クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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08-12 No.11-1

2008年12月17日 15時18分25秒 | Weblog
<Etcetera>
KTC 1380 10枚組 \5750
フランドル楽派の巨匠たち-15世紀&16世紀のポリフォニー ――
CD1-アドリアン・ヴィラールトとイタリア ――
ヴィラールト:
めでたし乙女、エルサレムよ主をほめたたえよ、苦しみが私をさいなみ、
Vecchie Letrose、Quante Volte Diss'io、他/
CD2-フィリップ・ロジエとスペイン ――
《フェリペII世のミサ》より キリエ、アニュス・デイ、天の元后,
喜び給え、我が心, 安からず、Amour et la beaute、Leal amour、
主をほめたたえよ、他/
CD3-オルランド・デ・ラッスス ――
ラッスス:
第8旋法のマニフィカト、主に対し、すべての快楽の、歌は悲しみも涙も、
いつか私はあなたをこの手に迎える、寒くて暗い夜、修道女のような人でした、
恐れとおののきが、最後の時に、玉座に座したもう神よ、他/
CD4-16世紀フランドルの歌曲と舞曲 ――
スザート:
《ラ・ドンナ》パヴァーヌとガリアルド、《Mille Ducas》パヴァーヌ、
ガリアルドとロンド、バス・ダンスとリプライズ、
作曲者不詳:Druck en verdriet 、Wie sach oit、
ラ・リュー:Mijn hert altijt heeft、他/
CD5-フィリップ・デ・モンテとハプスブルク家 ――
デ・モンテ:おお、優しく甘きものよ、ベネディクトゥス・デウス、
Fu preda d'empio Nume、Assai fervida Amante、Clamavi de tribulatione
mea、ドミニ・エスト・テラ、
ファート:サルヴェ・レジナ、ライトン:カンツォーナ、他/
CD6-ニコラ・ゴンベールと皇帝カール5世 ――
ゴンベール:
アレルヤ、主の霊は全地を満たす、トリステ・デパール、
Plaisir n'ay plus、われはわが目を御身に対し上げ奉りぬ、天の后、
喜びたまえ、御身いとうるわし、
クレキヨン:
突然天より風音が、来たれよ創り主なる聖霊よ、はかない喜びのために、
ノン・パパ:聖霊降臨祭の夕食礼拝、Hortens-Lutens-Hortens、Forbons、他
CD7-イザーク、オブレヒト、ド・ラ・リュー ――
オブレヒト:サルヴェ・レジナ、聖母マリア、パルセ・ドミネ、
イザーク:神の御名のもとに、In meinem Sinn、Alla battaglia、
ラ・リュー:
Il viendra le jour desire、Autant en emporte le vent、
今はただ死を待つばかり、他/
CD8-ジョスカン・デ・プレ ――
ジョスカン:
苦しみが私をさいなみ、世の中のあまたの悲しみ、
Fortune destrange plummaige、ジョスカンのファンタジー、
いと聡明なる乙女、主よ, 御身の怒りにて、ああ, マリオンが、
愛さずにはいられない、私を救っておくれ、私はもの思いに沈んだ、
金がないのは何よりつらい、わが愛よさらば(リュートによる演奏)、
わが愛よさらば(合唱による演奏)、すべての人の心は乱れ、A l'eure、
われらを解き放ちたまえ、御身の定めは驚くべきものなり/
CD9-ヨハンネス・オケゲムとフランス ――
コンペール:
マニフィカト、Gaude prole regia 、Vous me faites morir、
オケゲム:
めでたし つぐない主の御母、私の口は笑う、可愛いカミュゼット、
クレド、ディヴィティス:めでたし女王、他/
CD10-ギョーム・デュファイとブルゴーニュ ――
デュファイ:
聖霊よ来たりたまえ、 めでたしトスカナ人の花、このフィレンツェの町は、
美しい人が塔の下に、いと高きところには神に栄光、仇なす嫉妬よ、
さあ、友だちよ、目を覚まそうよ、バンショワ:われに注ぎたまえ、他/
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)、
カペラ・サンクティ・ミヒャエリス、クレンデ・コンソート
ベルギーのレーベル "Eufoda" からリリースされていた古楽ファン注目の好企
画シリーズ "フランドルのポリフォニー" がボックス・セットとなって新装登
場!15世紀-16世紀のフランドル地方で隆盛を誇ったフランドル楽派。この"フ
ランドル楽派の巨匠たち"には、ジョスカン、ラ・リュー、オケゲム、イザー
ク、ゴンベール、デ・モンテ、オブレヒト、ヴィラールトなど、ルネサンス
時代を代表する大作曲家が次々と登場したフランドル楽派のポリフォニー音
楽がテーマ別にまとめられており、当時のフランドル地方で生まれた"音楽"
を網羅できる貴重なボックス・セットとして仕上がっている。
また、かつてフランドル楽派と共にネーデルランド楽派を形成していたブル
ゴーニュ楽派からも、デュファイやバンショワらの作品が収められるなど充実
度は非常に高い。
ベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェルと手兵クレンデ・コンソ
ート、カペラ・サンクティ・ミヒャエリスの演奏も秀逸。古楽ファン要チェッ
クです。




