クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-12 No.14-2

2008年12月20日 13時12分12秒 | Weblog
<ALTUS>
ALT 165 \2250
モノラル
新復刻
ベートーヴェン:交響曲第9番
ティラ・ブリーム(Sp) エリザベート・ヘンゲン(Alt)
ペーター・アンダース(Tn) ルドルフ・ヴァツケ(Br)
ブルーノ・キッテル合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)ベルリン・フィル
録音:1942年3月22-24日 ベルリン・フィルハーモニー
この録音、年代を考えると想像を絶するクオリティで驚かされますが、おな
じみ中山実氏の入魂の復刻でおそろしいほど鮮烈な仕上がりです。フルトヴェ
ングラーフィギュアにも同演奏が付属していましたが、今回新たに電源状況
などを見直し、強化をはかり、採音し直したところ、すこぶる好結果となり、
よりすばらしい音で甦りました。ティンパニーの音も、随所で聴かれる物凄
いフォルティッシモも圧巻です。




<DOREMI>
=Legendary Treasures Series=
DHR 7888 \1980
モノラル
「ジノ・フランチェスカッティ第3集 / 協奏曲ライヴ1958年」
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
(2)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
(3)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26より第3楽章
(4)アイルランド民謡 / クライスラー編:ロンドンデリーの歌
(5)クライスラー:美しきロスマリン
ジノ・フランチェスカッティ(Vn)
(2)サミュエル・メイズ(Vc)
(1)(2)シャルル・ミュンシュ(指)ボストン交響楽団
(3)-(5)ドナルド・ヴォーヒーズ(指)ベル・テレフォン・アワー管弦楽団
録音:(1)1958年7月27日(2)1956年4月14日(ライヴ) 
(3)-(5)1952年4月28日NBCベル・テレフォン・アワー
貴重な音源の発掘で定評のあるDOREMIより、往年の名手フランチェスカッティ
とミュンシュ&ボストン響との顔合わせによる協奏曲ライヴという注目のア
ルバムが登場します。このうえなくゴージャスなバックに支えられ、のびの
びと甘美な音色で歌われるチャイコフスキーに、ボストン響首席のメイズと
の掛け合いが楽しめるブラームスと、いずれもファンにはたまらない内容と
いえるでしょう。フィルアップに収められた人気番組ベル・テレフォン・ア
ワーの放送音源も貴重なものです。

DHR 6606 \1980
ステレオ
メンデルスゾーン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
(2)ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.40
(3)華麗なるカプリッチョ ロ短調Op.22
アントン・クエルティ(P)
ポール・フリーマン(指)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
以前にIMPよりリリースされていた、ウィーン生まれのカナダの名手クエル
ティによるメンデルスゾーンが、来年の生誕200周年アニヴァーサリーに合わ
せてDOREMIから復活。
クエルティはボストンのロンジー音楽学校のほか、クリーヴランド音楽院、
カーティス音楽院で研鑽を積み、アーサー・レッサー、ルドルフ・ゼルキン、
ミエチスワフ・ホルショフスキらに学んでいます。
クエルティのディスコグラフィには、メンデルスゾーンのほかにもベートー
ヴェンのコンチェルトやソナタ、ブラームスやシューマンのコンチェルト、
そしてシューベルトのソナタ全集の録音などがあり、いずれもファンファー
レ誌、ロンドンのCDレビュー誌やフォノ・フォルム誌、グラモフォン誌で高
い評価を得ていました。




<TAHRA>
TAH 663 \2300
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
(2)J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
ヘルマン・シェルヘン(指)
(1)アイダ・シュトゥッキ(Vn)
チューリッヒ・ベロミュンスタースタジオ管(1949年12月30日)
(2)ワルター・バリリ(Vn)ウィーン国立歌劇場管(1953年7月)
カール・フレッシュの弟子、アイダ・シュトゥッキは日本ではさほど有名で
はありませんが「ヴァイオリン演奏の技法」の著者で名ヴァイオリニストを
何十人も育てたカール・フレッシュの弟子でアンネ=ゾフィー・ムターの先
生。録音はアイダ・シュトゥッキ個人蔵のSP盤のため必ずしも超優秀とは言
えませんが(盤の替わり目での音質の変化やゆがみ等)ヴァイオリンの音自体
は非常に良く録れています。バリリのバッハも素晴らしい聞き物ですが、あ
らためてヘルマン・シェルヘンのすごさを思い知らされました。

