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祈りの島へ(3)

2011-05-24 08:29:30 | 行ってきました

沖縄3日目

今日はゆっくり朝食。ホテルのバッフェは相変わらず繁盛。中国人が多い。




知人にすすめらた北のほうの今帰仁村城址へ、ちょっとしたドライブ。陽気と日
差しがまるで5月だ。さすが南の島である。ブーゲンビリアンだろうか、赤い花
が咲いている。こちらの高速道路は社会実験中とかで無料である。自衛隊の特殊
車両が多く走っていた。今帰仁村(なきじん)城跡は近くの5つの城(ぐすく)
とともに世界遺産だ。そのなかでは最大。


今帰仁城俯瞰模型

城壁

城門

本丸跡といったところ


御嶽跡

ボランティアの案内人を頼む。北海道出身の元教師で歴史を良く知っている。
でも、この城の石垣は万里の長城を真似たそうだが、スケールが全く違うだろう。
沖縄の城は。城壁がめぐらされており、本土の城とはちょっと趣が違う。いかに
もこじんまりとした城である。
昨日行った知念城跡と違うのは、石灰岩が固い古代石灰岩で石垣が積まれている
。石の表面の凹凸がない。城壁は100年かかってできたそうだ。1600年代
沖縄は大きく三つの地域に分かれ争っていた。中山、北山、南山で今帰仁は北山
である。断崖に面した地勢を生かした城跡だ。ここにもうたき(御嶽)が設けら
れていた。

ついでながら、沖縄には「え、お」の母音はない。お→う、え→いになるという。
おたけ→うたき、である。これを聞いて外国語のような言葉が少しは理解できる
ようになった。祈るときにお札(うちかび)を供える風習がある。


城壁からの遠望

そ~れ定食は健康食(野菜中心)

3月10日なのに桜まつりは終わっていた。今帰仁の道の駅「そ~れ」で昼食。
いかにも健康食という感じの定食だった。


古宇利島近辺

近くの古宇利島へ。島々をめぐる橋が立派に整備されている。これも公共投資支
援なのだろう。遠浅の海がエメラルドグリーンに彩られていた。


辺野古の海岸

帰途、普天間基地移転先候補の辺野古海岸へ寄る。土のうが積まれ、きれいな海
に重機が動いている。反対派のテントがあり、住民が交代で詰めているようだ。
静かできれいな海に相応しくない動きだ。基地でなくても素晴らしい自然に手を
加えるのは惜しい気がする。


綺麗サッパリ。食った食った。

夕食は糸満市の「海あじ」へ。ホテルで貰ったクーポンの店へ行く予定で、タク
シーに乗ったら「あそこは観光客相手だよ。地元客に評判がいいのはここだ」と
遠慮がちに教えてくれたのがこの店。子供をおぶったおばさんが出迎えてくれた。

たしかにお客は地元の人ばかりらしい。勤め帰りの人、おばさん二人連れ、土建
関係の二人連れetc。刺し盛りに泡盛ボトル2本で愉しむ人、上寿司、アグー
串、巻寿司、海あじサラダ、あら煮と食べる方に専念する二人連れ。周りがあま
りに美味そうなので、我々も次々頼んだ。

島ダコ、グルクン、かつおの刺身、ジーミ豆腐、海ぶどう、アーサの天麩羅、あ
ら煮、サーモン・アボガドのサラダ、牛の串焼き、島らっきょう、とどれもうま
い。酒は生ビール、泡盛「豊吉」。やや甘口だが、肴によく合う。かなり空けた
ところでお勘定。「ボトルキープなさいますか?」と聞かれたので「もって帰り
ます」と答え、ホテルで残りを味わった。すっかり沖縄の酒、食を堪能した。

この店を教えてくれた運転手さんに感謝。