場所は大阪府立体育館のまん前。分かりやすい。
行ったことなかったので、迷ってしまったのであるが、今月オープンしたばかり。カレー鍋の専門店だ。
この顔のイラスト、見たことないだろうか。ピンとくる人はくるでしょう。
そうそう、あそこのあのオヤジですよ・・・彼の新展開。
昼間はカレーライス、夜はカレー鍋。
「そら、なんぼカレー食べたか分かりまへんで!」と社長が豪語するほど毎日カレー漬けの日々をおくり、ようようカレーの味を定めた。
鍋にかかる前にポテサラなど。
ま、こいつはフツーですな。
実はこういう所もぬかりなくレベルアップしてほしい。
オレはポテサラにゃあ、うるさいよ。
夜のメニュー「カレー鍋」の具材は、キャベツ、もやし、玉ねぎ、鶏、豚肉、牛肉、つくね、餅チーズ巾着、ちくわ、しらたき、赤ウインナー・・・
これで@1480円はお値打ち。
具を入れる前に、コラーゲンをところてん突きで、スープの中にウネウネ・・・と入れるのが、デモンストレーション。「奥さん、明日の朝は肌、エライことになってまっせ」ぐらい毎回言っても。
クタッとなったら、もういける。野菜バクバク、汗ダクダク・・・。
スープが少なくなったら足しに来てくれる。
スープは案外濃い目に感じた。しかしこれぐらいのパンチは欲しい。
肉は少ない気がするが、とにかく野菜を美味しく食べられる鍋だ。
鍋の最後は中華めん@200円を。これがまた美味。
きれいに引き上げた後には・・・
ごはんを入れて、とろけるチーズを上からパラパラ。
店員がレードルで上から「と~ろと~ろ」と撫でてくれる。
カレーリゾット@300円 これはイケる。
さて、よくを言わせてもらうと・・・カレー鍋に対して一般人が抱くイメージの枠内を一歩も出ていない。いや、そんな尖がったものは目指していないというだろうが、一般の食べ手は一歩も二歩も進んでいるぞよ。
何処にもないスペシャルなカレー鍋も見てみたい。それを目指してわざわざ遠方から足を運ぶような・・・
今すぐとはいわぬが、例えば、溶けるチーズもありきたりではなくて、ゴルゴンゾーラ・リコッタ・パルミジャーノレッジャーノ・グリエール・・・などの4種類のチーズにするとか。ぼちぼちカレー味も飽きてきた頃だ、違う味に変えてみようなんて発想は起きなかったか。トマトピュレを入れてトマトカレーにしてオレガノを振るとか、赤ワインを投入して赤ワインカレーリゾットにするとか。和風かつおだしを効かして、卵を割り入れて和風カレー丼的に食べさせるとか。世界一辛いブートジョロキアを入手して、うんとスパイシーな激辛リゾットにするとか。高くなったって美味ければ客は追加料金を厭わないはずだ。
テーブルのスパイスで辛さとコクはご自由に・・・では心は動かない。客はもっと怠惰なものかもしれぬ。店側で練り上げた創作カレー鍋をバリエーションとして1つ持っておくことをお勧めしたい。
そしてスタッフの料理への基礎体力をもっと成熟させることが今後の課題といえる。基礎体力はつまるところ、飽くなき好奇心と向上心を持ち、食べて考えて蓄積することしかないんだけど。若い店だ、今後も奮闘していただきたい!
大阪なんばカレー食堂 中央区難波中 府立体育館前
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