何処となく風貌がホリプロの堀威夫さんに似ていた、小野ヤスシ(敬称略)。
中央図書館の某氏が悔しがっていたが、地井さんの逝去によって見事に食われてしまった感のある小野ヤスシ。たしか結婚式のご祝儀をみんな持ち逃げされたんぢゃなかったか。何処までいっても運がない。
ドンキーカルテットは不思議なコミックバンドだった。ネタはもはやうろ覚えだが、マジメに歌を聞いて下さい…なんて調子で始まるが、脱線につぐ脱線でどこまで行っても前へ進まない。ドカンという笑いではなくてクスクスみてられる芸。そのとぼけた間合いが彼らならではだった。
小野さん自身でいうと、ハナ肇やいかりや長助のような直線的な突っ込みではなく、呆れて相手をじっと見つめ、ワンテンポ置いてから突っ込む感じ。歌手のジャイアント吉田がまたどこまで本気だか解らない。音楽的に一番しっかりしてて、ちっとも前へ進まずキィキィ腹を立てるのがキーボードの猪熊虎五郎。名前は勇ましいが大空テントみたいな風貌で、長らく熱海で観光ホテルにハコで入っていた。ドラムが鳴らないと思ってみると、弁当を広げている祝勝。この人は隙があれば弁当を食っている。あの弁当が焼きそば弁当だったなんて知らんがな。
私の強力プッシュでジャイアント吉田さんを一度番組にお招きした。コミックバンドではなく発明王としてのブッキングだった。胸に水枕みたいなのを装着して、パーティーで酒を飲むと見せかけて、そこへ流し込んで持ち帰るというバカセコ発明が好きだった。今は催眠術で食ってるそうだが、そのインチキくささがたまらない。
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