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勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

今夜の月の出を撮影

2016-11-15 21:59:21 | Weblog
一昨日の「久代地区ふれあいウォーク」の模様は、昨日、Gikoohの見聞記でupさせて頂いたので是非ご覧を。

今日は午前中に茶道の稽古があり、午後からは如常の1日。

さて、写真は15日のお月様。昨日14日のスーパームーンは雨模様で見られなかったので、今夜見てきた。三脚を持っていなかったので、画像がボンヤリしているけれどとても綺麗だった。
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久代地区ふれあいウォーク at 勝福寺

2016-11-13 22:38:44 | Weblog
今日は午後から、地元公民館分館の主催で「久代地区ふれあいウォーク」という地内を散策する行事が開催された。この度は「吉備四国八十八ヶ所霊場」を巡り歩くというユニークな試みで、その一ヵ所として勝福寺をピックアップして頂き、小中高生から大人まで47名様にご来山頂いた。皆様有難うございました。

約2時間で4ヵ所を訪ね、第75番である勝福寺は本日最後の札所と伺った。前々より分館の館長様から参加者の方々に何か話をとご相談を受けていて、とてもシャイで話下手なGikoohではあるけれども快諾させて頂いた。

そしてこの度は、約40分間を過ごされるということで、これを貴重で有難いご縁だと感じたGikoohはぜんざいをお接待させて頂くことにした。(コックは家内)小豆も県産に拘り、その準備などに少々時間を費やしたけれども、前日から20Lの大鍋でコトコト煮詰め、何とかお接待をさせて頂くことが出来た。小豆は身体にも良く、邪気を払う魔除けの意味もあるので、きっと皆々様は身体健康とご健勝であられると思う。

なお本日は、勝福寺のお接待をお手伝い頂いた子供茶道の有志のお子さん達、茶道の先生等々7名のスタッフの方々には厚く御礼申し上げたい。子供達がエプロンと三角巾をつけてぜんざいを運んでくれる姿はとても微笑ましかった。

この度の行事は、近々見聞記で特集したいと思っている。
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娘の音楽発表会へ

2016-11-11 22:28:36 | Weblog
今日は、総社市民会館において第66回「総社市小中学校音楽発表会」という恒例行事が開催された。各学校によって対象学年は異なるが、小学部は3年から6年、中学部は吹奏楽部やコーラス部の全校18校により白熱した演奏や合唱が繰り広げられた。

小4の娘の通う小学校は、3年・4年で合奏と合唱が行われ、Gikoohも観覧してきた。舞台上の子供達は元気一杯で、皆の成長した姿が嬉しかった。この前まで幼かったと思っていたのにもう10歳。時の経つのは早い。

夕方は大阪より来客。あっという間に1日が終わった。明日も早起きして頑張ろう。
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今朝の本堂内は7℃と、今冬一番の冷え込み

2016-11-10 22:31:56 | Weblog
11月は時節的に石塔やお仏壇を拝ませて頂く機会が多くあり、今日も午前中は檀務で出掛けた。午後からは総社市仏教会の事務仕事をするなど如常の1日。11月も既に10日。毎日が瞬く間に過ぎてゆく。Gikoohも夜更かしをせずに、今夜は早く寝よう。
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アメリカ大統領選挙

2016-11-09 23:07:46 | Weblog
午前中に檀務で出掛けた以外は如常の1日。さて、アメリカの大統領選挙は各社の報道で頻繁に取り上げられたことも手伝って、Gikoohも高い関心を持ってきたが、日本時間の9日午後にトランプ氏の勝利が確定した。世界、アジア周辺、そして日本にとっても具体的にどのような影響が表れてくるのか予想もつかないが、私達の生活にも次第に関係してくるようになるのだろうか。ただただ、何事も円満に解決されていくことを切に願う。

(Gikooh持論)世界平和の要ともいえる日本、この度の選挙結果を受けてGikoohは世界の平和と、諸関係国との経済政策等が円滑に円満に循環するよう、世界中の神仏に祈りの誠を捧げたい。祈りの形は、真言宗の僧侶に出来ることの1つとして護摩供があるが、勝福寺に護摩堂はなく、現在は本堂の片隅での修法となっている。

