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遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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地球の裏側探訪記(3) 膨大な水量

2017-02-08 13:03:12 | 行ってきました
    国定公園入口事務所
   シェラトンのフロントの後ろは滝である
    園内の遊歩鉄道
   遊歩道完備
   大河は悠々と流れる
   遊歩道はほとんどが橋だ
   絶景ポイント 悪魔の喉笛

アルゼンチン到着2日目は、7:05ホテル発でアエロパルケ国内空港へ。迎えの運転手は律儀に5分前にはホテル到着。中々のものだと感心。ところが、空港へ着いてみると窓口は長蛇の列。こちらはサマーバケーション真っ最中、しかもそこに中国人団体客が加わり、数百人の行列。インフォメーションも慌てた風もなく「この列だ」と示す。

フライトは9:05発なのに、8:35分過ぎてもまだ窓口まで届かず、行列はノロノロ進む。さすがに離陸予定時刻15分ほど前に係員が行列のロープを外し窓口に誘導してくれた。しかし機体まで行くバスものんびりしたもので、出発まで15分ほど足止め。ドアが閉まると乗客から拍手が起きたほど待たされた。しかしイラつく客はほとんど無く、ここでもラテンの血が流れているのを確認。

ちなみに、アルゼンチンでは航空機が着陸すると乗客は期せずして拍手する。40年位前の日本のようです。何やかやと時間がかかり、離陸は1時間遅れの10:05分。イグアス空港へ着いたのは12時近かった。

現地で出迎えてくれたのはガイドのホセ・ルイーズさんとドライバーのラウルさん。イグアスの滝一帯は国定公園(国立公園?)になっていて、地方のお金持ちが教会を通じて寄付をしたお金で成り立っている。そのせいか園内の鉄道や、トラック輸送、遊覧船はお金を払わなかった。

ホセ・ルイーズさんは中年のベテランガイドで、若い頃南山大学神学科に留学し、豊田や刈谷にホームステイしたこともあるそうだ。「山手通り」の名前を地球の裏側で聞こうとは思わなかった。公園事務所で受付を済ましたら、まずはホテルにチェックイン。フロントの遥か後ろに滝が白煙を上げている。部屋も滝側で眺めが良い。

一休みする間もなく、裏庭集合。急ぎ足で園内電車乗り場にゆき、遊歩橋を渉って滝の核心部「悪魔の喉笛」へ。
ブラジルとの国境でもある、すごい迫力だ。足下を轟々と水が流れてゆく。人も多い。普段より水量が少し多いそうだ。しばし呆然と水を眺める。(この項続く)

   圧倒的な水量で流れるイグアスの滝

地球の裏側探訪記(2) タンゴの国 

2017-02-06 15:04:01 | 行ってきました
     タンゴショーレストラン
   オペラ劇場を思い出させる

   前菜
   メインのステーキ
   ワインも豊か
   デザート
 ブエノスアイレスの初めての夜はタンゴディナーショーでの幕開きである。繁華街にあるホテルから15分足らずのタンゴショーレストランへ。8時半頃から始まる食事、ショーが始まったのは9時を遥かに回っていた。

まずでてきた食事は前菜、メイン、デザートの3皿で(写真がボケていて申し訳ない)さすがアルゼンチンらしくステーキは500gくらいあろうかというボリューム。しかも牛肉はパサパサしたものでなくジューシーで旨い。残念ながら、もう若くないので半分くらいしか食べられなかった。頼んだ赤ワインも美味しかった。

デザートの頃から舞台のスクリーンに古い時代のフィルムが上映され郷愁を誘った後、いよいよショーの始まり。暗転した舞台に浮かび上がったのは、男性歌手の独唱、続いて集団の群舞、そして一組のタンゴへと続く。舞台の上半分の空間にはバイオリン、ビオラ、チェロ、アコーディオン、バンドネオン、など7,8人編成の楽団が曲を奏でる。

