<Diskant>
DK 0123-2 \2180
ギター小品集
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):性格的小品集
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):小品集
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):コンポステラ組曲
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):6つの小品
レオ・ブローウェル(1939-):風刺的前奏曲集
デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):バルカンの6つの小品
マルチン・クライチョ(ギター)
録音:2009年6-10月、シャモリーン(スロヴァキア)、コンサートホール
マルチン・クライチョ(1977年生まれ)はブラチスラヴァ音楽院および音楽アカ
デミーでヨゼフ・ズサプカに師事したスロヴァキアのギタリスト。当レーベル
から発売されたメルツの作品集(DK 0095-2)で好評を博しました。
DK 0124-2 \2180
オパヴァのロマンティック・オルガン
メンデルスゾーン(1809-1447):オルガン・ソナタ変ロ長調 Op.65 No.4
ミクラーシュ・シュナイダー=トルナフスキー(1881-1958):
前奏曲集 から ニ短調(No.19),イ短調(No.12),ホ短調(No.31)
リスト(1811-1886):サルヴェ・レジナ
フランツ・シュミット(1874-1939):前奏曲とフーガ ニ長調「アレルヤ」
ヨゼフ・グレシャーク(1907-1987):
イヴァン・ソコルのオルガンの本からバルデヨフの聖エギディウスの祈り,歌
ベドジフ・アントニーン・ヴィーデルマン(1883-1951):
「眠ってほしい」によるコラール前奏曲
マックス・レーガー(1873-1916):
コラールによる幻想曲とフーガ/ハレルヤ、ほめるべき神は Op.52 No.3
マーリオ・セドラール(オルガン)
録音:2009年7月、オパヴァ(チェコ)、聖母被昇天教会
DK 0125-2 \2180
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.6
ハイドン(1732-1809):
音楽時計のための小品集 Hob.XIX から No.9,21,28,5,24,20,1,25
ヤン・クシチテル・クハーシュ(1751-1829):
幻想曲ホ短調/フーガ イ短調/パルティータ ハ長調
ヨハン・ゴットロープ・テプファー(1791-1870):
あなたの道を信じなさい/幻想曲/愛する神のみに従う者
ジャック=ニコラ・レメンス(1823-1881):12のオルガン小品
ヤン・ヴラディミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2009年10月、ポプラト=ヴェルーカー(スロヴァキア)、ルター派教会
使用楽器:1856年、ヨゼフ・ザイベルト製
DK 0126-2 \2180
ロシアの子供の歌
ムソルグスキー(1839-1881):
子供部屋(全7曲;1868-1872;リムスキー=コルサコフ校訂)
リャードフ(1855-1914):
子守歌 Op.24 No.2[ピアノ独奏](1890)
民俗詩による6つの子供の歌第1巻 Op.14(1887)
民俗詩による6つの子供の歌第2巻 Op.18(1887)
民俗詩による6つの子供の歌第3巻 Op.22(1890)
音楽玉手箱 Op.32[ピアノ独奏](1893)
ストラヴィンスキー(1882-1971):
ロシアの俗謡による3つの小さな歌「幼年時代の思い出」(1913)
プリバウトキ(全4曲;1914)/猫の子守歌(全4曲;1915)
子供のための3つのお話(1915-1917)/子守歌(1917)
花のワルツ[ピアノ独奏](1914)
プロコフィエフ(1891-1953):3つの子供の歌 Op.68(1939)
ストラヴィンスキー:ふくろうと子猫(1966)
エヴァ・シュシュコヴァー(ソプラノ)
イヴァン・コスカ(ピアノ)
録音:2009年7月、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館
DK 0127-2 \2180
フランツ・パウル・リーガー(1749頃-1796):
フォルテピアノ・ソナタ&チェンバロ・ソナタ集
ト長調(*)/変イ長調(+)/イ長調(*)/ヘ長調(+)/変ロ長調(*)
ペテル・グルーアス(フォルテピアノ(*)、チェンバロ(+))
録音:2009年11月、ペジノク(スロヴァキア)、ルター派教会
フランツ・パウル・リーガーはウィーンに生まれ、スロヴァキアの首都ブラチ
スラヴァで活躍した作曲家。この国の音楽と音楽教育に大いに貢献しました。
ペテル・グルーアス(1971年生まれ)はシャレフ・アド=アエル、ボブ・ファン
・アスペレンらに師事したスロヴァキアのピリオド鍵盤楽器奏者。
DK 0128-2 \2180
オルガン・リサイタル
J・S・バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