TAH 650 \2300
(1)シューマン:交響的練習曲Op.13
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
(3)アルベニス:イベリア-トリアーナ
ヨウラ・ギュラー(Pf)
(2)エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンド管
録音:(1)1962年4月6日 (2)1958年1月15日 (3)1961年4月7日
そのあまりの美貌のため映画界からも出演依頼があり、断った役がグレタ・
ガルボにまわっていったという伝説もある、ギュラーのシューマンとベート
ーヴェン、アルベニス。
音質良好!



<2L>
2L 56SACD(SACD hybrid) \2280
ヴィヴァルディ:カンタータと協奏曲
カンタータ「ため息をついて何になろう」RV679(
ソプラノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとバッソのための)、
カンタータ「蝶々は光の中をさまよい」 RV660
(ソプラノと通奏低音のための)、
バスーン協奏曲 ホ短調 RV484、
カンタータ「心なく生きるも」 RV664(ソプラノと通奏低音のための)、
リコーダー協奏曲 ハ短調 RV441、
カンタータ「疑惑の陰に」RV678
(ソプラノ、フラウトトラヴェルソと通奏低音のための)
バロッカネルネ
トゥーネ・ヴィーク(S) ペール・ハンニスダール(Fg) 
アレクサンドラ・オプサール(A-rec)
録音:2008年4月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
初めてのソロアルバム<このうえなく甘いため息>(2L 19)がノルウェー国内
とヨーロッパの新聞と雑誌から高く評価されたソプラノ、トゥーネ・ヴィー
クが、ピリオド楽器アンサンブルのバロッカネルネと共演するヴィヴァルディ
の魅力的なカンタータと協奏曲のコレクション。「18世紀ヴェネツィア。そ
こはハリウッドとラスヴェガスの交わるところ。ヨーロッパ中の暇を持て余
した人々が訪れ、正体を仮面の奥に隠しながらコンメディア・デッラルテの
見せかけの世界に身を投じる」(2L 56SACD) 芝居じみた美しさに憧れたヴェ
ネツィアの人たちを思い、アルバムのタイトルは<ベレッツァ・クルデール
(むごい美しさ)>。




<Simax>
PSC 1244 \2280
ノルウェーのオルガン 第3集-Organum Norvegica
マルセル・デュプレ(1886-1971):
3つの前奏曲とフーガ 作品7、オルガン交響曲第2番 作品26
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):組曲第1番 作品51
テリエ・ヴィンゲ(Org) [シーエン教会のヨルゲンセン・オルガン(1894年、
1936年、1954年)]
録音:2006年3月10日-13日 シーエン教会(シーエン、テレマルク)
ノルウェーの歴史的オルガンを紹介するシリーズの第3作。シリーズを任され
たテリエ・ヴィンゲが、劇作家ヘンリク・イプセンの生まれたテレマルクの
町、シーエンの教会に設置されたヨルゲンセン・オルガンを弾いています。
この楽器は、シーエン教会が建立になった1894年、クリスチャニア(現オスロ)
のオルセン&ヨルゲンセンが製作。この最初のオルガンは、ストップ数31、
2段鍵盤とペダルの大きさ。1936年、ヨルゲンセンによる拡張工事が行われ、
3段目の鍵盤が追加されました。1954年に再改装。70のストップと4段の鍵盤
をもつ現在の楽器ができあがりました。このアルバムで演奏されるのは、と
もにシャルル=マリー・ヴィドールに学び、友人からライバル関係になったふ
たりのオルガニスト、ルイ・ヴィエルヌとマルセル・デュプレの作品。
「1870年から1940年、フランスにおけるオルガンの黄金時代」(テリエ・ヴィ
ンゲ)にオルガンをコンサート楽器として発展させた功績で知られます。ヴィ
エルヌが1927年のアメリカ・ツアーで演奏した「組曲第1番」は、前奏曲、ア
ンダンティーノ、カプリース、間奏曲、レクイエム・エテルナム、結婚行進
曲の5つの部分に分かれます。デュプレの「3つの前奏曲とフーガ」のうち
ト短調の作品は、彼の書いたもっとも人気のあるオルガン曲のひとつ。オル
ガン交響曲第2番は、前奏曲、間奏曲、トッカータの3つ楽章からなり、新し
い音楽語法により書かれています。アルバムの制作と録音をジェフ・マイル
ズが担当。

