クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

05-11 No.4-2

2005年11月09日 16時21分30秒 | Weblog
<ZIG ZAG TERRITOIRES>
ZZT 051001 \2180
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調KV.211
交響曲第29番イ長調KV.201
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調KV.216
ミドリ・ザイラー(Vn)
ジョス・ファン・インマゼール(指)アニマ・エテルナ
録音:2004年2月23-25日ブリュージュ、コンセルトヘボウ
ビックリするほどに瑞々しい生気がいっぱい。インマゼール&アニマ・エテル
ナが2006年の生誕250周年に先駆けて贈るモーツァルト。大きな話題を呼んだ
後期3大交響曲集(ZZT.030501)に続く第2弾は、ザルツブルク時代1774年と
75年の代表作、2つのヴァイオリン協奏曲と29番のシンフォニー。
コンチェルトでは、コンミス、ミドリ・ザイラーのソロがため息を誘うほど
にチャーミング!ハフナーに始まる後期の6曲に繋がる29番も、ピリオド・ア
プローチの清清しいフレージングが幸福で愉悦的な気分を盛り上げます。と
もにインマゼール&アニマ・エテルナの絶好調ぶりを窺わせる出来栄えです。
なお、当コンビでは今後メモリアル・イヤーに向けて、ホルンやフルートと
ハープなどの協奏曲リリースも続々と予定されていて大いに期待が持てます。

ZZT 050901 2枚組 \3300
CD1:60'14"
CD2:66'23"
J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集第3部
CD1:プレリュード変ホ長調BWV552a キリエ、とこしえの父なる神よBWV669
キリストよ、世の人すべての慰めBWV670 キリエ、聖霊なる神よBWV671 他
CD2:天にましますわれらの父よBWV682 われらの主キリスト、ヨルダンの川
に来れりBWV684 深き淵より、われ汝に呼ばわるBWV686
フーガ変ホ長調BWV552b 他
フランシス・ジャコブ(オルガン)
[パリ、サン・ルイ教会にて。ベルナール・オーベルタン・オルガン使用]
J.S.バッハ:オルガン作品集(ZZT 001001),ブクステフーデ:オルガン作品集
(ZZT 030901)でその実力を知らしめた、アルザス出身の若手オルガニスト、
フランシス・ジャコブスによるZIG -ZAGレーベル第3作目がリリース。今回は、
格調高いカトリックのサン・ルイ教会に2004年に設置されたばかりのオルガン
を用いて、バッハのクラヴィーア練習曲集第3部を聴かせてくれています。作
品の核に迫る的を得た演奏で、生き生きとした音楽を展開しています。

ZZT 050801 2枚組 \3300
CD1:45'16"
CD2:48'18"
J.S.バッハ:6つのヴァイオリン・ソナタBWV1014~1019
CD1:BWV1014、1016&1018
CD2:BWV1019、1017&1015
フロランス・マルゴワール(バロック・ヴァイオリン)
ブランディーヌ・ランヌー(チェンバロ)
J.S.バッハ:6つのヴァイオリン・ソナタは、感覚的な要素を持った作品。無
伴奏ソナタと比較すると感情表現が豊かです。演奏は、レザール・フロリサン
のソロ・ヴァイオリンで、ウィリアム・クリスティなどとも共演しているバロ
ック・ヴァイオリニスト、フロランス・マルゴワール。そしてZIG-ZAGRレーベ
ルで多くのアルバムをリリースしているブランディーヌ・ランヌー。デビュー
録音のラモー(ZZT010301)を皮切りに、J.S.バッハ;フランス組曲(ZZT020401)、
イギリス組曲(ZZT030401)、トッカータ(ZZT050501),F.クープラン(ZZT040401)
と好評を博しています。

ZZT 050902 \2160
C.P.E.バッハ:ヴァイオリンとピアノ・フォルテのためのソナタ
変ロ長調H513, Wq77 
ハ短調H514, Wq78 
ト短調H545(フルート・ソナタBWV1031) 
ロ短調H512, Wq 76
アマンディ-ヌ・ベイェ(バロック・ヴァイオリン)
エドナ・スターン(ピアノ・フォルテ)
「シャコンヌ」(ZZT050601)でも共演し、その実力を知らしめたアマンディ-
ヌ・ベイェ(バロック・ヴァイオリン)とエドナ・スターン(ピアノ・フォルテ)
のC.P.E.バッハのヴァイオリン・ソナタ集。C.P.E.バッハの音楽は内向的な感
受性が強く、聴くものの心に訴えかけるものがあります。雰囲気や感情の突然
の変化は、同時代の作曲家とは一線を画しています。アマンディ-ヌ・ベイェ
は、気分の赴くままに高揚し、また軽やかに明澄に展開していく部分もありと、
うつろいゆく心のような魅惑的な演奏をしています。

