blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

友の近況

2009-12-16 | 風の備忘録 
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ヒッピーから農業へ
 熊本県赤水で農に従事する山口力男さん。
全国農協青年組織協議会委員長として活躍する一方、農業の振興と、
都市生活者との交流の拠点として「阿蘇百姓村」を運営してきた。
地球の資源を浪費して効率や競争原理だけで動く社会は、進歩・発展を謳いながら、
結局破滅への道を進んでいるのではないか――山口さんは厳しく警鐘を鳴らす。
60歳を迎えた今、自らの農を総括し、百姓としての楽しい村作りの抱負を語る。


農に就く決意


自分には自然豊かな環境が合っているな、とは思った。田舎が一番ですよ。
なんてったって、気持ちいい。

 はじめは農業やろうというより、とにかく田舎にいたかった。それだけでした。
私が一番楽にしていられる環境とはどこかと考えると、この田舎であることがわかった。
田舎にいるときが気持が正直になれる。

友の近況2

2009-12-15 | 風の備忘録 
山口 力男さん

やまぐち りきお山口 力男さん阿蘇百姓村村長

1947年

熊本県阿蘇の赤水に生まれる。
同志社大学法学部へ進むが中退。世界各国を放浪。

1973年

帰郷。数年後、30歳を前に農業を決意。

1993年


「阿蘇百姓村」を開村。農業の振興と、都市生活者との交流の拠点にする。

この間、農協の活動にも携わり、全国農協青年組織協議会委員長としても活躍する。
60歳になり、百姓村の新しい展開を準備している。

【阿蘇百姓村】(民宿も経営)
熊本県阿蘇市赤水830-1
電話:0967-35-1414 FAX:0967-35-0487

 
映画「恋するトマト」のキャンペーンに九州の友、山口力男氏がメッセージを寄せている。

 企画・脚本・製作総指揮・主演 大地康雄
監督 南部英夫
出演 アリス・ディクソン/富田靖子/村田雄浩/ルビー・モレノ/織本順吉/いまむらいずみ

東京渋谷、宮下公園 公共とは

2009-12-15 | 風の備忘録 
ourplanet-TVの番組。
http://www.ourplanet-tv.org
宮下公園~TOKYO/SHIBUYA~
市場原理と自治の鬩ぎ合い
Noting about us,Without us
私たち抜きで私たちのことを決めるな)"
東京渋谷宮下公園はネーミングライツ契約によって来年4月に
「宮下ナキパーク」と名前が変わり、スポーツ公園に改修される予定だ。
宮下公園の改修計画の背景にどのような事情があったのか―。
●「宮下公園」 #1 ~宮下公園ナイキ化計画~
http://www.youtube.com/watch?v=mxtTx0z-2mQ
●「宮下公園」 #2 ~ホームレス
http://www.youtube.com/watch?v=inNLWGQvwCE
●「宮下公園」 #3 ~要望書よりも早い企業からの提案~
http://www.youtube.com/watch?v=q8MIRKVOCsk

●「宮下公園」 #4 ~署名はNIKEと関係の深いスケーターが出した~
http://www.youtube.com/watch?v=AqeHT9TIZWg


●「宮下公園」 #5 ~ナイキと児童労働~
http://www.youtube.com/watch?v=q4yVJU199SY


●「宮下公園」 #7 ~選委員会、ナイキともう一社は?~
http://www.youtube.com/watch?v=4Jzm517V_Hs
幼馴染みが区議としてインタビューに答えていた。
宮下の北1?、明治神宮辺りが国木田独歩の「武蔵野」の舞台だ。

父が宮下の辺りに水車小屋あったと話していた。
戦後、渋谷は東京外のターミナルに、そして高度成長。
宮下公園が大きく変わったのは東京オリンピックによる再開発以降だ

2009年12月12日 今日は晴れ

2009-12-13 | 農作業
今日は晴れ 昨日は雨、今日は空気が澄んで大菩薩峠がよく見える
雨樋工事 準備完了 今日は一人作業
夕刻、友人の通夜へ
浦和 12日まち・酉の市
通夜を終え人触り求めて祭りの中へ
年に1度の酉の市。これがあるからこの町が好きなのだ。

blog  共に学び・働く―「障害」というしがらみ編み直す

2009-12-11 | 龍神伝心
共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す
  このブログでは、

