クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-10 No.1-2

2007年10月03日 13時33分40秒 | Weblog
8.570575-76 2枚組
ベスト・オブ・イギリス・ライトミュージック
CD1
カーゾン:“ロビン・フッド組曲”より射手の行進
コーツ:音と映像
ヘッジス:“ヘイガム・サウンズ”より序曲
コーツ:“ロンドンの日常”よりコヴェントガーデン
トーチ:ショートケーキ・ウォーク
トーイ:“ホーンテッド・ボールルーム”より演奏会用ワルツ
ファーノン:メロディ・フェア
ウッド:若者のためのセレナーデ
コリンズ:ヴァニティ・フェア
ビンジ:水車
トムリンソン:小さなセレナーデ
クィルター:子どもたちの序曲
ウォーランド:ミレニアム祝賀行進曲
ケテルビー:ペルシャの市場にて
グレインジャー:カントリー・ガーデン
アディンセル:“チップス先生、さようなら”よりテーマ
グッドウィン:“633 爆撃隊”よりメインテーマ
CD2
アディンセル:ワルソー・コンチェルト
ロドニー・ベネット“オリエント急行殺人事件”よりメイン・タイトル・テーマ、
ワルツ/ホワイト:パフィン・ビリー
トーチ:オール・ストリングス・アンド・ファンシー・フリー
メイヤール:マリーゴールド
ダンカン:ハイヒール
コーツ:全ての労働者に電話をしよう
エリス:コロネーション・
スコット/ファーノン:“コルディッツ”マーチ
ケテルビー:修道院の庭で
ビンジ:エリザベス朝のセレナーデ
コーツ:スリーピー・ラグーン
トムリンソン:シェナンドゥ
コールリッジ=テイラー:ハイアワサの歌」序曲
ジャーマン:歌劇“トム・ジョーンズ”からソフィアのワルツ
コーツ:ダムバスターズ行進曲
演奏/様々な演奏家
ついつい「軽音楽」と訳してしまいがちなライト・ミュージック。日本ではポッ
プス系の音楽を指しますが、 イギリスでは「ちょっと軽めのクラシック音楽」
の意味で使われます。この2枚組にはそんな楽しい小品を集めました。 我が国
でも人気の高いケテルビーの“ペルシャの市場にて”を始め、行進曲や映画音
楽など魅力的な作品ばかり。 まさに音の宝石箱と言った味わいです。

8.558198-99 2枚組
合唱音楽集-グレゴリオ聖歌からアルヴォ・ペルトまで
収録曲:
グレゴリオ聖歌
ジョスカン・デ・プレ:アヴェ・マリア
タヴァナー:サンクトゥス、よき羊飼イエス・キリストよ
タリス:あなたの御手に
バード:聖所にて至高なる主を讃美もて祝え
他、パレストリーナ、ヴィクトリア、モンテヴェルディ、カリッシミ、
シュッツ、シャルパンティエ、ギボンズ、 ウィールクス、パーセル、
J.S.バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ハイドン、メンデルスゾーン、
ブルックナー、フォーレ、ブラームス、ベルリオーズ、マーラー、
スタンフォード、プーランク、ヴォーン=ウィリアムス、
ブリテン、ペルトの作品
演奏/様々な演奏家
全42曲、176ページの英文ブックレット付き
およそ1000 年に渡る合唱音楽の歴史を2枚のCD で俯瞰するという好企画盤で
す。 CD1にはグレゴリオ聖歌からバッハまで、CD2にはヘンデルからロマン派、
そしてペルトまでと系統的にお聴きいただける選曲になっております。
人間の最も基本的な表現の形・・・それは歌。
崇拝、悲しみ、喜び全てを内包した合唱音楽を聴くことはこの上ない喜びと言
えるでしょう。


