クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

04-06 NO.11

2004年06月25日 16時10分06秒 | Weblog
<EMI ドイツ>
●EMI-RARITATEN シリーズ
CDZ-5755522 ¥1150
グノー:マルガレーテ(ファウスト) ハイライツ
ニコライ・ゲッダ(テノール)、クルト・モル(バス)、
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
エッダ・モーザー(ソプラノ)、ウラ・グレーネヴァルト(ソプラノ)、
Rias室内合唱団、ベルリン放送交響楽団
ジュゼッペ・パターネ指揮 (歌唱:ドイツ語) (1973年録音)
ボーナス:バレエ音楽
北ドイツ・フィルハーモニー、ヴィルヘルム・シュヒター指揮

CDZ-5859802 ¥1150
フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル ハイライツ
エリカ・ケート(ソプラノ)、ローレ・ホフマン(ソプラノ)、
ヘルガ・ヒルデブラント(ソプラノ)、
ベルリン交響楽団、アルトゥール・グリューバー指揮 
(歌唱:オリジナル・ドイツ語) (1958年録音)
ボーナス:(ケンペ編)「ヘンゼルとグレーテル」組曲
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ルドルフ・ケンペ指揮 (1961年録音)

CDZ-5853052 ¥1150
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ ハイライツ
ジョン・シャーリー=クァーク(バリトン)、
シーラ・アームストロング(ソプラノ)、
スタッフォード・ディーン(バス)、アン・マレイ(メゾソプラノ)、
ロバート・ティアー(テナー) 他 
スコットランド室内管弦楽団、アレグザンダー・ギブソン指揮
(歌唱:オリジナル・イタリア語) (1975年録音)

CDZ-5853042 ¥1150
モーツァルト:後宮からの逃走 ハイライツ
(1972年グラインドボーン音楽祭キャストによる)
マーガレット・プライス(ソプラノ)、
ライランド・デイヴィース(テノール)、 他
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ジョン・プリッチャード指揮
(歌唱:オリジナル・ドイツ語) (1972年録音)

CDZ-5755532 ¥1150
プッチーニ:蝶々夫人 ハイライツ
ピラール・ローレンガー(ソプラノ)、
フリッツ・ヴンダーリッヒ(テノール)、
ヘルマン・プライ(バリトン)、 他 
ベルリン・コミッシュ・オーパー女声合唱団
ベルリン交響楽団、ベリスラフ・クロブカール指揮
歌唱:ドイツ語) (1961年録音)

CDZ-5755512 ¥1150
シュルツェ:黒人ペーター ハイライツ(子供のためのオペラ)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ)、
ハインツ・ホッペ(テノール)、
トニ・ブランケンハイム(バス)、ヘルマン・プライ(バリトン)、
ゲルハルト・ウンガー(テノール)、
ハンス=ヨアヒム・クーレンカンプ(語り手、星占い)、
Rias室内合唱団
シェーネベルガー少年合唱団、FFB管弦楽団、
ノルベルト・シュルツェ指揮
(歌唱:ドイツ語) (1964年録音)

CDZ-5853062 ¥1150
R.シュトラウス:ばらの騎士 ハイライツ
ヘルガ・デルネッシュ(ソプラノ)、マイケル・ラングドン(バス)、
アン・ハウエルズ(メゾソプラノ)、テレサ・キャヒル(ソプラノ) 他
スコットランド国立管弦楽団
アレグザンダー・ギブソン指揮
(歌唱:オリジナル・ドイツ語) (1974年録音)







<TESTAMENT>
SBT21351 2枚組 ¥3500
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲 第3番 作品37、第4番 作品58、第5番 作品73 「皇帝」、
ピアノ・ソナタ 第24、31番
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
指揮:オットー・クレンペラー
モノラル録音
録音:1957年10月24日(No.3)、11月3日(No.4)、11月8日(No.5)、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1958年6月8日(No.24)、1957年5月18日(No.31)アビー・ロード・スタジオ
まるで「野火」のよう。大熱狂のベートーヴェン・フェスティヴァル時のア
ラウ&クレンペラー、奇跡の「皇帝」!1957年のベートーヴェン・フェ
スティヴァルが、どれほど圧倒的な成功を収めたか。テスタメントの過去の
リリース(第九、SBT-1177)からも、そして数多く残る新聞評やエピソードか
らも伺い知ることができます。「英雄」終演後、カラヤンが楽屋までやって
きて「あなたと同じだけ素晴らしい葬送行進曲を振るために生きてゆきたい」
と言ったとか、「第九」の後、ジョージ・セルが「残念ながら・・・あまりに
素晴らし過ぎる!」と評したとか、11月の寒さにもかかわらず数百人のファ
ンがクレンペラーに一言お礼を言うためだけに、ホールの外で1時間半以上も
待っていたとか・・・。この年の10月11日から11月15日にわたる一ヶ
月、ロンドンが(もしかすると世界中が!)クレンペラーのベートーヴェン
に熱狂していた様を思い描くことができます。クレンペラーとアラウの関係
は、戦前にまでさかのぼります。それは決して‘良好な’といえるものでは
なく、互いの演奏解釈をかなり辛辣に批判しあうようなものでした。この
1957年のコラボレーションにおいても、そうした精神は健在で、J.ホロヴィ
ッツ著の「アラウとの対話」の中にはこんなエピソードがあります。皇帝の
2楽章の25小節目でした。「そこで君はなにをしているのかね?」と尋ねた
クレンペラー、こうあるべきだと思う方法でトリルを演奏していたアラウ。
「彼のような偉大なアーティストが、すべてのトリルは速いべきと考えてい
るなんて、驚きだ!」しかしながら、ヘイワースの'his life and times'
第2巻において、アラウはこのときの演奏をこう回想しています。「あの、
真に格別のオープニングの和音!生涯で経験したなかで最高の伴奏だった」
と。個性と個性がぶつかりあう中にも、確固たる信頼関係があったことが十
二分に想像できます。そしてそのなによりの証拠として、この録音は存在し
ています。フェスティヴァルの熱狂ぶりを、ふたりの音楽家の深遠な駆け引
きを、存分にご堪能ください。