近年ますます膨張し複雑化している「障害」や「病気」のイメージ、
そのイメージによって人と人が分け隔てられる社会のありようを問い直してゆきます。
ただし、まだブログ初心者なので、当分はこの趣旨に沿ったイベントの案内を中心にします。
(案内人・山下 浩志)


このブログの関連ホームページ等
わらじの会HP:http://warajinokai.at.infoseek.co.jp/
黄色い部屋HP:http://members.at.infoseek.co.jp/TOKOnews/
障害者の職場参加をすすめる会HP:http://www5b.biglobe.ne.jp/~yellow/
社団法人埼玉障害者自立生活協会HP:http://www.sail.or.jp/


「障害」・「病気」と人
 「障害」や「病気」は正しい科学的根拠があることとされ、
「障害者」や「病人」は専門的な処遇の下に置かれるべきという神話が広まっています。
 地域社会に参加する場合は専門的配慮とセットでなければ、「ダンピング」だと言われたり、
時には「迷惑」や「反社会的」存在にもなりうるものとして遠ざけられたりします。
でもそのことによって、人は自分を自分から遠ざけているのではないでしょうか。

しがらみと縁
 しがらみは「柵」と書きます。
この字のつくりの形の通り、川の流れを調節するために杭に枝や柴をからませ川の中に立てたもの。
そこから派生して人と人の関係の意味合いも。
 でも、一般に「縁」が「縁結び」といった形で歓迎されることが多いのにくらべ、
「しがらみ」のほうは「しがらみを断つ」という表現に示されるようにどちらかといえば歓迎されません。
  「縁」も「しがらみ」も、人間の社会関係の一面であり、「縁」をとって「しがらみ」を捨てようというこのごろの社会の傾向は、
けっきょく人と人の「縁」を切り離してゆくことにもつながるのではないでしょうか。

しがらみを編む
 世界に向き合い、世界をきりひらこうとしつつも、時に挫折したりおじけづいたりしたとき、
そしてしかたなく、しがらみに身をゆだねてみたとき、思いがけず浮かぶ瀬もあることを、
「障害」や「病気」とのつきあいの中で発見しています。

このブログの管理者・山下へのお便りは
  e-mail: waraji@muf.biglobe.ne.jp へどうぞ。  
福祉農園の会員「わらじの会」の山下浩志さんの好きな言葉
「同床異夢」
「人は自己の友のうちに最上の敵を有せねばならぬ」(ニーチェ)
「いじめっ子も友達」(白倉保子)
「位置づけだか、お茶漬けだか」(八木下浩)
「おれらもかぞくのせやになんねえでまちのなかでいきてえ。
知事さん考えてくんろ」(新坂光子)

「あたりまえに差別されること」(猪瀬良一)
「一緒がいいならなぜ分けた」(北村小夜…特殊学級の教え子の言葉)
「がっこうにいれろ。いちねんいかなかった。そうだよ。
ほんとよ。
おおぶくろしょうがっこう、こしがやし。ほんとうにいきたかったよ。」(新坂きみ子)
「自立の思想は共生共育の思想とぶつかりあう」(篠原睦冶)
見沼田んぼ福祉農園通信

2009年12月7日 モンゴル国からの来訪者あり

2009-12-08 | 風の備忘録 
自分たちでものを植えて育てるという営みがまだ一般的はないモンゴル。
モンルで家庭菜園づくりや学校菜園づくりをしているふたりの方が埼玉に来ました。
その2名が、ぜひ日本の最先端事例として福祉農園を観たいと来てくれた。
堆肥場の土を確認する
土で繋がる
シンポジウム
モンゴル国ウランバートル市ゲル地区
住環境の自律改善
私たちは家庭菜園作りを通して、
住民の生活環境の改善と、学校と住民のネットワーク構築を目指しています。
学校での野菜作りの試みと今後の課題について
ヤサイ・アミド先生
(ウランバートル市バヤンズルフ区第53学校理科教師)
ゲル地区の環境緑化について
ハルタル・ダワー氏(ウランバートル市バヤンズル区第24ホロ協力者)