<NAXOS JAZZ LEGENDS>
8.120814 \1000
スイングからビバップへ、ジャズの変革期を生き抜いたデュークのチャレンジ
精神の軌跡
デューク・エリントン 第9集
「ラブ・ユー・マドリー」オリジナル・レコーディングス 1947-1953
サルトリー・セレナーデ/ハイア・スー/ゴールデン・クレス/ドント・ゲット・
アラウンド・マッチ・エニモア
プログレッシブ・ガヴォット/ラブ・ユー・マドリー/ビルド・ザット・レイル
ロード/シング・ザット・ソング
ファンシー・ダン/ヴィップス・ブーギー/モノローグ(プリティ・アンド・ザ・
ウルフ/ジャム・ウィズ・サム
ディープ・ナイト/プリーズ・ビー・カインド/サマダ/テイク・ザ・‘A’・ト
レイン(A 列車で行こう)
ロック・スキッピン・アット・ザ・ブルー・ノート/サテン・ドール/スキン・
ディープ
演奏/デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ/タイリー・グレ
ン(tb)/アル・ヒブラー(vo)/イヴォンヌ・ラノーズ(vo)/ファン・ティゾール、
クエンティン・ジャクソン、ブリット・ウッドマン(tb)/ウィリー・スミス(as)
/ジミー・ハミルトン(cl)/ベティー・ローチェ(vo)/レイ・ナンス(tr)/ルイ・
ベルソン(dr)
1940年代の終わりから50年代初頭は、スイングからビバップへとジャズが変革
していく時代。そんな時代のデューク&ザ・ヒズ・オーケストラの軌跡を辿る
1枚だ。曲はほぼ時系列に並べられているが、アル・ヒブラーのブルージーな
ヴォーカルをフィーチャーした「ドント・ゲット・アラウンド-」他、ブルース
色を強めた作品が多いのが特徴的。50年代始めに新たに迎えたドラマー、ルイ
・ベルソンのダイナミックなソロが有名な「スキン・ディープ」なども、彼の
ジャズ変革期のさまざまな音楽的試みの一環として聴くと、また新しい遠近感
で楽しめるだろう。この後の1956年、伝説の「ニューポート」を生み出す巨匠
をより深く理解するために、ぜひとも聞いておきたい貴重なコレクションだ。



<NAXOS HISTORICAL>
8.111089 \1000
グレート・ギタリスト・シリーズ/セゴビア
アンドレアス・セゴビア第3集:1950年代アメリカ録音集
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007-プレリュード
無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012-ガボットI&II
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 BWV1002-ブーレ
無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009- クーラント
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番BWV1001-シチリアーノ
リュート組曲BWV996-ブーレ
前奏曲BWV999
リュートのためのパルティータBWV1006a-ガボット
無伴奏ヴァイオリンのための
パルティータ第2番BWV1004-シャコンヌ
無伴奏チェロ組曲第3番BWV1009-ブーレI&II
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1 番BWV1001-フーガ
ヘンデル:組曲第4 番HWV437-サラバンド
メヌエットI(ニ短調)&II(ニ長調)
メヌエットI(アンダンティーノ)&II(グラジオーソ)
ガボットHWV491
C.P.E バッハ:シチリアーナ
グルック:オルフェオとエウリディーチェ-バレエ
ハイドン:メヌエットとトリオ
(すべてセゴビア自身の編曲による)
演奏/アンドレアス・セゴビア 録音 1952、1954、1955 年
バッハやヘンデルの作品を最初にギターで演奏しようと試みたのは、偉大なる
タレガだと言われています。 そしてその可能性を限りなく押し広めたのがセゴ
ビアです。彼による編曲のおかげで、バッハは現代のギター演奏において重要
なレパートリーとなりました。ここで聴けるようにセゴビアのバロック音楽へ
のアプローチは独特なもので、現在のような学究的なものではなく、あくまで
もリサイタルで演奏するための華麗で装飾的なもの。首尾一貫した解釈と音楽
性に裏付けられた完璧な芸術として評価されることでしょう。

8.111096 \1000
グレート・シンガー・シリーズ/レーマン
ロッテ・レーマンの歌曲録音集第5集 1941-1942
シューベルト:白鳥の歌D.957-ドッペルゲンガー/若い尼僧D.828
録音 1941年3月4日 ロス・アンジェルス
シューベルト:白鳥の歌D.957-愛の便り
録音 1941年3月19日 ロス・アンジェルス
R・シュトラウス:
万霊節 Op.10 No.8/明日の朝 Op.27 No.4/献呈 Op.10 No.1/セレナーデ
Op.17 No.2
録音 1941年7月2日 ロス・アンジェルス
シューベルト:美しき水車小屋の娘D.795(第7曲「焦燥」は収録されておりま
せん)
録音 1942年6月22日、25日
ロス・アンジェルス
歌・演奏/ロッテ・レーマン(ソプラノ)
ポール・ウラノフスキ(ピアノ)
1910 年にハンブルクでデビューし、クレンペラーに認められたロッテ・レー
マンはウィーン宮廷歌劇場で活躍し、ワーグナーやR・シュトラウスのオペラを
得意としていました。ここに収録されたシューベルトとR・シュトラウスの作品
は1941年と42年の録音です。彼女がアメリカに定住した後のもので声自体の輝
きこそ失われはしたものの、その解釈と音楽性は深さを極め、彼女のの歌曲に
おける芸術の頂点を表すものとして知られています。
全ての言葉を慈しむかのような濃厚なロマンティシズムが横溢した感動的な歌
唱です。

