めったに近寄らぬ北新地へ行った。接待や商談に縁のない貧乏書生にとって、この街はどうも敷居が高い気がするんだな。クラブやラウンジに何かの都合で行くことはあっても、まず手持ち無沙汰でいけない。オネータマ方にサービストークする気にゃなれねーなぁ。キミたちがもてなしなさいという気になる。自然そういう気持ちは態度に出て、もてるわきゃない。比較して悪いが、数えるほどの経験でいわせてもらうと、お茶屋の芸妓の方が数段サービスに長けている。おかきや豆で飲みたけりゃ立ち飲みに行くぜ。
しかし…新地上通りにある『吹上庵』。ここはどうして結構なものだった。薩摩地鶏の刺身(これがまぁ、ほんの少しなんや)、つくねや各部位の焼き物(こいつは岩塩とか一味、山椒などで)、メインは地鶏すき焼き。七輪で炙ったりするのは全部店のオネータマがやってくれるんだが、面接に力を入れているのか、オッと思うほど粒ぞろいなのだ。連れて来てもらった男前スター騎手のU氏もニヤニヤ。最初は同伴で来ても、次からは男同士で来るパターンが多いという。その気持ちも分らぬではない。焼酎の数多く、黒糖の朝日をロックで頂く。全体にボリューム感はないが、オヤジどもには丁度いいのかもしれぬ。こっちは天井を仰ぐほど食ってみたいところだが。シメの小ぶりの親子丼は大絶賛。鶏めしの折り詰めをもらって帰る。えがったぁ~。
吹上庵 北区曽根崎新地1-1-6GOTS北新地ビル7号館1F
06-6346-2239 日休
しかし…新地上通りにある『吹上庵』。ここはどうして結構なものだった。薩摩地鶏の刺身(これがまぁ、ほんの少しなんや)、つくねや各部位の焼き物(こいつは岩塩とか一味、山椒などで)、メインは地鶏すき焼き。七輪で炙ったりするのは全部店のオネータマがやってくれるんだが、面接に力を入れているのか、オッと思うほど粒ぞろいなのだ。連れて来てもらった男前スター騎手のU氏もニヤニヤ。最初は同伴で来ても、次からは男同士で来るパターンが多いという。その気持ちも分らぬではない。焼酎の数多く、黒糖の朝日をロックで頂く。全体にボリューム感はないが、オヤジどもには丁度いいのかもしれぬ。こっちは天井を仰ぐほど食ってみたいところだが。シメの小ぶりの親子丼は大絶賛。鶏めしの折り詰めをもらって帰る。えがったぁ~。
吹上庵 北区曽根崎新地1-1-6GOTS北新地ビル7号館1F
06-6346-2239 日休
わたしのばあい、結婚してから開拓した店など無いから、知ってる店というと独身のころに行っていた店となる。
本日「北新地つながり」でご紹介するのは、バーボン専門店「十年」である。
客単価1万円というのが新地で高いのか安いのか分からんが、とにかくバーボンの聖地である。
ちょっとやそっとの薀蓄では太刀打ちできないマスターと謙虚に飲むのがよろしい。
ここで、「いつもの」なんて言っているのは自称常連の嫌われ者である場合が多い。
バーボン専門店でありながら、ここで黒ビールやジンライムが飲めるようになれば一人前という変わった店である。
知ったかぶりで飲む人…かないまへんなぁ。寿司屋なんかでも同伴の男にそういうのがやたらいます。
「大将、マグロはこの時期、北海道がいいの?」
「北海道じゃマグロ獲れません」
などと言われてるのを、はたから見てるのが好き。
やな客だねまったく。
お初天神の「北サンボア」は好きですな。法善寺横丁の「路」も法善寺の匂いがかすかに感じられる。閉店後、法善寺の旦那衆が三々五々集まってきて、ここでおつかれの一杯をやる。亡き六代目、三代目以下噺家さんたちも多いんだ。通天閣のねきにある「Baby」へもよく行く。「串カツ行ってきたでしょ!」といつもバレバレ。ご近所の大西ゆかりさんはここで教わった。北浜の証券取引所ウラの「RockFish」はバーフードもよく、ハイボールが好きだったんだけど、銀座に行ったきりの間口オーナーと原くんがぶつかったきり、後釜のバーテンが入らず、いつすんねん!ほんま。