メンデルスゾーン(1809-1847):
オルガン・ソナタ第6番ニ短調「天にいます私たちの父」Op.65
フランク(1822-1890):幻想曲イ長調
ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲第5番 Op.42 No.1
デュプレ(1886-1971):古いノエルによる変奏曲 Op.20
マレク・ヴラーベル(オルガン)
録音:2009年11月2-4日、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送大コンサート・
スタジオ
使用楽器:リーガー=クロス、Op.3500
マレク・ヴラーベルはブラチスラヴァ音楽アカデミーでヴラディミール・ミハ
ルコに師事したスロヴァキアのオルガニスト。
<HEVHETIA>
HV 0039-2 \2180
ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の前奏曲とフーガ Op.87 から
第1番ハ長調/第4番ホ短調/第11番ロ長調/第12番嬰ト短調
第13番嬰ヘ短調/第15番変ニ長調/第17番変イ長調/第18番ヘ短調
第22番ト短調/第23番ヘ長調/第24番ニ短調
ペテル・カティナ(アコーディオン)
録音:2009年6月12-14日、コシツェ(スロヴァキア)、クラクソン・スタジオ
HV 0040-2 \2180
イザイ(1858-1931):
2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲「ロンドン」
(1914-1916;ナンドール・セデルケニ校訂)(*)
レーガー(1873-1916):
2つのヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ト長調(1915)
ナンドール・セデルケニ、マリアンネ・リーレ(ヴァイオリン)
ミラン・ラディチ(ヴィオラ)
(*)はハンガリーのヴァイオリニスト、ナンドール・セデルケニの校訂版によ
る世界初録音。
<MUSIC CENTRE SLOVAKIA [HUDOBNE CENTRUM](スロヴァキア音楽センター)>
HC 10015 \2180
ダブラチュア雑譜集の音楽
ヨハン・カスパル・ホルン(1630頃-1685):
「パレルゴン・ムジクム、または音楽の副業」(1663)から
アルマンド(115),クラント(116),バッロ(117),サラバンド(118)
不詳:アリア(8)/ヴォルタ(9)/アモール(99)/トレツァ(20)
ザムエリス・マルクフェルナー(1621-1674):前奏曲ハ長調(97)
不詳:その夜が来た(46)/暁の星の何と美しいことか(44)
私の心の底から(44)/終結(98)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(111),クランド(112),バッロ(113),サラバンド(114)
不詳:私のリリア、私の心(14)/変奏(15)/Schmiedt Current(134)
サラバンド(16)
スタニスワフ・ルボミルスキ:コレア(83)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(128),クラント(129),バッロ(130),サラバンド(131)
不詳:コレア イ長調(71)/同変ロ長調(72)/同ハ長調(73)/同ニ長調(74)
同ホ長調(75)/同ヘ長調(76)/同ト長調(77)/同ロ長調(78)
ザムエリス・マルクフェルナー:フーガ第6旋法(95)/フーガ(136)
不詳:サラバンド(31)/サラバンド(32)/Semitta(30)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(107),クラント(108),バッロ(109),サラバンド(110)
不詳:前奏曲(91)/おお、悲しみよ(60)/恩寵である聖霊(47)
今こそ私たちは聖霊に祈る(48)/高みにある神にのみ栄光あれ(49)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(124),クラント(125),バッロ(126),サラバンド(127)
不詳:イントラーダ(70)/ハンガリーのコレア(23)/調和(24)
Rund laetum et truncum(101)/ポーランドのコレア(62)/Wechsl Tantz(52)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(65),クラント(66),バッロ(102),サラバンド(67)
マルティナ・ダクスベック(ソプラノ)
ソマ・ディニェース(チェンバロ、オルガン)
ソラメンテ・ナトゥラーリ
ミロシュ・ヴァレント(指揮)
録音:2006年12月16日、プラチスラヴァ、大司教宮殿、ライヴ
ダブラチュア雑譜集は17世紀終盤にレヴォチャの有力商人のために作られた楽
譜集で、当時のスロヴァキアでの音楽を伝える有名な資料。(上記の括弧の中
の数字は各曲に付された番号と思われます。)
中核を成すのは、オーストリアのアマチュア作曲家(本業は医者)ヨハン・カス
