勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

立春

2010-02-04 22:52:57 | Weblog
2月4日。暦の上では今日から春になり、気温は低いけれど春という響きは何処となく心温まるものがある。一方世間では、学生ならば別れと出逢い、社会人であれば退職や入社、転勤など喜びと儚さの入り混じった季節だ。諸行無常の真理がある以上、社会全体の大きな波に身を任せねばならない。

今日、横綱・朝青龍の引退会見を見た。記者に「今までで一番嬉しかったことは?」との問いに、横綱は(2001年5月)「両親の前で横綱・武蔵丸を倒したこと…誇りに思った」と、それまで淡々と答えていたその眼には涙が溢れていた。何かと世間を騒がせてきたが、現況の相撲界を支え続けた重鎮でもあった。Gikoohは記者と横綱のやりとりに「横綱も人の子」だと感動した。

ところで、Gikoohは一昨日まで毎晩遅くまで雑務や星供の準備をしていて寝不足気味だったのだけど、今は久々に心身共にゆっくりしている。Gikoohは忙しくても、暇であってもどんな状況に置かれても平気なのだけれど、もともと丑歳なのかのんびりすることが性に合っている。

いつものように子供達を風呂へ入れ、夜9時に境内で施餓鬼供養をすると1日の務めが終わる。今、寺務所で独り煎茶を飲んでいるのだが、閑かな気持ちでゆったりしている。

皆様も道具を揃えて煎茶を始めませんか?
コメント
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