クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-11 No.9

2007年11月08日 17時25分02秒 | Weblog
<Avie>
AV2119 2枚組 \3250
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲) ――
トレヴァー・ピノック(指揮&チェンバロ)、
ヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル
2006年12月16日で60歳を迎えたイギリスが生んだ古楽界の巨星トレヴァー・ピ
ノック。この世界的名匠の60歳記念プロジェクトによって実現したピノックに
とって2度目となる「ブランデンブルク協奏曲」の新録音がアヴィー(Avie)か
ら遂に登場!
ピノックの代名詞でもある「ブランデンブルク協奏曲」から名前を取った「ヨ
ーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル」
(http://www.europeanbrandenburg.com/)とは、イングリッシュ・コンソート、
キングズ・コンソート、アムステルダム・バロック・オーケストラ、エイジ・
オブ・エンライトメント管弦楽団、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ガブ
リエリ・コンソートなど世界に名立たるピリオド・オーケストラで活躍する当
代一流の名手たちがピノックの下に集い結成された古楽界のオールスター集団
なのである
ピノックの60歳記念のためだけに結成され、、イタリア、スイス、マレーシア、
韓国、スペイン、ドイツ、イギリスなどでのコンサートや今回リリースとなる
バッハの収録を行ってきたヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル。
11月13日のイギリスでの最終公演を経て11月17日のミュンヘン公演が活動の最
後を飾るラスト・コンサートとなる。
1982年にイングリッシュ・コンソートとのコンビによってアルヒーフに録音さ
れた1度目の録音から25年の歳月を経て実現した今回の新録音。




<Collegium>
COLCD132 2枚組 \2180
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(全曲)
ジョアン・ラン(ソプラノ)、メラニー・マーシャル(メゾソプラノ)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
クリストファー・パーヴェス(バス・バリトン)、
ロバート・クィニー(オルガン)、ベンジャミン・ベイル(チェンバロ)、
ティム・ギル(チェロ)、
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
24日間という僅かな期間で完成させたと言われているこのヘンデルの大作を、
これまでに数々の名作&名録音を世に送り出してきたイギリスの生きる合唱神
ジョン・ラッターが遂に録音!
合唱はもちろんジョン・ラッターが弟子たちと共に創設し手塩にかけて育てて
きた世界有数の名門ケンブリッジ・シンガーズ。
ラッター&ケンブリッジ・シンガーズのコンビは、ラッター自身の作品で数多
くの名盤を残しているがフォーレ(COLCD109)やプーランク(CSCD506)、ベネッ
ト(CSACD901)などラッター以外の作品を取り上げたアルバムもその素晴らしい
演奏によって名盤としての評価を確立している。
2007年3月にゴスペル・オークのオール・ハロウズ教会で収録されたこの「メサ
イア」では、ラッターが信頼を置く4人の実力派ソリストが集結。ソリストに
高い技術と音楽性が要求される「メサイア」に対して万全の環境を整えている。
芸術性や作品のイメージを意識してデザインされた美しいパッケージもこの
「メサイア」の価値を高めている。

CSCD519 \1780
G・F・ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(抜粋) ――
序曲/人々よ、慰めなさい/すべての谷は高められ/かくして主の栄光は/
見よ、乙女がみごもって/よい訪れをシオンに伝える者よ/見よ、暗闇が地
をおおい/暗い中を歩いた人々は/ひとりのみどり子が、われらのために生
まれた/シンフォニア・パストラーレ/このあたりに羊を飼うものがいたが
/神に栄光あれ/その時、盲人の目は開かれ/主は牧者のように/主のくび
きはやすく/主はわれらの悲しみを担われた/主の受けられた傷によって/
われらは皆羊のごとく迷いて/あざけりが主の心を砕いて/これにまさる悲
しみがあろうか/主は生きている者たちの地から断たれた/エホヴァはわが
魂を冥府に捨て置かれはしない/ハレルヤ!/我は知る、我をあがなう者は
永遠に生きることを/人によって死ぬということが始まり/見よ、私は奥義
を告げよう/ラッパ鳴る時、死者は蘇り/小羊は栄光を受けるべきもの/ア
ーメン
ジョアン・ラン(ソプラノ)、メラニー・マーシャル(メゾソプラノ)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
クリストファー・パーヴェス(バス・バリトン)、
ロバート・クィニー(オルガン)、ベンジャミン・ベイル(チェンバロ)、
ティム・ギル(チェロ)、
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
こちらは上記全曲盤(COLCD132)の中から特に人気の高い30曲を抜粋したハイラ
イト盤。