8.111261 \1000
グレート・ピアニスト・シリーズ/コルトー
アルフレッド・コルトー:アンコール集
シューベルト:リタニー(コルトー編)
ショパン:
即興曲第2番 Op.36/練習曲Op.25 No.1/ワルツ第7 番 Op.64 No.2
バラード第1番より(抜粋)
ブラームス:子守歌 Op.49 No.4(コルトー編)
リスト:ハンガリア狂詩曲 第11番
(ここまで1925年3月21日録音)
ウェーバー:舞踏への勧誘/ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
アルベニス:やしの木陰(ここまで1926年10月27日録音)
ウェーバー:舞踏への勧誘(1926年12月27、28日録音)
ショパン:
バラード第1番(1926年12月27日録音)/子守歌(1926年12月28日)
リスト:
ハンガリア狂詩曲第2番/リゴレット・パラフレーズ(1926年12月27日、28日録音)
ハンガリア狂詩曲第11番(1926年12月27日)
演奏/アルフレッド・コルトー(ピアノ)
このコレクションは、コルトーがビクタートーキングマシン社に行った録音の
全てが収録されています。 トラック5のショパンのバラード第1番の後半部分
ですが、1925年3月、彼が初めて電気録音のセッションを行った際に12インチ
盤の両面に記録したのですが、それはリリースされることがありませんした。
しかし実のところ後半だけは第2番の即興曲とカップリングされてイギリス
DB853 という番号でリリースされたのです。 (多くのコレクターはこのバラー
ドの断片を1926年12月に録音されたものの一部だと信じてきたのでした)その
おかげで、この録音はEMIフランスとBiddulphよりリリースされていた「完全
版」には含まれていなかったため (日本以外では)初めてのリリースとなります。

8.111262 \1000
グレート・コンダクター・シリーズ/カザルス
パブロ・カザルス:ベートーヴェン/ブラームス 1927年&1929年
ベートーヴェン:交響曲第1番
録音1929年7月3、6、8日 バルセロナ・オリンピア劇場
ベートーヴェン:交響曲第4番
録音1929年7月4-5日 バルセロナ・オリンピア劇場
ベートーヴェン:劇音楽「アテネの廃墟」-序曲
録音1929年7月8日 バルセロナ・オリンピア劇場
パブロ・カザルス(指揮)バルセロナ・パブロ・カザルス管弦楽団
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
録音 1927年12月6日 ロンドン クイーンズ・ホール
パブロ・カザルス(指揮)ロンドン交響楽団
演奏/パブロ・カザルス(指揮)
バルセロナ・パブロ・カザルス管弦楽団、ロンドン交響楽団
既出のベートーヴェン"コリオラン序曲"(パブロ・カザルス:アンコールと編曲
2 8.110976 に収録)と 今回のアルバムで、カザルスの戦前の指揮活動の全貌
が見渡せます。このブラームスは戦前後期のVICTOR 黒レーベルのセットから
復刻されました。オリジナルの録音は、最高のコピーですら最初からノイズが
多く、 バルセロナでの録音に至っては時々爆発のようなノイズが入っていま
す。ロンドンの原盤にも全体に渡って高いレベルのチリチリ音が入っていたり、
比較的ノイズが目立たないアメリカプレス盤でも満足のいく音質は得られませ
んでした。 今回は最良のリマスターで彼の芸術をお届けいたします。

