マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

6月27日、西宮で逢いませう

2010-06-06 04:06:34 | カントリー

    

      


実力以上に威張る奴は嫌いなのである。この音楽とはこうでなければいけないと説教されるのも苦手。
まぁ逃げられない場合は適当に相槌を打っているが、ほとんど聴いちゃいない。どうもそんな人が多いような気がして、なんとなく敬遠してきたカントリーという音楽。結局、思いすごしというか、そんな奴は何処の世界にもいて、カントリーだけに居る訳ではない。

あとはまぁ、あのカッコですね。アメリカさん、お説ごもっともという、アレがどうにも馴染めない。アメリカの国旗なんか貼ってる店には、イラクかアフガンに傭兵で行かしたろかという気になる。

ともあれ、カントリーにも良識ある人たちはいるに違いないと信じつつ、今回参戦する第9回フォートワース・ジャンボリー 。なんという話の入り方だ。

カントリーに興味が薄く、昔グランドオールオープリに出てたようなオールドタイマー以外、今誰が流行ってるのかさっぱり。ほとんど無知に近いのだが、ウエスタンスイングをやっている関係上、カントリー系のお客にも見ていただかなくては。


11人バンドでホーンも入り、一番セッティングも厄介なので、動きが鈍いバンドでありますが、それではいけません。なんとか諸先輩のお力を借りつつ勤めてまいるすでいびす。やる限りはね、ウエスタンスイングかっちょえ~とすそ野を広げられるように、しっかりアピールしてきます。


たぶん、テンガロンなどに身を包んだお客も多いのではと想像。まぁ、こちらもボブウイルスやトミーダンカンを意識したファッションです。比較的地味ですが。1940年代のビンテージネクタイも新調いたしました。
コスプレして楽しんでいただけたら幸いです。 もちろん、心は売り渡した訳ではありません。


6月27日(日)西宮アミティホール 14時~ 前売¥3500 当日¥4000


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歌う、米式時代劇スター!

2009-12-02 13:25:11 | カントリー

たまには食い意地から離れて、もうひとつのテーマを書かねばいけません。拙者、ウェスタンスイングと並んで、カウボーイソングというのが好きざんす。

最も早く耳にしたカウボーイソングは、ラジオから流れてきたジーン・オートリーの歌声でした。彼のベストヒット、Back In The Saddle Again は今も我が愛唱歌のひとつです。


   

Gene Autry(1907~1998) テキサス州ティオガ生まれ。電信技士として働き、ダンスパーティーで歌ったりしていた頃、ウィル・ロジャースに見出された。ウィルはカウボーイスタイルで売ったボードヴィリアンで、のちにコラムニストとしても一世を風靡した人物。彼を題材にしたミュージカル「ウイル・ロジャース・フォーリーズ」はブロードウエイで観ている。

1930年代、ラジオの時代に注目を集め、ローカルからハリウッドへ。B級映画だが、銀幕へと躍り出たジーン。

     

Singing Cowboy!敵をやっつけては馬にまたがり、揚々と歌い上げた。日本でいうとまさに歌う時代劇スター、高田幸吉!大江戸出世小唄というところだ。♪えぇ~しょんがいな…


     


Home On The Range (峠の我が家)
Mexcali Rose
South Of Bordar
Deep In The Heart Of Texas   and many more !!


僕の好きな Someday You'll Want Me To Want Youも
彼の持ち歌。

同じ歌う西部劇スターでも、テックス・リッターやロイ・ロジャースと異なり、男性的な包容力ある声で朗々と歌い上げるタイプ。そのオールドファッションなスタイルが心地よい。


     

他には一連のクリスマスソングのヒットがある。
赤鼻のトナカイ、サンタが街にやってくる、フロスティ・ザ・スノーマン。ぼちぼち、カフェや商店街で耳にする頃だ。

特に赤鼻…は1949年のビルボード1位で200万枚売り上げている。並の歌うカウボーイでないのはお分かりだろう。

野球ファンならジーン・オートリー球場の名前は耳にしたことがあるかもしれぬ。1961年からロサンジェルス・エンジェルスの初代オーナーとなり、彼の死まで続き、現在、アナハイム・エンジェルスと球団名が変わるも、26番はよき理解者ジーンを讃えて、永久欠番となっている。スケールのでかいスターだった。


        


すっかり西部劇も作られなくなったアメリカ映画だが、サルーンで喧嘩騒ぎが起きたり、美人で鉄火肌な姐さんがいたり、寅さんみたいなお約束が楽しかった。地平線を望む大平原を馬で疾走したりするさまは、胸のすく思いがしたもんだ。
今は先住民を悪者に仕立てることもできず、作りようが難しいのだろうけど。

ともあれ今宵は、古き良き時代の歌手、ジーンオートリーの歌でもいかがだろうか。押入れの奥からチューニングの狂ったギター引っ張り出してきて歌うのにも丁度いい。シンプルな彼の歌には、やはり、バーボンをストレートでクィッ…コホン…などとやるのがよろしかろう。

