あちこちに立つ兵士
警戒していたコロンビア、ボゴタの治安は予想を遥かに上回るものだった。もちろんホテルで聞いた進入禁止区域には行かなかったが、街角には兵士があちこちに立ち、繁華街では警官もパトロールをしている。
5人の若者に対する職務質問の徹底や、日曜日は美術館、博物館が無料と言うのは当局の積極的な観光客誘致の姿勢を感じる。
旧市街を歩いていて上の教会方面から降りてきた婦人が何かスペイン語で話しかけてきたが、通じないと見るや「キャン・ユー・スピーク・イングリッシュ?」と聞いてきた。坂の下の博物館密集地帯を指差し「あっちだ」と何か教えてくれる。
また昼飯を食べたレストランから出てきた若者は、通りすがりの我々に向かって何か喋る。多分「ここは色々メニューがあるし、美味しいよ」と教えてくれたのだろう。スペイン語がまるでわからないのが残念だ。
こうしてみると、治安の維持と観光客を迎える親切さは我々に伝わってくる。イメージにあった、麻薬の巣窟、ギャングの跳梁と言ったものは完全に拭い去られた。これなら今後観光客は増えてくるだろう。