8.111264 \1000
パーセル:ディドとイアネス
ディド・・・キルステン・クラグスタート(S)
ベリンダ、第2 の女・・・エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
第1 の女・・・E・マックナブ(S)
魔法使い・・・アーダ・マンディキアン(Ms)
第1 の魔女・・・シリア・レックス(S)
第2 の魔女・・・アンナ・ポラック(S)
イアネス・・・トマス・ヘムズリー(Br)
水夫・・・デヴィッド・ロイド(T)
チェロ通奏低音・・・レイモンド・クラーク
ジェレイント・ジョーンズ(指揮)
マーメイド・シンガース・管弦楽団
録音 1952年3 月15、27、28日
ロンドン アビーロード・スタジオ 第1 スタジオ
マーク・オバート=ソーン復刻
この"ディドとイアネス"の録音が最初にリリースされた1953年1月、「ついに
我々はこのオペラの満足な記録を手に入れた」とグラモフォン誌で称賛されま
した。特にフラグスタートは「見事な声と完全にコントロールされた歌い方」
とあり、他の出演者についても「活発なベリンダを演じたシュヴァルツコップ、
充分意地悪な魔女のマンディキアン、内気さを持ち併せた威厳のあるイアネス
役のヘムズリー」と評論家はこぞってこの録音を大絶賛したのです。



<TOCCATA>
TOCC0055 \2450
ライケルソン:
弦楽合奏のための小交響曲 ト短調
ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽合奏のための「リフレクションズ」
ヴィオラと弦楽合奏のための「アダージョ」/ヴィオラ、サクソフォン、オー
ケストラのための「ジャズ組曲」
演奏/ユーリ・バシュメット(ヴァイオリン),
エレナ・レヴィヒ(ヴァイオリン),イゴール・バットマン(サクソフォン)
ユーリ・ゴルベフ(コントラバス),エドゥアルド・ジザク(ドラム)
モスクワ・ソロイスツ
1961年生まれで現在ニューヨークで活躍する作曲家、イゴール・ライケルソン
はクラシックとジャズの融合を目指す「クロスオーヴァー」の第一人者として
知られています。このアルバムに収録された“ジャズ組曲”は彼の作品の中で
もとりわけ魅惑的なものです。親しみやすく懐かしささえ覚える、哀愁に満ち
たメロディラインは耳を捉えて離しません。
一転して、弦楽合奏のための3つの作品はチャイコフスキーの「弦楽セレナー
デ」の伝統を踏まえた古典的なスタイルによって書かれています。厚みのある
弦の音が交錯する小交響曲や名手バシュメットの奏でるヴィオラに思わず涙す
る「アダージョ」など美しさに溢れています。ジャンルを超えた音楽をお届け
いたします。

TOCC0050 \2450
ラモー: 鍵盤音楽全集 VOL.1
組曲第1集 イ短調/組曲第2集 ホ短調
コンセール用のクラヴサン組曲第1番・第2番・第3番/遍歴騎士”より組曲
演奏/スティーヴン・グットマン(ピアノ)
ラモーは偉大なる鍵盤音楽作曲家として知られています。
彼の作品を現代のピアノで演奏することは、古今東西多くのピアニストが試み
ていて、その誰もが独自の世界を作り上げているのです。このグットマンもそ
の一人。ロンドンで生まれ王立音楽院で学んだ彼は、近現代の作品とフランス
・バロック音楽のスペシャリストとして知られるイギリス期待のピアニストで
す。 このアルバムでは自らピアノ・ソロ用に編曲した曲も含めた“コンセール
用のクラヴサン組曲”を始め、様々な作品をいかにも楽しそうに弾きこなして
います。



<CPO>
999960-2 2枚組 \4900
ウラディミール・フォーゲル: オラトリオ“ティル・クリース”
演奏/ルカ・プファップ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
エヴリン・ディディ、ジャン・ウィニガー、マリー・テレーズ・レトルナイ
コール・デ・XVI
14世紀に北ドイツに実在していたとされる伝説の人物、ティル・オイレンシュ
ピーゲル。 彼の姿はR・シュトラウスの交響詩や、ベルギーの作家シャルル・
ド・コステ の代表作「ティル・オイレンシュピーゲルとラム・ゴーザグの冒険」
などで描写されヨーロッパでは特に親しみ深い人物として知られています。
この作品は、ロシアで生まれスイスで活躍した作曲家フォーゲルによる大規模
なオラトリオで、自由への憧れを込めた激しい音の連なりは強い感動をもたら
すものです。

