blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

2009年11月18日 見沼たんぼ市民ネット運営会議

2009-11-21 | 風の備忘録 

会議内容 
「来て見て見沼たんぼ」の参加賞   
缶バッチのデザイン確認をする
「見沼たんぼクリーン大作戦」の開催に向けて  
開催日:平成22年3月14日(日) 

見沼たんぼの環境保全を一般の方々へPRするため、
見沼たんぼ市民ネットが中心となり、
市民と市の協働により、
一斉に見沼たんぼの清掃を行う「見沼たんぼクリーン大作戦」を開催します。
個人の方については改めて市報により募集いたします。
開催日:平成22年3月14日(日)※予定
主催:見沼たんぼ・さいたま市&市民ネットワーク(通称:見沼たんぼ市民ネット)
事務局:さいたま市 みどり推進課
見沼田圃係
    TEL:048-829-1413 FAX:048-829-1979

発表                          
「見沼たんぼのホームページ」登録団体活動報告
さいたま市みどり愛護会
日本野鳥の会埼玉県支部

報告
「私の好きな見沼たんぼ2009」写真コンクールのホームページ掲載



見沼田んぼ福祉農園通信

見沼たんぼクリーン大作戦

2009-11-18 | 風の備忘録 
「見沼たんぼクリーン大作戦」
主催:見沼たんぼ・さいたま市&市民ネットワーク(通称:見沼たんぼ市民ネット)
事務局:みどり推進課 見沼田圃係

見沼たんぼクリーン大作戦

実 施 日 時 : 2010年3月14日(日)午前中(少雨決行)
実施予定時間: 9時30分から12時 ※受付9から

実施場所:見沼たんぼ市民ネット参加団体(17団体)の各活動場所

合併記念見沼公園周辺(本部会場及び市主催場所)
実施の目的:清掃活動を通じ、市内外の多くの方々に、見沼たんぼの現状を理解してもらい、
見沼たんぼの自然環境や景観の保全に向けた一助となるよう意識の高揚を図る。

実施の概要:見沼たんぼ市民ネット参加団体(17団体)の
各活動場所を中心に一斉に清掃活動を実施する。
一般市民並びに特定の活動場所を持たない団体は、
市が設定する実施場所(合併記念見沼公園)にて、
清掃活動を実施する。
なお、一般市民が、各団体の活動場所での清掃活動を希望する場合は、
市が各活動場所を紹介する。


見沼田んぼ福祉農園通信

野鍛冶の記憶

2009-11-17 | 季節の便り

福祉農園の見沼・風の学校スタッフの人見君が今年の春から千葉で就農した。
彼のレポートが面白い。

#115 100年前からエコでした

農業青年部の産業祭対応ということで、
日曜日は焼きそば出店の手伝いをしてきた。
思いがけず、ここで面白い光景を見る。

噂には聞いていた、農発(農業用発動機=昔の汎用定置エンジン)の運転会だ。
興味深いものが多いので、出展者の方についつい色々と尋ねてしまう。


プチ運転会.jpg
こんなローカルな町(失敬!)にわざわざやって来てくれるとは驚いた。
パシュン!、スパン!という、歯切れ良く心地よい間隔の音が、来場者の
気を引くらしく、この一角は終始人がいる状態。
機械に興味がない人も、ここでは立ち止まってしまうようだ。

普段にも増してマニアックなものなので、『農発が、如何なる機械なのか?』
ということを簡単に説明する必要がある。


これらは、大正期から戦後10数年位の間に生産された作業用エンジンである。
エンジンは単体で台座に固定し、はずみ車に付いたプーリーにベルトを掛けたり、
軸に継手をかまして動力を取り出すことで、脱穀機やポンプなど、
様々な作業機を駆動することが出来る。


無論、現在の汎用エンジンも考え方は同じであるが、エンジンは小型・高出力化されており、
作業機への搭載性及び取扱い易さも飛躍的に向上している。
この小型汎用エンジンの普及と共に、農業の機械化も促進され、作業機自体の種類も増加をし続けた。
結果、今日ではほとんどの場合、最初から作業機とエンジンが組み合わされた
状態 (例 :耕うん機・発電機・芝刈り機など)で、一つの製品として扱われるようになっている。

