勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

毎月21日は弘法大師のご聖日

2018-05-21 22:26:28 | Weblog
毎月21日は弘法大師(お大師さま)のご聖日。勝福寺でも、御影供(みえく)と称し、ご尊像の前で供養の法要を修している。お大師さまの御影を拝すると、右手に五鈷杵(ごこしょ)、左手にお数珠をお持ちになられている。五鈷杵は智慧を象徴する法具、お数珠は慈悲を象徴する法具だが、お大師さまは、入定留身(にゅうじょうるしん)といって、魂をこの世に留め置かれていることを意味する。従って今なお、お大師さまは高野山「奥の院」の御廟において、悩み多き私たちを「智慧」と「慈悲」で加持護念頂いていることに想いを至らしめば、その有難さをお察し頂けると思う。

今日は清々しい陽気に誘われ、Gikoohはお大師さまが讃岐でお生まれになられて、高野山でご入定されるまでの62年間のご生涯を振り返った。やはりその偉大さは凄いと思う。

御影供のあと、有志の僧侶が集って月例の勉強会があり、午後からは運転免許証の更新手続きに行ってきた。5年ぶりの証明写真…、5年の歳月…。徐々に変わり行く自分の姿や周辺の環境に諸行無常を感じた。日々を大切にせねば。
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