ZZT 050602 \2160
ウジェーヌ・イザイ:
紡ぎ車に寄すOP.13 (ヴァイオリンとピアノ版)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1&4番OP.27-1、4
遠い昔~3つのマズルカ第1番OP.11
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」
デニス・ゴールドフェルド(ヴァイオリン)
ワディム・ゴールドフェルド(ピアノ)
イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは、弾き手にとっても聴き手にとっても
難曲。そしてヴァイオリニストの成長過程では不可欠な作品の一つです。そん
なヴィルトゥオーゾ・ピースに挑むのが1974年生まれの若きヴァイオリニスト、
デニス・ゴールドフェルド。この作品を録音することが、彼の兼ねてからの夢
であり、目標であったと語っています。また、ワディム・ゴールドフェルド
(ピアノ)との兄弟デュオも実現しています。新しい才能に触れることの出来る
大変興味深いアルバムとなっています。






<harmonia mundi france>
HMU 907423 2枚組 \2700
HMU 807423 2枚組(SACD-Hybrid) \3780
ベートーヴェン:「ラズモフスキー」四重奏曲集
[CD1]
弦楽四重奏曲 第7番 op.59-1、同第8番 op.59-2
[CD2]
弦楽四重奏曲第9番 op.59-3
東京クヮルテット〔マーティン・ビーバー(Vn) 池田菊衛(Vn) 磯村和英
(Vla) クライヴ・グリーンスミス(Vc)〕
録音:2005年4月26-29日
もはや室内楽集団として押しも押されぬ存在、東京クヮルテット。ハルモニ
ア・ムンディにてベートーヴェン弦楽四重奏曲ツィクルス始動です。第一弾は
いきなり直球、ラズモフスキー。作品としても、そしてテクニック的にも手の
込んだこれら3曲を完璧に手中におさめ、余裕たっぷりと瑞々しい歌を聴かせ
てくれます。メンバーの入れ替わりがあるとはいえ、結成30年以上のベテラン
勢とは思えないような、けれん味のなさは実に見事、はや達観の域なのでしょ
うか。息のぴったりと合ったアンサンブルで、ふとした間に満ちているただな
らぬ霊感にはっとさせられます。
演奏も格別ですが、楽器がこれまた特別。ニコロ・パガニーニ選定によるスト
ラディヴァリのクヮルテット。この夢のようなセットは地球上に6セットしか
存在しないと言われています。東京クヮルテットに日本音楽財団より10年以上
もの期間貸与されております。

HMI 987060 3枚組 \4050
W.A.モーツァルト:初期の弦楽四重奏曲集
[CD1]
弦楽四重奏曲K.80 ト長調、ディヴェルティメントK. 136 (125a) ニ長調、
同 K.137 (125b) 変ロ長調、同 K.138 (125c) ヘ長調、
弦楽四重奏曲 K. 155 (134a) ニ長調
[CD2]
弦楽四重奏曲 K.156 (134b) ト長調、同 K. 157 ハ長調、同 K. 158 ヘ長調、
同 K. 159 変ロ長調、同 K. 160 (159a) 変ホ長調、同 K. 168 ヘ長調
[CD3]
弦楽四重奏曲 K.169 イ長調、同K.170 ハ長調、同 K.171 変ホ長調、
同 K. 172 変ロ長調、同 K. 173 ニ短調
カザルス弦楽四重奏団
〔アーベル・トマス・レアルプ(Vn)、ヴェラ・マルティネス・メーナー
(Vn)、ジョナサン・ブラウン(Vla)、 アルナウ・トマス・レアルプ(Vc)〕
モーツァルトが14歳の時に一晩で作曲したK.80を先頭に、16~17歳にかけて作
曲されたミラノ四重奏曲とウィーン四重奏曲がおさめられています。あらため
て彼の天才ぶりを実感できる作品ばかり。弦楽四重奏の編成を変幻自在に操っ
て、我々を極上の世界へと誘います。1997年に結成された、若手カザルス弦楽
四重奏団の息のぴったりと合ったフレッシュなアンサンブルによる演奏は、
モーツァルティアンにも室内楽ファンにもたまらない仕上がりです。