SBT2 1362 2枚組 ¥1750
ヴェルディ:レクイエム
ジンカ・ミラノフ(S)
ケルスティン・トルボルイ(Ms)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)
ニコラ・モスコーナ(Bs)
BBC交響楽団・合唱団
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
録音:1938年5月27日、ロンドン、クイーンズ・ホールにおけるライヴ
トスカニーニがBBCに遺した偉大な演奏記録!1938年の「ヴェルレク」が正規
音源&優秀なリマスターで登場。 
1937年にヨーロッパを離れてアメリカに活動の拠点を移したトスカニーニは、
それでも定期的にロンドンを訪れ、第二次大戦が勃発する1939年までの3年間
に、BBC交響楽団と計25回のコンサートを行っています。(バッハからシベリ
ウスまでのスタンダードな作品から珍しいイギリスもの、エルガー、V・ウィ
リアムスなど)それらの記録の一部は、BBCからの正規音源の提供とTESTAMENT
の優秀なりマスタリング技術によって鮮烈に甦り、ファンの喝采を浴びていま
すが(ブラームス:SYM.2他 SBT 1015)、いよいよ一連の演奏会の白眉とも
言うべき、「ヴェルレク」が登場します。
ヴェルディのレクイエムは1874年の再演以来、トスカニーニにとって特別な作
品。バイオグラフィによれば1902年から1951年の間に世界中で30回の公演記録
が残されていますが、その1回1回がマエストロにとって重要な意義を持つも
のでした。ディスクでも決定的名盤として名高いNBC交響楽団との1951年1月27
日のRCA録音をはじめ、ミラノ・スカラ座に歴史的な復帰を果たした1950年6月17
日の演奏など、数種のパフォーマンスを聴くことができます。今回のディスクに
収録されている1938年5月27日の演奏もイタリア系のマイナーから発売されて
いましたが、録音の状態はお世辞にも満足の行くものではなく、今回のリリース
によってはじめてその演奏の偉大さ(以前のディスクで聴かれたことのある方
にとってはまるで別の演奏のように・・・)が認識されるでしょう。
なお、この演奏当時71歳のマエストロは必ずしも万全のコンディションではな
かったようで、コンサートのわずか2日前には親しい友人に「疲れた。眠れない。
…肩が痛い」と手紙の中で弱音を吐いており、また次の日には「肩が激しく痛
む。レクイエムは私を殺す…」と言いながらも「私はますますこの作品が好き
になった。私の演奏はヴェルディが思い描くとおりだと思う」と作品に対する
敬愛の思いを語っています。そして、演奏会の翌日には「悲惨な最終リハーサル
は私から眠りと心の平安を奪い取ってしまったが、昨夜の演奏はすべてが丸く
収まった」と、いかにもトスカニーニらしい言い回しで満足の意を述べていま
す。もちろん当夜の白熱した演奏は聴衆の心を魅了し、熱狂的な成功を収めたこ
とは言うまでもありません。
なお、今回のライナー・ノーツは「トスカニーニの時代」の著者としても有名
なハーヴェイ・サックス氏によるものです。
トスカニーニと直接関わった氏による非常に興味深い内容となっていますの
で、こちらも要注目です。

SBT 1356 ¥1750
ハイドン:
交響曲 第82番 ハ長調 「熊」ステレオ
交響曲 第103番 変ホ長調 「太鼓連打」ステレオ
交響曲 第92番 ト長調 「オックスフォード」 モノラル
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
指揮:ギュンター・ヴァント

SBT 1364 ¥1750
シューベルト:
交響曲 第6番 ハ長調 D.589 ステレオ
交響曲 第8番 ロ短調 D.759 「未完成」 ステレオ
ハイドン:
ピアノ協奏曲 ニ長調 モノラル
ハインツ・シュレーター(P)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
指揮:ギュンター・ヴァント

SBT2 1363 2枚組 ¥3500
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
ヤネッテ・ファン・ディーク(S)、
ペーター・シュライアー(T)
テオ・アダム(Bs)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団・合唱団
指揮:ギュンター・ヴァント
ステレオ録音
ギュンター・ヴァントが手兵のケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団を指揮して、
1950-60年代にフランス・ディスク・クラブ(後のMUSIDISC)のために録音し
た音源の復活。いずれも世界初のCD化となります。とりわけ、シュライアーとア
ダムという強力な男声ソロイストを起用した「天地創造」は、1966年に3枚組
のLPでリリースされ、その年のフランス・ディスク大賞を受賞するとともに、
当時のカラヤン盤、ベーム盤と並び称された名盤です。

SBT 1361 ¥1750
ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
ザラ・ネルソヴァ(Vc)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:エイドリアン・ボールト、エルネスト・アンセルメ(ブロッホ)
録音:1953年、1954年
女流チェリストの先駆者、ネルソヴァによる渾身の3曲!
デュ・プレの出現以来、他の女流チェリストは人気の面で影が薄くなってしま
った感が否めませんが、ロシア系カナダ人のザラ・ネルソヴァ(1918-2002)
は、そんなプレ・デュ・プレの代表的な演奏家。第二次大戦前に英国に渡り、
12歳の時にカザルスの前で演奏するなど、天才少女ぶりを大いに発揮。その後
も卓越した技巧と、スケールの大きい情熱的な表現力で聴衆を魅了しました。
レコーディングはあまり多くはありませんが、残された音源はいずれも彼女の
素晴らしい音楽性がしのばれます。サン=サーンスとブロッホの協奏曲は国内
盤としてすでにCD化されていますが、ラロは今回が初登場。

SBT 1358 ¥1750
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ イ長調 作品1-3/ソナタ ト短調 作品1-10/
ソナタ ヘ長調 作品1-12/ソナタ ニ長調 作品1-13/
ソナタ イ長調 作品1-14/ソナタ ホ長調 作品1-15
J.S.バッハ:無伴奏パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1001-シャコンヌ
アルフレード・カンポーリ(Vn)
ジョージ・マルコム(P)
叙情ヴァイオリンの名手、カンポーリが奏でる甘美この上ないバロックの世界
嫋々たるカンタービレで一世を風靡したイタリア出身の名ヴァイオリニスト、
カンポーリ(1906-1991)のバロック作品。むせび泣くような歌心を前面に押し
出した演奏は、近年ではすっかり絶滅してしまったオールドスタイルの極みで
すが、それだけに希少価値のあるディスクといえましょう。ヘンデルのソナタは
日本国内のみですでにCD化されておりましたが、バッハのシャコンヌは今回が
初登場。1950年代初めのDECCA原盤です。

SBT 1347 ¥1750
フランス・オペラ・アリア集
シャルパンティエ:「ルイーズ」-その日から
トマ:「ミニョン」-私はティターニア
オッフェンバック:「ホフマン物語」-小鳥はクマシデの枝で歌う
ビゼー:
「真珠とり」-夜の闇にただ一人…いつかのような暗い夜に/レイラ、レイラ!
グノー:「ミレイユ」-おお、か弱きツバメよ/そよ風は甘くかぐわしく/
私の心は変えられない/幸福な小さな羊飼い/ここは広大な砂漠
グノー:「ロメオとジュリエット」-私は夢に生きたい
シャブリエ:「いやいやながらの王様」-奴隷の六重唱/ジプシーの歌
シャブリエ:音楽への頌歌
ジャニーヌ・ミショー(S)
パリ音楽院管弦楽団/指揮:ロジェ・デゾルミエール
パリ音楽院管弦楽団/指揮:アルベルト・エレーデ
パリ国立歌劇場管弦楽団/アルベルト・エレーデ
エリザベト・ブラッスール合唱団、パリ音楽院管弦楽団/
指揮:ジャン・フルネ
フランス・オペラの名花、ジャニーヌ・ミショー絶品の名唱集!
第二次大戦後を代表する知性派のコロラトゥーラ・ソプラノとして、フランス
や英国を中心に活躍、DECCAや仏EMIに名演を残しているトゥールーズ生れの名
ソプラノ歌手、ミショー(1914-1976)のフランス・オペラ・アリア集。1950年
代の初めにDECCAに録音されたアリア集とオペラ全曲(「ミレイユ」)からの
復刻です。