Gikoohは世界平和の為、鎮護国家の為、そして地域安定の為に出来るだけ早い時期に専用の護摩堂を建立して、修法の回数を増やしたいと改めて感じている。

新たな風がすべての人々に幸福をもたらしますように…。
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境内にベンチを

2016-11-07 22:50:38 | Weblog
午後からは檀務で出掛けたが、それ以外は如常の1日。

さて、写真は美星町方面にある「雑貨&アンティークショップ」で本日の朝に求めてきた長椅子。作られてから数十年は経過していると思うけれど、十分使用出来る状態だ。勝福寺では、行事や季節にもよるが、近年ご来山者様が増加傾向にあり、屋外用ベンチも少し増やそうと思っている。とは言え、新たに次々こしらえられるようなリッチな環境ではないので、アンティークは色々な意味で助かっている。それに何より、時代を重ねている分、山寺の雰囲気ととても折り合いが良く、気に入っている。

ショップからの帰り際、昨日まで同店でOpenカフェを出店されていたというマスターと偶然知り合い、しばし雑談…。マスター自ら焙煎された深入りのオリジナル珈琲豆を分けて頂いた。その夜、ミルで豆を挽きサイホンで淹れてみた。とても香りが良く、マスターについて知りたくなった。
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浅野太鼓楽器店の社長ご来山

2016-11-06 22:44:01 | Weblog
午前中は法事があり、午後からはブロッコリーや菜の花の苗を植えたり如常の1日。

さて、先週4日は石川県より浅野太鼓楽器店の社長が直々にご来山なされた。数ある太鼓メーカーの中でも同店は慶長14年創業という老舗で、和太鼓のメーカーの中では知る人ぞ知るトップメーカーの1つだ。

勝福寺では先般、檀家様より8寸の胴長太鼓をご寄贈頂いたことは以前(8月13日と29日のブログ)で紹介させて頂いている。明治19年(1886年)に新調されたこの小さな太鼓は130年歳、経年の劣化に伴う皮の張替え作業等を必要としていた。そして、太鼓屋を探している時に、備前瀬戸内呼松太鼓の打ち手でもある兄に浅野太鼓様を紹介してもらい、ご縁を頂いた。

修繕を終えた太鼓は先月10月15日に無事帰山。皮の張替えと、当時の風合いを残す手法は見事で、とても満足していた。ところが1つだけ気になるのが、要ともいうべき音。修繕前は皮が僅かに破れながらも「ドン」と響いていたものが「トン」。これは皮が新しく張り替えられたことによる自然現象なのだが、元のように低音で鳴るようになるには相当の時間を要するなと感じていた。

ふとそのことを浅野太鼓様に相談申しあげると、Gikoohの心を汲み取られ、「出来るだけ好みの音色に近づけよう」と、わざわざご来山頂くことになった。面会して直接という思いもよらぬご配慮に、Gikoohの心は鷲掴みにされた。

そしてご来山。お抹茶で一服頂いた後に、いよいよ作業開始。この度は「音下げ」という作業だ。

Gikoohは勝福寺の太鼓が秘めた可能性を極限まで引き出したいという想いがあり、作業を見守った。とても寡黙だが手慣れた手つきで、鋲を1本ずつ抜いては打ちの繰り返し、そして少しずつ低音が効くようになってきた。8寸の胴長太鼓はこれで限界というところまで音を下げて頂いた。そして、社長より、古来より太鼓は職人が作り、音色は打ち手が作るという言い伝えがあることを教わった。修繕前の低音には至らないものの、太鼓の音作りに参加させて頂いたことで、理解が深まった。これからはGikoohが魂を込めて太鼓を打ち、好みの音色にしていき、音を虹色のように輝かせたい、そう思った。

そして、勝福寺にはもう1つ、以前から使用している1尺2寸の平太鼓がある。欅製で杢目も美しく、良い音がしそうなオーラを放っているのだが、新調後15年経過しても、「カンカン」と甲高い音から殆ど変わらず、般若心経などを打つ法楽太鼓には向かなった。近年、購入店にこの太鼓の音下げを依頼し、相当な打ち込みをしてご尽力頂いたのだが、残念ながら思うような結果には至らなかった。しかし、Gikoohはこの太鼓が本来の力を発揮出来ていないことを感じていたので、複雑な思いは拭えなかった。