ちなみに、エンジン単体での需要とは作業機メーカーが、
エンジンメーカーから供給を受けるという事であり、当然エンジンメーカーよりも作業機メーカーの方が多い。


農発が盛んに製造されていた時期、国内では西日本を中心にメーカーが乱立していた。
戦後の2輪車製造も、静岡を中心に同様の様相を呈していたが、農発の場合は、
趣味の対象として認知されるまでに時間がかかったことから、その生産実態や、
遍歴などについて考証が深まっていない部分も多い。
それが、今になってマニアを生み出す要因の一つなのかも知れない。


・・・何の資料も用意せず説明できる自分が少し嫌になる。


とにかく、現在の農家は両手では数えられないほどの、エンジン付き作業機を持っている
ことが普通だが、農発の時代は、″虎の子の一基″ だったことは想像に難くない。


大きく重い定置機関故、こなせる作業が限られていたとしても、人力に頼る作業が多い
中にあっては格別の貴重さを持っていたことだろう。


構造は原始的。とは言え、良く技術家庭科の時間に習うエンジンとも構造はかなり異なる。
まず、動弁系は露出。たいがいの機械の潤滑油は、機構に直接滴下させ循環しない。
冷却方式は、大きな鉄の鋳物のお椀に水を入れるだけ。水が蒸発したらまた足す。
点火装置は巨大なマグネトー箱だが、回転検出ではなく、リンクロッドでコイルの
一次電流を開閉しているのが面白い。


これらの、色々な部分が動いて見えるのが、なかなかコミカルなのだ。
全ての動きが動物っぽいというか、作り手の意思が伝わってくるというか。
無骨なのは、実用しか考えていないから当然なのだが、逆にシンプルで美しく
見える機能部品の集合体なので、飽きもこない。


こんなに面白そうなら、何年か前、どこかの農家さんで『持ってっていいよ。』と
言われたド鉄の塊を貰っておけばよかったと、少し後悔。

それで、こんな機械の中にもやはり例外はいる。
もうすぐ100歳.jpg
この縦型のエンジンは、ストン・ストン・ストン・パン! というような非定常な回り方をする。
不思議に思って尋ねてみると、

『負荷が入ったら普通に回るんだよ。
それ以外は、4回に一回位しか爆発しない。』
とのこと。
なんと、今で言うなら【気筒休止】メカではないか。しかも単気筒。
見ていると吸気バルブはほとんどお休み。時々、思い出したように動くだけ。

超低速回転で、
重いはずみ車(フライホイール)をトントンと回しているからこそ出来る芸当とは言え、
仕事しないときは燃料を食わないのは、使う側にとっても願ったり叶ったり。


おじさんは負荷をかけた時の音を聞かせてやると、
手ぬぐいをプーリーに押し付けてくれたが、ストールしてしまった。
展示用で、燃料のセッティングを薄くしてあったそうだ。

それと、機構の露出部位が少ないので、もしやと思って聞けば、『全損式潤滑で無い』だそうだ。
この機械、来年で100歳というから天晴れだ。この先進性に土下座したくなる。
やっぱり、昔のアメリカ製は凄いとしか言いようが無い。
ちなみに国内にはこの1台だけだそうだ。


エコエコ世間は騒がしいが、
この機械は、
そんなのハナで笑い飛ばすかのように一日中この機械は斜に構えた音を奏で続け、
カタカタと横にずり動いていく。
おじさんは、それをせっせと元の位置へと戻し続けるのだった。


新規就農者
http://agri.inaka-nikki.net/

2009年11月15日 団塊世代39人来園

2009-11-16 | 農作業
鴨飛来
     ムカゴを植えて2年、こんなに大きな里芋になったと話してくれた隣の農家
      地下足袋カタログ
◆作業内容
第1農園  ・キャベツ青虫取り ・ソルゴン跡地へ堆肥入れ&耕耘  ・残り1本だったタケノコ芋収穫&乾燥 
・トウガラシ干し ・ムロへ麦藁投入(ハウスの麦藁を使用)  ・藤の木などの剪定
・ニラの狩り揃え&除草
 ・里芋再乾燥、選別
第3農園 ニンニクの除草
  団塊世代39人来園
農園案内を終えて憩う39人の団塊世代
団塊世代、学習意欲旺盛「見沼学」10冊 を売り上げる。
◆作業リーダーの感想
日中の作業は暑いくらぃ、本当に天気が良く去年の収穫祭を思い出しました。 気持よかたです!!
団塊フォーラムの方々がいらして、見沼学に興味を持って下さったりして(特に見沼の歴史の豊富な2号)、
現在、福祉農園で実施中の農村景観・自然環境保全再生パイロット事業のコトと関連しますが、
活動の意義を社会的に認知させていくことが継続性に関わると思いました。
また農村景観・自然環境保全再生パイロット事業の豊富化につなげたいと思います。
本日の夕日
☆ 来週23日は、農業祭と収穫祭ですね ☆
一年の活動を同じ農園で作業している他の団体の方と労いつつ、
また新たな交流のきっかけになればと思って楽しみにしています!晴れますよーに!!byまりこ

