路地に名前はない。南地周防町、畳屋筋を下がった西側にある。
奥には長唄のお師匠さんの稽古場があって、太棹の音が聴こえることもある。中の一軒、「上かん屋」で一杯。
錫製のタンポは大阪名物。これで燗をつけると味がまろやかに。
きずしに、いかの塩辛。
この色めがいかにも旨そうな。見た目のままの味。
旬の鳥貝はプリプリ。
かつてこの路地には、「佐の」という小料理屋があり、そこでも
おから頼んだっけ。口でハラリとほどける。
にしんと蕗の炊き合わせ。こういうシブいアテで一杯やると、
大人やなぁと思う。
海老パン。パンの中に海老すり身を挟み、サッと揚げてある。
塩で食すとサクサク・・・と、ごきげん。
たまにゃ、喧騒を忘れて昔の南地ふうに。
上かん屋 大阪市中央区心斎橋筋2-1-3
最新の画像[もっと見る]
- 京都荒神橋 花か食ひ気か 3週間前
- 京都荒神橋 花か食ひ気か 3週間前
- 京都荒神橋 花か食ひ気か 3週間前
- 京都荒神橋 花か食ひ気か 3週間前
- 京都荒神橋 花か食ひ気か 3週間前
- 京都荒神橋 花か食ひ気か 3週間前
- 京都荒神橋 花か食ひ気か 3週間前
- 10年の休止期間をへて、重~~~い腰をあげまする! 2ヶ月前
- 夏野菜まとめて面倒みよう!ラタトゥイユ 3ヶ月前
- 夏野菜まとめて面倒みよう!ラタトゥイユ 3ヶ月前
そんな所で飲めるなんて堪えられませんなあ。
錫製の酒器から注がれた熱燗ときずし、おから、旬の蕗、いいですねえ。
路地を転がるそよ風を感じながら、一杯やりたいもんです。
しかし、海老パンですか?
ううん、こんな斬新なアテもあるとは。
ますます酒の道は奥が深い。
千日前の寿司屋で人気メニューでしたし、同じ路地にある「キッチン和(niko)」でもレジェンド海老パン…というレギュラーメニューがあるのです。
おそらく、あの歯触りが口が変わって快感なのでしょうね。
ファーストフードの「エビバーガー」しか賞味したことがなかったもんで。
エビの香ばしさがたまらんでしょうなあ。
すり身もいいでしょうが、ガスっとした後にプリッとしたエビの食感が残るようなものもまた乙でしょうね。
なるほどガスッや。よっ、擬音の使い手ですね。勉強になります。どっかで使わしてください。