クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-02 No.9

2008年02月12日 12時17分55秒 | Weblog
<Hyperion>
CDA 67581/2 2枚組 \4360
M・レーガー:チェロ・ソナタ&無伴奏チェロ組曲集 ――
チェロ・ソナタ第1番へ短調Op.5/無伴奏チェロ組曲第1番ト長調Op.131c-1/
チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.28/無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調Op.131c-2/
チェロ・ソナタ第3番ヘ長調Op.78/無伴奏チェロ組曲第3番イ短調Op.131c-3/
チェロ・ソナタ第4番イ短調Op.116
アルバン・ゲルハルト(チェロ)、マルクス・ベッカー(ピアノ)
このゲルハルトのレーガーでは、演奏はもちろんのことプログラミングにも要
注目。初期の作品ながら成熟したスタイルを見せている「チェロ・ソナタ第1番
へ短調Op.5」をスタートとしてピアノ伴奏付きの「チェロ・ソナタ」と無伴奏
の「チェロ組曲」を番号順に交互に配置しており、作風の変遷と作品の対比を
演奏を通じて感じ取ることが出来るなどゲルハルトのこだわりと作品に対する
深い信念が窺い知れる。
レーガーのドイツ・後期ロマン派音楽に対する情熱と、新古典主義音楽への閃
きが同居する「チェロ・ソナタ&無伴奏チェロ組曲」。
バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの作品から大きな影響を受け「ドイツ三
大B」の後継者に位置づけられるなど、現在も再評価が進むレーガーの作品を
ゲルハルトがその価値と評価をさらに高めることになるだろう!
去る2007年4月には音楽監督サイモン・ラトルの強い希望で実現したティーレ
マン&ベルリン・フィルとの共演(シューマンのチェロ協奏曲)で大喝采を浴び
たゲルハルト。
共演のピアニストにはこれまでに12枚に及ぶレーガーの作品集をリリースして
いるレーガーのスペシャリスト、マルクス・ベッカーを迎えるなど布陣は万全。
生命力に満ちあふれる生きた音楽を奏でる希代のチェリストがドイツの音楽家
レーガーの真髄に迫る!

CDA 67598 \2180
スティーヴン・ハフ-モーツァルト・アルバム ――
W・A・モーツァルト:
幻想曲ハ短調K.475、ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333、
幻想曲ハ短調K.396(シュタードラー補完)
ヨハン・バプティスト・クラマー(1771-1858):
練習曲《モーツァルトへのオマージュ》Op.103-6
イグナツ・フリードマン(1882-1948):
メヌエット ニ長調(モーツァルトのディヴェルティメント第17番ニ長調K.334
より)
スティーヴン・ハフ:モーツァルトの3つの変容
F・リスト(ブゾーニ編曲):
モーツァルトの《フィガロの結婚》の2つの主題による幻想曲
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
「ニュー・ピアノ・アルバム」(CDA 67043)、「イングリッシュ・アルバム」
(CDA 67267)、「スパニッシュ・アルバム」(CDA 67565)の続編となるハフのコ
ンセプト・アルバム第4弾はモーツァルト!
名作「幻想曲ハ短調K.475」でスタートするハフのモーツァルト・アルバムは、
モーツァルト自身の作品はもちろんのこと、モーツァルトの作品を題材とした
アレンジ、モーツァルトに対するオマージュを表現した作品、そしてハフの自
作などバラエティに富んだプログラミングが特徴的。
ちなみにピアニストとしてだけでなく作曲家、指揮者としても活躍するハフは、
2007年3月にイッサーリスをソリストに迎えて自らのチェロ協奏曲の世界初演
を行い新境地を切り開いている。
ハフの並外れた芸術的手腕の結晶でもある「モーツァルト・アルバム」が驚き
と新たな発見をもたらしてくれる。