2009年11月13日 地下水位の上昇の原因調査

2009-11-13 | 共生社会のデザイン
福祉農園のあるあたりは苗木栽培綾、福祉農園は畑作を行っている。
最近、地下水位が上がり苗木の根腐れなどの被害が予想され、
その不安から福祉農園に怒りが向けられるような事が何度かあり、その原因を県庁スタッフと調査して回った。
加田屋川に流れ込む暗渠排水の流量を確認する県庁スタッフ。
見沼代用水東縁付近を回り第3農園へ
GAPのトレーナーを小粋に着るキャプテン
地下水位の上昇調査を終えて、農園に戻る。畑では先週播いたえん麦が発芽していた。
農園野菜を販売をお願いしている「陶音」へ運ぶ
良太氏は小豆の選別作業。晴彦氏は画廊喫茶「陶音」で頂いたコーヒーカスを堆肥に戻す作業をする。

汗が生み出した景観・見沼田んぼ

2009-11-13 | 龍神伝心
見沼田んぼ福祉農園開園当時、
土地政策課専門調査委員として見沼田圃公有地化事業を担当した沼尚司さんは
農的若衆宿勉強会(2004.12.19)で以下のように述べている。
汗の先に見えるもの
昔、埼玉新聞の記事で、猪瀬さんがうまいこと言っております。
「見沼田圃将来像は、
私たちと見沼の関わりや日常の延長上に自然と見えてくるのかもしれない」そう言っているのです
。」
私も本当にそうだと思います。

汗をかいて見沼を耕し、その日常の延長線上に自然見えてくるのではないか。
先人たちの血と汗と涙、長い時間かけて磨きあげたこういう見沼。
汗をかいて、農地を耕すことによって、そういう中でそれが理解できる。
実際に汗をかいてこそ先人たちの思いが理解できる。そういうふうに思います。

見沼は私たちの生活の営み、日常生活の中にあってこそ意味のあるのだと思います。
見沼が荒れだしたというのは、
見沼が生活の場でなくなって、人々と見沼との関わりが薄れてきて、
人々の心までが見沼から離れてしまったこが、見沼を荒れさせた原因だと思います。

ですから見沼の保全活動というのは見沼から離れていった人の心を、
見沼に取り戻すことだと思っています。

そして見沼が人々の心を取り戻した時に、自然と見沼の将来像が見えてくるのでは、というふうに思っています。
見沼学1号「農的若衆宿勉強会 市民参加で農地を守る見沼田圃公有地化推進事業」より

市民参加で農地を守る 見沼田圃公有地化推進事業

2009-11-12 | 農作業
見沼田んぼ福祉農園開園当時、
土地政策課専門調査委員として見沼田圃公有地化事業を担当した沼尚司さんは
農的若衆宿勉強会(2004.12.19)で以下のように述べている

先ほどお見せした「輝く緑、土と水21世紀の見沼田んぼ」と言う記事の中に
「県生態系保護協会の池谷奉会長は公有地化のあり方や土地利用自体について
「市民農園も悪くないが、このままでは小さな公有地が点在するだけ。
芝川周辺を湿地帯に戻した方がいい」という主張だ。
1999年3月30日 開園を前々日の福祉農園
見沼俣全連代表の村上明夫浦和市議も『行政は生態系の価値を低くみている。
都市住民が本気で農業をやる必要はない』と市民農園などの活動に冷ややかだ。