<WARNER>
2564.61561 ¥1980
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番
ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)、
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送交響楽団
録音:2004年2月 ミュンヘン
ウィーンにて育ち、史上最年少でウィーン・フィルと共演した彼は、いわば
クラシック界のサラブレッド! ソニークラシカルから10歳代にてCDデビュ
ーを果たし、立て続けに話題作を発表しましたが、その後、録音が途絶えてい
ました。このブラームスでは、ラクリン自身の近年の充実が素晴らしく、しか
も今もっとも注目を集める指揮者のひとりであるヤンソンスと手兵バイエルン
放送響という大いに刺激的な共演です。海外でのラクリンの評価は、現在絶好
調であり、そうした充実がこの録音の実現につながりました。 

2564.61695 ¥1980
「バロック・バリエーションズ」
(1) バッハ(ブゾーニ編):トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
(2) バッハ:マルチェルロの主題による協奏曲 ニ短調 BWV974
(3) バッハ(ジロティ編):
前奏曲ロ短調(平均律クラヴィーア曲集第1巻第10番から)
(4) バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ第147番から)
(5) グルック(ズガンバーティ編):
メロディ(オルフェオとエウリディーチェから)
(6) リスト:ヘンデルの《アルミーラ》からのサラバンドとシャコンヌ
(7) ラフマニノフ:
バッハの《無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番》からプレリュード、
ガヴォットとジーグ/
(8) ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 作品42
アレッシオ・バックス(ピアノ)
録音:2004年
注目すべきピアニストの登場です。浜松の国際コンクールでの優勝が話題とな
り、東京でも既にリサイタルを数度催しているバックスが、ワーナーからデビュ
ーします。「音楽の友」誌の2002年コンサートベストテンで、ピアノ音楽
に造詣の深い音楽評論家・原明美さんは、「確固とした様式感」「安定した技
巧」「天性の音楽性」「常に気品が保たれている」とバックスの美質を指摘し、
年間NO.1に選定しています。このデビュー盤のレパートリー選定からも、
バックスの非凡さが伝わってきます。バロック主題による編曲コレクションと
いう凝った内容であり、バックスが、明晰さ-知性-超絶技巧をバランス良く併
せ持つアーティストであることを示しています。

2564.61320 4枚組 ¥4400
ジョリヴェ:エラート録音集成
チェロ協奏曲第1番/チェロ協奏曲第2番/協奏的組曲(独奏チェロのための)
/ハープと室内オーケストラのための協奏曲/トランペット、弦楽とピアノの
ための小協奏曲[トランペット協奏曲第1番]/トランペット協奏曲第2番/オ
ンド・マルトノ協奏曲/エプタード(トランペットと打楽器のための)/アリ
オーソ・バロッコ(トランペットとオルガンのための)/フルート協奏曲/フ
ルートと打楽器のための協奏的組曲[フルート協奏曲第2番]/リノスの歌
(フルート、ハープと弦楽三重奏のための)/5つの呪文(独奏フルートのた
めの)/呪文[イメージが象徴となるために](独奏アルト・フルートのため
の)/セレナード(オーボエと木管四重奏のための)/5つ儀式的舞踏(オー
ケストラのための)/ファゴット、ハープ、ピアノと弦楽のための協奏曲/典
礼組曲(独唱、オーボエ、チェロとハープのための)/親密な詩(独唱、ピア
ノとオーケストラのための)
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)[1, 3]、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)[2]、
リリー・ラスキーヌ(ハープ)[4]、
モーリス・アンドレ(トランペット)[5, 6, 8, 9]、
ジャンヌ・ロリオ(オンド・マルトノ)[7]、
シルヴィオ・グァルダ(パーカッション)[8]、
ヘトヴィヒ・ビルグラム(オルガン)[9]、
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)[10, 11, 13, 14]、
マリー=クレール・ジャメ五重奏団[12]、
フランス管楽五重奏団(ジャン=ピエール・ランパル[fl] ピエール・ピエル
ロ[ob] ジャック・ランスロ[cl] ポール・オンニュ[fg] ジルベール・クルシ
エ[hrn])[15]、モーリス・アラール(ファゴット)[17]、
コレット・ヘルツォーク(ソプラノ)[19]
アンドレ・ジョリヴェ指揮ラムルー管弦楽団[1, 5, 6]、
フランス国立放送管弦楽団[2, 7, 10, 16]、
パリ・オペラ座管弦楽団[4]、打楽器アンサンブル[11]、
パイヤール管弦楽団[17]
ジャック・ジュイノー指揮フランス国立放送聖歌隊[18]
アラン・ロンバール指揮ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
オリジナルテープからの24BIT最新リマスタリング。20世紀フランスの大作曲
家ジョリヴェは、特に最近、その人気が高まりつつあります。この4枚組BOX
は、エラートが所有するジョリヴェ作品録音をほぼ集大成した極めて充実した
内容。様々な楽器のための協奏曲をはじめジョリヴェの主要作品が収められて
おり、演奏者には1960-70年代のフランスを代表する超一流アーテイストが勢揃
いしています。全19曲中10曲はジョリヴェ自身による指揮。まさに画期的なBOX
発売です。

2564.61321 4枚組 ¥4400
モーリス・オアナ:エラート録音集成
室内オペラ「パイドラのための発音練習」 (1966-1967) Syllabaire pour
Ph dre/クリ[叫び](12の声部のための)(1968) Cris/ミサ(合唱、独唱
と器楽合奏のための) (1977) Messe/イグナチオ・サンチェス・メヒアスへ
の哀歌(オラトリオ) (1950) L'lanto por Ignacio Sanchez Mejias/頌歌
(合唱、独唱と管弦楽のための) (1953-1954) 6 Cantigas/シーニュ[しる
し](器楽合奏のための) (1965) Signes/奇跡の書(管弦楽のための)
(1979) Le Livre des prodiges/暗号(チェンバロと23楽器のための)
(1967-1968) Chiffres/タマリットの輪(チェロと管弦楽のための) (1976)
Anneau Du Tamarit/ソロン=ンゴ(2台のピアノのための) (1969-1970)
Sron-Ng (1969)/聖なるイルクス(チェンバロ、オーボエ、ホルンのための
三重奏) (1975) Sacral d'Ilx/チェンバロのための二つの小品 (1982-1983)
2 Pieces for Clavecin/昼と夜の祈りのための鐘 (チェンバロのための)
(1960) Carillons pour les heures du jour et de la nuit
マリウス・コンスタン、テオドール・グシュルバウアー指揮
アンサンブル・アルス・ノヴァ
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、マルク・アンドレーエ指揮
フランス国立管弦楽団/エリザベト・ホイナツカ(チェンバロ)他
オリジナルテープからの24BIT最新リマスタリング。画期的な4枚組BOX!
ユダヤ人を遠い祖先に持つアンダルシアの旧家のもとモロッコに生まれ、フラ
ンスで学んだ作曲家モーリス・オアナ(1914-1992)のエラート録音を集大成!
日本では本格的な紹介が遅れていた作曲家の全貌を紹介する貴重な企画です。