777287-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \5900
ジャン・フランチェスコ・マリピエーロ:ピアノ協奏曲全集
CD1
ピアノ協奏曲第1番-第3番
CD2
ピアノ協奏曲第4番-第6番/主題と変奏
演奏/サンドラ・イーヴォ・バルトリ(ピアノ)、
ミケーレ・カルッリ(指揮)、ザールブリュッケン放送交響楽団
ピッツェッティ、カセッラとともに近代イタリア復古主義の旗手として知られ
るマリピエーロは、モンテヴェルディ、ヴィヴァルディの研究家としても有名
です。しかしその作品はイタリア的な流麗さよりも憂鬱で気難しさが目立つも
のが多く決して耳なじみの良い曲ばかりではありません。とは言え、初期の作
品は印象派の影響も多分に受けているのでドビュッシーが好きな人なら必ずは
まること間違いなし。このアルバムは今までに全集としての録音がほとんどな
かったピアノ協奏曲全集で、マリピエーロの作風の変遷を見渡すことができる
貴重な録音といえるでしょう。

777047-2 \2450
エミール・ニコラウス・フォン・レズニチェク
喜劇的序曲/シャミッソーの詩による主題と変奏曲/
“コル・ニドライ”交響変奏曲
ボーナス・トラック
レズニチェク自作自演:喜劇的序曲/歌劇“ドンナ・ディアナ”序曲
ミハイル・ユロフスキ(指揮)ケルンWDR 交響楽団
CPO レーベルで系統的にリリースされているレズニチェクの作品集です。
底抜けに明るい歌劇“ドンナ・ディアナ”序曲のみで、かろうじてその存在が
知られていたため「保守的な作風」の作曲家として認知されているレズニチェ
クですが、ここに収録された作品を改めて聴いてみれば、その評価はもしかし
たら間違いで あったのではないか?と考えさせられるほどシニカルで多様な
音楽を書いていた人だったことがわかるでしょう。人気急上昇中の指揮者ユロ
フスキの見事な演奏も注目です。ボーナス・トラックには作曲家自身の演奏も
収録されています。

777260-2 \2450
ジャン=ジャック・ルソー:
歌劇“村の占い師”全曲
演奏/ガブリエラ・ビュルクナー、ミヒャエル・フェイファー、
ドミニク・ヴェーナー、
カントゥス‐フィルムス室内合唱団/カントゥス‐フィルムス・コンソート
アンドレアス・ライズ(指揮)
フランスの啓蒙思想家であり、また音楽家でもあったルソーの代表作「村の占
い師」です。 終幕のパントマイムの音楽が「むすんでひらいて」の原型である
と言われることや、モーツァルトの「バスティアンとバスティエンヌ」の元に
なっていることで知られています。曲自体はとてもシンプルですが、多くの魅
力的な旋律を持ち、素朴さの中にも味わいのあるものです。ちなみに「むすん
でひらいて」のメロディを探すのは少々困難です。

777203-2 \1700
ヨハン・ソベック:管楽五重奏曲集
管楽五重奏曲Op9.11&14
演奏/アルベルト・シュヴァイツァー五重奏団
1831 年カールスバート生まれの作曲家ソーベック。その生涯はほとんど知られ
ていません。 かろうじて記録に残っているのは、プラハ芸術学校で学んだ後、
クラリネット奏者として活躍、1851年から1901年まではハノーヴァーの王立歌
劇場で首席クラリネット奏者を務めたことでしょうか。
ここに収録された作品はいずれも美しいメロディに満ち、そして存分に技巧的
です。クラリネットの扱いはもちろんのこと、オーボエ、ホルン、バスーン、
フルート各々の音の絡み合いは見事の一言に尽きるでしょう。

777230-2 \1700
ジョルジュ・オンスロウ:ピアノ三重奏曲全集 第1集
ピアノ三重奏曲 Op.14 No2
ピアノ三重奏曲 Op.27
演奏/カザルス三重奏団
イングランドの貴族を父に持つフランスの作曲家オンスロウ。
古典派とロマン派の過渡期に活躍し、シューマンやメンデルスゾーンに認めら
れ「フランスのベートーヴェン」と呼ばれドイツでも人気を博しました。(狩猟
時の事故で聴力を失ったことも、その呼び名の由来の一つでしょうか)
多くの作品を残していますがとりわけ室内楽に名作が多く、ここに収録されて
いるピアノ三重奏曲も才知にたけたもので、特にOp.27 はオーベルニュの民謡
を取り入れた華やかなピアノ・パートがとても魅力的な作品です。

※10月分の新譜ご案内の中にありました8.226012(CPO/セレナーデとロマンス
集)は、生産国の都合により 販売中止になりました。承りましたご注文はキャ
ンセルとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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