<PentaTone>
PTC 5186 332(SACD-Hybrid) \2850
ムソルグスキー:
組曲《展覧会の絵》(ラヴェル編)
交響詩《はげ山の一夜》(リムスキー=コルサコフ編)
歌劇《ソロチンスクの定期市》より 序奏(リャードフ編)
歌劇《ホヴァンシチナ》(リムスキー=コルサコフ編)より
モスクワ河の夜明け、ペルシャの女たちの踊り
カルロ・ポンティ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
レーベルの創設から現在に至るまで抜群のコンビネーションを築き上げてき
たペンタトーン(PentaTone)とロシア・ナショナル管弦楽団。
最新盤となるムソルグスキーの管弦楽作品集でロシア・ナショナル管の指揮
台に登壇するのは、20世紀イタリアの名映画監督カルロ・ポンティと大女優
ソフィア・ローレンの長男、カルロ・ポンティ・ジュニア!
パリで音楽の勉強をスタートさせたポンティ・ジュニアは、カリフォルニア
大学ロサンゼルス校、ウィーン音楽大学でズービン・メータやレオポルド・
ハーガーに指揮法を師事。
2001年に音楽監督兼首席指揮者として迎えられたアメリカのサンバーナーディ
ーノ交響楽団とは、2014/2015年までの長期契約を結ぶなど俊英のタクトに対
する期待は急速な高まりを見せている。
2000年から副指揮者を務めているロシア・ナショナル管とのムソルグスキー
は、ポテンシャルの高さと大器の片鱗を窺わせる堂々たる演奏。異色のサラ
ブレッドの今後に期待したい。

PTC 5186 152(SACD-Hybrid) \2850
メンデルスゾーン:
ロンド・カプリチオーソOp.14/ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調Op.106/
厳格な変奏曲ニ短調Op.54/3つの幻想曲、またはカプリスOp.16
イルゼ・フォン・アルペンハイム(ピアノ)
1927年インスブルック生まれの女流ピアニストであり、アンタル・ドラティ
の妻でもあるイルゼ・フォン・アルペンハイムのメンデルスゾーン。「無言
歌集」に代表されるようにアルペンハイムのメンデルスゾーンは高く評価さ
れている。1975年11月、オランダでの録音。




<Passacaille>
Passacaille 948 \2300
スウェルツ:ヘンリー8世の6人の妻たち
フランダース・リコーダー四重奏団、
パトリック・ファン・フーテム(カウンターテナー)
1987年の結成から約20年。世界最高峰のリコーダー・アンサンブルとしての地
位を築き上げてきたフランダース・リコーダー四重奏団が、ベルギーのレーベ
ルからベルギーの作曲家の作品集をリリース!
吹奏楽作品の作曲家としても知られるベルギーの作曲家ピート・スウェルツ
(1960-)が音楽で描くのは、イギリス絶対王政の象徴、ヘンリー8世の6人の妻
たちがたどった悲劇の人生。
アラゴン、ブーリン、シーモア、クレーヴズ、ハワード、パーと名付けられた
6つのセクションでは、6人の妻それぞれの王妃としての絶頂時代から悲劇的な
最期までが、フランダース・リコーダー四重奏団の一糸乱れぬ超絶のアンサン
ブルで描写されている。
またリコーダー演奏の合間に時折響くカウンターテナー、ファン・フーテム
の儚い歌声が最後のピースとして作品、演奏を完成へと導く。リコーダー・
アンサンブルがたどるチューダー朝の歴史にご注目下さい。




