マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

ああ、うなぎの煙が目にしみる

2017-07-20 03:13:16 | 大阪


今年は二度ある土用の丑の日。 そんな日に焦って並ぶ必要などないが、

やっぱりこれだけ真夏日が続くと、食べることでパワーをつけんことにはどうにもならない。

天満橋の鰻屋「伊賀喜」へ。 こんなところにさりげないこんな店があったとは知らなんだ。







戦前は旅館を営んでおり、伊賀の出ということでこの屋号。

戦後は仕出し屋から日本料理、それから鰻に特化したと、女将さん。







ご飯が足りなきゃ、言ってね…みたいな、恰好をつけない庶民的な風も好印象。

だけど、鰻はそう安いっていえるもんぢゃないけどね。






メニューも実にシンプル。

ひとまずビールで喉を潤し、うまきをいただく。







焼け焦げ一つない、きれいな玉子焼きの色。

その色合いを損ないたくないからか、濃いタレは底に敷いてある。

鰻は浜名湖・徳島・鹿児島を使い分けるという。

本来は丼と行きたいが、ここはぜいたくに…特上うな重。

関西風の地焼きだが、そうと感じさせないふっくらとした柔らかさ。







でかい切り身が3つ。

固めに炊いたご飯。

その中から、もう一切れ出て来た。

鰻の場合、ご飯の温度もすごく重要だと思う。 アツアツでないと意味がない。

しかし、ご飯がギュッと詰まっていて、 出てからもう腹一杯で困った。

天満橋から天六まで歩いて、やっと落ち着いたのだった。