マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

わが家のスタジアムともお別れだい

2020-08-26 15:02:20 | 大阪 堺&以南
長年あったこのボードゲームともお別れした。

中年以降の元少年にはおなじみだろう。
エポック社野球盤 通称を「B型オールスター野球盤」。

ボードゲームの名作中の名作だ。


発売は1967年。
わが家では長年、現役だった。何百回遊んだだろう。

今だに使える。ただしピッチング部位は錆びてギコギコ言う。


とんねるず石橋貴明がたまに特番でするリアル野球盤の元。
左様、み~んな、やっていたのだ…。
ちなみに今だって絵柄を変えて販売している。

丁寧なイラストを見てよ。1967年のセパ・オールスター戦なのだ。
フツウに巨人ファンだった少年にはパの選手なんて地味過ぎて
誰が誰やら見当がつかなかった。

ピッチャー堀内。バッターは伝説の安打製造機、榎本喜八。
シブイなぁ~。当時のハナタレガキにはまったく気づけなかった。
    
パチンコ球をこのゴム仕掛けの鉛のバットでひっぱたくのであるが、
大体は酷使に耐えられず、バットのゴムが伸びたり切れたりして、
その寿命を終えるのがパターン。

うちはエポック社に掛け合ったら、スペアのバットが送られてきた。
長年の使用に感謝し、無料でサービスしてくれたような記憶。
いい会社だと思った。

守るセはスターぞろい。そっちを描いた方が売れるという判断は正しい。
サード長嶋、ショート“牛若丸”吉田、セカンド高木守、ファースト王。


コーチャーズボックスに立つ、鶴岡親分の姿も見える。
控えで肩を作るのは阪神の村山だ。

    

スコアボードの選手名に注目してみよう。
消してあるのはアタシのいたずらである。
セのクリーンナップは長嶋・王・江藤。
破壊力バツグンであった。




対するは、榎本・張本・野村。
毎年とんでもないハイアベレージの打率争いしていたのはこのメンバー。
人気のセ・実力のパといわれた所以。


広瀬・柴田はどっちが足が速い…とかね。よく言い合ったもんです。
ブルース…毒島なんて知ってる人はツウですよ、ツウ。



スコアボードの裏はこんな感じ。
左のバーで、打球の下にある磁石を動かすのだけど、
こんなものにも微妙な駆け引きがあり、相手のタイミングをずらして
ズバッと直球を投げたり、いろんなことをやった。

親切だったエポック社に経緯を説明し、もし必要ならば資料として提供する
旨を知らせた。丁寧に足りているので結構という趣旨の返信があった。


もうこれにて、思い残すことはない。
長年、相手をしてくれて感謝しかない。


でも自分では捨てられないので、そのまま最後の日を迎えた。
整理業者がゴミとは別に分けていたから、

もしかしたら、どこかで生き残っている可能性もある。
アジアのどこかで第二の人生を歩めたら、それはそれで痛快である。



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