CDA 67623 \2180
F・プーランク:
グローリア/サルヴェ・レジナ/悔悟節のための4つのモテット/クリスマス
のための4つのモテット/エクスルターテ・デオ
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ポリフォニー、
ブリテン・シンフォニア、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
前作ブルックナーのミサ曲第2番&モテット集(CDA 67629)での神秘的なハーモ
ニーが深い感動を呼び込んだイギリス合唱シーンの黄金コンビ、レイトン&ポ
リフォニーの最新作は20世紀合唱作品の名作「グローリア」を含むプーランク
の宗教作品集!
1959年に60歳のプーランクがクーセヴィッツキー財団からの委嘱によって作曲
を行った「グローリア」。
プーランク自身が「天使たちが舌を出しているゴッツォーリのフレスコ画や、
敬虔なベネディクト会修道士たちがサッカーに興じる姿を想像しながら作曲を
行った。」と語っており、輝かしく華やかな「グローリア」、陽気な雰囲気に
満ちた「ラウダムス・テ」などでユニークな手法が見られる反面、全曲を通し
てプーランクの深い信仰心を感じることも出来る傑作である。
ベルトの合唱作品集(CDA 67375)がハイペリオンの2003年度ワールド・セール
スのトップに輝くなど、ハーモニー、レパートリーの両面が合唱ファンを含む
幅広い層から支持されているレイトン&ポリフォニー。イギリスの黄金コンビ
によるプーランクの「グローリア」が同曲の新たなスタンダードとしての地位
を築く可能性は非常に高い。

CDA 67619 \2180
ハインリッヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814-1865):
ヴァイオリンのための作品集 ――
ロッシーニの《オテロ》のアリアによる幻想曲Op.11/6つの多声的練習曲/
エレジーOp.10/シューベルトの《魔王》による大奇想曲Op.26
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、アシュリー・ウェイス(ピアノ)
パガニーニの後継者の最右翼と目されるなど、その生涯自体が伝説となってい
るモラヴィア生まれのヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニスト、ハインリッヒ・
ヴィルヘルム・エルンスト。
ベルリオーズやメンデルスゾーン、ヨアヒムなどからも絶賛されたエルンスト
は、パガニーニとリストを彷彿させるようなヴィルトゥオーソ色の濃い作品を
生み出すなど作曲家としての豊かな才能を自らの作品で証明している。
演奏に超人的な技巧を要するエルンストの難曲に正面から挑んだのは、これが
ハイペリオンからのリリース第1弾となるロシアの若き天才イリヤ・グリンゴ
ルツ!1998年に弱冠16歳でパガニーニ国際コンクールを制覇した恐るべき才能
は、エルンストの目もくらむような難曲の理想的な演奏者と言える。パガニー
ニを驚かせたモラヴィアの天才の作品と、ロシアが生んだ天才奏者のコラボレ
ーションに胸が高鳴る!

CDA 67622 \2180
ルイ・シュポア(1784-1859):
カンタータ《解放ドイツ》序曲(世界初録音)/交響曲第4番へ長調《音の奉献》
Op.86/同第5番ハ短調Op.102
ハワード・シェリー(指揮)、スイス・イタリア語放送管弦楽団
交響曲第1番と第2番を収録した第1集(CDA 67616)が話題となったハイペリオン
が贈るシュポアの交響曲全集第2巻では交響曲第4番と第5番を収録。
クラリネット協奏曲やヴァイオリン協奏曲、宗教作品に比べるとあまり演奏機
会に恵まれていないシュポアの交響曲だが、9曲の交響曲(第10番は未完)には
伝統的なスタイルと独創的なスタイルの作品が連なるどドイツ・ロマン派音楽
の傑作集として評価されている。
また交響曲第4番で見られる終楽章を「Larghetto-Allegretto」とした手法は
当時では非常に画期的であり、後のチャイコフスキーやマーラーに影響を与え
たとされる。1814年に書かれた「解放ドイツ」序曲は世界初録音。

