勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

香煙

2009-04-06 22:58:59 | Weblog
夕方から仏器を磨いている。真鍮製の仏具にそれ用の液体をつけて磨くのだが、きらりと光っていると拝んでいても気持ちが良い。先日、気学の師匠から頂いた沈香を昨日の朝から仏前に供香させて頂いている。綺麗な仏具に上品な香の薫り、Gikoohにとって至福のひと時となる。勝福寺では、その日の気候や気分によってお香の銘柄を使い分けている。空気が乾いていれば香煙は上へ昇り、重たければ低い所をくゆる。上質であるという前提のもと、その日の雰囲気によって多種の香を仏様達に楽しんで頂ければと思っている。昨日今日は、香煙がまっすぐ立ち昇ってから本堂全体に降り注ぐような感じなので、仏様が沈香をとても気に入られているように感じている。自分の感性だけではなく、常に諸々の気と対話するように接するのがGikooh流だ。

ところで、今日は家内の従姉妹夫婦が来山され、昼食を友にした。以前にも触れたことがあるのだけれど、ご主人はアメリカの方で今回初めてメキシコ料理を作って下さった。ご夫婦ともに優しく、またいずれ当webでも紹介出来ればと思っている。スパイシーな料理もとても美味しかった。
コメント
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