<VAI>
VAIDVD4433(DVD-Video) \3650
アレクサンダー・ガヴリリュク ・リサイタル
バッハ(ブゾーニ編):トッカータとフーガ ニ短調BWV565
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調K.576
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番 イ長調D.664, Op.120
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op.39
モシュコフスキ:練習曲 変イ長調Op.72-11
バラキレフ:イスラメイ
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調 Op.32-12
モーツァルト(ヴォロドス編):トルコ行進曲
アレクサンダー・ガヴリリュク(Pf)
2007年5月8日,フロリダ,アマチューロ劇場(ライヴ)
リージョン・フリー、STEREO、カラー、105m
俊英ピアニスト、アレクサンダー・ガヴリリュクの最新映像がDVDで発売。
2000年、第4回浜松国際ピアノコンクールで圧倒的な優勝を収め、一躍その名
を知らしめたガヴリリュク。あれから7年が経ち、「20世紀後半最高の16歳」
と絶賛されたピアニストはさらなる進化を遂げている。その「今」を見事に捉
えた映像である。ガヴリリュクは2007年11月、12月に日本を演奏旅行する予定
で、バッハのトッカータとフーガ、モーツァルトのピアノ・ソナタ第17番、
シューベルトのピアノ・ソナタ第13番、ラフマニノフの「音の絵」など、公演
予定曲目が多く収録されているのもありがたいものだろう。

VAIDVD4431(DVD-Video) \3380
フローレンス・フォスター・ジェンキンスの世界(ドキュメンタリー)
フローレンス・フォスター・ジェンキンス(ソプラノ)
収録:1963年7月27日、
リージョン・オール、NTSC、カラー・白黒、モノラル、字幕なし、89分
伝説的な米国の歌手、フローレンス・フォスター・ジェンキンス(1868-1944)の
ドキュメンタリー。富豪の娘であった彼女は、莫大な遺産を手にすると、念願
だった歌を学び、壮絶な「音痴」だったにもかかわらず、自らをプリマドンナ
と信じて疑わず、「魔笛」の夜の女王のような高難易度のアリアを歌って、絶
大な「人気」を博した。亡くなる1944年には、カーネギーホールでのリサイタ
ルまで開いている程だ。彼女の名はオペラファンには有名なものの、その生涯
はあまり知られていなかった。このDVDでは映像を用いて、彼女を単なる「冗
談」ではなく、20世紀前半のアメリカ合衆国だからこそ生まれた文化現象とし
て論じている。だが、流れてくる彼女の歌声には、やはり腹を抱えて笑ってし
まう。

VAI DVD4400(DVD-Video) \3380
メノッティ:「アマールと夜の訪問者」
(ボーナス映像)
ローズマリー・クールマンへのインタビュー(2007年)
コロンバス少年合唱団によるクリスマス・キャロル(1955年)
ジョン・マカイヴァー(BS アマール)
ローズマリー・クールマン(S 母)
アンドルー・マッキンリー(T カスパール王)
デイヴィッド・エイキン(メルキオ-ル王)
レオン・ライシュナー(バルタザール王)

トーマス・シッパーズ(指揮)
シンフォニー・オブ・ジ・エアの団員
演出:ジャン・カルロ・メノッティ
1955年12月25日放送
リージョン・オール、NTSC、白黒(特典はカラー含む)、モノラル、4:3、
字幕:英独仏伊西、本編55分 ボーナス30分
2007年2月に亡くなった、ジャン・カルロ・メノッティの代表作の一つ、「ア
マールと夜の訪問者」の映像。元々テレビ放送用に依頼された作品で、1951年
のクリスマスに放送、大変な成功を収め、以来毎年クリスマスに放送されるよ
うになった。このDVDには1955年の映像が収録されている。物語は、足の不自
由なアマール少年の元に、東方の三賢者が訪れる、奇跡がおきるというもの。
白黒の古い映像ながら、作曲者自身の演出によるセットでの撮影で、十分見応
えがある。



<VAIディストリビューションSMHレーベル>
SMH7878(DVD-Video) \3650
「アーロン・ロザンド 音楽に人生を捧げて」
ブラームス(ハイフェッツ編):瞑想
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001から,
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調BWV.1004-シャコンヌ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調-第3楽章
ヨアヒム:ロマンス 変ロ長調
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番Op.108-第2楽章
アーロン・ロザンド(ヴァイオリン)
ヒュー・サング(ピアノ)
オクサーナ・ヤブロンスカヤ(ピアノ)
リージョン・オール、NTSC、カラー、ステレオ、4:3、65m
アーロン・ロザンドの演奏と語りで、彼の人物像に迫る映像。ロザンドは1927
年生まれの米国の偉大なヴァイオリニストだが、どういう訳か日本では人気が
ブレイクしないまま今日に至っている。しかし彼はイザイの流れも、アウアー
の流れも(名ヴァイオリニスト、エフレム・ジンバリストを経て)継承しており、
芳醇な美音と朗々とした歌の艶やかさは比類ないものである。教師としても高
名で、吉田恭子の師でもある。ここに収録されているものは様々な機会の演奏
で、断片しか聞けないものもあるが、いずれも近年のロザンドがいまだ高みに
あることを知らしめるものである。

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