CDA 67646 \2180
L・ボッケリーニ:6つのフルート五重奏曲Op.19 ――
フルート小五重奏曲第1番変ホ長調G.425/同第2番ト短調G.426/
同第3番ハ長調G.427/同第4番ニ長調G.428/同第5番変ロ長調G.429/
同第6番ニ長調G.430
アウセル・ムジチ
これまでイタリアのタクトゥス(Tactus)に録音を行っていたイタリアの声楽&
器楽アンサンブル、「アウセル・ムジチ」のハイペリオン・デビュー・ディス
ク。数集類存在しているボッケリーニのフルート五重奏曲の中でもあまり知ら
れていない作品19は、18世紀イタリア音楽の研究を進めるアウセル・ムジチに
とって格好のレパートリーである。
アウセル・ムジチはボッケリーニに続いてリダルディとポルポラの録音が予定
されるなど、ハイペリオンでの飛躍が期待される。




<Helios>
CDH 55220 \1280
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ミサ曲ト短調
H・ハウエルズ:レクイエム、地よ, 慈しみもてこの人を収め給え
マシュー・ベスト(指揮)、コリドン・シンガーズ
同時代を生きた2人のイギリス人作曲家による厳かで美しい宗教作品。
このヴォーン=ウィリアムズとハウエルズのカップリングはハイペリオン初期
の名盤の1つであり、合唱ファンからも復活が待たれていたもの。
CDA 66076からの移行再発売。




<Signum Classics>
SIGCD 116 \2180
E・エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
N・ミャスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調Op.66
ジェイミー・ウォルトン(チェロ)、
アレクサンダー・ブリガー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
イギリスの若手チェリストの筆頭株、ジェイミー・ウォルトンの「サン=サー
ンスのチェロ協奏曲」(QTZ 2039)に続く協奏曲アルバム第2弾。ウィーン新聞
から「素晴らしく卓越した技術」との評価を受け、ロリン・マゼールからもそ
の実力に太鼓判を押されたジェイミー・ウォルトンの才気がみなぎるエルガー
とミャスコフスキーはまさしく威風堂々。熱のこもった充実の演奏を聴くと、
グァルネリ1712のチェロを駆使する若き実力者のさらなる進化が楽しみにな
る。2006年9月13日-14日の録音。

SIGCD 115 \2180
ヒアー・マイ・ワーズ ――
H・パリー:Hear my words, ye people
W・バード:Teach me, O Lord
C・V・スタンフォード:マニフィカト ト長調
J・ハイドン:ベネディクトゥス
M・ボイル:Thou, O God, art praised in Sion
M・グリーン:Lord, let me know mine end
H・レイ:A Prayer of King Henry VI
W・A・モーツァルト:主を崇めよ
T・トムキンズ:深き淵より
C・V・スタンフォード:A Song of wisdom
C・フランク:天使のパン
F・メンデルスゾーン:わが祈りを聞きたまえ
L・バークリー:The Lord is my Shepherd
H・パリー:I was glad
デイヴィッド・グード(オルガン)、
ラルフ・オールウッド(指揮)、イートン・カレッジ・チャペル聖歌隊
1440年に創設され長い歴史と伝統を持つイギリスの名門パブリック・スクール、
イートン・カレッジの聖歌隊が歌う珠玉の宗教作品集。主唱者と音楽監督を兼
務しているラルフ・オールウッドとの演奏では、バード、ハイドン、モーツァ
ルトなどの大作曲家の作品からパリー、スタンフォード、バークリーといった
近現代のイギリス人作曲家までの作品を幅広く選曲するなど、伝統の中にも新
しい流れを呼び込んだ意欲的な姿勢を感じ取ることができる2006年12月5日、
2007年1月14日&21日の録音。

SIGCD 114 \2180
バッキンガム宮殿ボールルームのオルガン ――
J・S・バッハ:パッサカリア ハ短調BWV.582
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ロシメドル
F・メンデルスゾーン:ソナタ第3番イ長調
T・デュボワ:トッカータ
N・ローススーン:舞踏組曲
ジョセフ・ノーラン(オルガン)
ウェストミンスター大聖堂、ロイヤル・アルバート・ホールなどイギリス音楽
には欠かせない名所のオルガン演奏をリリースしてきたシグナム・クラシック。
今回は女王陛下の王室礼拝堂付きオルガニスト、ジョセフ・ノーランの演奏で、
英国王室の社交場であるバッキンガム宮殿ボールルームに設置されているオル
ガンのサウンドを収録!2006年11月の録音。