<FUGA LIBERA>
FUG 509 \1850
フランク:
《前奏曲、フーガと変奏曲》、
《前奏曲、コラールとフーガ》、
ピアノ五重奏曲
アリス・アデール(P)Ensアデール
録音:2002年2月3-6日
フランスの女流ピアニスト、アリス・アデールの最新録音盤が発売されます。
フランス近現代の作品を中心に録音していて、今回のアルバムでも彼女の特徴
であるキラキラとした輝かしい音色を堪能出来ます。フランクの《前奏曲とフ
ーガと変奏曲》は、原曲はオルガン。繊細な響きを丁寧に演奏しています。





<claves>
50-2502 \2080
「左手のピアノのためのリサイタル / アントワーヌ・レプシュタイン」
バッハ / ブラームス:シャコンヌ
サン=サーンス:6つの練習曲Op.135
リパッティ:ソナチネ
スクリャービン:前奏曲嬰ハ短調Op.9-1
スクリャービン:夜想曲変ニ長調Op.9-2
シュルホフ:組曲第3番
J.シュトラウス2世 / ゴドフスキー:
「ジプシー男爵」の宝のワルツの主題による交響的変容
アントワーヌ・レプシュタイン(P)
録音:2005年5月5-8日
スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジーク
レプシュタインは1978年ローザンヌ生まれ。6歳でデビューしエマールやぺラ
イアにも薫陶を受けましたが、突如右手を患うというアクシデントに見舞われ
ました。その彼が不幸に見舞われながらも困難を克服して録音したのがこのア
ルバムです。(音楽への情熱を失うことなく、今では指揮も学んでいるとのこ
と。)ラヴェルが左手の協奏曲を書く際に参考にしたサン=サーンス、まるで
3本の腕で弾いているようなゴドフスキー。どう聴いても左手だけで弾いてい
るとは思えない難曲ぞろい。

50-2508 \2080
ブラームス:
バラード集Op.10
3つの間奏曲Op.117
6つの小品Op.118
マルク・パンティヨン(P)
録音:2005年4月9-11日
スイス、ラ・ショー・ド・フォン、サル・ド・ミュジーク
ラハナーのピアノ三重奏(50.9802/3)、ヘイレルのピアノ曲(50.9805)
ヴィオラ・アルバム(50.9905)でおなじみのパンティヨン。開設(1955年)
から半世紀、ヨーロッパ有数の名ホール、ラ・ショー・ド・フォンとスタイ
ンウェイの響きが印象深いブラームスです。





<ACCENT>
ACC 24165 \1880
J.S.バッハ:オーボエ協奏曲集
オーボエ協奏曲 変ホ長調BWV1053a
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 BWV1060a
オーボエ・ダモーレ協奏曲 BWV1055a
オーボエ協奏曲BWV1059R
*マーラー:最後の7つの歌(リュッケルトの詩による5つの歌)-私はこの世
に捨てられて-マルセル・ポンセール編曲によるオーボエ、管弦楽とハープシ
コード版を併録
マルセル・ポンセール(Ob),寺神戸 亮(Vn),
イル・ガルデリーノ・アンサンブル
録音:2004年9月 聖アポリネール教会 ボラン(ベルギー)
オーボエのマルセル・ポンセール、ヴァイオリンの寺神戸 亮、アムステル
ダム・バロック・オーケストラ、ラ・プティット・バンド、シャペル・ロワイ
ヤル&コレギウム・ヴォカーレ、BCJといった一流団体に参加する奏者たちが
参加する注目のグループ、ベルギーのグループ、イル・ガルデリーノによる
J.S.バッハのオーボエ協奏曲集。マルセル・ポンセールは演奏活動の傍ら、
18世紀モデルのオーボエ制作にも取り組んでいる楽器職人でもあります。職
人気質のポンセールの演奏は、楽器とその性能を熟知して曲そのものを浮き
上がらせています。また興味深いのは、ポンセール編曲によるマーラー:
リュッケルトの詩による5つの歌-私はこの世に捨てられて-のオーボエ版を
収録しています。オーボエの哀愁と甘さの絶妙のバランスが、この曲の美し
さを浮き彫りにしています。
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