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04-06 NO.10-2

2004年06月25日 13時49分44秒 | Weblog
<NAIVE>
OP 30379 ¥1980
ヴィヴァルディ:ファゴット、オーボエ協奏曲集第1集
ファゴット協奏曲イ短調RV498, オーボエ協奏曲ハ長調RV451, 
オーボエとファゴットの協奏曲ト長調RV545, 
ファゴット協奏曲ニ短調RV481, オーボエ協奏曲イ短調RV461, 
ファゴット協奏曲変ロ長調RV501「夜」
セルジョ・アッゾリーニ(Fg) ハンス・ペーター・ヴェスターマン(Ob) 
ジョルジョ・ファーヴァ(指)ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーザ・マルカ
naiveのヴィヴァルディ・エディションの新刊です!ヴィヴァルディは様々なタ
イプの協奏曲を作っています。もちろんヴァイオリンが多数ですが、意外に多
いのがファゴット。40曲弱もあるというから驚き。それだけヴィヴァルディが
ファゴットを好んでいた証拠でしょう。あまりソロには向かないと思われてい
るこの楽器も、ヴィヴァルディの手にかかると軽やかに歌い踊るのですから面
白いものです。オーボエ協奏曲も20曲ほどあり、こちらも独特の哀愁がよく出
ています。
ジョルジョ・ファーヴァ率いるソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーザ・マルカは
ヴィヴァルディ・エディション初登場の団体。既に20年のキャリアを持つ結構
なベテランの団体で、パリッと糊付けの良いヴィヴァルディです。セルジョ・
アッゾリーニは1967年ボローニャ生まれ。ボローニャ、ローマ、ハノーファー
と学び、コンクールで軒並み優勝をかっさらっていったという凄腕の持ち主。
普通想像するようなバスーン、ファゴットの音色とだいぶ違う明るく軽やかな
音がヴィヴァルディに打ってつけです。ハンス・ペーター・ヴェスターマンは
オーボエ界では有名な人で、録音も多数です。







<ALTUS>
ALT 084 ¥2450
モノラル
シューベルト:交響曲ハ長調「グレイト」 
フランツ・シュミット:ハンガリーの軽騎兵の歌による変奏曲
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ウィーン・フィル 
録音:1957年10月27日オ-ストリア放送協会
かつてDGで発売され、あまりのクナ節に驚かされた、かのグレイト。ついに10年
ぶりにアルトゥスから新たな音質で蘇りました。

ALT 085 ¥2450
モノラル
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
カール・シューリヒト(指)ウィーン・フィル 
録音:1963年10月27日オ-ストリア放送協会
スタジオ盤の方はいささか枯れた感じの名演でございましたが、さすがシュ-
リヒト。ライヴの迫力がやはり本当でした。終楽章コ-ダの気高さは圧倒的で
ございます。

ALT 086 ¥2450
モノラル
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調「ハフナー」 
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ラヴェル:「マ・メール・ロワ」/「ダフニスとクロエ」組曲第2番
アンドレ・クリュイタンス(指)ウィーン・フィル 
録音:1955年5月15日ロートヴァイスロート放送集団
まさに絶妙のコンビといえる美しさでとろけるよう。エレガントの極みとはこ
のことでありましょうか。モーツァルトのシンフォニーも待望の登場。ドンファ
ンもイキ。ラヴェルはあまりの官能性にしびれてしまいました。ウィ-ン・フィ
ルの魅力も爆発。






<RELIEF>
CR 991070 ¥2080
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2000年8月30日,9月2,3日、モスクワ音楽院大ホール
フェドセーエフの音楽は男の美学。タフでクールでビシッと決める。マーラー
の5番というとアダージェットに代表される世紀末頽廃美ばかりが強調されが
ちなところが、フェドセーエフの手にかかるといやみなくかっこいい。なんだ
かスポーツで鍛えた肉体をシャキッとしたスーツで包んだような、筋肉美と知
性の融合を感じてしまいます。

CR 991071 ¥2080
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2001年5月25-31日
マーラーの交響曲の中でも最もフェドセーエフの個性がガッチリ合いそうなの
がこの第6番。フェドセーエフの手にかかれば滅々とした曲想もスパッとダイ
レクト、あたかもミケランジェロの筋肉隆々の彫刻のような緊張感のある活力
に満ちたものになります。とかくマーラーは分裂的に解釈、扱われがちですが、
ここまで真っ直ぐに切り込むオーケストラ美学に徹してくれると文句無し、聞
けば元気の泉湧くマーラー。あらためてフェドセーエフの男気の音楽に感心す
ること請け合いです。


CR 991073 2枚組 ¥4160
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」 Op.71
チャイコフスキー(フェドセーエフ編):「眠れる森の美女」からの大組曲
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2003年,1999年
メインは御存知傑作バレエ「くるみ割り人形」。なんといってもチャイコフス
キーの作品の中でも屈指の大傑作、フェドセーエフの腕が鳴ります。オーケス
トラ・ドライヴにかけては天下一品の人だけに、手兵モスクワ放送チャイコフ
スキー交響楽団の力量を存分に発揮させつつも、そこは達人フェドセーエフ、
決して押しっぱなしではなく、メルヘンチックなかわいらしさやのびやかさも
十分。うまい!組曲に採用されなかったため知名度ではぐんと下がってしまっ
た数々の佳曲にもたっぷりと愛情が注がれているのがうれしいところ。フェド
セーエフは1986年にやはり全曲をMelodiyaに録音していますが、その頃よりも
ずっと円熟していることがよく分かります。
ボーナスに収録されている「眠れる森の美女」からの大組曲は以前CR.991055
で発売されたものと同じ。通常の組曲とは異なり、フェドセーエフ自身が選曲
したものです。





