blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

5月15日 第13回かっぽフェスタ初日。

2013-05-15 | 共生社会のデザイン
第13回かっぽフェスタ初日。
県庁本庁舎と第2庁舎の間にできた
公園の通路に県内各地から出店。 

 「かぼとん(と聞こえる)とずっとお友達なの。
××の試合のと
きもかぼとん来てくれたんだよね。
△△のときもはげましてくれた
んだ。」 

コバトンには
彼女のような親友がたくさんいるのかもし
れないな…
とKさんは着ぐるみの中で思った。
 「古墳カレー食べに来てください。
古代米が前方後円墳の形にな
っていて
その周りを行田産の豆をすりつぶして入れたカレーが囲み、
いんげんの剣が立っています。:CILひjこうせん」

 「きみ子さん!山下さんだよ。
恩間新田農園のきぬさや、あと4
袋だから買ってもらおうよ。」

 「ン~~バス、バス、バス~ッ」、「こう?」
「ポーズきめてち
ゃだめよ!いらっしゃいませでしょ。」

どの子も地域で生きよう

2013-05-15 | 共生社会のデザイン

どの子も地域の公立高校へ・埼玉連絡会と埼玉障害者市民ネットワークにより
約25年間続けられてきた高校問題教育局交渉。
局側
は「教育長の意を体して」高校教育指導課主席指導主事を代表として、
義務教育指導課、県立学校人事課、特別支援教育課が出席する

本日は2013年度の第1回。

 来春高校受験するMくんは脳の病変のため手足にマヒが生じたからと、
中学校から特別な場へ行った方がいいと言われたが、
親子と
も「みんなと一緒に当たり前に生きたい」と通常学級で学び続けている。
中学校では体育の授業では一緒だと危険だからと、
特別支援
学級の生徒にまじってやってくれと言われ、結果として評価は1にされた。
美術でも技術・家庭も同様に1
テストもマヒのため筆記
に時間がかかるが配慮されないまま
受けてきたため点数が低くなっ
たまま評価されてきた。
最近連絡会と出会って初めて字の拡大など
の配慮を知り、
次回から学校にお願いするが既に3年生。
障害のた
めに内申点が低くされてしまった。
県は高校入試に際して、
「障害
による不利益がないように配慮する」というが、
すでに義務教育段
階で不利益が積み重なっていることをどう受け止めるのか、
こんな
実態のどこが公平・公正かと問いかけた。

 中学3年生の8割が公立高校全日制を希望していることを県も認めているが、
現実には6.5割の受け皿しか用意していない。
おお
ぜいの生徒が希望を実現できないのだから
点数のとれない障害児を
入れなくてもしかたないといった理屈で
教育局は思考停止しやすい

だが、高校のありかたの根っこは義務教育の中にある。
Mくんの
ように「この子は本来別の学校・学級が適切」と
市町村の就学支援
委員会が判断を下した子供が、
県内の小・中学校に推計3000人
もいる。
その子たちが多かれ少なかれMくんのようなお客様扱いを
受けてきた結果として、
公立高校を受験することすらありえないと
思わされ、
毎年特別支援学校高等部や私立の学校に流れて行く。
3
000人の子供たちが学ぶ小・中学校がそれぞれの場で、
一緒にや
る授業の工夫、評価のしかた、
共に生きる社会のありかたを探って
ゆくこと、
それらを蓄積してゆくことこそ、県として支援すべきこ
と。
全国学力テストの流れとは、まさに正反対だけれど。