パル・ホルンが書いた舞曲。ソラメンテ・ナトゥラーリはミロシュ・ヴァレン
トが1995年に創設したスロヴァキアのピリオド楽器アンサンブル。
<MUSIC FUND SLOVAKIA [HUDOBNY FUND](スロヴァキア音楽財団)>
SF 0054-2 \2180
ペテル・マハイディク(1961-):Namah
She will be picked by herself(ピアノのための;2006)(*)
Namah(弦楽合奏のための;2000)(+)
Nell autunno del suo abbraccio insonne(ハープのための;2003)(#)
Sadness of flowing
(歌、オーボエ、ヴァイオリンとピアノのための;2003/2007)(**)
To the rainbow so close again(弦楽四重奏のための;2004)(++)
Painting(バスクラリネットのための;1999/2000)(##)
Obscured temptations(ピアノのための;2003)(***)
Water forgives(ツィンバロンのための;2007)(+++)
Lullaby(チェロのための;1999)(###)
05.12.07(ソプラノ、歌、バスクラリネット、チェロ、ドラムス、
エレクトロニクスとテープのための;2008)(※)
マユコ・キダ・タキネ(ピアノ(*/**))
ヤーン・ペシュル青年弦楽合奏団(+)
アニタ・ミロッサヨヴァー(指揮(*))
フロラレーダ・サッキ(ハープ(#))
ジョン・アンダーソン(歌(**))
ドミニク・メリハーレク(オーボエ(**))
ズザナ・ウシュコヴィチョヴァー(ヴァイオリン(**))
イカルス弦楽四重奏団(++)
グイド・アルボネッリ(バスクラリネット(##/※))
ダニエル・ガレル(ピアノ(***))
エニケ・ギンゼリ(ツィンバロン(+++))
ヨゼフ・ルプターク(チェロ(###))
ジュリー・ハンソン・ガイスト(ソプラノ(※))
ダヴィト・モス(歌、ドラムス、エレクトロニクス(※))
ダリー・ドレザル(チェロ(###))
ペテル・マハイディク(電子音、テープ(※))
録音:1994-2008年
SF 0059-2 \2180
ヴラディミール・ボケス(1946-):室内音楽集
9つの楽器のためのシークエンス(1965)(*)
ヴァイオリン・ソナタ Op.27(1978)(+)
コラージュ[Coll'Age]Op.28(ピアノ五重奏のための;1979)(#)
…いっときだけ…[...nur eine weile...]
(ヴァイオリン、チェロとアコーディオンのための;2005)(**)
ムジカ・ストリクタ Op.70
(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1999)(++)
ピアノ・ソナタ第5番 Op.79(2005)(##)
エウゲン・スホニュ生誕百年祭後奏曲(10の楽器のための;2008)(***)
メロス・エトス・アンサンブル(*/++)
ダニエル・ガゾン(指揮(*))
マレク・ズヴィーベル(ヴァイオリン(+))
ディアナ・ツィブロヴァー(ピアノ(+))
クアサルス・アンサンブル(#/***)
ダウニア三重奏団(**)
マリアーン・レヤヴァ(指揮(++))
イヴァン・ブッファ(ピアノ(##)、指揮(***))
録音;2004-2009年
<FLORA>
FLORA 1307 \2180
ノルウェーのアーベル
トマス・ロビンソン(活躍:1589頃-1609頃):鐘による20のウェイズ
ベイアルン伝承曲:結婚行進曲
フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796):
アンダンテ-ロンド・グラツィオーソ
オイスタイン・ニルソンのフッラスラーグ
シリ・デュヴィークのスプリンガル
クヌート・ハムレのハルダンゲル・ルール
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):アレグロ
ヨハン・カスパル・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746):ロンド
ウィリアム・ブレイド(1560-1630):スコットランド舞曲
不詳:I can not keepe my wife at howme / Home again, Market is done
不詳:Cuperaree
不詳:妖精の仮面
ヨハン・マッテゾン(1681-1764):Felsenlied unsichtbarer Geschoepffe
J・S・バッハ(1675-1750):ガヴォット I&II
カール・フリードリヒ・アーベル:アルペッジョ-アダージョ-アレグロ
ヴォス伝承曲:ノッリンゲン
ハリングダール伝承曲:ファニトゥレン
セテスダールのヴィーダル・ランデのガンガル:ゴルラウス
ニルス・オークラン(ハリングフェレ)
エリーザベト・ザイツ(ティンパノン)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:2007年9月、ベルギー、ブラ=シュル=リエンヌ
ドイツの作曲家で音楽史上におけるヴィオラ・ダ・ガンバの最後の名手カール
・フリードリヒ・アーベルが北欧ノルウェーを旅し、民俗楽器奏者と交流する
という「架空の旅」シリーズ第2弾(第1弾は「ヒューム大佐のインドへの旅」
;FLORA 1006)。今回のゲストはハリングフェレ(ハルダンゲル・フィドル)の
名手ニルス・オークラン。透明で冷涼な空気感の漂う中、穏やかに楽しげに繰
り広げられる音楽の語らい。ティンパノン(真鍮弦を2つのヘラのようなもので
叩く卓上琴)が二つの弦楽器の仲をとりもつかのように彩を添えて。例によっ
てブックレット無しのパターンですが、理屈抜きでご堪能いただけること請け
合いです。
FLORA 1006 \2180
【旧譜 再案内】
ヒューム大佐のインドへの旅
トバイアス・ヒューム(1569頃-1646):
ヒューム大佐のパヴァン(*)/兵士のガリアード-兵士の行進曲(*)
聴け、聴け(*)/ガンバの精神(*)
ポーランドのエア-ポーランドのヴィラネル(*)
わが貴婦人はかわいらしい物を持っている(*)
早く私をくすぐって-ティッケル、ティッケル(*)
さらば、かわいい恋人よ(*)/私は憂鬱(*)
ドゥルバ・ゴーシュ:川辺の日の出(+)
トバイアス・ヒューム:死(*/+)
ドゥルバ・ゴーシュ:ヒュームに捧げる一曲(+/#)
不詳:トリスターノの嘆き(*/+)
フィリップ・ピエルロ(リラ=ヴァイオル(*))
ドゥルバ・ゴーシュ(サーランギー(+)、歌(#))
ニティランジャン・ビスワス(タブラ(+))
ロセリーネ・シンプレラーレ(タンプーラ(+))
イングランドあるいはスコットランド出身、職業軍人としてスウェーデンとロ
シアの軍隊で将校を務めた「ヒューム大佐」ことトバイアス・ヒュームは優れ
たアマチュア音楽家でもあり、ヴィオルの名手として活躍、リラ=ヴァイオル
(小型のヴィオラ・ダ・ガンバ)のための作品集を2巻出版しました。彼の作風
は非常に個性的で、しばしば異常であるとも評されるほどでした。フィリップ
・ピエルロが圧倒的な演奏で聴かせます。
このアルバムではヒュームがインドを旅し去っていくという架空の設定がなさ
れており、後半では北インドの代表的擦弦楽器サーランギーの名手ドゥルバ・
ゴーシュが登場。打楽器タブラとシタールに似た楽器タンプーラを従えて「川
辺の日の出」を演奏、「死」はピエルロのソロに即興的に絡みながら切れ目な
く「ヒュームに捧げる一曲」へと続き、ここでは歌も披露、さらに続いて中世
ヨーロッパの名曲「トリスターノの嘆き」へとなだれ込み怒涛のコラボレー
ションで幕を閉じます。
英語のブックレット付きですが楽曲の解説は収録されておりません。
FLORA 2009 \2180
【旧譜 再案内】
明暗-カラヴァッジョの後に続いて 17世紀イタリア音楽における光と影
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):愛の竪琴にのせて(1633)(*)
アンドレア・ファルコニエーリ(1585-1656):
サタンの娘婿、バラバソの戦い(1650)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):主をたたえよ(1640)(*)
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1589?-1630?):
ソナタ第11番(1641)
クラウディオ・モンテヴェルディ:西風が戻り(1632)(*)
ダリオ・カステッロ(?-1630?):カンツォン第1番(1644)
クラウディオ・モンテヴェルディ:愛の手紙(1619)(*)
ダリオ・カステッロ:カンツォン第12番(1644)
イグナツィオ・ドナーティ(1612-1638):おお、栄光の聖母よ(1626)(*)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
カンツォン「ラ・ビアンキーナ」(1628)
クラウディオ・モンテヴェルディ:私は主に感謝する(1640)(*)
アドリアナ・フェルナンデス(ソプラノ(*))
レ・サックブーティエ
エレーヌ・メドゥス(ヴァイオリン)
ジャン=ピエール・カニャック(コルネット[ツィンク])
ダニエル・ラサル(サックバット)
グイード・バレストラッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マティアス・シュペーター(アーチリュート、キタローネ)
ヤスコ・ブヴァール(オルガン)
ロラン・ル・シュナデク(ドゥルツィアン) フロラン・ティセイル(打楽器)
徹底した写実と劇的表現でバロック絵画に革新をもたらしたイタリアの巨匠カ
ラヴァッジョ(1571-1610)。このアルバムでは、彼が駆使した光の明暗の効果
を、続く時代の音楽の中に見い出していきます。音楽史におけるカラヴァッ
ジョ的存在と言ってもよさそうなモンテヴェルディのマドリガーレを中心に、
同時代作曲家の器楽作品を交えた構成で、演奏テクニックは抜群。前作「タン
クレディとクロリンダの戦い」(FLORA 1709)に続く共演となるアドリアナ・
フェルナンデスのソプラノとジャン=ピエール・カニャックのコルネットの掛
け合いが特に聴きものです。
ブックレットにはフランス語の解説およびイタリア語の原歌詞とフランス語訳
のみ記載されており、英語はございません。
DK 0123-2 \2180
ギター小品集
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):性格的小品集
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):小品集
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):コンポステラ組曲
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):6つの小品
レオ・ブローウェル(1939-):風刺的前奏曲集
デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):バルカンの6つの小品
マルチン・クライチョ(ギター)
録音:2009年6-10月、シャモリーン(スロヴァキア)、コンサートホール
マルチン・クライチョ(1977年生まれ)はブラチスラヴァ音楽院および音楽アカ
デミーでヨゼフ・ズサプカに師事したスロヴァキアのギタリスト。当レーベル
から発売されたメルツの作品集(DK 0095-2)で好評を博しました。
DK 0124-2 \2180
オパヴァのロマンティック・オルガン
メンデルスゾーン(1809-1447):オルガン・ソナタ変ロ長調 Op.65 No.4
ミクラーシュ・シュナイダー=トルナフスキー(1881-1958):
前奏曲集 から ニ短調(No.19),イ短調(No.12),ホ短調(No.31)
リスト(1811-1886):サルヴェ・レジナ
フランツ・シュミット(1874-1939):前奏曲とフーガ ニ長調「アレルヤ」
ヨゼフ・グレシャーク(1907-1987):
イヴァン・ソコルのオルガンの本からバルデヨフの聖エギディウスの祈り,歌
ベドジフ・アントニーン・ヴィーデルマン(1883-1951):
「眠ってほしい」によるコラール前奏曲
マックス・レーガー(1873-1916):
コラールによる幻想曲とフーガ/ハレルヤ、ほめるべき神は Op.52 No.3
マーリオ・セドラール(オルガン)
録音:2009年7月、オパヴァ(チェコ)、聖母被昇天教会
DK 0125-2 \2180
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.6
ハイドン(1732-1809):
音楽時計のための小品集 Hob.XIX から No.9,21,28,5,24,20,1,25
ヤン・クシチテル・クハーシュ(1751-1829):
幻想曲ホ短調/フーガ イ短調/パルティータ ハ長調
ヨハン・ゴットロープ・テプファー(1791-1870):
あなたの道を信じなさい/幻想曲/愛する神のみに従う者
ジャック=ニコラ・レメンス(1823-1881):12のオルガン小品
ヤン・ヴラディミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2009年10月、ポプラト=ヴェルーカー(スロヴァキア)、ルター派教会
使用楽器:1856年、ヨゼフ・ザイベルト製
DK 0126-2 \2180
ロシアの子供の歌
ムソルグスキー(1839-1881):
子供部屋(全7曲;1868-1872;リムスキー=コルサコフ校訂)
リャードフ(1855-1914):
子守歌 Op.24 No.2[ピアノ独奏](1890)
民俗詩による6つの子供の歌第1巻 Op.14(1887)
民俗詩による6つの子供の歌第2巻 Op.18(1887)
民俗詩による6つの子供の歌第3巻 Op.22(1890)
音楽玉手箱 Op.32[ピアノ独奏](1893)
ストラヴィンスキー(1882-1971):
ロシアの俗謡による3つの小さな歌「幼年時代の思い出」(1913)
プリバウトキ(全4曲;1914)/猫の子守歌(全4曲;1915)
子供のための3つのお話(1915-1917)/子守歌(1917)
花のワルツ[ピアノ独奏](1914)
プロコフィエフ(1891-1953):3つの子供の歌 Op.68(1939)
ストラヴィンスキー:ふくろうと子猫(1966)
エヴァ・シュシュコヴァー(ソプラノ)
イヴァン・コスカ(ピアノ)
録音:2009年7月、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館
DK 0127-2 \2180
フランツ・パウル・リーガー(1749頃-1796):
フォルテピアノ・ソナタ&チェンバロ・ソナタ集
ト長調(*)/変イ長調(+)/イ長調(*)/ヘ長調(+)/変ロ長調(*)
ペテル・グルーアス(フォルテピアノ(*)、チェンバロ(+))
録音:2009年11月、ペジノク(スロヴァキア)、ルター派教会
フランツ・パウル・リーガーはウィーンに生まれ、スロヴァキアの首都ブラチ
スラヴァで活躍した作曲家。この国の音楽と音楽教育に大いに貢献しました。
ペテル・グルーアス(1971年生まれ)はシャレフ・アド=アエル、ボブ・ファン
・アスペレンらに師事したスロヴァキアのピリオド鍵盤楽器奏者。
DK 0128-2 \2180
オルガン・リサイタル
J・S・バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
メンデルスゾーン(1809-1847):
オルガン・ソナタ第6番ニ短調「天にいます私たちの父」Op.65
フランク(1822-1890):幻想曲イ長調
ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲第5番 Op.42 No.1
デュプレ(1886-1971):古いノエルによる変奏曲 Op.20
マレク・ヴラーベル(オルガン)
録音:2009年11月2-4日、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送大コンサート・
スタジオ
使用楽器:リーガー=クロス、Op.3500
マレク・ヴラーベルはブラチスラヴァ音楽アカデミーでヴラディミール・ミハ
ルコに師事したスロヴァキアのオルガニスト。
<HEVHETIA>
HV 0039-2 \2180
ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の前奏曲とフーガ Op.87 から
第1番ハ長調/第4番ホ短調/第11番ロ長調/第12番嬰ト短調
第13番嬰ヘ短調/第15番変ニ長調/第17番変イ長調/第18番ヘ短調
第22番ト短調/第23番ヘ長調/第24番ニ短調
ペテル・カティナ(アコーディオン)
録音:2009年6月12-14日、コシツェ(スロヴァキア)、クラクソン・スタジオ
HV 0040-2 \2180
イザイ(1858-1931):
2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲「ロンドン」
(1914-1916;ナンドール・セデルケニ校訂)(*)
レーガー(1873-1916):
2つのヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ト長調(1915)
ナンドール・セデルケニ、マリアンネ・リーレ(ヴァイオリン)
ミラン・ラディチ(ヴィオラ)
(*)はハンガリーのヴァイオリニスト、ナンドール・セデルケニの校訂版によ
る世界初録音。
<MUSIC CENTRE SLOVAKIA [HUDOBNE CENTRUM](スロヴァキア音楽センター)>
HC 10015 \2180
ダブラチュア雑譜集の音楽
ヨハン・カスパル・ホルン(1630頃-1685):
「パレルゴン・ムジクム、または音楽の副業」(1663)から
アルマンド(115),クラント(116),バッロ(117),サラバンド(118)
不詳:アリア(8)/ヴォルタ(9)/アモール(99)/トレツァ(20)
ザムエリス・マルクフェルナー(1621-1674):前奏曲ハ長調(97)
不詳:その夜が来た(46)/暁の星の何と美しいことか(44)
私の心の底から(44)/終結(98)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(111),クランド(112),バッロ(113),サラバンド(114)
不詳:私のリリア、私の心(14)/変奏(15)/Schmiedt Current(134)
サラバンド(16)
スタニスワフ・ルボミルスキ:コレア(83)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(128),クラント(129),バッロ(130),サラバンド(131)
不詳:コレア イ長調(71)/同変ロ長調(72)/同ハ長調(73)/同ニ長調(74)
同ホ長調(75)/同ヘ長調(76)/同ト長調(77)/同ロ長調(78)
ザムエリス・マルクフェルナー:フーガ第6旋法(95)/フーガ(136)
不詳:サラバンド(31)/サラバンド(32)/Semitta(30)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(107),クラント(108),バッロ(109),サラバンド(110)
不詳:前奏曲(91)/おお、悲しみよ(60)/恩寵である聖霊(47)
今こそ私たちは聖霊に祈る(48)/高みにある神にのみ栄光あれ(49)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(124),クラント(125),バッロ(126),サラバンド(127)
不詳:イントラーダ(70)/ハンガリーのコレア(23)/調和(24)
Rund laetum et truncum(101)/ポーランドのコレア(62)/Wechsl Tantz(52)
ヨハン・カスパル・ホルン:「音楽のパレルゴン、…」から
アルマンド(65),クラント(66),バッロ(102),サラバンド(67)
マルティナ・ダクスベック(ソプラノ)
ソマ・ディニェース(チェンバロ、オルガン)
ソラメンテ・ナトゥラーリ
ミロシュ・ヴァレント(指揮)
録音:2006年12月16日、プラチスラヴァ、大司教宮殿、ライヴ
ダブラチュア雑譜集は17世紀終盤にレヴォチャの有力商人のために作られた楽
譜集で、当時のスロヴァキアでの音楽を伝える有名な資料。(上記の括弧の中
の数字は各曲に付された番号と思われます。)
中核を成すのは、オーストリアのアマチュア作曲家(本業は医者)ヨハン・カス