PSC 1234 \2280
ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974):
ピアノ協奏曲 変ホ長調 作品29(1954)、交響詩「パン」作品22(1939)
ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):ピアノ協奏曲 作品85(1998)
ホーヴァル・ギムセ(P)
クリスチャン・エッゲン(指) オーレ・クリスチャン・ルード(指)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2005年8月10日-12日、2007年5月15日-16日 オスロ・コンサートホール
ノルウェー音楽の伝統と新しい潮流の融合に成功した、父ダーヴィド・モン
ラード・ヨハンセン。父から離れたところで芸術表現を評価されることを望
み、父方の姓を名乗らなかった息子、ヨハン・クヴァンダール。モンラード
・ヨハンセンのピアノ協奏曲はエネルギッシュな音楽が特徴。ピアニストに
技巧が求められる作品です。交響詩<パン>は、ノーベル賞作家クヌート・ハ
ムスンの80歳誕生日記念のためにノルウェー放送局から委嘱を受け、作曲さ
れました。題材となったハムスンの小説『パン(Pan)』は、森の小屋に住む
元軍人の狩人と、商人の娘の恋の顛末を語り、文明と自然の対立を表現した
作品とされます。グリーグ以来のノルウェー音楽に印象主義の色彩を加えた
音楽。モンラード・ヨハンセンの国際的にもっともよく知られた作品です。
クヴァンダールのピアノ協奏曲は彼の最後の作品。リズミカルな推進力のあ
る最初の楽章は、小さな動機にノルウェー的要素が感じられ、クヴァンダー
ルがゲイル・トヴェイトに学んだことが思い起こされます。簡潔なトッカー
タで音楽を締めくくることを提案したのは、ホーヴァル・ギムセ。ギムセは
初演のソロイストを務めただけでなく、彼の貢献がなければクヴァンダール
が作品を完成させることはできなかったと言われています。クリスチャン・
エッゲンとオーレ・クリスチャン・ルードがオスロ・フィルハーモニックを
指揮。20世紀ノルウェーを代表する父子作曲家の作品をジェフ・マイルズが
豊かで鮮やかな音に捉えています。

