勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

よもやま話

2008-05-24 22:51:32 | Weblog
今朝方からポツリポツリと降り出した雨は昼過ぎから雨粒が大きくなり、夜遅くなってもやむ気配はない。でもGikoohはこんな雨模様も好きで、畑の作物にも良いし、心も静かになる。

今日は午前中に法事があった。Gikoohと同世代の施主の方は、供養する親の年もGikoohの親と同世代なので、その気持を十分察した。

午後からは夜の仏教講話に備えて、諸準備や勉強をした。今は般若心経の「無苦集滅道」のところだけど、お話をしながら「世間にもっと、この教義を生で弘めたい」と思った。昨夜9時からのNHKニュースで、20代~30代に鬱病が増加していると知ったが、その解決策は般若心経で答えを見出せると考えている。それも曖昧ではなく具体的に…。

話は飛び飛びになるが、今ふとこんなことを思い出した。これはお寺の住職達に向けてある方の談話だ。「お寺の和尚さんというものは、落ち着いてお茶を飲んで自然を愛して心を磨け。日本の文化に触れて教養を高めよと。そんな生活をしておれば、お道具類も良い物があるはずなのに、お寺に足を運んでも良いお道具が少ない。お道具に関心を示さない和尚さんが多すぎる」と。確かに、年配の和尚さん別格としてGikoohと同世代の和尚さんで所謂文人趣味のある人は少ない。これが何を物語るのか。ブルレコの連載コラムで書こうか否か考えている。
コメント
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