見沼ファーム21の島田由美子前大宮市議は『沼に戻せというのは理想主義の暴論』と批判し、
市民が農家と体験を積み重ねる現場が生まれた点で公有地化を高く評価する。
福祉農園も同じ立場だ。」という記事があります。
2004年1月埼玉県議会ロービーにて 
農地法違反を理由に県が設置した福祉農園車椅子利用者用トイレ更新工事中止に撤回を求める交渉
自然や緑地に対する価値観は様々です。
ただ、人の手が入っていない自然が一番で、
見沼のような人の手が入っている自然は価値が低いというような、
基準で判断されるものではないと私は思います。

見沼の事を議論すると、出てくる意見があります。
それは、「見沼の将来像やグランドデザインを考えるべきだ」ということです。
私が見沼を担当していた時も「早く見沼の土地利用構想を作るべきだ。
見沼の将来像を考えるべきだ」という意見を頂きました。

公有地化が始まると「公有地化も土地利用構造を策定してやるべきだ。
そうでないと行き当たりばったりになってしまう」という意見も頂きました。
具体的に土地利用構想とか、グランドデザインとかを作ろうとすると、
規制を緩めるほうにシフトしてしまいます。
配布した資料に、「見沼田圃の歴史・沿革」というのがあります。
2004年12月19日 農的若衆宿勉強会
1975年の審査制度導入とか、1983年の見沼田圃保全検討委員会の発足とか、
1986年の「見沼田圃土地利用基本計画策定調査報告書」などがあるのですけど、
その度に見沼土地利用構想にチャレンジしてます。
しかし、一度たりとも陽の目を見たことがありません。

土地利用構想を作るべきとか
見沼田圃の将来像を考えるべきだと言う意見が盛り上がる時は、
いつも決まって、その背景にゴルフ場開発の話があったり、産業廃棄物処理施設の話があったり、
学校や病院や公共施設の立地の話がありしました。

何か開発案件の理屈付けをするために、土地利用構想の検討をしてきたように思います。
だから土地利用構想を作り、見沼のグランドデザインを作成したとしても、
それは後ろに控えている開発案件への免罪符を与えるだけというふうに思えてなりません。

見沼学1号「農的若衆宿勉強会 市民参加で農地を守る見沼田圃公有地化推進事業」より
2009年9月 11年目の見沼田んぼ福祉農園

2009年11月9日 見沼・風の学校スタッフ会議

2009-11-10 | 農園作り
風の学校スタッフ会議を開催
まず農園を回る
第1農園から第2農園ハウスヘ
地下水位が上がっているためか園内の溝や池の流れが悪く淀み、アオコが発生している。
今日はスタッフ会議がありました。
会議全体で感じたことは「人材育成」と「組織の運営」「農園活動」は別の問題ではないということです。
一人ひとりがスタッフとしての当事者意識を持つことが出来れば、
自ずと人材育成と農園活動の活性化に繋がることを感じました。
あらためて様々な課題が出てきましたが、協議会全体の問題から野菜の作付まで、
学生や社会人の区別なく知恵を出し合っていけたらいいなと思います。
byサキ
【作業内容
第1農園 
・かぶや大根の間引き
・キャベツの寒冷紗とり、害虫駆除
・落花生収穫 ・玉ねぎ除草
・ソルゴーをハンマーナイフで粉砕
第3農園
・さつまいも収穫 ・水菜収穫 
・唐辛子収穫
・耕耘機Hondaこまめメンテナンス

2009年11月7日 晩秋と初が交差した一日

2009-11-09 | 農作業
午前中は先週使って錆が気になっていた鎌研ぎをやりました。 
霜で灼けた大豆 蕎麦に霜が降りて葉が灼けていた
今年の小豆
作業内容〉 第一農園:芝刈り 鷹の爪の収穫 鎌研ぎ
プレハブ~シャッター小屋間に植わっていた木(4本)+乾燥小屋横に植わっていた木(3本)の移植
芝刈り
午後から木の移植に取り掛かりました
掘り出した樹を乾燥小屋の前に移植する。
 合計7本の木を乾燥小屋のネット前のところに植え込みました。
植え込みの配置をどうするかはセンスを問われるので結構悩みながらやりました。
また桜の根っこと格闘しながら穴を掘るのでけっこう体力を使いました。

畑作業はあまりできませんでしたが、
移植で体を使ったのでがっちり作業できた気分でした。
by クラシ