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円山、そして夙川で逢いませう

2009-10-11 22:51:02 | カントリー


夕暮れの京都東山、円山公園音楽堂。

ボクもご多分にもれず、幼くしてアメリカ音楽の洗礼を受け、憧れ続けた世代である。ボクにとっての音楽の都はウィーンではなくてナッシュビルだった。19歳で降り立ったナッシュビルでの印象が、今なお音楽的に突き動かしているといってもいい。若き日、この円山はブルーグラスの西の拠点だった。




「Country Dream」というコンサート。ゲストは、ブルースハープのCharlie McCoy、フィドラーのKenny Sears。
チャーリーは今年Country Music Hall of Fame(名誉の殿堂)入りを果たしたブルースハープの第一人者。スタジオミュージシャンA‐teamのリーダー的存在としても知られる。20回も来日しているらしいが、やっと見ることができた。

チャーリーが参加したArea Code615、Nashville Super Pickersにどれほど憧れたことか。

アップテンポのファナティックな曲での演奏はもちろんスゴイが、スローなリリカルな演奏には胸がいっぱいになった。音が秋の空気を伝わって客席を包みこみ、心に染み込んできた。

Kennyはウエスタンスイングバンド、Time Jumpersのリーダー。今もナッシュビルのライブハウス「Station Inn」に出演し続けている、わがアイドルの一人である。静かなケレン味のないプレイは好感が持てる。今回は奥さんで、正統派女性カントリーシンガーDawn Searsの方がメイン。



ヴィンス・ギルのハーモニーパートナーとしても知られるドーン。若き日はアイドル的存在だったが、今はご多分にもれず腰から下が南部のおかん的体系に。

特に思い入れがあると語ったミッキー・ニューベリーが描いた「Sweet Memories」が素晴らしかった。この歌、きちんと聞き返さねば。初めて聴いたのは他ならぬチャーリーマッコイのリードアルバムだった。

ライブハウスもいいけど、いつかこんなカラリと晴れた秋空の下でやりたいな。

さて、10月25日(日) 申し訳ないねぇ、昼間のインドアで。



アメリカンミュージックの虫に刺された男たちによるモロアメリカ音楽。やらいでか、ウエスタンスイング!ヒルビリージャズ!
寄りも寄ったり11人。とかくメダカは群れたがる。ほっとけ。
小さな工務店ぐらいの人員揃えて、お待ちしています。


10月25日(日)Open14:00 Start15:00 ライブハウスFortworth 

JRさくら夙川駅下車、南へ2分。R2沿い。

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Western Swing Rise Again !!

2009-08-30 00:57:14 | カントリー

9月にあるシルバーウイークという大型連休。
なんでもくっつけて長期にすればいいってもんでもないやね。
今年はまだまだ冗談ぢゃないぐらい不況だし、近場で安く済ましたい。
そんなお嘆きの友人知己同胞に朗報!


     

堺・三国ケ丘駅スグの「ライブハウスFUZZ」でウェスタンスイングどう?
JR天王寺から10分、南海なんばからだって15分もありゃ来れる。


       



目指すはウェスタンスイングが最も輝いていた時代の復活!
ベニーグッドマンやグレンミラー、カウントベイシー、エリントンに
影響を受け、Bob Wills And His Texas Playboys もホーンを揃え、
ビッグバンドになっていた時代がある。
我等のイメージはそこにある。

メンバーは増えも増えたり、只今11人!
今回もボーカルのチャーリーニーシオは張り切っている。
Saxのアルベルトがちょいとパスポートの切り替えで帰国、
その間を、関西クレズマー音楽の女ドン、Cl浦朋恵が友情出演。
クラの浦ちゃんがステージを狭く、あいや熱くする。

9月21日(月祝) 「ウエスタンスイング 秋の大感謝祭」
マーベラス桜井 And  Hot Fiddle Band
open 19時 start 20時
前売り2000円  当日2500円 (+ 2drinks  1000円)


大和川以南の音楽不毛地帯でひとり気を吐く、FUZZも
今年で10周年となった。めでてえ!今回のフライヤーには「祝」の文字が。
さらに面白くしてください、Bryan Jeans大兄!
ぜひ、ぜひ応援の声を。

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今年もウエスタン・スイング!

2009-01-25 03:20:31 | カントリー


2月13日(金) 19時半Open 20時Start 13日の金曜日ぢゃあ。
マーベラス桜井 And His Hot Fiddle Band 今年もやるで!


         


もう、チョコなんかには惑わされない。

不当なるバレンタインデーを粉砕せよ!

2・13怒れるウエスタン・スイングの夕べ。総決起集会!!

チョコをもらえない貴方も、今宵ビターなスイングで。

何かが起こる!13日の金曜日  ギャァ~~!

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