マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

焼き鳥、再発見。

2017-01-14 02:00:54 | 大阪 福島野田

ワタシ、酉年である。しかも鶏には縁が深い。

祖父は愛宕下で鶏すき焼きの店「光輪亭」てのをやっていたらしい。

新橋ガード下で一番古い「小松」は祖父の姉の系統であった。

そこのうめばあさんがNHK昼のプレゼントで、「この辺にはパン助が大勢いた」と
公共の電波で白昼堂々、パン助を連発していて笑った。

名古屋にもかしわ屋の親戚がいる。おかげで親爺は鶏が食えないで来た。

私は大丈夫。








さて、お初に探訪したのは、大阪福島「鳥匠いし井」。

いや~、ぬかりがなかった。

おぼろ豆腐、だだちゃ豆のピュレ。

豆☓豆で味が濃い。 


 

 

 

胸肉の昆布締め 山葵






白肝  二種類の食感。上質なテリーヌのごとき。







ここまでは春鹿 超辛口


サラダを挟んで、前菜盛り合わせ~

水前寺草おひたし、ポテトサラダ(燻製鶏ハム入り)、レバーパテ入りのシュー
茹で南京豆、ゴマ付き絹かつぎ


う~む・・・どれ一つ外してませんな。







酒は主人におまかせにした。

宮城の日輪田。山廃雄町に乗り換えて。



 

 焼き鳥になり、抱き身、山葵から入る。

 皮はパリッと炙られ縮み、身はプリプリで信じ難いほどジューシー。







 酒は香川の悦凱陣。



 

   焼き鳥は塩のみ。

 タレ好みとしてはそっちも試したいが、無いとなるとね。

 ねぎま。

 皮目一枚をこがし気味に焼き、中の肉が盛り上がるように火入れする。                                                                                                     






 
 しかも、他で味わったことのない、格別の肉汁。

 これが炭火をを熟知した、炙りの技術ということなのだろう。

 食感を変化を付ける、胸肉のおかき揚げ。







 つくね。 武骨な形がいい。

 これはタレ。甘すぎないのが酒飲みにはよろしい。







 肝ときたら…しっかり系の赤ワインがほしくなる。






 てなことで、豪州のシラー。

 お酒のチョイスも店主石井さんまかせ。







 蒸しつくね、というのも面白い。

 マッシュルーム、トリュフオイルで風味付け。

 スープまで飲み干す。



 



ソリレス。腿の付け根あたりにある、残すものはバカといった類いの

フランス語だったか。







 鶏皮フェチとしては、いっとかねば。

 パリッと焼き上がり、大変結構な感じ。







 割愛したけれども、たぶん、串は11種類。 

 とにかく、そのジューシーさ加減が印象に強い。

 主人が修業した師匠の店「あやむ屋」を凌駕するほど。 







 煙を一切感じない。脱煙がきちんとされているのだろう。

 女性客が多いのも頷ける。 


 昨年秋のミシュランガイド京阪神版でみごと一つ星を獲得。

 すばらしい。

 

 


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