<Deux-Elles>
DXL 923 \2180
ロマンティックな小品 ――
P・ゴーベール:
フルート・ソナタ/同第2番/同第3番/マドリガル/オリエンタル/
3つの水彩画/ロマンティックな小品
キャスリン・トーマス(フルート)、リチャード・ショウ(ピアノ)、
フォーブ・スコット(チェロ)
自身もフルートの名手であり、現在のフルート奏者にとっても外すことのでき
ない重要なレパートリーを生み出したフィリップ・ゴーベールのフルート作品
集。3つのソナタ、ロマンティックな小品、3つの水彩画などゴーベールの代表
的な作品がプログラミングされている。
キャスリン・トーマスはフリーランスのソリストとして活躍するイギリスの若
手女流フルート奏者。20世紀フランス作品を得意としており、このゴーベール
も各メディアから高い評価を受けている。2000年4月の録音。

DXL 911 \2180
カウンターテナーのためのデュエットと歌曲 ――
H・パーセル:
トランペットを吹き鳴らせ、もし音楽が恋の糧なら、束の間の音楽、
In vain the am'rous flute、ここに神々が示された、おお豊かなる保護者、
One charming night、No resistance is but vain、
彼女はどこにいても私を避ける、O ravishing delight、
愛しいアストレアから、夕べの讃歌
P・ハンフリー:父なる神への賛歌
J・ブロウ:
Ah heav'n! What is't I hear?、Quam diligo legem tuam、
わが心は定まりて
ライランド・エンジェル(カウンターテナー)、
マーク・チャンバース(カウンターテナー)、
ローレンス・カミングス(チェンバロ&オルガン)
イギリス屈指のカウンターテナー、ライランド・エンジェルとマーク・チャン
バースが歌うパーセルとその同世代の作曲家たちの作品による17世紀の歌曲集。
バス・ヴィオールの市瀬礼子、リュートなどの竹内太郎が通奏低音として演奏
に加わっているところもポイント。1999年9月の録音。

DXL 853 \2180
ヴァース・アンセム集 ――
J・ブル:全能の神
T・ウィールクス:おお主よ、耳を傾けたまえ
T・トムキンズ:神の栄光を上に高く
M・ロック:Lord, let me know mine end
O・ギボンズ:This is the record of John
P・ハンフリー:Hear O heavens
W・チャイルド:Behold, how good and joyful
M・ワイズ:主の道を整えよ
H・パーセル:主を恐るる者は幸いな
M・グリーン:Lord, let me know mine end
W・ボイス:O where shall wisdom be found?
エドワード・バルビエリ(指揮)、コンソーシアム
指揮者のバルビエリによって結成されたロンドンを拠点とする合唱団コンソー
シアムが歌うオルガン伴奏の付いたヴァース・アンセム集。16世紀のジョン・
ブルから18世紀のウィリアム・ボイスの作品を年代順に収録しており、ガレス
・プライスのオルガンが表現の幅を広げている。1998年8月の録音。、

DXL 853 \2180
名高き人々をいざ讃えん ――
E・ベアストー:生けるものすべて、I sat down under his shadow、嘆き
S・ウェスリー:
Thou judge of quick and dead、Blessed be the God and Father、
Thou wilt keep him
G・フィンジ:
名高き人々をいざ讃えん、神は上れり、見よ満ち足りた最後の生贄/
エドワード・バルビエリ(指揮)、コンソーシアム
ウェスリー、ベアストー、そしてフィンジ。18世紀から20世紀までの3世紀に
跨るのイギリスの合唱作品集。特に名曲との誉れが高いフィンジの作品での息
をのむような美しいハーモニーが特筆もの。1998年6月27日-28日の録音。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする