若き音楽家たちの教育の場としてのオーケストラ・アカデミーがザルツァ
ウ城で設立されています。バーンスタインでは3種目にあたる交響曲第1番です
が、ここではライヴ演奏にまして興味深いのがリハーサル。かれこそはまさに
全身音楽家。PMFでのシューマンもそうでしたが、若き音楽家たちに熱く語り
かける姿には心底打たれます。リハーサルでのひとことが実演に反映され、音
楽が作り上げられてゆくさまを目の当たりにするのは得難い体験。これはバー
ンスタインの遺言ともいえる内容です。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 207 \2250
「ブラームスと同時代の作曲家による作品集Vol.2」
(1)R.シュトラウス(1864-1949):チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6
(2)ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):
チェロ・ソナタ第3番Op.94
(3)ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
ヨハネス・モーザー(Vc)、パウル・リヴィニウス(P)
録音:2006年6月21日、12月19-21日SWR
ドイツの俊英チェリスト、モーザーがブラームスと同時代のソナタを弾くシリ
ーズの続篇。ブラームスの第1番ほか、その弟子で生涯にわたる親交を結んだ
ヘルツォーゲンベルク、そしてシュトラウスの作品を収めています。ヘルツォ
ーゲンベルクが多分に師をモデルにしているのは想像どおりですが、シュトラ
ウスが初期に独自の作風を確立する以前に書いた唯一のチェロ・ソナタもまた、
メンデルスゾーンやシューマンとくにブラームスの影響が強く感じられるもの。
英雄的に開始され、たいへん劇的で変化に富む色彩が魅力となっています。モ
ーザーとリヴィニウスのデュオはカチッとした理性の抑えとスケールのおおき
な音楽を聴かせており、アルバムのコンセプトが明快に分かる仕組みです。






<SUPRAPHON>
SU 3944 4枚組 \5920
アルフレート・トカイヤー(1900-1943):作品全集
[CD 1]
(1)ブリテン:青少年のための管弦楽入門Op.34
(2)イリヤ・フルニーク(1922):室内組曲「四季」(1952)
(3)同:バレエ音楽「オンドラーシュ」(1951)
[CD 2]
(1)ヴァーツラフ・ドビアーシュ(1909-1978):
祖国を建てよ、平和を築け-フランティシェク・ハラースの詩に寄せるカンタ
ータ(1947)
(2)ヤン・カプル(1914-1988):
ソ連にて-ヴィーチェスラフ・ネズヴァルの詩に寄せるカンタータ-バリトン、
合唱と管弦楽のための(1950)
(3)ユリウス・カラシュ(1902-1967):
夜鳴きうぐいすとバラ-オスカー・ワイルドの戯曲にもとづく交響的物語
Op.81(1956)
[CD 3]
(1)ヴィクトル・カラビス(1923-2006):
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.17(1958-59)
(2)ヤン・サイデル(1908-1998):オーボエ協奏曲第2番(1955)
(3)イヴァン・イルコ(1926-1978):ピアノ協奏曲第3番ト長調(1958)
[CD 4]
(1)ペトル・エベン(1929-2007):ピアノ協奏曲(1961)
(2)パヴェル・ボシュコヴェツ(1894-1972):
大管弦楽のための交響曲第2番(1955)
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィル
録音:プラハ、ルドルフィヌム
[CD 1](2)ヴラフ四重奏団
[CD 2](1)プラハ・フィルハーモニー合唱団、キューン児童合唱団 
(2)プラハ放送合唱団
[CD 3](1)ヴァーツラフ・スニーティル(Vn  (2)ヨゼフ・シェイバル(Ob) 
(3)ヴィクトリー・シュヴィフリーコヴァー(P)
[CD 4]フランティシェク・ラウフ(P)
没後30周年にあたる2003年にスタートした、スプラフォンの大企画「アンチェ
ル・ゴールド・エディション」。全42タイトルで完結しましたが、ことし2008
年の指揮者生誕100周年を記念して追加リリースが決定。ブリテンをのぞいて、
アンチェルと同時代の作曲家の名前がずらりと並ぶチェコ現代作品集。時代背
景を反映して社会主義路線の作風が共通するなか、教育用歌曲で知られたエベ
ン、シュレジエンの民俗舞曲を用いたフルニークの代表作「オンドラーシュ」
など、親しみ易いものも含まれています。
アンチェルの芸術を深く敬愛する方にはもちろん、音楽を愛する全ての方にと
って最高の贈り物となる当シリーズ。この機会にあらためて手に取られてはい
かかでしょうか。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 08-03 No.21 | トップ | 08-03 No.23 »

Weblog」カテゴリの最新記事