遅いことは猫でもやる

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南米旅行ー黄金の珈琲

2017-07-15 09:17:34 | 行ってきました







博物館前の屋台コーヒー

さすが南米と言うべきか、黄金博物館の前、公園との間にコーヒーの屋台が出ていた。小さな屋台に道具をぎっしり積み込んで、美味しそうな香りを漂わせていた。見ていると焙煎、ミル(豆挽き)、ドリップと一通りこなしている。

お客もポツポツと付いているようで、店主?のお兄さんは手持ち無沙汰の様子がない。美味しそうな香りが博物館疲れの鼻腔を刺激してくる。思わず私も一杯注文した。1500ペソが高いか安いかよくわからないが、「ストロング?レギュラー?シュガー?」と聞かれ、「レギュラー、ノーシュガー」、と答えた。

目の前で焙煎をしてくれ、手順を踏んで紙コップで出された一杯。大した期待はしていなかったが、これがうまかった。パアッと鼻腔に広がる香り、マイルドではあるがしっかりした苦味、ほのかな酸味、後味にのこる甘味と言うか旨味、これが屋台で出て来るの?とちょっとした驚きだ。ストロングにしなくて正解だったと安心。

俗に蕎麦は挽きたて、打ち立て、茹でたてと「3たて」が美味しいと言われているが、あれと同じか。煎りたて、挽きたて、淹れたてだからうまいのか、原産地の品質なのか、お兄さんの腕なのか、とにかく忘れられない一杯だった。黄金博物館の前で飲んだ黄金の味のコーヒーだった。