<Music & Arts>
M&A 1135 2枚組 ¥3760
チャイコフスキー:
交響曲第4番 ヘ短調 Op.36,
交響曲第5番 ホ短調 Op.64,
交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」
セルゲイ・クーセヴィツキ(指)ボストン交響楽団
録音:1949年3月11日,1943年11月6日,1946年2月9日、以上ボストン
ブラームスの交響曲全集(M&A.1108 2CD)に続くM&A社のセルゲイ・クーセヴィ
ツキ(1874‐1951)の貴重なライヴ録音発掘。前任のモントゥー、後任のミュ
ンシュに劣らぬボストン交響楽団の栄光の時代を築いたにもかかわらず現代で
は人気の低いクーセヴィツキ、昨今ではむしろコントラバス協奏曲の作曲家と
しての方が知られているんじゃないかというくらい。しかし彼の太っいロマン
ティシズムはたしかに説得力があるもので、とりわけチャイコフスキーには
ぴったりです。

M&A 1134 ¥1880
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
「レオノーレ」序曲第3番
「コリオラン」序曲
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC交響楽団
録音:1938年12月3日,1948年3月6日,1953年12月6日
トスカニーニの剛毅なベートーヴェンの芸術が楽しめる1枚。「レオノーレ」
序曲第3番はこれまで発売された形跡の無いものでおそらく初出と思われます。
「英雄」は伝説的な1938年のベートーヴェン・チクルスでの名演の誉れ高いも
の。「コリオラン」序曲はかつてM&A.3007で一度だけ発売されたことがある珍
しいもの、待望の復活です。

M&A 4248 2枚組 ¥2980
ヴェルディ:「ファルスタッフ」のリハーサル
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br ファルスタッフ),
ヘルヴァ・ネッリ(S アリーチェ),
ナン・メリマン(Ms ペイジ夫人),
クローエ・エルモ(Ms クイックリー夫人),
フランク・グァレラ(Br フォード),
テレサ・シュティヒ=ランダル(S ナンネッタ),他
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
録音:1950年3月
トスカニーニは1950年の4月に二晩に分けてヴェルディの「ファルスタッフ」
を放送で公演しています。これはそのリハーサルの記録。トスカニーニのヴェ
ルディやイタリアオペラに対する考え方が良くわかるもので、ファンは必聴で
す。





<BIS>
BISNL 5026 ¥2080
本能のベース:
ムソルグスキー:展覧会の絵
シューマン:トロイメライ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
フォーレ:シシリエンヌ
ドビュッシー:小さな黒人
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
モンティ:チャルダーシュ
ラハティ交響楽団チェロ&コントラバス・セクション
録音:2002年4月フィンランド,ラハティ、シベリウス・ホール
2003年11月フィンランド、ラハティ音楽専門学校、カレヴィ・アホ・ホール
シベリウスの管弦楽曲のCDで、あの怖い低音をしっかり支えていたラハティ
交響楽団の低弦セクション。名人集団の彼らがイーッカ・パッリの編曲による
「展覧会の絵」ほかを演奏する仰天アルバム。特に「熊蜂の飛行」の細かい
パッセージは殺人的です。力強い男性的なサウンドが魅力。フィンランド版
「オーケストラ・ド・コントラバス」と申せましょう。

BIS 1388 ¥2080
グラズノフ:
交響曲第5番変ロ長調 Op.55
交響曲第7番ヘ長調 Op.77
尾高忠明 (指)BBCウェールズ・ナショナルO
録音:1995年4月28日 1998年2月5日
ウェールズ、スワンシー、ブラングウィン・ホール
尾高&BBCウェールズによるグラズノフの交響曲の完結盤。「第5番」はムラ
ヴィンスキーと正反対の解釈なのが興味津々です。

BIS 1389 ¥2080
マルティヌー:
弦楽四重奏曲第3番 H.183 (1929)
弦楽四重奏曲第4番 H.258 (1937)
弦楽四重奏曲第5番 H.268 (1938)
エンペラーSQ
録音:2002年8月5-8日イングランド、サウス・ヨークシャー、
ウェントワース聖三位一体教会
新校訂楽譜による録音。強烈なリズムが特徴の第3番、チェコの民謡風なメロ
ディによる第4番、夭折の愛弟子カプラロヴァーへの思いを込めているという
意味深な第5番等、イギリスの新鋭エンペラーSQの演奏が光ります。

BIS 1150 ¥2080
ヴァスクス:
ヴァイオリン協奏曲「遠い光」 (1996/7)
ムジカ・ドロローサ (1983)
旅人 (2001)
カタリナ・アンドレアソン (Vnと指) スウェーデン室内O
録音:2003年1月スウェーデン、エレブロ・コンサートホール
ラトヴァアを代表する作曲家ペトリス・ヴァスクス (1946-)作品集。いずれも
作曲者立会いのもとで録音された決定盤。透明ながら独特のメランコリーを秘
めた作風が個性的です。

BIS 1322 ¥2080
ジョウ・ロン(周龍):
韻(タンの詩による)-弦楽四重奏とOrchのための (1995)
タイグの韻-Orchのための (2003)
ダ・ク-打楽器とOrchのための (1990/1)
炎の未来-ChoとOrchのための (2001/3)
上海SQ、ジョナサン・フォックス(Perc)、
シンガポール・フィル室内Cho、ラン・シュイ(指)シンガポールSO
録音:2003年8月シンガポール、ヴィクトリア・コンサートホール
北京出身、アメリカ在住の中国人作曲家周龍 (1953-)の作品集。古代中国の典
礼音楽に基づく世界は全く独自のもので、荘厳。シンガポール響が抜群の巧さ
を見せています。

BIS 1496/8 5枚組 ¥6240
北欧五天王
スヴェンセン:
交響曲第1番ニ長調/同第2番変ロ長調/2つのスウェーデンの調べ
ステンハンマル:セレナード/ピアノ協奏曲第2番/間奏曲
ニールセン:交響曲第4番「消しがたきもの」/交響曲第6番
シベリウス:交響曲第2番ニ長調/カレリア組曲/ポヒヨラの娘
トゥビン:交響曲第9番/同第10番/トッカータ/エストニア舞踊組曲
クリスティーナ・オルティス (Pf)、ネーメ・ヤルヴィ (指)エーテボリSO
録音:1986年9月
1985年8月/1989年5月/1989年3月
1990年9月/1992年3月
1983年9月/1983年5月/1985年8月
1981年9月/1986年10月/1984年2月/1984年1月
全てスウェーデン、エーテボリ・コンサートホール
スヴェンセン(ノルウェー)、ステンハンマル(スウェーデン)、
ニールセン(デンマーク)、シベリウス(フィンランド)、
トゥビン(エストニア)という北欧五カ国を代表する作曲家たちのオーケス
トラ曲を集めたお買い得盤。いずれも充実した内容です。






<Claves>
50-2409 ¥2080
トゥリーナ:
円Op.91
ピアノ三重奏曲第1番Op.35
ピアノ三重奏曲第2番Op.76
ピアノ四重奏曲イ短調Op.67
ダモクレス三重奏団 
ローレンス・ダットン(Va)
クラーヴェスが力を入れるトゥリーナのシリーズ最新作。ダモクレス・トリオ
はニューヨークで活躍する若手により1996年に結成。活動当初からトゥリーナ
のほかスペインの室内楽を積極的に取り上げています。ピアノ四重奏では、あ
のエマーソンSQのメンバーもゲスト参加しています。