<Musique En Wallonie>
MEW 0844-0845 2枚組 \4600
イザイ:歌劇《坑夫ピエール》
ギレーヌ・ジラール(ソプラノ)、アラン・ガブリエル(テノール)、
パトリック・デルクール(バリトン)、
ジャン=ピエール・ヘック(指揮)、ワロン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
1858年ベルギーのリエージュに生まれたヴァイオリンの世界的巨匠ウジェー
ヌ・イザイ。
ここでは、話題盤"イザイに献呈されたヴァイオリン・ソナタ"(MEW 0528-0531)
に収録された作品など、数々の初演を行った"ヴァイオリン奏者"としてではな
く"作曲家"としての姿に焦点をあてており、録音された作品はイザイの珍しい
オペラ「坑夫ピエール」!
1931年3月4日に初演が行われたものの未出版のため演奏機会に恵まれてこな
かった「抗夫ピエール」だったが、2005年にアメリカのケース・ウェスタン
・リザーブ大学のフィリップ・シストがクリティカル・エディションを発表
したことにより今回の録音が実現の運びとなったのである。
イザイの作品といえば「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」などが知られている
が、母国ベルギーのアーティストたちによって貴重なオペラがその姿を現す
ことになる。2006年11月25日の録音。





<Cybele>
SACD AB 005(SACD-Hybrid) \2850
シェーンベルク:お姫さま(世界初録音)
アルノルト・シェーンベルク(語り)、ヌリア・シェーンベルク(語り)、
ロナルド・シェーンベルク(語り)、ローレンス・シェーンベルク(語り)、他
シェーンベルクが自分の3人の子供たちに語り聞かせた物語「お姫さま」を収
録した珍しいオーディオブック。
しかもこの音源はただのオーディオブックではなく、シェーンベルクの3人の
子供たちの語り、そしてアルノルト・シェーンベルク本人による語りを収録し
た貴重な記録なのである!
12音技法の創始者が自らの子供たちのために語った物語。貴重なシェーンベル
クの研究資料としても注目されることだろう。




<Raumklang>
RK 2704 \2300
舞曲さまざま ――
パーセル:歌劇《妖精の女王》からの組曲
コレッリ:合奏協奏曲Op.6-4
ルベル:舞曲さまざま
アルビノーニ:オーボエ協奏曲ニ短調Op.9-2
テレマン:7声の序曲
アルフレッド・ベルナルディーニ(オーボエ&指揮)、
ハーモニー・オヴ・ネーションズ・バロック・オーケストラ
才能溢れるヨーロッパの若手奏者が集結するEUバロック・オーケストラで出
合った演奏家たちによって2004年に結成された新進気鋭の古楽器演奏団体、
ハーモニー・オヴ・ネーションズ・バロック・オーケストラ。
2007年のトリゴナーレ古楽音楽祭での大成功によって、ヨーロッパでの"ハー
モニー・オヴ・ネーションズ"への期待と注目度は一挙に高まっている。アン
サンブル・ゼフィロの創設メンバーにしてバロック・オーボエの名手ベルナ
ルディーニの統率力とソロが、若きピリオド奏者たちの持ち味を最大限に引
き出している。

RK 2702 \2300
ドレスデン宮廷礼拝堂の音楽 ――
ハスラー:第9旋法によるトッカータとフーガ、カンツォン
ミヒャエル:4声の前奏曲
シャイト:マニフィカト
エルバッハ:第4旋法による4声のカンツォン、カンツォン ハ長調
フローベルガー第15番ト短調
ヴェックマン:パルティータ ニ短調
フローベルガー:ファンタジア第7番
ヴェックマン:ファンタジア
フローベルガー:悲しみとトンボー
ヴェックマン:トッカータ ニ短調
ミヒャエル:4声のトッカータ イ短調
クレム:フーガ第22番
ケルル:トッカータ第8番
J・プレトリウス:ドイツのマニフィカト
シャイデマン:Jefu wollft uns weifen、前奏曲ト長調
セバスチャン・クネーベル(オルガン&チェンバロ)、
ブリッタ・シュヴァルツ(アルト)
ザクセン選帝侯の下でその才能を発揮したハスラーやヴェックマン、ヴェッ
クマンとお互いに影響を与え合ったフローベルガーなど、ドレスデン宮廷に
縁のある音楽家たちの作品を、ザクセン州のゴスヴィヒにある旧教会で演奏
したラウムクラング(Raumklang)らしい好企画。
ドレスデンとワイマールで教会音楽を学んだ鍵盤奏者セバスチャン・クネー
ベルは、コープマン、フォーゲルから古楽奏法を伝授されたドイツ教会音楽
のスペシャリスト。テレマニッシェス ・コレギウム・ミヒャエルシュタイン
のチェンバロ奏者として活躍し、2007年からはヒューストン・バッハ協会の
客演オルガニストに招聘されている。




<Raumklang Souvenir>
RKs 59603 \1780
バッハ一族の室内楽 ――
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:管弦楽組曲ホ短調
J・S・バッハ:ソナタ ト長調BWV.1021
J・C・バッハ:四重奏曲イ長調
W・F・バッハ:ヴィオラ二重奏曲ト長調
C・P・E・バッハ:チェンバロ協奏曲イ短調
クールザッハジッシェ・カペレ・ライプツィヒ
これまでリリースされてきたラウムクラング・レーベルの人気タイトルをミッ
ド・プライス&ジュエル・ケース仕様でリリースする"スーヴェニア"シリーズ
がスタート!
大バッハと根幹とするバッハ一族の室内楽を演奏するクールザッハジッシェ
・カペレ・ライプツィヒは、1994年にゲヴァントハウス管、ハレ・ヘンデル
音楽祭管などのメンバーで結成された古楽アンサンブル。トラヴェルソのディ
ーンやチェロのマクギヴレイ、チェンバロのレミーなど実力者がズラリと勢
揃い。1996年4月の録音。RK 9603からの移行再発売。

RKs 59802 \1780
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンとビルギッタ・フォン・シュヴェーテン
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
《天啓の調和のシンフォニア》より
ビルギッタ・フォン・シュヴェーテン《カントゥス・ソノルム》より
レ・フランヴォヤン
歴史上最初の女性作曲家と伝えられている中世ドイツの聖職者ヒルデガルト・
フォン・ビンゲンと、14世紀スウェーデンの修道女ビルギッタ・フォン・シュ
ヴェーテンの聖歌集。3人の女性ヴォーカルの清らかな歌声とシンプルな器楽
の音色が神秘的な空間を創り出す。
1998年1月の録音。RK 9802からの移行再発売。

RKs 59301 \1780
13世紀-15世紀の歌と舞曲集 ――
マショー:良き人に会っての帰り
ロイエンタール:草木の枯れた牧場
作曲者不詳:王のエスタンピー、スタンタイプス
モールンゲン:私はずっと物思いに沈んでいた
作曲者不詳:王のエスタンピー第2番、王のダンス、ラ・ヴィエール
ダミアン:これでおしまい
作曲者不詳:3つの泉、トロット/他
ヨクラトーレス
1984年にライプツィヒで結成された古楽演奏団体ヨクラトーレスの最初のアル
バム。中世の舞曲、シャンソン、吟遊詩人の歌などを取り上げており、優秀録
音盤としてサウンド面でも好評価を獲得してきた録音である。
1993年5月の録音。RK 9301からの移行再発売。

RKs 59901 \1780
中世のユダヤ人たち-セファルディムとアシュケナジム
ヤルダ・レープリング(ヴォーカル)、
ハンス=ヴェルナー・アーペル(リュート)、
シュテファン・マース(リュート)、スザンネ・アンソルク(フィドル)、
ザビーネ・ヘラー(ハープ)、ファイト・ヘラー(ポルタティフ・オルガン)、
ミヒャエル・メツラー(打楽器)
中世のイベリア半島、スペインやポルトガルに定住したユダヤ人"セファル
ディム"と、東欧やドイツ語圏に定住したユダヤ人"アシュケナジム"によって
演奏されていたと伝わる伝承曲を収録。女性ヴォーカル、レープリングの愁
いを帯びた歌声がしみる。1999年2月の録音。RK 9901からの移行再発売。

RKs 59601 \1780
古いニグン-イディッシュ語のユダヤ歌曲集
ヤルダ・レープリング(ヴォーカル)、
ハンス=ヴェルナー・アーペル(ギター)、シュテファン・マース(ギター)、
ヘルムート・アイゼル(クラリネット&バス・クラリネット)、
ミヒャエル・メツラー(打楽器)
ユダヤ系古楽の発掘、復刻に情熱を注いできたレープリングを中心とした古
楽演奏トリオによるユダヤの歌曲集。今村泰典に師事したアーペルとユング
ヘーネルに師事したマースが弾くギターのさり気ない音色がレープリングの
歌声の魅力をさらに高める。1995年12月の録音。RK 9601からの移行再発売。

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