PSC 1802 \2280
コンラード・バーデン(1908-1989):管弦楽作品集
(1)イントラーダ・シンフォニカ 作品78(1969)(管弦楽のための)、
(2)クラリネットと弦楽のための小協奏曲 作品37(1954)
(3)田園詩とフーガ 作品46(1958)(室内管弦楽のための)
(4)民話組曲 作品49(1960)(管弦楽のための)
 昔むかし/親指小僧/ソリア=モリアのお城/若者と悪魔/流れに向かう老婆
/青い山の王女
(5)ピアノ協奏曲 作品118(1979)
(6)管弦楽のための変奏曲 作品60(1963)
(1)カシュテン・アンデシェン(指)ハルモニエン音楽協会管弦楽団
(2)ビョルン・ハルヴォシェン(Cl) 
カシュテン・アンデシェン(指)ハルモニエン音楽協会管弦楽団
(3)ハインツ・フロイデンタール(指)オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
(4)スヴェッレ・ブルーラン(指)ハルモニエン音楽協会管弦楽団
(5)ゲイル・ヘンニング・ブローテン(P) 
アルフ・オールダール(指)オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
(6)シェル・インゲブレトセン(指)オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:(1)(2)1972年(3)1959年11月4日 NRK放送録音(ライヴ、モノラル)
(4)1976年12月7日 NRK放送録音(ライヴ、モノラル)(5)1963年8月23日 NRK
(6)1983年12月19日 NRK放送録音(ライヴ)
ライプツィヒとオスロの音楽院で学んだ教会音楽家、オルガニスト、音楽批
評家。コンラード・バーデンは20代の終わりになって初めて作曲を手がけま
した。宗教作品と室内楽作品を中心に作曲。作品番号をもつ147曲のうち20曲
が管弦楽のための作品と協奏曲です。祝祭的性格の「イントラーダ・シンフォ
ニカ」。「クラリネットと弦楽のための小協奏曲」は、パリでジャン・リヴィ
エに学んだ後に書かれたネオクラシカルな作品。『エドヴァルド・グリーグ』
の共著者フィン・ベネスターは、「ノルウェーの作曲家が近年、作曲したもっ
ともユーモラスな協奏曲のひとつ」 と呼びました。ノルウェーの高原に伝わ
る<家畜を呼ぶ声>を思わせる主題をもった「田園詩とフーガ」。ノルウェ
ー民話をテーマに、バルトークと 6人組から影響を受けた語法で書かれた6曲
で構成する「民話組曲」。農民舞曲のリズムが推進力となるピアノ協奏曲。
ハンス・イェリネクの十二音音楽から学び、テクスチュアと線を重視した構
成的な音楽、「管弦楽のための変奏曲」。PhilipsのためのLP録音と、一部
モノラルを含むNRK(ノルウェー放送)の録音をアウドゥン・ストリーペが整音、
マスタリング。紹介される機会の少ないバーデンの音楽をじっくり楽しめる
アルバムになりました。



<Ondine>
ODV 4007(DVD) \2380
PAL
ヤーコ・クーシスト(1974-):
ファミリーオペラ「犬のカレヴァラ(Koirien Kalevala)」(2003)
ヤーコ・クーシスト(指)クオピオ交響楽団 合唱団
トニ・ヴァールストレム(T レンミンカイネン、猫) 
ユッカ・ロム(B ヴァイナモイネン、犬)
ユハ・ホスティッカ(T イルマリネン、犬) 
エイヤ・アハヴォ(Ms レンミンカイネンの母、猫)
ティーナ・シンコネン(A ロウヒ、狼) マリ・パロ(S ポホヤの娘、狼)
コイリエン・カレヴァラ(犬のカレヴァラ)
サミ・ヴァルティアイネン(ダンス、ミスター・クラターバック)
ロッタ・クーシスト(ダンス、スズメバチ)
収録:2007年7月 サヴォンリンナホール(サヴォンリンナ、フィンランド)
サヴォンリンナ・オペラフェスティヴァル・ライヴ
演出:ミンナ・ヴァイにカイネン
歌詞:フィンランド語 字幕:英語
この DVD-video は PAL 規格の映像で収録されています。PAL/NTSC 変換機能
をもった DVD プレーヤーか PC でご覧ください。PAL/NTSC 変換機能のない
プレーヤーではご覧になれませんので、ご注意ください。
外は寒い。雪も降っている。でも家の中は温かく、犬は、薪をくべた暖炉の
前でうたた寝をしている。犬は、どうやって人間のペットとなり、快適な暮
らしを手に入れることができたのか?...
フィンランドのコミック作家、マウリ・クンナスは、子どもたちの疑問に答
えるため、民族叙事詩『カレヴァラ』の物語に基づくコミックを書き上げま
した。それが『犬のカレヴァラ』 です。「昔むかし、まだ世界ができて間も
ないころ、毛におおわれた野生の犬が、遠いカレヴァラに住んでいました。
お隣の北の国、陰気なポホヤには意地悪な狼がいて、そのとちゅうには、た
くましい猫の一族が住んでいました。」 民族の叙事詩、子どもたちの大好
きな犬。クンナスのコミックブックは、たちまちのうちにフィンランドの子
どもたちのお気に入りになりました。ファミリーオペラ「犬のカレヴァラ」
は、このコミックブックをベースにサミ・パルッキネンが台本を書き、伝統
の語法にジャズの手法も加えた音楽をヤーコ・クーシストが作曲。子どもの
ために書かれながら子どもの音楽になっていないオペラを、サヴォンリンナ
ホールの大人も子どもたちと一緒に楽しんでいます。ヤーコ・クーシストは、
ラハティ交響楽団のコンサートマスターを務めるヴァイオリニスト。