<ALBA>
ABCD 190 ¥2080
ショパン:ノクターン集
ト短調 Op.37の1/ト長調 Op.37の2/ハ短調 Op48の1/嬰ヘ短調 Op48の2
/ヘ短調 Op55の1/変ホ長調 Op55の2/ロ長調 Op62の1/ホ長調 Op62の2
/ホ短調(遺作)/嬰ハ短調(遺作)/ハ短調(遺作)
ヤンネ・メルタネン (Pf)
録音:2003年8月4-7日 ミッケリ、
ミカエリ・コンサート&コングレス・ホール/マルッティ・タルヴェラ・ホール
1967年生まれのフィンランドのピアニスト、メルタネンによるショパンの
第2弾。甘口のショパンにお嘆きの方々にオススメの超辛口演奏。ショパンの
ノクターンの怖さがよくわかります。

ABCD 178 ¥2080
フレスコバルディ:チェンバロ作品集
トッカータ7番/アルカデルトのパッセジアート/バレット第3番とクラント
/パッサカリアによる100のパルティータ/別の旋法によるパッサカリア/逆
行リガトゥーレ付の半音階的カプリッチョ/トッカータ9番/不協和音のカプ
リッチョ/トッカータ10番/トッカータ2番/カンツォーナ1番/バッタリア
によるカプリッチョ/トッカータ1番/カンツォーナ4番/トッカータ6番/ガ
リアルダ2番/同3番/同4番/リチェルカーレ5番/フレスコバルディ風のア
リア
アーポ・ハッキネン (チェンバロ)
録音:2002年7月30日、8月1日 カリス教会
1967年生まれ、ピエール・アンタイ門下でヘルシンキ・バロック・オーケスト
ラの音楽監督も務める期待のチェンバロ奏者ハッキネンがフレスコバルディに
挑戦。名手です。

ABCD 179 ¥2080
リタンデル兄弟の音楽
カール・ルドヴィク・リタンデル (1773-1843):
ソナタ ハ長調/ソナタ 嬰ヘ短調/アレグレッツァ ハ長調/カプリッチョ
ト長調
フレドリク・エマヌエル・リタンデル (1777-1823):
ロンド〈喜び〉/ハイドンの主題による変奏曲
クリストフィリス・リテンデル (1778-1823):ポロネーズ ハ長調
ダヴィド・リタンデル (1780-1807) :
ワルツ 変ロ長調(トゥイヤ・ハッキラ 編曲)
トゥイヤ・ハッキラ (フォルテピアノ)
録音:2002年9月15-17日 クーサンコスキ・ホール
珍しいフィンランド古典派音楽集。リタンデル兄弟は全部で11人もいて、う
ち4人が作曲家になりました。いずれもエスニックな香りの全くないウィー
ン古典派作風で、ハイドン、モーツァルト、あるいはベートーヴェンを思わ
せます。ピアノ音楽ファンにもオススメです。

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04-06 NO.10-1

2004年06月25日 13時49分00秒 | Weblog
<MALIBRAN>
CDRG 182 ¥2080
アルベニス:「イベリア」
グラナドス:「ゴイエスカス」間奏曲 
ラヴェル:道化師の朝の歌
リュリ:序曲と舞曲 
クープラン:第3ルソン・ド・テネブル 
ダレラック:四重奏曲第3番 
ルーセル:シンフォニエッタ
ガストン・プーレ(指)ブザンソン祝祭管弦楽団
ジャーヌ・エヴラール(指)パリ女性管弦楽団
録音:1948年、1949年、1938年、1943年、1956年
これはまた珍しい録音です。ガストン・プーレ(1892-1974)とジャーヌ・エヴ
ラール(1893-1984)はパリ音楽院の同窓で学生結婚したヴァイオリニスト。夫
婦そろって「春の祭典」の初演のオーケストラに参加していたといいます。
ガストン・プーレは今日ではドビュッシーのヴァイオリン・ソナタの初演者と
して知られているでしょう。トスカニーニの勧めで1920年代半ばに指揮者に転
進、かなりの活躍をしました。一方、ジャーヌ・エヴラールは、夫が指揮者に
なってから小さなアンサンブルを組んでいたものが好評で、これが室内オーケ
ストラに発展、1930年代から指揮をとるようになり、女性だけのオーケストラ
を設立。これはパリで大変な評判となりました。1934年にはルーセルの弦楽の
ためのシンフォニエッタを初演しています。
二人とも20世紀の音楽では結構有名な人なのに、録音となると極めて乏しく、
伝説となっていただけに、このCDは大変に貴重なものです。

CDRG 183 ¥2080
マスネ:パルナソス組曲,オラトリオ「エーヴ」
ティエリー・ペリカン(指)モンティヴィリエO.
アンサンブル・ボワエルデュー,
オワーズ県立フィルハーモニー・ル・コンセールO.パリ・リリクCho.
ルネ・フィネル,ナタリー・ラブリ,
マルク・スーシェ,ジャン・ゴイェチェ
マスネの珍しい声楽作品です。パルナソス組曲は1912年、マスネが亡くなる
直前に書き上げ校正までしたものの、オーケストラスコアは印刷されること
なく埋もれてしまっていた作品。神秘劇と銘打たれた「エーヴ」は1875年に
初演された作品。エーヴとは創世記のイヴのこと。といってもそれを素材に
した愛の讃歌といった趣の内容です。

MR 546 ¥2080
オッフェンバック:「美しきヘレナ」抜粋
ファネリ・ルヴォワ(S;ヘレナ) ルイ・アルヌ(T;パリス) 
マルセル・サンソネッティ(オレスト) モーリス・ポルテラ(メネラス)
ジュール・グレシエ(指)ラジオ・リリク管弦楽団
録音:1948年5月9日パリ
最近やたら人気の演目になっているオッフェンバックの「美しきヘレナ」の
1948年の放送録音。抜粋とはいえ語りも入って80分近くみっちり収録されてい
るので聞き所はほぼ完全収録。ちょっとレトロな雰囲気がまたよいものです。
ファネリ・ルヴォワは美貌で知られた人。
なお、MRの品番はMALIBRANのCD-Rのものですが、これはCDです。






