遅いことは猫でもやる

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豪農の館で昼の宴

2011-05-03 08:01:10 | 雑感

豪壮な作りの家である


滞在している別荘地の一角に、周りの家とちょっと雰囲気の変わった、大きな和
風建築の家がある。散歩の折り、その前を通りながら「なんだろう?」と感じて
いた。関東のガス会社の厚生寮らしい。家内がネットで調べた。
一般の人も、一週間前に予約をすれば、利用出来るという。原則一日一席だ。

ゴールデンウイーク真っ只中の一時を過ごした。
義兄、義姉の快気祝いの席をここで設けることにたのである。

入ってみて驚いた。なるほど、豪壮な造りである。福井の養蚕農家の家を移築したのだそうだ。150年前の家で、松、檜、欅がふんだんに使われている。尺余の大黒柱、太い梁が走っている。2室ある宿泊部屋は、和風スイートの趣だ。


宴の席

小さなコンサートも行う大リビングルームの横が食堂である。ゆったりと空間が広がり、
気持ちが安らぐ。ここで昼席のコースを頂く。


前菜三種とグリーンスープ

筍と鯛のヨーグルトソースかけ

牛肉の炙り(食べかけ。ウマそうなのでつい箸が先行する)

山菜の天麩羅(この前に雑炊風箸休めが来たが、思わず食べてしまった)

最後の雑炊

デザートと地酒「一瓢」
前菜は、ホタルイカとぜんまいの味噌和え、甘エビの酒盗まぶし、こしあぶらの
胡麻汚し、と春の山菜で洒落ている。酒は信濃錦の辛口吟醸「一瓢」を選んだ。
これがまた料理に合う。続いて筍と鯛のヨーグルトソースかけ。ここのシェフは
和風素材を洋風にあしらうのが得意のようだ。ここでグリーンスープ。さらに牛
肉を炭火であぶり、雑炊風の箸休めと進む。これで終わりだなと感じていたら、
天麩羅、雑炊、デザートが出てくる。いずれも品よく、味もスマートである。酒
が進むこと。器も吟味してあり、料理にマッチしている。いずれにしても昼間の
酒はよくまわる。気分が良く、滞在3時間を超えてしまった。会話が弾み、いさ
さか酔っ払った。

我々総勢6人だけでこの空間を独占し、料理を楽しんだ。中居さん(社員?)も気持よく接遇してくれる。営業べースではとても赤字だろう。会社の付属施設だからできるサービスだ。
とても気持ちよく、贅沢な時間を過ごさせていただいた。満足した連休の一日である。