これはもともとは優男と娼婦のダンスが起源だと言うが、実に官能的で情熱的である。正確にステップを踏むという点では日本人も十分対応できそうだが、この官能の表現はラテンの人たちには敵わないのではないか。美味しい肉を食べ、ワインを味わい、歯切れのよい音楽を聞き、流れるようなダンスを眼にし、これぞ肉食文化だと存分に楽しんだ。

帰路についたのは間もなく12時になろうかという時間であった。これだけ毎晩目一杯楽しんでいればアルゼンチンがデフォルトになるのはむべなるかな、というところか。私には暮らせそうにないが、楽しそうな国である。


   舞台上部の楽団席
   踊りは続く

地球の裏側探訪記(1) ブエノスアイレスまで

2017-02-04 15:53:03 | 行ってきました
いよいよ旅の始まり
   仁川国際空港
    ラウンジで一休み
   搭乗機

今回の旅はセントレアから始まった。ほぼお昼くらいに発ち、仁川国際空港でルフトハンザに乗り換え、フランクフルトでまたルフト便に乗り継ぎし、ブエノスアイレスに着いたのは翌日の朝8時、長い長い飛行時間である。時差もあり所要時間は乗り継ぎも含めると30時間以上にもなった。

ブエノスアイレスは真夏。セントレアは真冬の寒さであったが、ここではジリジリとした暑さの中、地球の裏側に来たなあ、と実感した。空港では個人ツアーを手配してくれた旅行社の係員の出迎えを受け、さっぱりわからないスペイン語とカタコトの英語でなんとかホテル迄たどり着いた。

ホテルは繁華街の真っ直中にあるが、ブエノスアイレスのこの辺りの治安状況はあんまりよろしくなく、道路でのカメラ撮影も少々不便であった。とにかくチェックインして部屋に案内され、ひとまず旅装を解いて一休みした。いよいよ南米の旅の始まりである。

   ビジネスラウンジ
   仁川国際空港の通路
   ここからはルフトハンザ

   ブエノスアイレス ホテル・ブリストル

長い旅から戻って

2017-02-03 15:48:28 | 行ってきました
   タンゴの国アルゼンチン
   フィッツロイの山々
   グレイ湖とパイネの山

長らくご無沙汰をいたしました。1月半ばから昨日まで約三週間アルゼンチン、チリ、ボリビアを旅してきました。地球の裏側まで行ったことになりますが、流石に遠いところでした。

それはさておき、南アメリカでは今まで知らなかった大自然の雄大さ、野生動物の豊かさ、などに触れ合えた素晴らしい景観を楽しむことが出来ました。また現地で知りましたが、小国ボリビアの敗戦を続けた歴史とクーデターの歴史は、半分以上が軍出身の大統領で、彼等が政権を握ると、どうしても戦争を引き起こしがちになるように感じました。(実際には戦いの現実を知らない文民の方が戦争をしがちだとの見方もありますが)

それぞれの土地で出会ったガイドや運転手さんはいずれも仕事熱心で、人間の暖かさを感じました。全体的にこれらの南米の国々は先進国とはいえませんが、人々は逞しく生活を楽しんでいるように見えます。行ってみて今まで殆ど知らなかった国々が少し好きになりました。

また、何よりもこの旅が楽しく、充実したものになったのは、スルーガイドの本庄遼馬くんのおかげです。彼の豊富な知識と、堪能なスペイン語、明確な理解力、控えめだが的確な発言と気配り、骨惜しみをしない行動力は、26歳とは思えないレベルの高さでした。彼は十分外国で活躍していける日本人だとおもいます。

私自身身体が徐々に衰えてきて、高度順応を含め色々な場面で支障が出始めてきていますが、機会を作ってもう一度くらいは、南米に行ってみたい。そのときにはぜひ彼にガイドを頼みたいと思っています。

旅日記については徐々に書き記すとして、とりあえずご無沙汰のお詫びと概略のご報告を申し上げます。

   イグアスの滝
      パイネの山塊
   ウユニ塩湖の夕暮れ