<WERGO>
WER 6667 ¥1850
ルイージ・ノーノ(1924-1990):作品集
管弦楽のための作品 第1
赤いマント-Der rote Mantel-(全三幕)〔世界初録音〕
「ドン・ベルリンプリーンのベリサとの庭での恋」に基づく -ソプラノ、
バリトン、混声合唱とオーケストラのための(1954年)-エンリケ・ベックに
よるテキストのドイツ語翻案
アンゲリカ・ルッツ(S) イエルク・ゴットシック(Br) RIAS室内合唱団
ペーター・ヒルシュ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
今年はルイージ・ノーノ生誕80年の記念の年。
「弦楽のための作品第1」は1951年に作曲されたもの。もともとこれはプラハ
の共産主義者ジャーナリスト、フチーク(作曲家のフチークとはまったくの別
人)についての作品で、二人の弁者と管弦楽のために書かれる予定でした。し
かし当時の社会的事情から結局は完成・演奏の日の目を見ないままになってし
まっていました。ノーノはのちにこれをオーケストラのみの作品として完成さ
せています。聴いているだけではわかりませんが、この作品でノーノは音の素
材を9つに制限しております。
「赤いマント」は全曲世界初録音。アンダルシアの薫りがカスタネット等の木
の楽器から感じられます。ところどころに聴こえる耳に残る金属音は「死」の
告知。すべての生が閉ざされたあと、黒い紙で作られた鳥がはらりと落ちて終
わる舞台音楽のようです。

WER 6646 ¥1850
シャオンガン・イエ:作品集(最後の楽園,冬,ピーパ協奏曲,地平線)
ヤンヤン・ワン(ソプラノ) ソン=フー・リウ(バリトン)
ウェイ・ルー(ヴァイオリン) マン・ウー(ピーパ)
サールブリュッケン放送交響楽団
イ・チャン(指)ギュンター・ヘルビッヒ(指/ピーパ協奏曲)
中国出身の作曲家、シャオガン・イェは、その作品が数々の国際的な賞を受賞
した実力者。大陸間を忙しく行き来する人気の作曲家で、西と東の音楽文化を
こよなく愛する美的放浪者でもあります。

WER 6558 ¥1850
カリン・ハウスマン(1962-):
lys、これぞ騒音、共鳴、重さと寸法(ピアノ独奏のための)、膨らむ
偶然のための場所
エリック・オーナ(指)チュルムヒェンアンサンブル
ノルマ・アンズ(S)アンサンブル ・ファ=キュン・イム(P)
イングリード・シュミットヒューゼン(S)
現代音楽のための音楽工房アンサンブル
植物など自然とお話ができてしまう不思議女性作曲家、カリン。目を閉じれば
そこは森の中、森の妖精になった気分になれる一枚です。音の使い方がちょっ
と不思議でなかなか素敵です。





<PRAGA>
PRDDSD 250203(SACD-Hybrid) ¥2280
シュールホフ:室内楽作品集
弦楽四重奏のための5つの小品,
フルート(ピッコロ)、ヴィオラ、コントラバスのための小協奏曲,
ヴァイオリンとチェロの二重奏曲,
弦楽六重奏曲
プラジャーク四重奏団,コチアン四重奏団,
イジー・フデッツ(Cb),ヴァーツラフ・クント(Fl)
録音:2003-2004年
近年再評価著しいチェコの作曲家、エルヴィン・シュールホフ(1894-1942)の
室内楽作品集。編成はマチマチですが、どの曲もシュールホフならではの毒の
ある苦味が決まった作品です。とくに弦楽四重奏のための5つの小品は全て舞
曲調の音楽で、不協和音とノリの良い音楽との融合が不思議な魅力を生み出し
ています。
演奏は、チェコを代表する四重奏団、プラジャーク・カルテットとコチアン・
カルテットがメンバーを分けあい、さらに名ベーシスト、イジー・フデッツ
らのゲストを加えたもの、シュールホフのヒリヒリ感を存分に出しております。

PRDDSD 250204(SACD-Hybrid) ¥2280
ヴォルジーシェク:
ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.5
ヴァイオリンとピアノのためのロンドOp.8
チェロとピアノのための変奏曲Op.9
弦楽四重奏のためのロンドOp.11
コチアン四重奏団,イヴァン・クランスキ(P)
録音:2003年12月
ヤン・ヴァーツラフ・ヴォルジーシェクは1791年プラハの北東の町ヴァンベル
クに生まれ1825年にウィーンで亡くなった鍵盤奏者、作曲家。ベートーヴェン
の友人としても知られています。ベートーヴェンよりは、同世代のウェーバー
(1786年生)に近い明るさと軽快さがあり、弦楽四重奏のためのロンドなど軽
いリズムの弾みが実にうきうきと楽しい作品です。コチアン四重奏団のメンバ
ーがソロを担当しています。






<PREISER>
PRCD 90613 ¥1780
モーツァルト:
交響曲第36番ハ長調 K425「リンツ」
交響曲第41番ハ長調 K551「ジュピター」
ヨハン・シュトラウス:
ワルツ「南国のバラ」
ワルツ「朝の新聞」,
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」
カール・ベーム(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
録音:1950年9月(リンツ),1949年3月(ジュピター),
1949年3月(シュトラウス)
1950年前後の覇気漲るベームとウィーン・フィルの録音。「リンツ」はDECC
A録音、他はHMV(=EMI)録音。「リンツ」LP時代に廉価版でよく見かけた名
盤の復活、思わず懐かしくなる人も多いはず。1950年のVPOの薫りがDECCAの
優秀録音でクリアに取られていてたまりません。ベームのキリリとした演奏
も全く古びていません。「ジュピター」は音は一段落ちますがこちらも豊か
な演奏。一方いかにもベームとはあわなさそうなシュトラウスのワルツですが、
さすが1940年代のVPOは心得たもので、楽しくやってくれています。

PRCD 89600 ¥1780
ニノン・ヴァラン/アリア集
マスネ:「ウェルテル」「エロディアート」「マノン」,
グノー:「ファウスト」,
トーマ:「ミニヨン」,
ビゼー:「カルメン」,
シャルパンティエ:「ルイーズ」,
ルコック:「アンゴー夫人の娘」,
ベッリーニ:「ノルマ」,
ボーイト:「メフィストーフェレ」,
プッチーニ:「蝶々夫人」,
ワーグナー:「ローエングリーン」からのアリア(全20曲)
ニノン・ヴァラン(S) ギュスターヴ・クロエ,
フランソワ・ルールマン(指) 録音:1927-1932年
1920、30年代のパリの大スター、ニノン・ヴァラン(1886-1961)の全盛期の素
晴らしい歌を集めたもの。「マノン」、「ウェルテル」や「カルメン」(ミカ
エラではなくカルメンです)、「ファウスト」といったフランスオペラだけで
なく、イタリア・オペラやさらにはワーグナーまで、この大ソプラノの魅力が
満載です。
尚、トラック21が収録されなかったため裏面の曲目表示に白紙での修正があり
ます。予め御了承下さい。

