勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

8月15日の萬燈会

2012-08-16 22:31:06 | Weblog
6日ぶりの日替わりになった。お盆を迎える準備や、萬燈会の準備等とても多用な毎日だったけれど、お盆の関連行事はすべてひと段落した。

昨夜は第3回目となる萬燈会を行い、多くの方々にお参りを頂いた。設営に際し、お手伝い頂いた檀徒有志の方々、いのうえエヴァホールの方々、仏具のほうりんの方々のお蔭で良い萬燈会となった。大変に有難い。

今年は、新たにグリーンティのお接待や紙芝居の上演、そしてスーパーボールすくいコーナーを設けたところ、どちらも好評を頂き、子供さんの数が随分増えたように感じた。紙芝居は「小僧さんの地獄めぐり」(脚本・画/諸橋精光さん)という、古くからお寺に伝わる地獄絵図の絵解きを容易に再現し、生命の尊さを伝える素晴らしい構成となっている。紙芝居はテレビやDVDの一方的な多情報とは異なり、ゆっくりと場面展開をしながら視聴者に何かを感じてもらいながら情報を伝えていくというアナログ方式だ。近年Gikoohは、紙芝居が秘めた力のようなものに着目し、事あるごとに伝道していければと思っている。昨夜の紙芝居は家内の母に読み手をお願いした。台詞が聞きやすく、早さもとても良かったので、聞き手も場面が漠然と想像出来て良い雰囲気だった。

写真はスーパーボールすくい。意外なことに子供のみらならず、大人も楽しむことが出来たご様子だった。こういったことを少しずつ定着させて、やがては勝福寺で盆踊りをするのが夢だ。お盆に、萬燈で諸仏や先祖を供養し、帰省した先祖の精霊と共に盆踊りをするという本来の姿で、いつか復興させたい。盆踊りの由来である目連尊者のことは、またの機会にしたい。
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