信楽・慶順窯の陶工、加藤隆彦さんの個展に。かつて取材を通じて知り合った作家で、信楽の自作の登り窯で焼いているのを見せてもらった。焼き物の師匠というと作務衣かなんか着て、難しい顔した狷介固陋な人物を想像するが、加藤さんは明るくよく喋る。信楽の何たるかも知らぬ頓馬な質問にも丁寧に答えてくださる。そこが素敵である。
かつては生活雑器なども作っていて、わずかに私の手元にあるが、今は子供の手も離れ、好きなものだけを作れるようになった…と展覧会に向けた実用向きではない壷ばかりを中心に作っていらっしゃる。
壷とは名ばかりで、中には何にも入れることが出来ない。口の上には角というか羽根というかとんがりが必ず付いている。
そもそも信楽というのは素焼きでブツブツとした砂交じりなのが特徴で、窯の焼き上がりで一部に赤みが出たり、灰がかりがビードロ釉のように淡青緑がかって流れたりするのが独自の魅力とされる。ロクロではなく巻き上げの紐造りも特色で、信楽の土にこだわり、昔ながらの作法も守った上で新しいことにチャレンジなさっている。(復習したんだ、これでも・・・)
加藤さんの名前は今東京でもよく知られるようになってきた。ネットを通じて外国によく売れるという。自らの感性で面白いと思ったものには作家の名前なんて関係ないからね。でもうちみたいなウサギ小屋ではこの壷は無理だ。特に船形はどうしようもない。
加藤センセ、一発当てたら売ってくださいまし。
それより先に、穴窯で焼いたメチャうまピザ期待しております!
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先日はお忙しい中 ご高覧有難うございました。また、マーベラスに乗せていただいて、有難うございます。偶然でしたが拝見させていただきました。中川イサトさんや、高田渡さんは 私にとって学生時代の大きな憧れで、私もギター片手に
まねごとを よくしたものでした。また、是非 信楽に御出でくださいね。ピザパーティやりましょう! 加藤隆彦