野へ山へ

2004年~

里山保全事業のお手伝い 4回目

2012年07月26日 | 日々

24日、里山保全事業4回目のお手伝いへ行きました。(ロクロシ山キャンプ場)
午前中は刈り払い機での除草作業でしたが、山の学校の生徒さん達はもはやすっかり機械の扱いに慣れ、
プロ化しておられました。
先月の3回目以降、わずか一ヶ月の間に彼らは色々なことを学び、技術を取得されたとのこと。
数々の成果で日焼けした顔が皆逞しかったです。

一般参加者は私の他にもう一方(Nさん)でした。
「今日も一日、除草、伐採に頑張ろう!」と意気込んで来ましたが、
学校側のご計らいで予定変更、『午後からは学校へ移動し木工作業』とのこと。
お手伝いで参加したのに、申し訳無いやら嬉しいやら、でした。

お昼まで除草をしました。第一回目に訪れた時は柔らかい新緑だった森も、深緑の森に変わっていました。
鬱蒼とした森は、生徒さん達の間伐作業の賜で、地面には適度に陽が当たり水はけの良さそうな森になっていました。


キャンプ場を管理されている植木さんという方は、ロクロシ山を拠点とされているボーイスカウト団の役員の方で、
いつも気さくにお話をして下さいます。

私が「山登りも好きですが、伐採や除草作業も楽しかったです!」とつい力んで話しましたら、
「それなら、今後もここの山の整備をするボランティア会員になって下さい!」と言われました。
その折は好きにキャンプをしてもいいですよ、とのこと。


次の保全事業は秋の最終回です。その時は紅葉の森でしょうか・・・
広大な素晴らしいキャンプ場・・・名残惜しくロクロシを後にしました。

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初めて訪れた「山の学校」は、小高い丘の上にありました。
周辺は宍粟の山並み、眼下には街の眺め。まさに名前の通り、素晴らしい環境でした。

お昼を食べた後、思いがけず校長室に通され、もうお一方の参加者(Nさん)と校長先生、先生とお話をしました。
手伝いに参加しただけなのに、大変恐縮しました。
学校の活動について、「木」について、山について、山崩れ(土砂崩れ)や洪水が起きる原因について・・・他
とても興味のあるお話でした。 共感出来ることが多過ぎて、もっともっと色々とお話がしたかったです。
貴重な知識として頭の中に収めておきたいと思いました。

それから校内を案内して下さり、ぐるっと見学しました。
中庭に葉を繁らせた「学問の木」、ランシンボクという高齢な樹があり、その樹についてのお話を聴きました。
秋に葉が紅(黄)葉したら、さぞきれいでしょう。

木の良い香りがする寮、炭焼き(陶器)窯、木工室・・・どの施設も伸び伸びとした明るい雰囲気でした。


炭焼き(陶器)窯 木酢の出来るまで教えていただきました。
大きなポリバケツに入った木酢は燻製の香りでとてもいい匂いでした。
が、先生から「木酢の匂いを『いい匂い』と言った人は初めてだ!」と大笑いされました。


午後の課題、木工室でベンチを作りました。
付近の山で間伐した木を乾燥し、製材し、キットの段階まで用意されていました。
杉の厚い無垢材です!!

私達がした作業:ビスで止めて組み立て、ダボで穴を埋めて、やすりをかけて、コート材を塗って・・完成!
さっそくリビングに置いて、使います!!!

私達が木工をしている間、生徒さん達は校内の除草作業を行い、終わると機械を全部分解してひとつひとつ、
洗ったりメンテナンスをしていました。先生方も生徒さん達も汗びっしょりでしたが、さっさと行動されている
様子にとても感激しました。

先生方に挨拶をして、お土産を大事に車に積み、Nさんと挨拶を交わして車に乗りました。


学校の敷地を出る時、生徒さん達が寮に入るところが見えたので、降りて挨拶をしました。
5月に初めて会った時より、はるかに成長された生徒さん達が大きな声で「さよなら!」と言ってくれました。



先生方も生徒さん達も良い夏を過ごされますように。
本当にありがとうございました。

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