パル・ホルンが書いた舞曲。ソラメンテ・ナトゥラーリはミロシュ・ヴァレン
トが1995年に創設したスロヴァキアのピリオド楽器アンサンブル。
<MUSIC FUND SLOVAKIA [HUDOBNY FUND](スロヴァキア音楽財団)>
SF 0054-2 \2180
ペテル・マハイディク(1961-):Namah
She will be picked by herself(ピアノのための;2006)(*)
Namah(弦楽合奏のための;2000)(+)
Nell autunno del suo abbraccio insonne(ハープのための;2003)(#)
Sadness of flowing
(歌、オーボエ、ヴァイオリンとピアノのための;2003/2007)(**)
To the rainbow so close again(弦楽四重奏のための;2004)(++)
Painting(バスクラリネットのための;1999/2000)(##)
Obscured temptations(ピアノのための;2003)(***)
Water forgives(ツィンバロンのための;2007)(+++)
Lullaby(チェロのための;1999)(###)
05.12.07(ソプラノ、歌、バスクラリネット、チェロ、ドラムス、
エレクトロニクスとテープのための;2008)(※)
マユコ・キダ・タキネ(ピアノ(*/**))
ヤーン・ペシュル青年弦楽合奏団(+)
アニタ・ミロッサヨヴァー(指揮(*))
フロラレーダ・サッキ(ハープ(#))
ジョン・アンダーソン(歌(**))
ドミニク・メリハーレク(オーボエ(**))
ズザナ・ウシュコヴィチョヴァー(ヴァイオリン(**))
イカルス弦楽四重奏団(++)
グイド・アルボネッリ(バスクラリネット(##/※))
ダニエル・ガレル(ピアノ(***))
エニケ・ギンゼリ(ツィンバロン(+++))
ヨゼフ・ルプターク(チェロ(###))
ジュリー・ハンソン・ガイスト(ソプラノ(※))
ダヴィト・モス(歌、ドラムス、エレクトロニクス(※))
ダリー・ドレザル(チェロ(###))
ペテル・マハイディク(電子音、テープ(※))
録音:1994-2008年
SF 0059-2 \2180
ヴラディミール・ボケス(1946-):室内音楽集
9つの楽器のためのシークエンス(1965)(*)
ヴァイオリン・ソナタ Op.27(1978)(+)
コラージュ[Coll'Age]Op.28(ピアノ五重奏のための;1979)(#)
…いっときだけ…[...nur eine weile...]
(ヴァイオリン、チェロとアコーディオンのための;2005)(**)
ムジカ・ストリクタ Op.70
(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1999)(++)
ピアノ・ソナタ第5番 Op.79(2005)(##)
エウゲン・スホニュ生誕百年祭後奏曲(10の楽器のための;2008)(***)
メロス・エトス・アンサンブル(*/++)
ダニエル・ガゾン(指揮(*))
マレク・ズヴィーベル(ヴァイオリン(+))
ディアナ・ツィブロヴァー(ピアノ(+))
クアサルス・アンサンブル(#/***)
ダウニア三重奏団(**)
マリアーン・レヤヴァ(指揮(++))
イヴァン・ブッファ(ピアノ(##)、指揮(***))
録音;2004-2009年
<FLORA>
FLORA 1307 \2180
ノルウェーのアーベル
トマス・ロビンソン(活躍:1589頃-1609頃):鐘による20のウェイズ
ベイアルン伝承曲:結婚行進曲
フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796):
アンダンテ-ロンド・グラツィオーソ
オイスタイン・ニルソンのフッラスラーグ
シリ・デュヴィークのスプリンガル
クヌート・ハムレのハルダンゲル・ルール
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):アレグロ
ヨハン・カスパル・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746):ロンド
ウィリアム・ブレイド(1560-1630):スコットランド舞曲
不詳:I can not keepe my wife at howme / Home again, Market is done
不詳:Cuperaree
不詳:妖精の仮面
ヨハン・マッテゾン(1681-1764):Felsenlied unsichtbarer Geschoepffe
J・S・バッハ(1675-1750):ガヴォット I&II
カール・フリードリヒ・アーベル:アルペッジョ-アダージョ-アレグロ
ヴォス伝承曲:ノッリンゲン
ハリングダール伝承曲:ファニトゥレン
セテスダールのヴィーダル・ランデのガンガル:ゴルラウス
ニルス・オークラン(ハリングフェレ)
エリーザベト・ザイツ(ティンパノン)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
録音:2007年9月、ベルギー、ブラ=シュル=リエンヌ
ドイツの作曲家で音楽史上におけるヴィオラ・ダ・ガンバの最後の名手カール