地域と学校をどうつなぐか?
安藤聡彦教授( 埼玉大教育学部)
2年間の取り組みを通して見えてきたこと


第1部12/ 9(水)16:30~
埼玉大学教養学部大会議室(教養学部棟2階)
第2部12/10(木)18:30~ 
コムナレ浦和第7集会室( 浦和パルコ10階)
■埼玉地域社会活性化プロジェクトチーム主催■埼玉大学国際交流基金・文化科学研究科後援■
■教養学部・梶島邦江・山本充・三浦敦●教育学部・安藤聡彦 ●埼玉県庁・清水昇■

2009年12月7日 たくわん大根の先端に腐れ

2009-12-07 | 農園作り
モンゴルからの見学者来るので農園へ行くと、藤枝さんが地下水位が上がり
先端から腐りの入ったたくわん大根の後始末をしていた。

「冬の間に配水改良をしないと」と藤枝さんが話しかけてくる。
地下水位が上がったため根腐れした大根
原因を調べるために福祉農園から畑1枚先、田んぼを見に行く
福祉農園から畑1枚の先にこうした水浸しの田圃がある。じゃぼじゃぼ状態。
左側が落水した田んぼ。畦の先が福祉農園。右側が冬水田圃。

見沼代用水は開削以来、冬は落水していた

2009-12-07 | 龍神伝心
見沼代用水は17282月に完成。3月より水利が始まる。
見沼代用水は開削以来、冬は落水して水が来ない。
それでも降るように蛍が舞、ウナギがうようよといたのだ。
以下は「見沼学」2号 「鼎談 暮らしと仕事が作った情景」より抜粋
□心に刻んだ原風景
厚澤: 瓶ドウギは、藁かなんかを挿して、
魚が入っちゃって出られなくなっちゃうの。
この辺の雑魚が一杯入るんですよ。

清水: いーっぱい。
厚澤: 雑魚って言ったって、
今いるクチボソじゃないんですよ。
アカシラタ
?とか言って綺麗な魚ね。
清水: オケバリ(=置き針)ってんでね、
夕方ミミズ捕ってね。
夜置いて、そうして朝上げに行くわけ。
でかいナマズが沢山かかってるんだよ。

ウナギもだ。
ウナギなんかグニャグニャいっぱい獲れてね、
おっかなかったよ、俺。
厚澤: 加田屋川の下は、今みたいにヘドロじゃなかったんだ。
川底は粘土質でツルツルしていて、長い藻がいっぱい生えていて、魚もいっぱいいた。
川底に穴があいて、ここにはウナギが

いっぱいいたの。そいで手でウナギを排出した。うまい人は手づかみでウナギを獲った。
清水: で、藻刈り?ってのをやったんですよ。こういうナギナタでもってね。シャーって。
それ危なくて足なんか切ったことあるんだよ。


?藻刈り

用水端や川底に生える藻をナギナタで刈り取る作業。
コンクリート護岸化される前の見沼代用水では、土手の草刈りとともに、
ムラが総出で行う共同作業であった。
代用水の流れが止まる晩秋に行われ、水利組合が各自治体に作業を割り振った。

天の川、流れ星、蛍が照らす夜

2009-12-07 | 龍神伝心
見沼代用水は1728年2月に完成。3月より水利が始まる。
見沼代用水は開削以来、冬は落水して水が来ないはずなのだが。

以下は「見沼学」2号 「鼎談 暮らしと仕事が作った情景」より抜粋
□天の川、流れ星、蛍が照らす夜

厚澤: その頃の空はね、真っ青に澄んでいて、星がキラキラしている天の川が流れていた。
あとは流れ星。かなりの流れ星がサーサーっと流れて、あれが怖くてな。
 満月だったら明るくていいけれど、だいたい25五日過ぎて三日月が来るまでは暗い。
それで神社法事へ行って、マンネンコ?の木採って来いって。
小学四年生から中学三年生までだから。上のほうのやつら威張ってるから、
隠れて脅かすんだよ(笑)。
清水: 悪かったよな(笑)。
厚澤: 悪かった(笑)。そんで喧嘩するでしょ。喧嘩しても必ず誰かが止めた。
殴りっこやったって、怪我することはやらない。
今は喧嘩すると、一人弱い人に寄ってたかって、死ぬまでやるだろ・・・。
それから、昔、見沼代用水はね、下が砂でもって綺麗だった。
清水: 今は砂もなくなっちゃって。
厚澤: 足で触ったってザラザラしていて、見沼用水も綺麗だった。
向こうにある綾瀬川も全部下砂。
見に行くと砂でもってね、シジミがみんなベロだして、
米をぶん撒いたように真っ白くなっているの。
清水: ハマグリなんかもいて、採って醤油ぶっこんで焼いて食っちゃったり。

