茫日、数年ごぶさたでした…のマンデイ・ホリデイ会。
貸し切りバスは大阪梅田を出発。吾々は京都駅で合流。
京料理界のキーパースン2名、気鋭のうどん屋主人、
それに私も末席に加えてもらい、目指したのは京丹後市弥栄町
魚菜料理「縄屋」。 道中、案じていた雪もほとんどゼロ。
便利のいい場所ではない。一軒家で地元出身の吉岡幸宣さんご夫婦がもてなす。
20人以上の料理人と飲食関係者が詰めかけたら、心中いかばかりか。
ボクなら確実に胃潰瘍になる。
スモークをきかせた焼き鯖…。
脂が乗って、さすがは日本海の鯖ぢゃわい。
白子の茶碗蒸しだったかな・・・。
吉岡さんは和久傳出身。
地元の魚を使った端正な料理を作る。
きれいな薄物のような、ぐじ(甘鯛)の昆布締め
一塩することによって、優しいうま味が出ている。
地元弥栄町、竹野酒造の純米酒、祭蔵舞
これがオリジナルメニューの、鰤こなれ鮓。
ご飯と土佐酢をすり鉢で練り合わせ、
山葵醤油を加えて作られるすし飯と一緒に。
なれ鮓のようだが、宮津・飯尾醸造のお酢を使い、
発酵させていないのがミソ。
出ました、間人(たいざ)蟹。
実は今回は蟹食いツアーだと思い、家人に「蟹を食ってまいる!」と言って出たのだった。
ずわいがにの中でもひときわその名が高い、間人蟹。
近海なので一日とたたない新鮮な蟹が食卓に上る。
身のせんいが緻密。
お椀は鱒とひらめのお雑煮 吸い口に柚子
軽く焼いた丸餅が。
焼きもの なんだか忘れてしまった。
焼き蟹 脚肉と甲羅
写真ボケボケだったので、むき身にしたのを。
味噌もあるでよ。 やっぱり冬の女王といえる。
煮牡蠣に焼き海苔を合わせてある。
たまらなく日本酒と合う。
アワビ茸ではなくて、アワビの天ぷらだったような・・・
黒豆ご飯 吸い物 香物
ミモレットのような、自家製からすみ
デザートは抹茶わらび餅
または 抹茶アイスのどちらか。
20数名、満足の面持ちである。
ラストは、草喰なかひがしの中東さんが持参による、アイスコーヒー。
実に芳しく、しゃんとしたシメとなる。
帰路につく前に、本日の酒を醸す蔵、竹野酒造へ。
本格的に酒造りが始まる、直前だった。
メインは弥栄鶴という銘柄。
祝という地元米を使う「祝蔵舞」。
若い息子が料理人と組んで海外のフェアなどにも
積極的に乗り出している。日本酒生き残りのためにどんどんすべきだろう。
袋吊りにする「亀の尾蔵舞」。亀の尾米を使う。
左は無濾過の生。右は火入れしたもの。
生ハムにも合う、しっかりうま味のあるもの。
全行程見せてもらったが、料理と一緒にアルコールがきいた
頭には、とにかく酒造りとは難しそうに思えた。
縄屋でゆっくりしすぎたので、飯尾醸造までは辿り付けず
次回ということで諦めた。
残って飲んで一泊組もいたが、こっちは日帰りバス組と共に帰郷。
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