・フリードリヒ・アーベルが北欧ノルウェーを旅し、民俗楽器奏者と交流する
という「架空の旅」シリーズ第2弾(第1弾は「ヒューム大佐のインドへの旅」
;FLORA 1006)。今回のゲストはハリングフェレ(ハルダンゲル・フィドル)の
名手ニルス・オークラン。透明で冷涼な空気感の漂う中、穏やかに楽しげに繰
り広げられる音楽の語らい。ティンパノン(真鍮弦を2つのヘラのようなもので
叩く卓上琴)が二つの弦楽器の仲をとりもつかのように彩を添えて。例によっ
てブックレット無しのパターンですが、理屈抜きでご堪能いただけること請け
合いです。
FLORA 1006 \2180
【旧譜 再案内】
ヒューム大佐のインドへの旅
トバイアス・ヒューム(1569頃-1646):
ヒューム大佐のパヴァン(*)/兵士のガリアード-兵士の行進曲(*)
聴け、聴け(*)/ガンバの精神(*)
ポーランドのエア-ポーランドのヴィラネル(*)
わが貴婦人はかわいらしい物を持っている(*)
早く私をくすぐって-ティッケル、ティッケル(*)
さらば、かわいい恋人よ(*)/私は憂鬱(*)
ドゥルバ・ゴーシュ:川辺の日の出(+)
トバイアス・ヒューム:死(*/+)
ドゥルバ・ゴーシュ:ヒュームに捧げる一曲(+/#)
不詳:トリスターノの嘆き(*/+)
フィリップ・ピエルロ(リラ=ヴァイオル(*))
ドゥルバ・ゴーシュ(サーランギー(+)、歌(#))
ニティランジャン・ビスワス(タブラ(+))
ロセリーネ・シンプレラーレ(タンプーラ(+))
イングランドあるいはスコットランド出身、職業軍人としてスウェーデンとロ
シアの軍隊で将校を務めた「ヒューム大佐」ことトバイアス・ヒュームは優れ
たアマチュア音楽家でもあり、ヴィオルの名手として活躍、リラ=ヴァイオル
(小型のヴィオラ・ダ・ガンバ)のための作品集を2巻出版しました。彼の作風
は非常に個性的で、しばしば異常であるとも評されるほどでした。フィリップ
・ピエルロが圧倒的な演奏で聴かせます。
このアルバムではヒュームがインドを旅し去っていくという架空の設定がなさ
れており、後半では北インドの代表的擦弦楽器サーランギーの名手ドゥルバ・
ゴーシュが登場。打楽器タブラとシタールに似た楽器タンプーラを従えて「川
辺の日の出」を演奏、「死」はピエルロのソロに即興的に絡みながら切れ目な
く「ヒュームに捧げる一曲」へと続き、ここでは歌も披露、さらに続いて中世
ヨーロッパの名曲「トリスターノの嘆き」へとなだれ込み怒涛のコラボレー
ションで幕を閉じます。
英語のブックレット付きですが楽曲の解説は収録されておりません。
FLORA 2009 \2180
【旧譜 再案内】
明暗-カラヴァッジョの後に続いて 17世紀イタリア音楽における光と影
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):愛の竪琴にのせて(1633)(*)
アンドレア・ファルコニエーリ(1585-1656):
サタンの娘婿、バラバソの戦い(1650)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):主をたたえよ(1640)(*)
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1589?-1630?):
ソナタ第11番(1641)
クラウディオ・モンテヴェルディ:西風が戻り(1632)(*)
ダリオ・カステッロ(?-1630?):カンツォン第1番(1644)
クラウディオ・モンテヴェルディ:愛の手紙(1619)(*)
ダリオ・カステッロ:カンツォン第12番(1644)
イグナツィオ・ドナーティ(1612-1638):おお、栄光の聖母よ(1626)(*)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
カンツォン「ラ・ビアンキーナ」(1628)
クラウディオ・モンテヴェルディ:私は主に感謝する(1640)(*)
アドリアナ・フェルナンデス(ソプラノ(*))
レ・サックブーティエ
エレーヌ・メドゥス(ヴァイオリン)
ジャン=ピエール・カニャック(コルネット[ツィンク])
ダニエル・ラサル(サックバット)
グイード・バレストラッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マティアス・シュペーター(アーチリュート、キタローネ)
ヤスコ・ブヴァール(オルガン)
ロラン・ル・シュナデク(ドゥルツィアン) フロラン・ティセイル(打楽器)
徹底した写実と劇的表現でバロック絵画に革新をもたらしたイタリアの巨匠カ
ラヴァッジョ(1571-1610)。このアルバムでは、彼が駆使した光の明暗の効果
を、続く時代の音楽の中に見い出していきます。音楽史におけるカラヴァッ
ジョ的存在と言ってもよさそうなモンテヴェルディのマドリガーレを中心に、
同時代作曲家の器楽作品を交えた構成で、演奏テクニックは抜群。前作「タン
クレディとクロリンダの戦い」(FLORA 1709)に続く共演となるアドリアナ・
フェルナンデスのソプラノとジャン=ピエール・カニャックのコルネットの掛
け合いが特に聴きものです。
ブックレットにはフランス語の解説およびイタリア語の原歌詞とフランス語訳
のみ記載されており、英語はございません。