作業は除草、ワケギの植え付けなど。サバイバルキャンプが終わると学生たちは故郷やゼミ合宿などへ。週末の農園は少しさびしくなる。 | |||
来年、開園10周年を迎える植えた樹も大きくなった。 | 改修が終わった農機具小屋の中 | ||
ちょっと淋しい昼食 |
南越谷駅頭の わらじの会のメンバー |
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わらじの会は, 障害のある人もな人もいっしょに街の中で生活していこうと、 30年前から活動している。 |
良太氏、 福祉農園の仲間『わらじの会』 の夏合宿に |
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写真左は良太氏が卒業した県立高校の先輩 良太氏は養護学校高等部ではなく 県立高校を卒業している |
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班長の野島さんと良太氏。 | 野島さんに「おばさんになったね」と声をかけたら野島さんは豪快に笑い返してきた。 | |
電車で移動組は車椅子利用者用 エレベーターを使て電車乗り場へ |
良太氏担当がジャンケンに負けたため、 今回は大好きな電車ではなく車で草津へ 残念! |
車に乗り込んだ良太氏 そして草津へ |
朝五時前 空がようようあかるくなりはじめたころに起き上がる。 テントで眠ったのは何年ぶりだろうか。 井戸のポンプをおして顔をあらい、歯磨きをする。 山の向こうから朝がやってくる。 見沼についたのは昨日の昼過ぎ。 トランクに着物サングラスといういでたちは農園にいた人々を驚かしてしまったようだ。なにをするのか、なにをしにきたのか、 あんまりよくわかっていなくて衝動で見沼にやってきた。 | |||
この日は,福祉農園における、 風の学校サマーキャンプ7日間の初日。 学生や障がいをもつ人たちが、 それぞれの作業にいそしんでいる。 大阪で猪瀬くんに出会ったのが去年、 この若者が農園代表の息子だということをしり、 その話をきくにつけ興味をもった。 東京に行くからと告げておしかけてきたのだった。 |
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料理の手伝いをしたり、 休憩時間に芝生のところで詩のワークショップをしたり、 草むしりをしたり、近所のおうちに、お風呂をかりて、 ミーティングに加させてもらったり、 ともかく暑いが草むしりがたのしい。 お釜と薪で炊いたご飯はおいしい、 若者たちがとてもいい感じで、みんな個性がある。 中学生から大学生 就職した20代もいる。 | |||
都心から25キロでこんなすばらしい自然があるなんて、信じられない。そして 都心にあるたくさんの大学から、ひじょうに意識の高い学生たち若者たちが集っている。近所の人も、そんな彼らを見守ている。 これまでの道のりは平坦ではなかったようだ。行政の担当者が変わったことで存続の危機にもあった。 農機具の盗難にもあった。 夜の勉強会では、見沼田んぼの歴史を教えてもらい、いまここにあるこの場所が アクションをおこした人々のおかげ、それに協力してきた人たちのおかげなのだとわかる。 今日の昼前に 近所のおうちにお風呂をかりにいき、着物にきがえて 駅までおくってもらう。 新幹線は帰省ラッシュ。大阪につくと、もっと暑かった。 視覚障害をもつ白井くんがココルームに遊びに来ていて、釜ヶ崎夏祭りをのぞきにいいった。また今日から 釜ヶ崎の夏祭りがはじまる。 | |||
上田假奈代(闘う詩人・詩業家)1969年奈良県生まれ 3歳より詩作、17歳から朗読をはじめる。各種イベント企画制作、ワークショップを手がける。 「ことばと声を人生の味方につけよう」と呼びかけ、活動を行なっている。 96年から、視覚障害者や高齢者、一般社会人、親子、大学生、中高生向けの詩のワークショップに取り組む。 04年から、現代文学との共同作業「BOOKS ARCHIVES」(朗読録音アーカイブス)を行なう。 異ジャンルとのコラボレーションやトイレ連込み朗読、ぽえ茶会シリーズ、 寝っころが詩朗読など、独自のリーデグスタイルを展開している。 朗読CD「あなたの上にも同じ空が」、「詠唱・日本国憲法」などを発表。 大阪フェスティバルゲートのcocoroom・特定非営利活動法人こえとことばとこころの部屋代表、 APM代表 http://www.kanayo-net.com | |||
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