厚澤: 俺ら学校から帰ってくると、鞄ほっぽって、
ザル持ってすぐ綾瀬川行ってシジミとって来るの。
それも今のあんな臭いシジミじゃない。
夜になると、オケバリ(=置き針)を置いて。
ウナギとかを釣る。瓶ドウギにはザッコがいて。
ザッコがまた甘酸っぱくて美味しいんね。今高級料理になっちゃって。
清水: いくらでも食えちゃうよ。
厚澤: そういう自然のものってのがいっぱいあったの。
そんでこの辺、田尻っていってキュウリやトマトを作っているうちがいっぱいあったの。
魚釣り行くとそのトマト食っちゃってな。
清水: 盗んで食っちゃってな。
厚澤: 昔はね、蛍がこの辺、いっぱい棲んでいたんだ。
こうやっているとね、蛍がすうっと飛んできた。
清水: そうだ、まったくな。蛍を見にきたんだからな。
厚澤: ここはゲンジボタルっていって、大きかったんだ。
清水: 中野田用水っていって、この上流から、埼玉スタジアムのそばを通る川、
そこへ蛍を捕りに行くんだ。
それで次の朝、蛍が売れるんだ。木傘神社の脇のお嬢さんが買いに来るんだよ。

?マンネンコ 
1992年、埼玉みどりのトラスト協会が取得した斜面林(1.36ha) の北東に位置する墓地周辺のこと。
「万人が埋葬された場所」や、「万念という名の僧が死んだ場所」等、その謂れは諸説ある。
台地端に位置し、竹林越しに代用水や雑木林が見下ろせる。
昼なお暗きこの場所は、植生に覆われ、湿った空気が漂う。

2009年12月5日 曇りのち雨

2009-12-05 | 農作業
モグラの活躍始まる芝生広場。冬始まるの感あり
8角テーブルの移設が完了していた。
麦踏み レッズ渋滞
地下水位が上がり先端が変形し腐った大根 ハウス脇の溝にも水が溜まっていた
剪定の終わった梅の木。
剪定前の梅の木。
剪定の終わった梅の枝を粉砕器にかけ染めの原料を作る。作業の後、雨が降る出す。
清水親子が雨の中、急な出荷作業をしていた。
カマドの焚火で暖を取りながら取り纏め

2009年12月3日 福祉農園周辺の地下水位上昇に関する調査報告

2009-12-03 | 農園作り
今年の5月に「お前ら、暗渠用チューブ潰したからだろ、
排水が悪くなって、ジュクジュクしてしょうがない」怒鳴り込まれた。
去年の5月にも、「福祉農園が見沼代用水下の堰に置いた土嚢をはずしたので、
畑に水が流れこみトラクターがはまった」と怒鳴り込まれた。

福祉農園は畑作を行っているので地下水位の上昇は困る。暗渠排水はきちっと効いている。
ただ地下水位が上がっているっていうのは、確かなのだ。

水田と違って畑の作物や苗木は適度に保水性と、排水性がないとちゃんと育たない。

福祉農園の周囲は苗木屋さん。地下水位上がると苗木が根腐れ起こす。

その辺の調査を県に要請していた。
今日、調査の報告をしたいというので農園へ出かけた。
約束の時間より私は早く着いたので、雨に濡れる農園を眺めていた。
見沼担当副課長、主幹、主査の3名が
時間通りやってきたので早速、報告を聞く

農園周囲の地下水位の上昇に関して
さいたま市の
農業環境整備課まで回って調査したようです。

地下水位の上昇の原因は、
通年通水とする確証は今のところ無い
と報告があったが・・。
見沼田んぼ福祉農園通信