ODE 1129 \2080
ヨーナス・コッコネン(1921-1996):交響曲第1番、交響曲第2番
オプス・ソノルム(1964-65)(管弦楽のための)*
サカリ・オラモ(指)フィンランド放送交響楽団
録音:2008年3月10日-11日*、12日-14日(第1番)、5月26日-27日(第2番) 
文化の家(ヘルシンキ)
フィンランド放送交響楽団とサカリ・オラモによるコッコネン第2集。第1集
(ODE 1098)と同様、欧米のメディアから注目を集める1枚。ヨーナス・コッコ
ネンの邸宅は、20世紀フィンランドを代表する建築家アルヴァル・アールト
が設計を担当しました。ふたりを結びつけたのは、"質への情熱" が創造の作
業を支配するという考え方。コッコネンとアールトは、それぞれの分野に優
れた業績を残しました。コッコネンの交響曲第1番は、フィンランド音楽が
モダニズムの流れに乗り、交響曲が時代遅れとみなされた時代に作曲されま
した。シベリウスの交響的思考に共感したコッコネンは、シベリウスとは違
う作品構造により、新しい交響的音楽の形を追求。簡潔な十二の音列を基礎
とする作品を作り上げました。初期のネオクラシカルな作風から十二音技法
による作曲に移ったコッコネンは、「J・S・バッハの2声のインヴェンション
は、音列技法の最良の教科書」と冗談っぽく語ったこともあったとされます。
第2番の交響曲は、さらに内省的、悲劇的、禁欲的な音楽。4つの楽章を、
第1楽章アダージョ・ノン・トロッポと第2楽章アレグロ、第3楽章アンダンテ
と第4楽章アレグロ・ヴィヴァーチェの2つのグループにまとめ、交響的思考
の一層の展開を図っています。3楽章の短い作品「オプス・ソノルム(響きの
作品)」 は、Jean Sibeliusの名前からとった5つの音が曲の中心モチーフ。
打楽器を除く代わりに、打楽器的な音を作り出すためピアノが用いられてい
ます。



<SONY>
8869711274-2 \1800
『Bach: Shall Remain My Gladness』
(1)管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068より エア(G線上のアリア)
(2)オーボエ協奏曲ヘ長調BWV1053a
(3)オーボエ協奏曲ニ短調BWV1059a
(4)復活祭オラトリオBWV249-アダージョ
(5)オーボエとヴァイオリンのための二重協奏曲ハ短調BWV1060a
(6)カンタータBWV147「心と日々のわざもて」-
コラール「主よ,人の望みの喜びよ」
FRANCOIS LELEUX(フランソワ・ルルー)
ヨーロッパ室内管

8869741280-2 \1800
『Szymanowski & Britten: Violin Concertos』
Violin Concerto No. 1, Op. 35
Violin Concerto No. 2, Op. 61
Violin Concerto in D minor, Op. 15
フランク・ペーター・ツィンマーマン
マンフレッド・ホーネック:指揮
スウェーデン放響
アントニ・ヴィト:指揮
ワルシャワ・フィル

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 08-12 No.13-1 | トップ | 08-12 No.14-1 »

Weblog」カテゴリの最新記事