PRCD 89605 ¥1780
ジャニーヌ・ミショー/アリア集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」,
ビゼー:「真珠採り」,
グノー:「ミレイユ」「ロメオとジュリエット」,
オッフェンバック:「ホフマン物語」,
トーマ:「ミニヨン」「ハムレット」,
シャルパンティエ:「ルイーズ」,
マスネ:「マノン」,
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」からのアリア,
プロッホ:主題と変奏
ジャニーヌ・ミショー(S)
ロジェ・デゾルミエール(指)パリ音楽院O.
アルベール・ヴォルフ(指)オペラ・コミクO. 
ユジェーヌ・ビゴ(指)コンセール・ラムルーO.他 
録音:1946-1951年
戦後パリで大活躍したトゥールーズ生まれのソプラノ、ジャニーヌ・ミショ
ー(1914-1976)の30代の録音。「ハムレット」と「アリアドネ」以外は全て
DECCA原盤。オペラ座とオペラ・コミクの両方で活躍しただけに、華やかさ
と同時に親しみやすさもあって、彼女の歌は聞いてきてホノボノさせられま
す。名指揮者デゾルミエールと共演の1948年のSP録音6曲は大変貴重。1946年
の「アリアドネ」(フランス語でツェルビネッタの大アリアを歌っています)
はSPで未発売だったもの。

PRCD 89604 ¥1780
マリアン・アンダーソン/歌曲集
ヘンデル:テ・デウム/シチリアーナ/約束,
バッハ:来れ、甘き死よ,
シューベルト:死と乙女/ます/アヴェ・マリア/すみか,
シューマン:くるみの木,
ブラームス:五月の夜,
シベリウス:
不安な胸より/夕日のようにゆっくりと/とんぼ/2つのばら/それは夢か
/来れ、死よ 他全23曲
マリアン・アンダーソン(A)
もはや伝説的な人物にも思えるマリアン・アンダーソンですが、1897年生まれ
で長命し、没したのは1993年、まだ10年ちょっと前のこと。1935年にザルツブ
ルクでリサイタルを催し、トスカニーニが「百年に一人の声」と絶賛したこと
は有名。その後合衆国で人種差別の壁を乗り越えて、メトで始めて歌った黒人
歌手になったこともまた有名。アンダーソンというとどうしても黒人霊歌が有
名ですが、実際にはクラシックの分野での方が遥かに卓越していたことは,こ
のCDを聞いていただければ実感できると思います。深く濡れたアルトの音色は、
いまだ類をみない空前のものです。

PRCD 89599 ¥1780
クルト・ベーメ/アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」,
ベートーヴェン:「フィデリオ」,
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」,
ウェーバー:「魔弾の射手」,ニ
コライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」,
ワーグナー:「ローエングリーン」「マイスタージンガー」,
スメタナ:「売られた花嫁」,
R.シュトラウス:「バラの騎士」からのアリア,場面
クルト・ベーメ(Bs)
ルドルフ・ケンペ(指)ドレスデン国立歌劇場O.他 
録音:1943-1951年
わが国でもおなじみのドイツのバス、クルト・ベーメの戦中、戦後の録音。
岩のようにガッシリした声で重厚に歌いもするし、柔軟な歌で幅広いレパート
リーをこなしてしまう人です。ほとんどが放送用録音、「フィデリオ」と「オ
ランダ人」は未発売に終わった独ELECTROLA(=EMI)録音です。

PRCD 89603 ¥1780
レア・ピルッティ/アリアと歌曲集
モーツァルト:「牧人の王」「イドメネオ」,
ドニゼッティ:「ルチア」,
ヴェルディ:「リゴレット」,
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」からのアリア,
J.シュトラウス:皇帝円舞曲/南国のバラ,
R.シュトラウス:帰郷/森の幸福 他
レア・ピルティ(S)
レア・ピルティ(1904-1982)は本名をレア・マイレ・キリネンというフィンラ
ンド人。日本での知名度は低いでしょう(アーベントロートが指揮した)が、
1930年代から1940年代前半に活躍したコロラトゥーラ・ソプラノ。まだ若い時、
シュトラウスが「アリアドネ」を指揮している時、彼女の歌うツェルビネッタ
のアリアにしごく感心してブラーヴァ!と声をかけたというエピソードが残っ
ています。その後ウィーンを拠点に一世を風靡したコロラトゥーラになります
が、大戦が激化したため1943年にフィンランドに帰郷しています。「帰郷」と
「森の幸福」の2曲はシュトラウス自身のピアノ伴奏です。

PRCD 89594 ¥1780
ティート・スキーパ/第4集
カプア:オ・ソーレ・ミオ,
ファリャ:ホタ,
マスカーニ:アヴェ・マリア,
トスティ:理想の女/マレキアーレ 他全26曲
ティート・スキーパ(T) 録音:1925-1930年
イタリアでも最も南の町の一つ、レッチェ生まれの名テノール、ティート・
スキーパ(1889-1965)、そりゃもう大変なスターでした。オペラの舞台はも
ちろん、民謡、カンツォネッタ、ポピュラー歌曲、映画音楽などなど、あら
ゆる分野で活躍したのは、何といってもその美声あればこそ。現代ではほぼ
絶滅したこの優美極まりないテノールの魅力は、この全盛期の録音からたっ
ぷり伝わってきます。スキーパの自作もあります。

PRCD 89601 ¥1780
アルフレード・ピッカヴァー/第2集
ドニゼッティ:「ドン・セバスティアーノ」,
ヴェルディ:
「リゴレット」「トロヴァトーレ」「仮面舞踏会」「アイーダ」,
マイヤベーア:「アフリカの女」,
グノー;「ファウスト」,
ビゼー:「カルメン」,
ポンキエッリ:「ジョコンダ」,
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」,
レオンカヴァッロ:「道化師」「ボエーム」,
プッチーニ:
「マノン・レスコー」「ボエーム」「トスカ」「蝶々夫人」「西部の娘」,
ジョルダーノ:「フェドーラ」からのアリア
アルフレード・ピッカヴァー(T) 録音:1923年
アルフレード・ピッカヴァー(1884-1958)はなかなか変わった経歴の人。英国
生まれで両親はスペイン系、すぐにニューヨークに移民し、ここでかのエジソ
ンのもとで働いていたとか。ところがメトでカルーソーの歌を聞いて大感激、
歌手に転向します。本格的に学んだ後1910年プラハでデビュー、その後ウィー
ンに移ってここでスターテノールにのし上がります。第二次世界大戦の勃発
で英国に戻るものの、晩年ウィーンに戻り没しています。彼の声は誰が聞いて
もカルーソーからの影響が色濃く感じられるもので、太くズドンとした声をの
びのびと歌わせて聞き応え満点です。

PRCD 90609 ¥1780
シューベルト:「冬の旅」
コンシュタンティン・ヴァルダドルフ(Br) ク
リスティン・オッカルント(P)
コンシュタンティン・ヴァルダドルフは正真正銘プロのバリトン。と同時に
本物の伯爵で、また食通、料理研究家としても有名。そんな彼がシューベル
との「冬の旅」に挑んでいます。3ページだけですが日本語解説あり。誤植

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