さて4月のNHK文化センターは、大阪はいたるところ下町・・・ということで
「下町グルメさんぽ~天下茶屋篇」を、西成からお送りします。
西成といえばいろんなイメージをお持ちでしょうが、
となりの住吉区育ちのボクにとっては、ちょうどいい昭和が香る街。
この辺り、住民の高齢化は進んでいますが、女子高生たちの通学路でもあり、
時間帯には若い声が弾むのです。
寄せ場があり、朝から一杯やって奇声をあげているオッサンがいる街。
西成の一面ではありましたが、今やそんな勇ましい人もいなくなってしまいました。
道を隔て、少し移動するだけで不思議なほどガラリと顔を変えるのです。
今回の目的は、下町洋食にしようと決めてます。
もちろん目途はつけておりますが、新しい情報を求めて聞き込みに。
ここは聖天坂。戦前から続く蕎麦うどんの「春日」。
カラフルだった看板が変わっていました。
ここはほんとに昔風のうどんを出す店。
けいらん、をいただきました。
おろし生姜が乗り、あんかけの中のひらひらの卵がいい感じ。
ふ~ふ~っ・・・・暖まります!
ここは京唄子さんがひいきだったり、蝶々さん、渋谷天外さん、桑名正博さん、
ダイラケさん、関西有名芸能人たちの家が周辺にあり、よく出前なすったそうです。
庶民派うどんもいいのですが、せっかく参加される限りは、もう少し非日常へと
お連れしたい。やはり、下町の匂いがする洋食に行きたくて、
地元衆にいろいろ聞いてみましたが、なかなか新しい動きのない地域です。
古来文人墨客が往来した、天下茶屋界隈を歩き、
もう一つの大阪を体感しながら、
下町らしいちょっとモダンな洋食に触れる。 そんなツアーです。
お店がどこになるかは、当日のお楽しみっつうことで・・・
もちろん私がご案内しつつ、一席、ごきげんを伺います。噺家か。
春の午後、ほんの身近な遠足のつもりで、ご参加いかがでしょうか。
http://www.nhk-cul.co.jp/school/osaka/