そこで、浅野太鼓様の社長に胸の内を相談申し上げた。「何とかしよう」と快諾、そして作業開始。社長自身自ら職人であり、その仕事の一部始終を見学させて頂いたのだが、その仕事ぶりはやはり凄く、不思議な光景だった。

その結果、本当に驚いたのだが1尺2寸の平太鼓は、Gikooh好みの「ドンドン」という低音が見事に鳴り響くようになっており、まるで別物と化していた。なんて凄い手腕なのだろうかと、ただただ驚いた。

太鼓の音色は天空に大地にも、そして人々の魂にも響く、神秘的な楽器だと思う。勝福寺では護摩供養などで法楽太鼓を打つが、ご参詣の皆様が晴れ晴れと満ちて帰られるように、この太鼓達を活用したいと思う。

どんな道でもそうだけれど、本物の世界、本物の人に出逢うことは有難い。
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朝晩寒く

2016-11-03 22:19:57 | Weblog
11月3日、文化の日。午前中は法事があり、午後からは来客が続くなど多用になった。10月は予定に余裕があったが、今月は用事多く体調管理に留意せねばと思う。皆様も風邪などご用心を。
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炭の火入れ

2016-11-02 22:11:37 | Weblog
如常の1日。11月の声を聴き、朝晩の気温が一段と下がるようになった。勝福寺では本日、寺務所の火鉢(備前焼)に炭の火入れをした。炭熱が部屋全体をほのかに包み込み、良い感じになっている。早速、湯を沸かして煎茶を淹れたが、美味しい。

電気ポットは手軽で便利だけど風情に欠け、やはりひと手間かけて淹れるお茶は良い。
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諸行無常の教えを味わう

2016-11-01 21:52:40 | Weblog
午前中は茶道の稽古があり、午後からは如常の1日。「常の如し」と書けることがいかに有難いことなのか、Gikoohは改めて実感している。

先週末、中国観音巡りの旅に出た。

今回は第30番札所「長谷寺」(鳥取県倉吉市)と国宝・投入堂で有名な第31番札所「三佛寺」(三朝町)の二ヶ寺。

この時点で既にお気づきの人も多いと思うが、長谷寺のある倉吉は10月21日にマグニチュード6,6、震度6弱の震源地となった場所だ。報道で大変な状況にあることを承知していたから、旅に出ることを間際まで躊躇ったが、勝福寺の本尊様と対峙し、何か直感めいたものがあり、訪ねることにした。

倉吉までは総社から2時間半程で向かえる距離だ。震源が近づくたびにブルーシートで覆われた屋根が目立ち、事の重大さを実感した。当地方は余震が11月1日現在も続いている。現地の人と接して痛感したことは町全体の多くが家屋の損壊に遭遇し、そして心が計り知れないほど深く傷ついている現状を伺った。

今、全国各地で地震や台風、或いは原発事故等の影響で不自由な生活を余儀なくされておられる方々が大勢いらっしゃる。Gikoohの住む総社市とて、いつそうなるか分からない。

Gikoohに今やるべきことは、天空や大地の神仏をただただ鎮まるように拝むことだと思っている。大地も、山々も、空の雲も、川も海もすべてのものは生きている。そしてそれらには意思があると信じているから、Gikoohは真言行者として微力ではあるけれど、大難は小難に、小難は無難であるように日々祈っている。そして、被災されておられる方々が少しでもお元気になられるよう、心を寄り添いたいと思う。

お釈迦様は諸行無常という教えを説かれた。世の中の諸々の事象は常無しということだが、良いことも永遠には続かないように、悪いことも永遠でははい。今は辛い境遇に置かれていても、時間は掛かるかも知れないが、じっと耐えれば必ず温かい春は来ると信じて、何とか乗り切って頂きたいと、切に願う。

今回の観音旅は、世の事象について深く考えさせられる、貴重な体験となった。
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