マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

鶴野町コトブキ食堂を想う

2015-02-09 22:45:44 | 

あらためて私なんぞが言うまでもなく、美味いものは美しい。 

山高に盛られた青ネギにも作り手の愛情を感じる。







カレーうどんには魔力というものがある。

横で食べられたりすると、もう他のものでは代役はつとまらない。

久々、豊崎町「情熱うどん 讃州」のカレーうどん。

ここにはカレー釜玉というヒットメニューもあるが、この日はストレートにこれ。


この近所。現在の毎日放送の正面辺りに、その食堂はあった。

名をコトブキ食堂。 

その佇まいは、どこから見てもバラックのような古びた大衆食堂で、

当時、世話になった事務所が近かったとはいえ、ちょっと勇気がいうような店だった。

大衆食堂の大定番、鯖煮付けと白ごはんが美味くてね、

たしか近所に居た上岡龍太郎さんとか、板東英二さんも好きで来てたような気がする。


ここのカレーうどんがバカうまだった。

だし系ではなく、粘性の強いルー系とでもいうか。

製法を聞いたら、なんてことのない普通の…ということだったが、ありゃあ名作だったな。









今日の定食にはサラダが付いてくるので、まずそいつをたいらげる。

一応身体のことを思んばかって、ベジーファースト励行中。

で、うどんを食べたあとは丼にごはんをブチ込んで、余さずいただく。



ちょっと炭水化物とり過ぎの懸念はあるが、コトブキ食堂でも必ずそうして食べた。

なんなら、そこへ卓上のウスターをチョイッと落とした。


ちょっとしたルールがあった。

茶碗のごはんの方にカレー汁をかけるのはNGで、あくまでも丼の方にご飯を入れる。

でないと、二つも器を汚すことになるからだ。

二つのカレーで汚れた器を置いて出るのはどうにも美的ではない気がして。

下品の虫にも一分の品格ってとこだろう。


今日のももちろん美味かったが、 ありゃあ美味かったな…。

今の茶屋町界隈には、もうあんなバラック建てみたいな食堂、生息する隙間がない。



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